自分の目的に合わせた投資信託銘柄の効率的な選び方について

自分の目的に合わせた投資信託銘柄の効率的な選び方について

2019.02.02

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種類が多い投資信託はどう選ぶべきか

投資信託には色々な種類のものが存在していますが、どのようにしてお勧めのものを選んでいくのが良いのでしょうか?効率の良い投資を行って行くためには投資信託の内容をしっかりと理解しておくことが必要です。投資信託のメリットを十分に把握しておけば利益を増やしていくことも可能になるはずです。

投資信託はメリットが多い投資の方法ではありますが、デメリットも存在していますので、出来るだけデメリットを被らないような方法での投資を常に検討していくようにすることも必要です。運用方法に2種類のタイプがありますので、自分の生活スタイルに合わせた利用を検討してみるといいでしょう。

投資信託によって資産の拡大を考える場合には、出来るだけ安全な投資をするために分散投資によってできるだけリスクを少なくしてみてもいいでしょう。

投資信託の基本をおさらい

初心者の方でも比較的リスクの少ない投資活動が可能になることで知られている投資信託は投資のプロに投資の運用をお願いする方法で投資活動を行っていきます。比較的少ないお金で投資活動をすることが出来るというメリットがあります。更には、複数の銘柄に分散して資産を投資することも可能ですので、リスクを最小限にすることも可能です。仮に一つの銘柄で損失を出してしまっても一方の銘柄で損失の補てんをすることが可能です。

投資信託は専門家に運用をお願いすること

投資信託は投資信託会社に預けたお金を専門家(ファンドマネージャー)が複数の商品に投資する方式で資産の各段を図っていきます。投資のプロが資産の運用を行っていきますので、非常にリスクの少ない投資をすることが出来るという魅力をもっています。投資が成功した場合には、成功額に応じた収益を手にすることができます。

絶対に投資に成功するという保証はありませんので、場合によっては元本割れをしてしまうこともあります。この場合も元本保証は一般的に行われません。専門家に投資をお願いしているからといって、出資者が全く投資に関する知識を持ち合わせていないというのは決していいことではありませんので、基本的な知識を持ち合わせているようにすることも肝要です。

少額から投資が可能

投資信託は小額から投資活動をすることができます。不動産投資による資産運用の場合にはかなり高額な費用が必要になりますが、投資信託の場合には10000円程度から投資活動をすることができますので高額な資産を持っていない方であっても投資を始めることができるということでも注目されています。

積立投資によって投資信託をする場合には毎月1000円程度の投資から始めていくことも可能です。

分散投資が可能でリスクが少ない

投資をする場合にはリスクの回避を常に考えておくことが必要です。リスクが実際に起こってしまった場合には、どのようにそれに対処すればいいのかを冷静に考えることが出来るようにシミュレーションをしておくことがおすすめです。例えば、分散投資をしておくことによってリスクを回避することが出来る要因なります。投資信託の場合には複数の銘柄への投資が可能ですので、分散投資によってリスクの回避をすることが可能になります。

更には、仮にトラブルに巻き込まれてしまっても他の投資で大きな利益を上げているのであれば、補てんすることも可能になりますので、精神的な動揺を最小限にすることもできます。いつでも冷静な投資活動をすることが出来るようになりますのでおすすめです。

諸経費が高いデメリットもある

信託投資は、プロを味方につけて投資活動をすることができるということで非常に魅力的ではあるのですが、プロに対して一定の手数料を支払うことが必要です。「販売手数料」「信託報酬」「監査報酬」などの手数料を支払う必要がでてきますので、それぞれの信託投資会社を比較して、出来るだけ手数料の安い会社を活用するようにすることが肝要です。

運用方法は2つのタイプがある

信託投資の運用の方法は大別して2つの種類のものがあります。市場の平均値よりも良い結果を求めていくアクチィブ型と市場とほぼ同じ結果を求めていくインデックス型があります。アクティブ型の方がお得な投資である様にも考えられますが、その分リスクも大きなものとなっています。

市場平均より良い結果を求めるアクティブ型

アクティブ型の投資は市場の平均よりも大きな利益を得ることが出来るようにできるだけ良い上演の銘柄を選ぶことをしていきます。また投資方法にも工夫を凝らしていきますので、大きな利益を得ることが可能になります。

しかしながら、ややチャレンジングな投資をすることになりますので、損失を出してしまうことも考えられますので、その点はあらかじめ心得ておくことが必要です。損失を出してしまうことも想定しておいて、どのように対応するのかを決めておくことがおすすめです。報酬はインデックス型よりも大きなものになります。

市場と同じ動きを目指すインデックス型

インデックス型の投資は、特定の株式指標(インデックス)「日経平均株価」「NYダウ」などと連動するように作られていますので、アクティブ型の投資に比べて利益は少なくなってしまいますが、かなり安定度の高い投資をすることを可能にしてくれます。

短期間での利益はそれほど多くありませんが、長期的にインデックス型の投資を行っていけば、トータルではアクティブ型の投資よりも大きな利益を上げることが出来ることも多いので長い視野で投資を考えてみると良いでしょう。

   アクティブ型の特徴

・市場の平均よりも上演の銘柄に投資

・ハイリスク、ハイリターン

  インデックス型の特徴

・市場の平均に合わせて投資をする。

・ローリスク、ローリターン

 

投資信託の選び方のポイント

投資信託を選ぶ際にはどのようなポイントを考えることが必要になるのでしょうか?投資信託はプロに投資をゆだねることになりますので、安定した収益を期待することが出来るようになりますが、手数料をプロに支払う必要がでてきますので、手数料をできる限り少なくすることを考えてみることが必要です。

また、プロに投資を行ってもらっているからと言って絶対に儲かるということではありませんので、例えば分散投資によって損失を補てんすることも視野に入れておくことが必要です。

手数料を抑えられる

信託投資は非常に魅力的ではあるが、手数料がかかるということで敬遠をしている場合が考えられますが、信託投資の場合でも手数料を抑えることが可能です。すべての手数料を0円にすることはもちろんできませんが、手数料の一部であれば0円にすることが可能です。

 購入手数料がかからないネット証券を選ぶ

投資信託を購入する場合に、銀行や郵便局、証券会社の窓口を利用することができますが、手数料が高くなってしまいます。一方で、ネット証券の口座であれば、購入は手数料が無料の場合が多いので、その分トータルの手数料を安くすることが可能です。

投資信託は保有している間も一定の手数料の支払義務がでてきます。できるだけ色々な工夫をして手数料を抑えるようにすることが肝要です。一般的に信託報酬は年率として保有しているファンドの額の0.05から3%必要になりますので、出来るだけ年率の低い投資信託を選ぶことがおすすめです。

更には、投資を解約する場合にも一定手数料が必要になりますので、出来るだけ手数料の少ないタイプかあるいは無料の投資信託を選んでいくようにするといいでしょう。

分散投資でリスクを軽減する

安定した資産の運用を考えるのであれば、分散投資を行ってリスクを分散するようにすることが肝要です。最近では、幾つかの分散対象がセットになったバランス型の信託投資も市場に出回るようになっています。

分散投資の対象になるものとして国内外の債券、株式、不動産、コモディティ(金や原油など)、などがあります。どのように分散すればいいのかと悩んでしまう場合には、バランス型の信託投資を活用するといいでしょう。

安定した利益を得るならインデックス型

アクティブ型の信託投資は手数料が高い場合が多いので、ギャンブル性の高い運用になりやすいというデメリットをもっています。ギャンブル性の高い投資の場合には投資に失敗してしまうと損益も非常に大きくなってしまいます。投資初心者は投資の駆け引きに長けていない部分もあるので、リスクを避ける意味でインデックス型で確実に利益を確保するほうが良いかもしれません。

毎月分配金型には注意

毎月分配型の投資信託は、毎月分配型がもらえる仕組みですので、定期的にお金が欲しい人には大変おすすめです。一方で、再投資型の信託投資は自動的に再投資が行われるシステムになっていますので、利益がどんどん増えていくというメリットがあります。トータルでみると再投資型の方が多くの利益を得ることができるはずです。

純資産が多いファンドを選ぶ

投資信託会社を選ぶ場合には純資産の多いファンド(投資信託会社)を選ぶようにすることがおすすめです。純資産が多い多いファンドであれば、多少の運用失敗の際にもファンドが倒産してしまうことはありませんが、純資産の少ないファンドの場合にが、トラブルに巻き込まれてしまうと途端に繰上償還(運用の中止)になる可能性も高いのでその点は注意が必要です。

満期無しの無期限で投資ができる

投資信託には満期日が決まっているタイプのものとそうでない無期限タイプのものがあります。無期限タイプのものを選んでおくと自分の好きなタイミングで投資の取り崩しあるいは売却を行うことが可能です。

投資信託の買い方の手順

投資信託を買う場合の手続きはどのようにするのがいいのでしょうか?投資活動を行うためにが、証券口座が必要ですので、それをまずは開設しなくてはなりません。その後は自分が興味を持った儲けが出そうな投資先から商品を購入することになります。

証券口座を開設する

自分が、購入したいと思っている銘柄を取り扱っているネット証券で口座を開設することからスタートします。銘柄自体は銀行や郵便局、証券会社の店頭から購入することができますが手数料が高くなってしまいます。ネットで口座開設すれば手数料を安くすることが可能です。あるいは、無料にすることも可能です。

購入する

日本株や債券など自分が投資したい投資先を選んで購入するようにするといいでしょう。より安全な投資を考えるのであれば「バランス型」や「インデックス型」を選ぶと良いでしょう。手数料や満期日などを比較して自分が購入したいと思う魅力的な銘柄を選んでみるといいでしょう。

購入する場合には「積立」か「一括」かどちらの方法で購入するかについても自分で決めるようにするといいでしょう。また、「金額指定」で購入するか「口数指定」で購入するかについても決めなくてはなりません。初心者の場合には金額指定で買うほうがわかりやすいといえます

2018年に人気の投資信託おすすめ銘柄

2018年に人気の投資信託おすすめ銘柄については、自分が理想としている投資の方法が手堅い運用を可能にしてくれるインデック型であるのか積極的な投資を可能にしてくれるアクティブ型であるかを分析してみて、おすすめの投資先を選んでみるようにすると良いでしょう。

特に多くの投資家によって人気を集めておいるアクティブ型の信託投資とインデックス型の信託投資は以下の様になっています。

手堅い資産運用のインデックス型

インデックス型の信託投資は非常に手堅い投資を可能にしてくれます。手堅い分収益はアクティブ型よりも少なくなってしまう傾向にあります。できれば、購入手数料が無料になるタイプの投資信託を選ぶようにすることがおすすめです。また、資産の運用性を高めるために、償還日が無期限のものを選ぶようにしてもいいでしょう。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 三菱UFJ国際投信株式会社

eMAXIS Slim はバランス(8資産均等型)タイプの信託投資です。三菱UFJ国際投信株式会社がそのサービスを行っています。純資産総額:162.56億円、信託報酬:0.159%以内というサービス内容になっています。国内外の株式や債券にバランスよく投資するバランス型ですので、着実に資産を増やしていくことが可能です。コストが安いという魅力を持っていて、純資産が増えるほど信託報酬も下がる仕組みです。

iFree8投資バランス

iFree8投資バランスは、純資産総額:97億円、信託報酬:0.22%のバランス型の投資信託です。eMAXIS Slim バランスと同様の8資産均等のバランス型となっていまして、コストも安いという特徴があります。また、eMAXIS Slim バランスと違いは投資対象に韓国は入っていません。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 三菱UFJ国際投信株式会社

eMAXIS Slim 先進国株式は三菱UFJ国際投信株式会社が主催する新設のインデックスファンドです。純資産総額:47.60億円、信託報酬:0.1095%以内となります。指標株式はMSCIコクサイ インデックス(円換算ベース)が導入されています。2017年2月末から販売が開始され、業界最低水準の運用コストを目指すことが運用方針になっています。

ニッセイ外国株式インデックスファンド ニッセイ・アセットマネジメント

ニッセイ外国株式インデックスファンド ニッセイ・アセットマネジメントは指標株式にMSCIコクサイ・インデックスが使われています。純資産総額:768.90億円、信託報酬:0.20412%以内となります。

主な投資先は「アップル」「エクソン・モービル」「マイクロソフト」などの名立たる企業ですので、リスクの少ない投資が実現します。運用期間はそれほど長くありませんが、低コストタイプの信託投資であり着実に資金を集めていて、今後の成長に期待が持てることで注目を集めています。

楽天・全世界株式インデックスファンド 楽天投信投資顧問

楽天・全世界株式インデックスファンド( 楽天投信投資顧問の純資産総額)は131.89億円、信託報酬は0.22%です。指標株式にはFTSE・グローバル・オールキャップ・インデックスが使われています。この信託1本で世界の大型株から小型株まで投資できるというメリットがあります。運用期間は短いのですがその分コストも安くなっていて今後に期待できる投資信託です。2017年のファンドオブザイヤーで1位を獲得しています。

三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド 三井住友アセットマネジメント株式会社

三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド(三井住友アセットマネジメント株式会社)は純資産総額:135億円、信託報酬:0.16%のインデックス型の投資信託です。指標株式にはTOPIX(配当込み)が採用されています。東証一部上場の全銘柄の時価総額の変化を指数化したTOPIXが指標となっており、時価総額の高い銘柄の影響を受けやすいという特徴を持った信託投資です。

積極的に利益を狙うアクティブ型

アクティブ型の投資信託は比較的リスクが大きくなってしまいますが、積極的に利益を狙って行くには最良の信託投資です。購入先の信託投資会社を選ぶ際には購入手数料無料で、償還日が無期限のものを選ぶようにすると効率よく資産運用することが可能です。

ひふみ投信 レオス・キャピタルワークス

ひふみ投信 レオス・キャピタルワークスは資産総額が1兆円を超えている日本最大級のファンドです。信託報酬は1.0584%と決められています。(保有継続年数5年以上で0.2%、10年以上で0.4%還元となります。)1回1万円からの積立投資も可能「毎月同額つみたて」と、2ヶ月に1回引き落としなど「自由つみたて」の方法がありますので自分なりの投資プランを考えることができます。

日本の成長企業を中心に分散投資をしているという特徴があります。株価が下がりそうだと判断されると、株を売却し一時現金化でダメージを減らすことが行われます。

ノーロード明治安田日本株式アクティブ 明治安田アセットマネジメント株式会社

ノーロード明治安田日本株式アクティブ( 明治安田アセットマネジメント株式会社)は純資産総額:3.90億円、信託報酬:年0.275%の投資信託です。TOPIXを上回る利益を狙うアクティブ型のファンドとして人気を集めています。インデックス型とほとんど変わらない信託報酬が大きな魅力の信託投資です。

自分の目的に合った投資信託を選ぼう

投資信託はプロの方に投資の代行をしてもらうことが可能であるというメリットがありますが、アクティブ型の投資とインデックス型の投資の2種類が存在していますので、自分の投資プランに合わせて投資信託会社を選ぶようにすることがおすすめです。また投資信託は比較的リスクの少ない投資ではありますが、リスクは全く無い訳ではありませんので、分散投資を行って投資のリスクを下げるようにすることも必要です。

また、様々なリスクの可能性を最小限のものにするために、できるだけ大きな資産を保有している投資信託会社を選ぶことも必要です。投資信託をする場合であっても最低限の投資に関する知識を持つようにすることも必要です。全く投資に関する知識がないと、投資信託であっても投資のリスクが非常に大きなものになってしまうことが考えられます。

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