登山靴ゴローがおすすめな理由 自分の足に合わせて作るオーダーメイド靴 オーダーメイドで作る登山靴ゴローのお店は、東京都文京区本駒込にある、登山靴が専門の、登山用品のお店です。もともとは、著名な登山家、植村直己さんを始めとする、ヒマラヤ遠征隊員が数多く買いに来る、本格的な登山専門家のお店でした。最近では、登山靴以外にも、ハイキングシューズ、ウォーキングシューズなどのお洒落な靴も置くようになり、全国からの山を愛する人、アウトドア派の方や、女性のお客さんも増えています。 登山靴は、オーダーメイドで一人一人のお客さんの足に合わせて木型を作っています。時間と費用はかかっても、職人によるミリ単位での調節で、その人にピッタリの靴が作れます。ゴローの登山靴のオーダーメイド方法は、3種類あります。一つめは、フルオーダー。二つめは、セミオーダー。三つめは、既成の靴をその場で微調整してもらうオーダーです。お店では、プロの職人が採寸して、足の個性、特徴を丁寧に説明してくれます。外反拇指も甲高でも、職人製法の技術で履きやすい自分だけの登山靴が出来上がります。 登山靴の為に世界中から集められる材料 登山靴は、命に関わることもある大切な靴です。ゴローの店主、森本勇夫さんは、それを第一に考えて靴作りは決して手を抜くことがないそうです。登山は、長期間のときも、難所を登って靴が傷むときもあります。一日に何時間~何十時間歩く靴が、何十年も履ける靴なのは、山を愛する気持ちと、登山靴職人の熟練した技術でできています。 ゴローは、登山靴のために全力を尽くして、世界中から材料を集めます。靴の耐久性を高める材料、足の負担を軽減する素材を追求し、日々改善しています。工場の材料の倉庫には、溢れそうなほどの靴の材料があるといいます。森本さんは、ここにある材料が何ひとつなくても靴はできないといわれたそうです。登山靴の皮は、以前はスイス製でしたが、現在はドイツ、イタリア製で、靴紐のフックはオーストラリア製です。 生涯履き続けられる登山靴 ゴローの工房では、店主の森本さんと、6人の靴職人さんが登山靴を作っています。靴職人になるまでには、個人差はありますが、ひと通り覚えるのに5~6年はかかるそうです。森本さんは、若い頃からここで、30年以上靴を作り続けています。職人さん達には、自分で履く靴を作る、と思って作るようにと指導されているそうです。一時、ウォーキングブームになったときは、注文が殺到して半年待ちだったこともあったといわれていますが、現在は、約3ヵ月くらいで出来るようです。既成靴ブーティエル(薄茶)は、在庫しだいでお持ち帰りできます。 ゴローの靴は、山から帰ったら適切な手入れをして、ソールを張り替えるなどのメンテナンスをすると、何十年ももちます。長年愛用することで、履けば履くほど靴は自分の体の一部のようになって、しっくりと馴染んできます。ゴローの登山靴は、大切に手入れをすることによって、生涯履き続けられる登山靴になっていきます。 足を守るゴローの登山靴 防水性と透湿性に優れたエグリー インナーは冬用で、ゴアテックスデュラサーモを使用しています。防水性があり蒸れにくい性能になっています。保温性も高く、冬季の登攀と縦走に適しています。インナーはテントシューズとしても使用できます。受注生産で、グッドイヤー製法。サイズは、23cm~28.5cm。重さ1200g(25.5cm)。皮はイタリア製、裏だし皮革です。ソールは1136ロッチャー、1230A-9。お値段は、税抜き価格で55.000円。 ?3シーズンの縦走にS-8 春夏秋の3シーズンの縦走と、冬山は初心者向けの入門程度の登山靴です。足首の深さは、好みに合わせてオーダーできます。別料金で、こば金を付けて10、12本爪ワンタッチアイゼンも使用可能です。受注生産で、グッドイヤー製法。サイズは、22.5cm~29cm。重さ1.150g(25.5cm)。皮はイタリア製、裏だし皮革です。ソールは1230A-9。お値段は、税抜き価格で35.000円。 ?学生向けのエイティーン 学生さん向きの登山靴です。春夏秋の3シーズン、重装備での縦走に使えます。足首は浅めで動きやすく、値段もお手頃で、高校山岳部、大学の登山サ-クル向きです。受注生産で、グッドイヤー製法。サイズは、23cm~28.5cm。重さ1.150g(25.5cm)。ソールは1149モンタニア。お値段は、税抜き価格で26.000円。 スリ-シ-ズンの登山にブ-ティエル 履き始めから足に馴染む登山靴です。春夏秋の3シーズンと、冬の低い山に適しています。底が柔らかいので歩きやすく、足首の深さは好みに合わせてオーダーできます。10本爪の軽アイゼンを装着可能です。受注生産で、ステッチダウン製法。濃茶、黒の2色があります。サイズは、21.5cm~28.5cm。重さ800g(25.5cm)。ソールは1230A-9ショック付き、1136ロッチャー。お値段は、税抜き価格で31.600円。 軽登山にワンタッチダックベルクロ 軽登山とバイクツーリングに適した靴です。着脱は強力なベルクロベルトで、ワンタッチで簡単にできます。受注生産で、ステッチダウン製法。茶、濃茶、黒の3色があります。サイズは、23cm~28cm。重さ600g(25.5cm)。ソールは1230A-9、1136ロッチャー。お値段は、税抜き価格で32.000円。 タウン履きにもゴローの登山靴 かかとが浮きにくいチロリアンシューズ深型 靴底は軽量で、返りがよいEVAも選択できます。茶と黒は受注生産で、ステッチダウン製法。濃茶は既成靴で、調整できます。サイズは、23cm~28.5cm。重さ750g(25.5cm)。ソールは1149モンタニア。お値段は、税抜き価格で29.000円。 すっきりとした見た目のプレーントゥハーフ 街で軽やかに歩ける靴です。見た目はすっきりとしていて、歩きやすいです。受注生産で、ステッチダウン製法。茶と黒の2色があります。サイズは、22cm~27.5cm。重さ400g(25.5cm)。ソールは2644ガムライト、1149モンタニア、1136ロッチャーで受注生産になります。お値段は、税抜き価格で24.000円。 手縫いのワークブーツモカシン6インチ 足の甲のおわんのところは、手縫いで仕上げています。受注生産で、ステッチダウン製法。茶と黒の2色があります。サイズは、24cm~27.5cm。重さ780g(25.5cm)。ソールは1149モンタニア。お値段は、税抜き価格で29.000円。 ゴローの登山靴のお手入れ方法 防水ワックスを靴全体に薄く塗る 登山靴の手入れ方法は、一つめは、防水ワックスを靴全体に薄く塗ります。二つめは、20分くらい置いて乾いてきたら(裏出し皮の登山靴は1回目のみ、1時間以上)、靴ブラシで空磨きを丁寧にします。 登山後は水洗いで汚れを落とす 登山から帰って来たときは、よく水洗いをして汚れを落とし、陰干しでよく乾かします。そして、登山靴のお手入れ、防水ワックスは必ず靴全体に薄く塗って、乾いたら靴ブラシで空磨きをよくしてください。山へ行くたびに、水洗いと登山靴の手入れをします。 10~15回に1度は栄養ワックスを塗る 10~15回に1度、栄養ワックスを靴全体に塗って手入れをしてください。この手入れは、陰干しが終わったあとに行って、そのあとは防水ワックスと空磨きのいつもの登山靴の手入れをします。 こまめなケアが長く履き続けられる秘訣 登山靴は、汚れをよく落として、よく乾かして、10~15回に一度の栄養ワックスと、毎回の防水ワックスで保護します。愛着のある、自分にピッタリの靴を快適に長く履けるように、こまめなケアをしましょう。登山靴がよく手入れされて、状態がよいということは、登山中のケガなどのトラブルも防止しますし、長く険しい山道を歩くときの疲労を軽減します。「靴は手入れがいいと、ちゃんと恩返ししてくれる。可愛がってあげなきゃ。人間も可愛がってあげないと、逃げちゃうでしょ」と森本さんはいわれたそうです。(出典:ものづくりを訪ねる/土屋鞄製作所) 靴は、風通しが大切です。野外の物置、車のトランクなどは、カビがついたり、傷みやすくなるので置かないでください。風通しのいい、靴棚などに置きましょう。 ゴロー登山靴を履く際の注意点 履き始めは少しずつ慣らす 新しい登山靴の履き始めは、短時間で少しずつ馴らしていきます。最初は合っていると思っていても、街を新しい登山靴で試しに歩いていると、違和感が出てくる場合もあります。新しい登山靴は、必ず毎日、短時間ずつ歩いてみて、長い期間で試します。ソックスと、靴紐との調節も、いろいろ試してみてください。登山靴なので、馴らすときは平地だけではなくて、ちょっとした坂や、石の階段なども歩いてみましょう。革の靴は、履き込むと柔らかくなってきますし、靴の重みがあるので、よく時間をかけて、自然にフィットするまで馴らします。 靴擦れした場合は我慢せず手直ししてもらう 靴擦れなど、足に合わない場所があるときは、手直ししてもらうことができます。足に当たりが硬い、きついなどの問題は、シンを抜いたり、皮革を伸ばして修正できます。お店では手直しに、基本的には代金はかからないそうですが、必要な場合は材料代がかかることがあります。郵送で手直しをする場合は、送料がかかります。 ゴローのお店の登山靴以外の製品 バッグは、高品質のスイスガルサーを使用。ゴローのバッグは馬具職人が縫製しています。パーツの交換、修理もできます。ベルトは、厚みのある皮革で、逞しさを表現。渋い色合いが素敵です。そのほか、在庫によって既成のウォーキングシューズ、ハイキングシューズ、皮革小物、ウェア、下着などもあります。 ゴローの登山靴で山登りを愉しもう 自分に合った、よい登山靴での登山は、ケガなどの防止にもなり、疲労も少なくなります。春秋冬の山々のための靴、冬の険しい登山もできる靴、軽やかに街を歩くタウンシューズなど、ゴローの靴は、足を守って、山登りをサポートしてくれます。 世界からの厳選された材料で、自分のために作られた登山靴。靴を大切に、適切なケアをすることで、靴は何十年も長持ちして自分の足の一部のようにしっくりと合ってきます。山を愛する登山靴の専門家が作った靴で、楽しく快適な登山をしましょう。 RELATED POSTS 関連記事一覧 筋トレ効果が出始める期間を知ろう|筋トレの目的別効果も大公開 | 2020.04.06 人気の「ダンベルスクワット」で鍛えよう。正しいフォームや効果とは | 2020.04.06 男性用の白髪染め初めての方は必見|どこから見ても隙のない男へ | 2019.09.05