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トヨタのスポーツカーでドライブを楽しく。魅力や人気車種をチェック
2018.02.27
昔も今も愛されているトヨタのスポーツカーは、男心をくすぐるたくさんの魅力であふれています。また、人気漫画にも登場したことで知名度がぐんと上がったことでも知られていますよね。今回はそんなトヨタのスポーツカーに迫っていきます。
男心を鷲掴みにするスポーツカー
スポーツカーの定義
そもそも「スポーツカー」とは何かというところですが、はっきりした定義はなく乗用車の一種であって、中でも高速走行性能や操縦性能を重視したものが多い傾向にあり、一般的には走る楽しさを追求した娯楽思考の強い車両です。
操縦するスポーツ性や走らせるということに重点を置いているため、特徴的には一般的な乗用車よりも車両重量に比較してより強力なエンジンを搭載していることが多い。
そのため優れた動力性能を持っていて、それに見合った強力なブレーキ性能と操縦性、そして安定性を持ち合わせているので、2人乗りが多い傾向となっています。
スポーツカーの魅力
スポーツカーの魅力はどのようなところにあるのでしょうか。確かにエンジンの性能などから考えて、スピードを求めてスポーツカーに乗っているという人もいますが、結論からいうと定義でも上げたように「走る楽しさ」を味わっているからだといえます。
走ることに対する楽しさや喜びをスポーツカーを通して味わうことができるのが本当の魅力なのです。ですのでスポーツカーを製造しているメーカーは「長時間の運転も楽しい」、「車に乗ることを喜びに変えたい」と考えながらスポーツカーを設計しています。
単なる移動手段、輸送手段にしてしまうのではなく、車そのものの魅力を大いに感じさせてくれているのです。
スポーツカーが高性能だと言われる由縁
スポーツカーは「走る楽しさ」を追求したものですが、それ以外にも車として高性能だといわれています。そういった理由があるのかいくつか上げてみました。
強力なブレーキの性能
スポーツカーは車両重量に比較して、より強力な高回転エンジンを積み込んでいますし、ターボなどの加速性能搭載のものが多く採用されています。エンジンが強力だということはそれだけ止まるときにもしっかりと止められる力がなくては安心できません。
そのためスポーツカーのブレーキは、最高速度以上に高性能なものを搭載しており、しっかり止まることができるのです。
タイヤやサスペンションなどの足廻り性能
スポーツカーの足回りは、すべて弾性があるしなやかなものが使われています。また車体が軽いほうが前進するための力が少なくすむので、高価な素材が使われていることも多いです。
ハンドルの旋回性能
一般的な乗用車の場合、ハンドルを切ると切った方向にゆっくりと反応するようになっていますが、スポーツカーはすぐに反応し、方向転換を始めるまでの時間が格段に早いです。
後輪駆動の場合は、後輪が回り込む形でスピンしますので注意して運転しましょう。このハンドルの旋回性能のため、いわゆるドリフトのようなこともしやすくなっています。
トヨタスポーツカーブランドGR
【画像URL引用http://toyota.jp/gr/】
トヨタスポーツカーのブランドでもあるGRは、モータースポーツ直系のスポーツカーブランドで普段乗りの車でありながら、走ることが楽しい車を目指しています。最高に気持ちいい乗り心地といわれ、初めてGRブランドのスポーツカーに乗ると、多くの人がその体感に驚きます。
またGRには走りについて追求した、台数限定の究極スポーツモデルである「GRMN」、本格スポーツモデルで操縦する喜びを日常的に実感できる「GR」、ライフスタイルに合わせて走りを楽しむエントリースポーツモデルである「GR SPORT]の、3種のモデルが用意されて折それぞれにいくつか車種があります。
歴代のトヨタスポーツカー
トヨタのスポーツカーで歴代の人気車種をいくつか見ていくと、まずはトヨタスポーツカーの魁でもある「トヨタスポーツ800」。1965年発売のこのスポーツカーは「ヨタハチ」と呼ばれ人気が高いものでした。
1970年に登場した日本発のスペシャリティーカーとして人気が出た「セリカ」は、自分好みにエンジンやトランスミッション、インテリアなどをカスタマイズすることが可能です。
そして、1972年発売の「カローラ・レビン」は、1600ccクラスのライトウェイトスポーツカー。セリカよりも大衆的なモデルで位置づけられています。
次に1978年に登場したのが「スープラ」。なんと2代目まではセリカの高級モデル「セリカXX(セリカダブルエックス)」として販売されていた車種。
「86(ハチロク)」は、2012年にFRレイアウトのスポーツカーとしてスバルと共同開発で誕生したスポーツカーで、高級志向のライバル車たちが1000万円を超える価格なのに対し、199万円から購入可能というところでも話題となったスポーツカーです。
根強い人気のトヨタ 86(ハチロク)
86(ハチロク)の歴史
【画像ページ引用http://toyota.jp/86/gallery/】
そもそも86(ハチロク)は、1983年に登場したAE86と呼ばれる4代目カローラ・レビン/スプリンタートレノの共通車両型式番号からきていて、このAE86は漫画「頭文字D(イニシャルD)」で主人公が公道バトルで使用しているのがこの86でした。
当時その人気はすごいもので、1987年のAE86生産終了後はこのイニシャルDの人気によって中古車価格が高騰し、その現象の影響により2012年トヨタ自動車がスバルと共同開発した「後輪駆動」スポーツカーを、トヨタブランドとして5年ぶりに生み出すきっかけともなりました。
愛され続ける理由
イニシャルDの影響でとても知名度が高く、中には青春の1ページを86とともに形づくった方も多いですよね。そんな86が愛され続けているのにはわけがあるのです。
FRのハンドリング性能が追求され、その性能がよく、サスペンションなどが単純なつくりのため交換やチューニングが容易で、若者からの人気が高いのです。30年以上たった今でもAE86の中古販売価格は高値のままですので、それだけ愛されているスポーツカーといえます。
兄弟車スバルBRZとの違い
現代のトヨタ86は、ご紹介したとおりスバルと共同開発しており、兄弟車であるスバルのBRZとは少々違いがあるようです。まず車内にあるメーターがBRZは、デジタルスピードメーターを採用したメーターパネル。一方86は、スポーツカーを意識した目盛り、数字書体で表示配置などにこだわった。
またシートにも違いがあり、BRZはヒップポイントを地上400mmにあわせ、車との一体感が出るようにホールド性に優れたシートが採用されている。しかし86は、体を深く面で支えるシートバックとクッション断面を追求したものを採用。
そして足廻りであるホイールは、BRAが17インチホイール、86が18インチホイールとなっている。
燃費についても高評価
スポーツカーとしてその燃費性能は評価の高いものとなっています。大体13.0km/lほどのエコ走行ができます、エンジン性能やスポーティーな走行をしていてこれだけ燃費がいいのですから、評価も高くなることがうなずけますね。
燃費については走り方や発進方法、ガソリンの温度などによってかなり前後しますが、一定の条件の元で走行してこの性能は購入を考えていればうれしいですよね。
86(ハチロク)の今後
なんと2020年に新型の噂が出ており、それもフルモデルチェンジして水平対向エンジンを搭載する可能性もあるという情報が出てきています。それだけではなく、歴代のトヨタスポーツカーであるスープラやセリカが、新型として発売が予想されているというファンには待ちに待ったうれしい復活があるかもしれません。
今後どんな進化を遂げていくのかトヨタのスポーツカーに期待していきましょう。
ただの移動手段ではなく運転を楽しみに。
スポーツカーの魅力など改めてみていくと、車に乗る意味に迫っているようなそんな気持ちになります。せっかくスポーツカーに乗るのであれば、移動手段としてそのドライブ時間を使うのではなく、「運転を楽しく、走る喜びを」味わって乗ってみてください。
また、車を買い替えようか検討しているのであればスポーツカーも視野に入れてみてはいかがでしょうか。