初心者でも気軽に使えるケトルベル。全身の機能を高める有酸素運動
CYCLING 2018.07.25
初心者でも気軽に使えるケトルベル
やかんのような形で持ちやすいケトルベル。ロシア伝統の筋トレ器具であるケトルベルは、初心者でも気軽に使える便利なアイテム。ケトルベルを使って、効果的にトレーニングを行い、自分の目指す体作りをしましょう。
ケトルベルの効果
初心者でも気軽に使えるケトルベル。ケトルベルを使ったトレーニングの効果について見てみましょう。
体幹トレーニングとしておすすめ
やかんのような形状で、重さを利用してトレーニングを行うため、一見ダンベルと同じと思われがちですが、ダンベルとは効果が大きく異なります。
ダンベルのように、重さの中心を持つのとは違い、ケトルベルの持ち手部分は重心から離れているため、不安定で扱いにくくなります。そのため、ケトルベルを持つ手や体は、バランスを保つために必要な細かい筋肉や体幹の筋肉を活性化。全身の筋肉を使うことになるので、体幹トレーニングとしてもおすすめのアイテムなのです。
ダイエットにも良い
ケトルベルは、重さだけでなくバランスを取りながらトレーニングを行うことができるアイテム。反動を利用したトレーニングをすることで、効率よく筋力をアップさせることができます。また、ゆっくり動かしながら反動をコントロールすることで、全身の筋肉をくまなく鍛えて代謝もアップ。痩せやすい体を作ることができます。
心肺機能と持久力の向上
有酸素運動にもなるケトルベルトレーニングは心肺機能の向上に効果的で、心肺機能が向上することで、持久力も向上し、疲れにくい体を作ることができます。また、ケトルベルを使ったトレーニングを続けていくことで、筋肉の持久力もアップ。長時間のトレーニングにも対応できるようになり、筋肉疲労が起こりにくくなります。
タイムセーバーとしても効果的
ケトルベルを使ったトレーニングは、筋力アップや心肺機能の向上、痩せやすい体作りなど、いろいろな効果を気軽に手に入れることができます。筋トレと有酸素運動を同時に行うことで時間を短縮でき、タイムセーバーとしても効果的。忙しくて、いろいろなトレーニングを行う時間をとれないという人にもおすすめのアイテムなのです。
初心者向けケトルベルのおすすめトレーニング方法
初心者でも手軽に使えるケトルベル。初心者向けケトルベルのおすすめトレーニング方法を見てみましょう。
初心者向けのスイング
初心者や忙しくてトレーニングする時間がとれない人におすすめのトレーニング方法、スイング。へそよりも上にケトルベルを持ち上げないことで、安全に背筋群を鍛えることができます。
肩幅よりも大きく足を開き、両手でケトルベルを持ちます。ケトルベルを両足の間で前後にスイングさせることで、お尻や腹筋、背筋を強化。ケトルベルを戻すときに、ブレーキをかけることを意識して行うことで腹筋群を効果的に鍛えることができるようになります。最初は10回くらいを目安に行いましょう。
スイングと並ぶケトルベルの代表的なトレーニング方法のスナッチ
スイングと並ぶケトルベルの代表的なトレーニング方法にスナッチというのがあります。全身の筋肉を使うので筋持久力や心肺機能の向上に効果的。
両足を肩幅よりも大きく開き、膝を曲げて、片手でケトルベルを持ちます。ケトルベルを足の間に引き込んだら、反動を利用して頭上まで持ち上げましょう。ケトルベルを頭上まで持ち上げるときは、ひじを軽く曲げ、頭上まで持ち上げたらひじを伸ばします。
スナッチは、勢いのあるトレーニング方法なので、ケトルベルを離さないように注意しましょう。また、周囲に人がいるときも行わないようにしましょう。最初は10回くらいを目安に行います。
クリーンと呼ばれる種目
スイングと同様に、初心者でも手軽に行うことができるクリーンと呼ばれる種目。スナッチのように頭上まで持ち上げることがないので、適度な有酸素運動を行うことができます。
肩幅よりも大きく足を開き、片手でケトルベルを持ちます。スイングのときのように、ケトルベルを前後に動かし、ケトルベルが前に来たとき、肩までケトルベルを持ち上げましょう。クリーンは、上腕二頭筋や背中、お尻、太ももを効果的に鍛えることができます。
また、片手ではバランスを取りにくいという人は、両手に1個ずつケトルベルを持ってトレーニングを行ってもかまいません。重すぎるケトルベルを使うと、初心者には負荷がかかりすぎてしまい、故障の原因にもなるので、少し軽いかなと思うくらいのケトルベルから始めましょう。最初は10回から20回を目安に行います。
筋トレやトレーニングにケトルベルを使おう
筋力アップ、代謝アップ、心肺機能の向上、持久力の向上など、全身の機能を効果的に向上させることができるケトルベルを使ったトレーニング。腹筋や腕立て伏せのように、ピンポイントに筋肉をトレーニングするのではなく、バランス力も必要となるケトルベルは、体幹も鍛えられ、忙しい人におすすめのアイテムです。筋トレやトレーニングにケトルベルを取り入れて、有酸素運動を行い、全身の機能を高めましょう。