J−REITのおすすめの銘柄と選び方。情報収集がカギになる

J−REITのおすすめの銘柄と選び方。情報収集がカギになる

CAR / MOTORCYCLE 2018.07.25

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J−REITの魅力とおすすめポイントを紹介

一度は「REIT」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか。最近流行している投資信託の仲間で、英語の「Real Estate Investment Trust」の頭文字にJapanの頭文字であるJが付けられており2009年に証券取引所に上場した商品です。 資産家から集めた資産で不動産を購入し、その運用利益を投資家に分配します。RIETでは複数の投資家で投資することができるため、現物の不動産よりも少額で投資できることが大きな魅力です。 REITにはさまざまな銘柄があり、それぞれメリット・デメリットが大きく異なります。自分の条件に合った賢い投資をしましょう。

J−REIT銘柄の種類

J-REITの銘柄には3つの運営方法と、その中に不動産の種類が5つあります。オフィスビルへの投資に特化しているもの、住宅に特化したもの、ホテルやリゾート施設に特化したもの、商業施設に特化したもの、複数の不動産に投資するものがあります。

特定の不動産に特化して投資する特化型

景気に左右されない住宅特化型

常に入居者がいる住宅に投資することは、商業施設に比べて人々の需要が高いことから常に安定した収益を見込むことができます。長いスパンでの投資を検討しており、尚且つ安定してキャッシュを手に入れたい方におすすめです。

景気の影響を受けやすい商業系の特化型

売上が消費者の需要によって左右される商業施設への投資は、景気の良し悪しが分配金に大きく影響を与えます。景気がよいときに投資をするのであればハイリターンが望めますが、逆に景気が悪くなってしまうとあっという間にハイリスクな投資に変わってしまうのです。

リスクの分散をする複合型と総合型

特価型に対して、さまざまな用途の不動産に分割して投資することを複数用途型・総合型REITといいます。ここでは少ない金額を2種類以上の不動産に同時に運用することによって、商業型のようなリスクの物件に対しても最低限のリスクヘッジをしながら投資することができるのです。 J−REIT初心者の方や、景気動向の分析・不動産知識にあまり詳しくない方でも損失を大きくすることなく始められますし、何よりさまざまな種類の不動産での資金運用を実際に体験できるのはよい勉強になることでしょう。

自分の投資スタイルに合ったものを選ぼう

安定した少額の収益を得るか、多額の投資で大きなリターンを得るかは個人の考え方によります。自分の運用スキルや投資家としての力量をしっかり理解した上でREITに挑戦することをおすすめします。ネット上などの情報に惑わされずに自分なりの選び方を習得することで、長期間の運用をすることが可能になります。

最新J−REITおすすめ銘柄

実際に最新の景気動向を分析したうえで、今大注目のおすすめ銘柄をご紹介します。今後更なる伸び率が期待される不動産を比較してみてください。

いちごホテルリート投資法人

「ホテル特化型リート」であるいちごホテルでは、近年特に需要の高いホテル産業であることに加えてイチゴリゾートが実現するあらゆる付加価値で投資価値を高めている不動産です。スポンサーはいちごホテル株式会社。インバウンド強化が騒がれる昨今では、リゾート産業に対する期待値が高まっているので成長性はばっちりです。 【参考情報:https://www.ichigo-hotel.co.jp/

投資法人みらい

大手総合者三井物産グループとイデラ・キャピタルが手掛ける総合型の銘柄です。両スポンサーの不動産ビジネスにおけるストロングポイントを最大限に活用しているため、多様なアセットカテゴリーに投資することができます。 大手企業のこだわりが盛り込まれているだけあって不動産の付加価値が非常に高く、格付けではA?の評価を受けるほどです。 【参考情報:http://www.3476.jp/ja/feature/strategy.html

インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人

インベスコグループがスポンサーになっている事業所主体型の投資信託会社です。スポンサーのグローバルな事業展開から、国内外の投資家の動向を正確に把握することが可能です。こちらも投資法人みらいと同様に投資信託の格付けではA?を取得しているので、安心して資産運用を始めることができます。 【参考情報:http://www.invesco-reit.co.jp/

マリモ地方創生リート投資法人

外資系運用会社フォートレスインベストメントグループがメインスポンサーを担当しており、大手通信会社ソフトバンクをサブスポンサーとする投資法人です。16段階の格付けでも上から3番目のA評価を得ており、非常に信頼の高い総合型案件です。 【参考情報:http://www.marimo-reit.co.jp/

J−REIT銘柄の見るべきポイント

見るべき重要なポイントを紹介していきます。

利回りの高さは銘柄選びの重要ポイント

NOI利回りとは、準営業利益を物件価格で割った指標のことです。NOIとは、Net Operating Incomeの略称。不動産投資における純利益のことを指します。NOI利回りが高いほど収益性が高く効率的に運用できているということなので、銘柄を選ぶ際に参考にすると上手に運用することができます。 NOI利回りは高いほどよいとされていますが、一般的には土地価格が安く、資産価値の上がりにくい地方物件や郊外物件ほど高くなる傾向があるので、覚えておくとよいでしょう。

信用格付けの高いものを

投資案件に対する格付けについてですが、こちらは国の財務状況・業界の分析を行った上で、どれだけ信用できる物件なのかを示す指標です。最高評価はAAAで、こちらも一つの指標になります。格付けを行っているのは民間の会社なので、自己責任で活用して下さい。

スポンサー企業の規模や信頼性は重要

投資において物件のスポンサーの存在は非常に大切です。その物件に対する期待値や信頼性を表す重要な指標であるといえるでしょう。投資をする前にどの企業がスポンサーとして選定されているのかをしっかり確認するようにしましょう。

運用会社の経歴はしっかり調べる

いくら運用の格付けランクが高かったとはいえ、必ずご自身でその会社の能力を判断するようにしましょう。運用会社のこれまでの経歴をしっかりと調べることは、どのような段階を踏んで会社が成長してきたのかが明らかになります。

J−REIT銘柄選びはしっかりと情報収集すること

資産運用とだけあって、大きなリターン望む気持ちはあっても損が出ないよう慎重に投資先を選びたいところ。今後の国内経済状況をしっかりと分析するためには情報収集が要になります。無理のない範囲で是非J-REITを楽しみましょう。

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