「タープで焚き火」しても安全な素材選び。雨や寒い日が楽しくなる

「タープで焚き火」しても安全な素材選び。雨や寒い日が楽しくなる

FISHING 2018.07.19

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雨天時に焚き火がしたいけれど

焚き火は寒い時期はもちろん、夏場でも飯盒炊爨(はんごうすいさん)をするときに必要になるものです。雨天でもキャンプができるタープはとても重宝します。タープを購入しようとしている人で、どのようなタープがよいかメリットなどを紹介していきます。 火に強いタープはどの素材なのか、タープ下で焚き火をするのにおすすめ商品も見ていきましょう。またタープを自作できる方法などもありますので、一緒に学んでいきましょう。

火に強いタープの素材の特徴

タープの素材には火に強いものや、軽い素材のものなどさまざまな種類があります。タープの下で焚き火をするのですから、火に強く万が一火が燃え移ってしまったときでも、対応できるものがおすすめです。

コットンないしはコットン混紡の生地

コットンタープは火に強く多少火の粉がついても穴が開いたり、燃え広がりにくいのが特徴です。また使用しているうちに布に織りムラや、生地のざっくり感が出てくるため愛着が湧いてきます。 生地がしっかりしている分、日差しの強い日でも日よけとして使えます。しかしコットンは非常に重いということが最大のデメリットです。

難燃性の加工をした化繊の生地

難燃性とは燃えにくい素材のことをいい、ポリエステル素材などは燃えにくくコットンに比べて、重量が軽いのが特徴です。また防水性に優れていて雨が降っていても安心で、濡れたタープは乾くのがとても早いので重宝します。 薄い化繊は遮光性が少なく、日差しが強いときなどは暑くなってしまいます。化繊生地の最大のデメリットは火の粉などが上がったときに穴が空きやすいということです。

火に強いおすすめタープ

キャンプには欠かせないおすすめのタープを、いくつかピックアップしました。お気に入りのものを見つけて見ましょう。

テンマクデザイン ムササビウイング

素材がポリエステル65%×コットン35%の棍紡のため、火の粉への耐久性が優れていて、撥水加工もされているため水に耐久性があります。遮光性が高いため、夏の暑い日差しの中でもしっかりと濃い日陰を作ってくれます。独特な美しいカーブをしているためとても人気の商品です。

FIELDOOR 組立て簡単!! ワンタッチタープテント G03 スチールフレーム 3.0m/2.5m/2.0m 風抜けベンチレーション 高耐水加工&シルバーUVカットコーティング 紫外線カット 遮熱

ワンタッチタープで大人二人ゆっくり持ち上げるだけで、簡単にタープが組み立てられます。タープ初心者の人におすすめの商品です。タープにはUV加工が施されているため、夏の暑い時期でも安心して使用できます。素材はポリエステルですので軽くて持ち運びも便利です。

モンベル ルーフプロテクター

素材は防火加工が施された綿100%で雨天時などに、タープの下で調理や焚き火を行う際は、火の粉や熱を遮断してくれます。また煙をタープの外へ逃がしてくれますので、衣類に煙の匂いがつきにくいです。汚れた場合は洗濯もでき、劣化しにくい素材ですので長く使えるでしょう。

タトンカタープ 1TC

コットン65%・ポリエステル35%のポリコットン素材を使用していて、遮光性と火の粉へのある程度の耐性があります。色はベージュと薄茶色の二色ですが、口コミを見ているとベージュはカーキに近い色のようです。サイズは425×445cmで大きさは大人四人でも十分余裕があります。

焚き火用タープを作ってみる

元々あるタープの下に新たにつけて、本体タープから火を遮るタープを自作してみましょう。意外と簡単にできます。

焚き火の上に設置するタープの作り方

自分の理想のタープを紙に描いてみて、どのような形にしたいかを考えてみましょう。

防炎マークがついた生地を選ぶ

防炎素材の特徴は、繊維などの可燃物の燃えやすい性質を改良して防炎性能を与えると、小さな火源を接しても炎が当たった部分が焦げるだけで、着火しにくくなります。また防炎素材のものは万が一着火しても自己消火性により、容易に燃え広がることはありません。扱いやすいのはポリコットン素材の混合素材か、綿100%がよいでしょう。

防火したい範囲の大きさに合わせて裁断する

好みのサイズが決まったら、生地を裁断して縫い合わせる作業に入ります。タープが大きい場合は縫い合わせる必要があるので、縫い代分を忘れないようにしましょう。なるべく糸はしっかりとした「30号ミシン糸」を使用することをおすすめします。

ミシンで端をぐるりと縫う。生地の縁を1cm程度折り返して縫いつける。

生地の縁を縫い補強していきましょう。生地が分厚いものですと、少し縫いづらいかもせれません。タープを長持ちさせるために重要な項目ですので、しっかり行いましょう。

穴を開けハトメを付ける

ハトメパンチがあると便利です。手持ちのポールのサイズに合わせてハトメをつけていきます。3000×3000mmのタープの場合、穴は四隅とそのあいだの合わせて8個を目安にしましょう。

グロメットを付け補強する

生地にそのままグロメットを付けると破れてしまうので、革や布で補強することをおすすめします。グロメットは手芸屋などに置いてありますので購入してみてください。 これで完成です。自作ですと愛着もあり、キャンプもさらに楽しいものとなるでしょう。

秋冬のキャンプも寒さとおさらば

寒い日のキャンプは焚き火がなくては始まりません。しかし、難燃素材は防火素材ではないため、火が直接当たらないように焚き火の高さに注意したり、タープの高さや張り方にも注意する必要があります。 キャンプ場によっては火を焚ける場所が決まっている所もあるため、確認した上で行ってください。規則を守って楽しいキャンプにしましょう。これで寒い日や雨の日でもいつでもキャンプが楽しめます。

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