ヘッドランプをつけて山に登ろう。安全な装備におすすめの11品

ヘッドランプをつけて山に登ろう。安全な装備におすすめの11品

CAR / MOTORCYCLE 2018.07.13

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登山に必要な装備

登山にまず最低限必要な装備として、リュック、トレッキングシューズ、帽子、サングラス、レインウェア、タオル、コンパス、地図などがあげられます。さらに連泊などとなるとテントやシュラフなど必要なものが増えます。 特に夜間行動する場合はヘッドランプが欠かせません。キャンプから本格的な登山まで夜道を照らしてくれるヘッドランプ。さまざま種類がある中で、あなたの用途にあわせた一品を選べるよう、その特徴とラインナップについてみていきましょう。

ヘッドランプは登山に必要

街灯のない山道において、暗い中の歩行に欠かせないのがヘッドランプ。周囲を照らすランタンと並んで、使われる機会の多いツールです。 夜間のキャンプ場の移動から山小屋やテントで連泊をする本格的な登山など、ヘッドライトを使うシーンはアウトドアではたくさんあります。ヘッドライト自体も大きさ、明るさ、機能もさまざまで、値段もさまざまで、数え切れないほど多くの種類が発売されています。

薄暗い早朝からの登山や日が暮れてきたとき

登山において足元を確認しながら進むことは命を守る面でもとても重要です。特に薄暗い早朝から登山する際や、日が暮れてきての下山など、灯りのない山道で、足元を確認しながら、進むのにヘッドライトは欠かせないツールです。 斜度のきつい斜面や、木々に囲まれた山道、がれきの多い道など、暗い中では足を滑らせるだけで怪我の危険性が高いのが登山です。

おすすめヘッドランプの特徴

最近では、軽量なものや、高輝度なもの、明るさを切り替えられるもの、バッテリーと照明が別れているものなど、利用シーンや登山日数などでさまざまな種類のヘッドランプが販売されています。おすすめのヘッドランプの特徴についてみていきましょう。

軽量で邪魔にならないタイプを選ぶ

頭にバンドで固定し、登山の際に邪魔にならないヘッドランプ。両手が自由になり、顔を向けた方向を明るく照らしてくれることで、進む山道の状態を確認できます。また手元の地図や遠くの標識などを確認するのにも役立ちます。ベルトが細いものよりも太いものを選んだほうが、長く愛用できます。 頭に装着するので軽量で邪魔にならず、しっかり固定できる必要があります。さらに簡単でスピーディーに装着できることが求められます。LEDの普及によって軽量で長時間の使用にも耐えるものが多くラインナップされています。また、突然の雨や川に落ちても耐えられるよう防水性もチェックしておきたいところです。

用途によって光を切り替えできるタイプ

暗い山道では遠くを明るく照らしてくれることで、道筋を確認したり、山道の状態を確認できるので、照度の高いものが適しています。しかし、手元を明るくして地図や道具を確認する際には、明るすぎるとまぶしくて逆に使いにくい状態にもなります。 各社そのような要望に応えるため、2種類の照度を調整できるスイッチを用意しているものが増えています。照度の高い白色LEDで遠くまで明るく照らし、電球色などのやわらかいLEDで手元を確認するなど2つのLEDの明るさや色などで各社個性を競っています。また、自動で点灯するものや、モーションセンサーを搭載したもの、頭の傾きに合わせて照らす角度をより見やすいように調整するものなどオリジナルの機能も搭載してきています。

バッテリーとの一体型

電源に関しては照明部分とバッテリー部分が一体型になっているものを選びましょう。高照度のものになるとバッテリーと照明部分が別になっていることもありますが、登山の際には装備を少なく、軽量にし、簡単に素早く装着できることが重要です。バッテリーが分離されているとそれだけでも、装着が複雑化し、手間がかかってしまうのもデメリット。そのため、バッテリーと一体型のものでも十分な明るさを確保できるものがありますので、よく検討しましょう。 バッテリーに関しては、充電式と乾電池式の2種類が一体型にはあります。充電式なら、より軽量で、電池を持ち運ぶ必要がなく、ランニングコストも抑えられます。ただし、連泊や長時間充電できない環境ではバッテリーがもたないので、再充電ができない恐れがあります。乾電池式なら電池を交換するだけで点灯を続けられます。電池代がかかるのと、予備の乾電池を荷物にもつ必要があります。登山内容に合わせて、自分のスタイルにあったヘッドランプを選びましょう。

高照度のヘッドランプは低山や日帰りの場合は不要

あなたの登山スタイルが日帰り登山中心な場合、人や周囲の状況が確認できるぐらいの50ルーメン以上の明るさのヘッドライトがおすすめです。明るすぎるヘッドランプを使っても、重く、バッテリーを消費するだけで、必要以上の明るさになってしまいます。 高照度ブームで500ルーメンや10,000ルーメンを超える商品も出ています。もし、冬山や夜間に移動する登山の場合でも100ルーメン〜300ルーメンもあれば十分でしょう。明るすぎるヘッドライトで照らされると目がくらみ他の人に迷惑をかけることもあります。テントの中でもまぶしくて日中のような明るさが必要な場面はあまりありませんので、商品選びには明るさのルーメンをチェックしましょう。

おすすめヘッドランプの紹介キャンプ用

ヘッドランプの特徴を踏まえて、おすすめのキャンプ用の手軽なヘッドランプについてみていきましょう。

スノーピーク ソリッドステートランプ ゆきほたる ES-020

スノーピークが販売するヘッドランプ。LEDランタン「ほおずき」が、ヘッドライトとして商品化。シリコンシェードを押しこむことでスポットモードでのヘッドライトとしての利用できます。また、シリコンシェードを広げると光が周囲に拡散して、テント内での吊り下げ型ミニランタンとしても機能します。 照度:Hi-80lm・Low-8lm バッテリー:単4アルカリ電池×3 重量:68 g 点灯時間:55時間 防水等級:IPX4

mont-bell コンパクトヘッドランプ 1124657

汎用性の高い単3形電池1本で使用でき、軽量コンパクトながらも明るいヘッドランプです。歩行に適した高輝度白色LED(1灯)と、目に優しい電球色LED(1灯)を装備。ニッケル水素充電池でもリチウム電池でも対応。5色の中から選べます。 照度:Hi-45lm・Low-15lm・電球-5lm バッテリー:単3アルカリ電池×1 重量:69g 点灯時間:27時間 防水等級:IPX6

ロゴス ヘッドライト 明暗センサーヘッドライト 74175564

暗いと光り、明るいと消える、LOGOSの明暗センサーを搭載したヘッドライト。点消灯の切り替え操作が不要なので、明暗場所の行き来もストレスがありません。通常モードにすれば常時点灯も可能。 照度:57lm バッテリー:単4アルカリ電池×3 重量:80g 点灯時間:7時間 防水等級:—

おすすめヘッドランプ日帰り登山や低山トレック用

キャンプ用からワンランクアップして、100ルーメン以上の日帰り登山や低山トレックに向いていいるヘッドランプについておすすめをみていきましょう。

モンベル パワー ヘッドランプ

明るさ 160 ルーメン、照射距離 110m の明るいヘッドランプです。歩行を目的とした高輝度白色LEDが1灯と、目に優しい電球色LEDの2灯を装備しています。ニッケル水素充電池、リチウム電池にも対応しています。 照度: Hi-160lm・Low-25lm・電球-20lm バッテリー:単 4 アルカリ電池×3? 重量:91g 点灯時間:40時間 防水等級:IPX6

ペツル ティカ XP/TIKKA XP コーラル ヘッドライト E99HC

白色光はワイド、ミックス、スポットと3段階の明るさを選べます。さらに4段階の白色光モードやブーストモードを使うと、一時的に最大光量を照射できます。電池の残量がほぼなくなると自動的に赤色モードに切り替わり、最少の光量を保つ状態になります。 照度:120lm BOOST 160lm(コーラル)180lm バッテリー:単4アルカリ電池×3 重量:85g 点灯時間:8時間 防水等級: IPX4

LEDLENSER LEDヘッドライト SEO5グレー 釣り/登山/トレラン用

180ルーメンの明るさと、独自のリフレクター技術で、遠くから周囲まで用途に合わせて自在に照らせます。いざというときのために点滅モードも搭載。 15%から100%の間で自由自在に明るさを調節する無段階ディマー機能つき。赤色LEDではテント内などでの地図や道具の確認がまぶしくなく行えます。 照度:Hi-180lm・Low-20lm バッテリー:単4アルカリ電池×3 重量:105g 点灯時間:7時間 防水等級:IPX6

おすすめヘッドランプ連泊登山用

上級者でもつかえて、軽く、バッテリーが長続きする、連泊登山にも使えるおすすめのモデルについてみていきましょう。

マムート T-Base 0001/black 2320-00322

小型で軽く、バックパックやスーツケース、あるいはポケットの中にいれて持ち運んでも邪魔にならないマムートのヘッドランプ。 二段階の明るさレベルを調節可能な2種類のLEDは、20メートル先まで照らし、80時間の使用が可能です。 照度:40lm バッテリー:単4アルカリ電池×3 重量:72g 点灯時間:80時間 防水等級:IPX6

GENTOS LED ヘッドライト USB充電式? GB-77TTR

GENTOSのガンビットシリーズのUSB充電モデル。専用のリチウムイオン充電池を搭載した最も明るいモデルです。布ゴムバンドを使用した一般的なヘッドランプとしての使用の他、バンドを使わずヘルメットに直接マウントすることも可能なモデルです。 照度:300lm バッテリー:専用バッテリー 重量:約187g 点灯時間:6時間 防水等級:防滴

LEDLENSER LEDヘッドライト SEO7R 釣り/登山/トレラン用

レンズとリフレクターの長所を組み合わせた光学システムで、ムラがなく、不快グレアを抑えた光が特徴。ワイドからスポットビームを無段階で調節可能です。 照度:220 バッテリー:専用バッテリー or 単4アルカリ電池×3 重量:93g 点灯時間:5時間 防水等級:IPX6

レッドレンザー H7R.2 7298 スポーツ アウトドア アウトドア小物

バッテリーボックスのマルチファンクションホイールはホイールを長押しするとプログラムが変更され、ホイールを回すと調光もしくは点滅速度の速さを調整が可能です。ライトユニットのチルトは4段階。照明のベゼルリングを回すとレンズが前後に可動するタイプとなっています。 照度:300 バッテリー:専用バッテリー or 単4アルカリ電池×3 重量:165g 点灯時間:4時間 防水等級:IPX6

GENTOS LED ヘッドライト? GH-002DG ANSI規格準拠

防塵・防滴(IP54準拠)で1mの高さから落下しても耐久性を維持。照射距離は36m。リフレクタータイプで50度の範囲で可動するヘッド。ヘッドプッシュスイッチを採用。 照射距離36m照度:50lm バッテリー:単4アルカリ電池×3 重量:80g 点灯時間:8時間 防水等級:IP56

夜道の登山は危険なのでヘッドランプを装備しておこう

大切な人とのトレッキングや楽しい仲間との登山など、アウトドアを思いっきり楽しむなら泊りがけで行きたいところ。しかし、山の危険性をよく認識し必要な装備を備えて向かうことは自分だけでなく、大切な人の命にも関わることです。 特に夜道の登山は危険がつきもの。用途に合わせて必要なヘッドランプを装備して、快適な登山を楽しみましょう。

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