ロードバイクは能力的に3つにわけられる 平坦/上り/下り平均以上 オールラウンド ロードバイクのタイプのひとつ、オールラウンドタイプ。多くのロードバイクは、このオールラウンドで、低価格のエントリーモデルにも多いのが特徴です。 オールラウンドタイプは、平坦な道はもちろん、上りや下りも平均以上の走りをみせてくれる万能タイプなロードバイク。 ハンドリング、軽量性、耐久性ともに優れ、振動吸収性やスピードを考慮しても、全体的にバランスよく安定したパフォーマンスで、価格もお手頃なものが多くあります。 レースを目的とする場合はもちろん、趣味として、通勤通学などとして、日常生活の中で利用するという場合でも、オールラウンドタイプが最適といえるでしょう。 平坦/下りスピード良し エアロロード 平坦な道を高速で走れるように設計されているエアロロードタイプ。フロントフォークやダウンチューブに工夫を盛り込み、とことん空気抵抗を減らすように作られています。 優れたハンドリング性能と、軽量性、そしてスピード感のよさが最大の魅力。また、脚力がタイヤの回転にリンクされるよう、硬いフレームで剛性力を高めています。 軽量性にはやや欠けている点がデメリットですが、フレーム以外のパーツを軽量なものにカスタマイズすることで、トライアスロンや、ロードレース用のロードバイクとして使用することも可能です。 長距離快適 エンデュランス 長距離向けのエンデュランスタイプのロードバイクは、コンフォートロードともいわれています。ロングライドを重要視しているため、重量や走行性能は、オールラウンドやエアロロードにくらべるとやや劣ってしまう点が。 しかし、快適な乗り心地はダントツです。オールラウンドタイプのロードバイクに比べ、緩やかな前傾姿勢となっており、衝撃を吸収し、疲れにくい設計にこだわっているのがエンデュランス。速さよりも快適性にこだわるなら、エンデュランスタイプのロードバイクがおすすめです。 長距離のツーリングや山道を楽しみたいという人なら、エンデュランスタイプがよいでしょう。 ロードバイクを大きく3つにグレード分け 優秀な移動手段として エントリーモデル 初心者向けともいえるエントリーモデルは、価格帯が10万円前後なのが特徴です。安価なカーボンを使用したフレームと、アルミ製のホイールを使用しているものが多く、重量は8kg~、性能はクロスバイクと同等程度~となります。 とはいえ、一般的な自転車よりも高い性能なので、優秀な移動手段として活用するのがおすすめ。街乗りや通勤通学に使う、ダイエットや運動不足の解消目的、趣味やリフレッシュとしての目的なら、エントリーモデルタイプのロードバイクが最適です。 レースを視野に入れる ミドルクラス(ロウアー~アッパー) 中級者におすすめなミドルクラスのロードバイク。価格帯は15万~50万~90万円前後とかなり幅があります。もう少し細かくいうと、10万~20万円がロウアーミドルクラス、30万~50万円がミドルクラス、60万円~90万円がアッパーミドルクラスの価格帯といわれています。 カーボン製のフレームが多く採用されており、ロードバイクの醍醐味を楽しむことができるグレードといえるでしょう。 完成車を購入することもできますが、フレームのみの場合は、ホイールやコンポなどパーツ交換でクラスアップ可能となります。 レースを視野に入れているならミドルクラスのロードバイクがおすすめ。また、ある程度知識があり、カスタマイズを楽しみたいという方にも最適といえるでしょう。 プロ仕様のハイエンドクラス 上級者やプロ向けのハイエンドクラスのロードバイクは、平均100万円以上の高価な価格帯であることが特徴です。車でいえば、1000万円以上の高級車となりますね。 ハイエンドクラスのロードバイクは、軽量で質感の違いがすぐに実感できるほど。ただし、このロードバイクの良さを本当に引き出すためには、それなりの脚力やトレーニングが必要となります。 具体的に挙げると、 ・走行中に受けるさまざまな空気抵抗を理解し、それを十分に生かせる理想的なポジションで走り続けることが可能な体力。 ・剛性の高いフレームが必要なスプリント力。 ・高級ロードバイクの性能をフルに発揮することができる十分な脚力。 などがあります。 こうしたこともあり、ハイエンドクラスのロードバイクは、主にロングライドやヒルクライムなどにも適しており、レースに出ることを主な目的としている人におすすめです。 自転車メーカーが威信をかけて完成させたプロチーム仕様のもので、重量は6~7kgほど。高性能カーボンやデュラエースコンポ、カーボン製ホイールなど、軽量化と剛性にこだわった技術力の結集ともいえるロードバイクです。 技術力高い実力派メーカー 最先端のカーボン成型技術 TREK(USA) 1976年にアメリカで誕生したTREK(トレック)。わずか5人から始まった創業当時は、自転車の可能性が注目され始めた頃でもあり、瞬く間にマウンテンバイクメーカーとしての地位を確立しました。 高品質な自転車を追求し続け、現在では世界最大のスポーツバイクメーカーに成長を遂げています。OCLVという、高いカーボン技術力を誇っており、常に革新的で高性能なフレームを生産し続けてきました。 最先端のカーボン成型技術を生かし、空気抵抗をとことん抑えたマドンや軽量フレームが魅力の「エモンダ」、衝撃吸収性に優れたフレームを採用した「ドマーネ」などが主要モデルとなっています。 その先進的な技術を屈指したロードバイクは、ツールドフランス7連覇という輝かしい実績を重ねました。ロゴデザインが力強く印象的なロードバイクを提供している老舗メーカーです。 上位モデルS-WORKSの凄み Spesialized(USA) 1974年、マイク・シンヤードによってアメリカ・カリフォルニアで設立されたSpesialized(スペシャライズド)。当初はMTBのイメージが強い総合自転車メーカーでしたが、2000年代に入ってから、アクアサポーネにフレームを供給してからは、世界トップクラスの総合自転車メーカーにまで成長しました。 TREKと同様、空気抵抗を抑えた「ヴェンジ」やヒルクライムに最適な「ターマック」、エンデュランスタイプの「ルーべ」の3つを主要モデルとし、TREKとともにアメリカのロードバイクメーカーとして君臨しています。 ロードレースの世界では、多くのプロチームにバイクを供給し、2014年ツールドフランス優勝などの実績を重ねていて、軽量でデザイン性も高く、レディースモデルも良いものが多いのが魅力です。 高いカーボン技術の由緒あるメーカー LOOK(フランス) 1984年にフランスで誕生したLOOK(ルック)。スキーのビンディング機構を採用したペダルシステムで一躍脚光を浴びました。 自社工場での高度な製法によって完成されるカーボン素材のチューブは、速さのステータスシンボルといえるでしょう。プロトタイプのカーボンフレームを採用したロードバイクは、1986年ツールドフランス優勝にも貢献しました。 近年では専用ピラーや可変ステム、オリジナル規格のクランクなどを備えた完成度の高いロードバイクも人気となっています。 実力派の新興メーカーKUOTA(イタリア) KUOTA(クォータ)は、イタリアで2001年に設立されました。もとはイタリアでも屈指のカーボンフォークメーカーでもあったため、高い技術力を生かして独創的なカーボンフレームを次々とリリースし続けています。 その大胆な発想は、ヨーロッパでも高い注目を集め、プロチームにも供給されるまでになりました。ツール・ド・フランスの山岳ステージでは区間優勝にも貢献し、レースでの実績が高い自転車メーカーです。 伝統に裏付けされたブランド力あるメーカー 世界最古の自転車ブランド Bianchi(イタリア) イタリアのBianchi(ビアンキ)は、1885年、エドアルド・ビアンキによって創設された世界最古の自転車ブランドです。創業130年の伝統を守り続けながらも最新のカーボンバイクを提供し続け、イタリアを代表する総合自転車メーカーにまで成長を遂げました。 Bianchiのシンボルでもあるおしゃれなチェレステカラーの「チェレステ」は、「青空」を意味するもの。Bianchiのロゴをよりいっそう引き立ててくれる、鮮やかなカラーが高い人気を誇っています。 おしゃれ高級自転車の代表格 PINARELLO(イタリア) 1960年代後半にイタリアのジョパンニ・ピナレロによって創業されたPINARELLO(ピナレロ)。イタリアンバイクの名門として世界に君臨するメーカーのひとつです。 カーボンバックや量産マグネシウム合金フレーム、左右非対称フレーム、そして、特徴的なオンダフォークなど、常に時代の最先端を極め続けています。 ツールドフランス4回優勝という実績を重ね、2016年ルイヴィトン傘下になりました。 イタリアで最多販売数 Wilier(イタリア) 1945年創業されたWilier(ウィリエール)。正式名称は「ウィリエール・トリエスティーナ」といいます。バッサーノの商品だったピエトロ・ダル・モリン氏が私財を投入して設立した自転車工房「スチールホース」がその始まりです。 第二次世界大戦後、生活のための自転車は、スポーツとしてのサイクルに変貌を遂げていきます。現在イタリアでは、ロードレースは、サッカーとともに人気のスポーツのひとつとして発展しています。 Wilier社の開発したロードバイクは、卓越した技術と高品質なものを供給し続け、1940年代後半にツールドフランスで多くの勝利を重ね、現在でも世界選手権を初めとして多くの勝利に貢献し続ける、老舗の自転車メーカーです。 シンボルカラーのレッドカッパーと、流れるようなロゴデザインも美しいと人気の高いロードバイクを多く手がけています。 ブァンド価値の高い COLNAGO(イタリア) 1953年、エルネスト・コルナゴによって創設されたイタリアのCOLNAGO(コルナゴ)。7000以上ものレースで勝利を重ね続けてきた、まさにイタリアンロードの中でも頂点に君臨する自転車メーカーです。 長い歴史を持つCOLNAGOは、カーボンフレーム不朽の名作といわれる「C40」を発表し、ロードバイクの最先端に挑戦し続けています。 COLNAGOのロードバイクは、手作業による芸術的塗装が世界中から高い評価を得ています。高級自転車でありながら、高い支持を得ている自転車メーカーです。 日本製ブリヂストン ANCHOR(日本) ANCHOR(アンカー)は、1997年、ブリヂストンが始めたレーシングブランドです。正式名称は「ブリヂストン アンカー」。 テクノロジーの向上はもちろん、マン・マシンマッチングという人とバイクとのフィッティングを追求、テクノロジーに人間工学をプラスし、日本人体型にあわせたつくりを行っています。 さらに、最新のRMZや、独自のバルジ成型チューブのネオコットなど、ラインナップも多岐にわたります。オリジナルなカラーリングを楽しめるセミオーダーにも対応し、トラック競技からMTBダウンヒルまで幅広いレーシング活動をおこなっています。 コストパフォーマンスの良いメーカー 世界最大の自転車メーカー GIANT(台湾) 1972年に台湾で設立された自転車メーカーのGIANT(ジャイアント)。オランダや中国、日本にも拠点を置き、現在では世界最大といわれるほどにまで成長を遂げています。 ツール・ド・フランスをはじめ、さまざまな海外のロードレースに参戦し、実績を重ねているGIANT。 そのカラフルで個性的なボディは、自転車の楽しさをより多くの人に楽しんでもらうため、徹底した生産力+データ力、そしてコストパフォーマンスの強化によって誕生しています。 自転車シェア率の高い台湾だからこそ、身近なロードバイクが誕生したのでしょうね。 近年人気上昇 MERIDA(台湾) 1972年に創業された台湾の自転車メーカーMERIDA(メリダ)。ロードバイクやシティバイクなども手がける、世界的な大手メーカーのひとつです。 MERIDAのロードバイクは、最新鋭のデザインや性能を最先端ロボットと熟練した技術者が創り上げています。常に世界の最先端を走り続けている自転車メーカーといっても過言ではないでしょう。 洗練された高いスタイリッシュなフォルムは、ユキヤのバイク、GIANTよりデザインが良いと高い人気を誇っています。 影のコスパ最強メーカー Canyon(ドイツ) 2001年にロードバイク製造に本格的に参入したCanyon(キャニオン)。近年では海外の主要なロードレースにフレームを提供し、有名選手を輩出するなど、現在最も勢いのある自転車メーカーといえるでしょう。 Canyonは、オンライン通販のみでの販売を行っており、ダイレクトセールスを行うことで、販売価格を大幅に抑えることができます。 通常の自転車メーカーと比べると、デザイン性を含めれば、まさに最強コスパメーカーといえるでしょう。 高品質でコストパフォーマンスも良い Cannondle(USA) 1971年にアメリカで設立されたCannondle(キャノンデール)。ちょうど自転車のフレームがスチールからアルミに移り変わるころに誕生したメーカーです。 当初はサイクルパッグなどのアクセサリーを手がけていましたが、アルミ製のロードバイクを製作してからは、世界的にも大手のスポーツサイクルメーカーとして成長を遂げてきました。 現在では、アルミといえばCannondleというイメージが定着しているほど。さらに、革新的な製品開発を重ね、優れたテクノロジーとデザイン性は、世界中のプロチームやアスリートからも高い支持を受けています。 格好良くて高性能、女性にも人気の高いロードバイクメーカーのひとつです。 エントリーモデルのコスパが良い CorratecとFELT(ドイツ) Corratec(コラテック)は、1982年に南ドイツで設立されました。弓なりの形状をした「スーパーボウ」と呼ばれるMTBフレームが有名です。 イタリアの名ビルダーである「マウロサローニ」氏を招いて、乗り方やサイズなどの要望に応えられるカスタムカーボンバイクをリリースしたことで、世界的にも高い評価を得た実績のあるメーカー。 一方、FELTは、1991年にドイツで創設された比較的新しいメーカーです。フレームの魔術師と呼ばれる「ジム・フェルト」によってデザインされたロードバイクは、「FAST=早く」「LIGHT=軽く」「SMOOTH=乗り心地のよさ」を追求し続けています。 どのランクのロードバイクもFELTのロゴ、FAST LIGHT SMOOTH はきれいに目立つのが特徴です。 国別にあるロードバイクの特色 高い技術力 アメリカ 最新の技術開発力にこだわり続けるアメリカのロードバイク。男性的なデザインと高い技術力が女性にも人気を得ています。 ツール・ド・フランスでの優勝経験や、最先端のカーボン成型技術によって超軽量モデルを展開しているTREKや、「カーボンキラー」の異名を持つCannondaleなど、どれも高品質で高性能なロードバイクが多いのが特徴的です。 自転車大国 台湾 自転車の生産大国でもある台湾。他国メーカーや、ミドルグレードのほとんどが台湾で生産されていることもあり、データやノウハウの蓄積の強みが特徴的です。 台湾を代表する自転車メーカー「GIANT」は、ヨーロッパでも知名度が高く、高品質でコストパフォーマンスがよく、種類が豊富であることが人気となっています。 横のつながりが強い台湾国内のメーカーは、さまざまなブランドデータをもとにしているため、GIANTのほかにも、ユキヤのバイクとして知られているMERIDAなどのロードバイクのように、高性能でコスパが非常に良いことでも知られています。 伝統ある実力派 イタリア 歴史あるメーカーが多数のイタリアのロードバイクは、おしゃれで実力派なものが多いのが特徴。イタリアの空の色をシンボルカラーとしているBianchiは、初心者から年配層にまで高い人気を誇っています。 また、おしゃれで高級自転車として知られるPINARELLOは、乗っているだけでも素敵といわれるほど。 ほかにも、日本でもユーザーが増えているWilierや、フレームフォルムの美しさと芸術的な手作業による塗装が魅力のCOLNAGOなど、老舗メーカーが多く存在しているイタリア。伝統的な実力派の多いロードバイクが特徴的です。 質実剛健 ドイツ 工業国ドイツの精度の高い仕事ぶりを思わせるのがドイツのロードバイク。美しさよりも、ものづくりにこだわり抜いた、まさに「質実剛健」にふさわしく、色気よりも男性らしさを強く感じます。 本格派モダンバイクといわれるFocusや、ブラックを基調としたデザインが多いFELTはコスパの良さも人気のひとつ。 ほかにも、硬派で剛健なイメージのCorratecや、コスパのよさを追求した、オンラインのみでしか購入できないCanyonなど、剛性力の高いロードバイクが特色といえるでしょう。 その他ヨーロッパ イタリアやドイツ以外のヨーロッパメーカーでは、人と被りにくい、ヨーロッパらしい高級感、実力派メーカーなどさまざまな特徴があります。 カーボンフレームの高い技術を身につけ、速さにこだわり続けるLOOKや、理想のペダルにこだわり続け、フレーム製作にとことん妥協を許さないTIME、ほかにも、超軽量フレームのSCOTTなど、自分の好みに合ったロードバイクを選びたいという人にもおすすめです。 初心者におすすめロードバイク FELT F95 FELT(フェルト)F95 2017年モデル (マットブラック, 510) フレーム/アルミ設計にとことんこだわった、FELTのF95。一般的な6000系のロードバイクよりも強度の高い7000系のアルミを使っているにもかかわらず、重量は6000系と変わらない重量9.31kgという驚きの軽量さが魅力です。 また、カーボンフォーク&25mmタイヤで衝撃吸収にも優れており、ディレイラーにはSHIMANO、ブレーキにはDual pivot caliperを採用しています。 見た目の派手さはないものの、価格も9万円台とかなり低価格。コストパフォーマンスの高さが魅力で、これからロードバイクを始めてみたいという初心者にもおすすめです。 Bianchi IMPULSO ALU 105 COMPACT Bianchi (ビアンキ) ロードバイク IMPULSO 105 (インパルソ 105) 2018モデル (マットブラック) 55サイズ イタリアの総合自転車メーカーBianchi 。世界最古の自転車メーカーという老舗です。Bianchiのシンボルカラーである青緑色をさし色にした、スポーティーなフォルムがとてもかっこいいロードバイク。 Bianchi IMPULSO ALU 105 COMPACTは、フレーム/アルミで耐久性も抜群です。ディレイラーとブレーキには、SHIMANOを採用していて、乗り心地のよさを追求したロングライド向けのモデルとして高い人気を誇っています。 CANNONDALE caad 105 ■Cannondale(キャノンデール) CAAD OPTIMO(キャド オプティモ) ロードバイク 2017年 44サイズ アメリカの自転車メーカーCANNONDALE。アルミバイクの開発に高い定評があり、アルミ素材の技術革新に力を入れています。 caad 105は、現在手に入る最高のアルミバイクと呼ばれ、フレーム/アルミで軽量なのにカーボン並みの剛性力も人気のひとつ。価格は20万円以下なのに、ハイパフォーマンス。レース向けモデルとしてもおすすめのロードバイクです。 TREK Madone 3.1 TREK(トレック) MADONE 3.1(マドン 3.1) ロードバイク 2014年 54サイズ TREKのカーボンバイクのローエンドモデルとして誕生したMadone3.1。なめらかな走りを得意とし、ダンシング時の剛性も向上しています。 TREKのMadoneは、こだわり続けてきたフレーム/カーボンが魅力のひとつ。軽量さと高級感のある概観も人気で、初心者~中級者むけの快適性重視のロードバイクとして高い人気を誇っています。 GIANT TCR SLR2 Giant(ジャイアント) TCR SLR2(TCR SLR2) フレーム(ロード) 2016年 Sサイズ 台湾の自転車メーカーが自社のロードバイク「DEFY」と「TCR」に採用されていたシートピラーを掛け合わせて誕生した新型の「VARIANT ISP」を使用しています。 フレーム/アルミ素材を使用しており、軽量化と剛性化を向上させ、より快適性を重視したロードバイクです。重量7.9kg。コンポーネントはシマノで統一し、メンテナンス性や耐久性、そして変則性能にも高い定評があります。 Specialized Allez DSW SL Sprint COMP SPECIALIZED(スペシャライズド) ALLEZ SL COMP(アレー) ロードバイク 2016年 54サイズ Specializedは、世界で始めてマウンテンバイクを量産したアメリカの自転車メーカーです。BGフィットと呼ばれる医学的見地からパーツの開発やポジションの矯正などを行っています。 高性能のフレーム/アルミを採用し、軽快感を感じられるフレーム剛性と振動の吸収性も魅力のひとつ。フロントフォークが上位モデルS-WORKSから採用されているロードバイクです。 REDLEY FENIX RIDLEY(リドレー) FENIX(フェニックス) ロードバイク 2017年 XSサイズ 高い剛性と快適性にこだわったREDLEYのロードバイク。荒道でも振動を吸収し、耐久性に優れたオールラウンド向けのモデルです。 フレーム/アルミ性で軽量性にも富んでおり、ロードレース向け。おしゃれなデザインのものが多いので、見た目にもこだわりたいという人にもおすすめしたいロードバイクです。 MERIDA SCULTURA 700 MERIDA(メリダ) SCULTURA DISC 700(スクルトゥーラ ディスク 700) ロードバイク 2017年 50サイズ 台湾の自転車メーカーMERIDAから発売されているSCULTURA700。独自開発のフレーム/Scultura liteを使用し、ハイエンドなアルミを採用した軽量さが魅力のロードバイクです。 太いダウンチューブでBB86を採用。さらにベントされたシートステーが特徴で、高い剛性と衝撃吸収には定評があります。さらにDT SWISSのホイール採用で、ロングライドにも安心です。 漫画/アニメ 弱虫ペダルに登場するロードバイク 主人公 小野田坂道 BMC SLC01 自転車競技を題材にした本格的なスポーツアニメの「弱虫ペダル」。総北高校に通う、主人公の小野田坂道は、もともと漫画やアニメが大好きなオタクでしたが、持ち前の素質を開花させ、高回転タイプのクライマーへと成長していきます。 愛用のママチャリからメーカー不明のクロモリでインターハイで優勝したあと、次のステップとして新しく乗り換えたのがBMC SLC01です。 単行本の発売が2008年なので、モデルは2007年型のものだと推測されます。実際のイエローカラーのBMC SLC01は2013年に発売されているようです。 今泉俊輔 SCOTT CR1 主人公 小野田坂道の同級生、クールでモテモテの今泉俊介。世界最速を目標に、とことん勝利にこだわる極度の負けず嫌いです。愛車は、SCOTT CR1。 SCOTT CR1は、フルカーボンレーシングモデルとして、長い間愛され続けてきたロードバイク。値段も手ごろで、軽量さが魅力です。 SCOTT CR1は、ゼロからの発進があまり得意ではありません。通勤や通学としての利用よりも、ロードレース用として本来の性能を発揮することができるロードバイクです。 鳴子章吉 PINARELLO Prince(2009) 総北高校の鳴子章吉は、関西では「浪速のスピードマン」として名の知れたロードレーサー。派手好きで、髪の色から身の回りのものまで、全て赤色というこだわりを持っています。 もちろんロードバイクも、独特な形状のオンダフォークに加えて、真っ赤に塗装をかけたPINARELLO Princeが愛車です。 フルカーボンモデルとして、優れた軽量性と洗練されたスタイルがとても個性的。まさに「プリンス」と呼ばれるにふさわしいロードバイクといえるでしょう。 金城真護 TREK Emonda S 4 総北高校のエースであり、自転車競技部主将の金城真護。無口で厳しいリーダーですが、どんな逆境でも決してあきらめない不屈の精神を持ち合わせています。 愛車は軽量さに定評のあるTREK Emonda。抜群のコストパフォーマンスと、走りの安定性を誇るロードバイクです。 強化プラスチックともいわれるカーボン加工を施し、超軽量なボディも人気のひとつ。女性でも手軽に扱えるほどの重量で、パフォーマンスの高さにも人気があります。 巻島裕介 TIME VXRS 金城と同じ総北高校に通う巻島裕介は、「頂上の蜘蛛男=ピークスパイダー」と呼ばれ、独特のダンシング走法を身につけたツワモノ。 愛車はTIME VXRSで、高級志向のロードバイクというイメージが強いのが特徴です。ユーザーの走行時における体への負担を軽減し、徹底的に快適さを追及したロードバイクとして高い人気を誇っています。 田所迅 SPECIALIZED Tarmac SPECIALIZED Tarmacを愛車とする田所迅。クマのような外観で、「暴走の肉弾頭」などといわれています。 しなやかで剛性に優れたフレームと高い加速性能が、踏み込みにたいして、すばやく反応してくれるロードバイクです。 直線はもちろん、コーナリングに関してもユーザーの期待を裏切らないロードバイクとして高い人気を誇っています。 手嶋純太 Cannondale CAADIO 長髪のパーマ頭で真っ向勝負を常としている総北高校の手嶋純太。金城らが引退したあとは、総北高校の主将として活躍することになります。愛車は、Cannondale CAADIO。 Cannondale CAADIOのずば抜けたアルミ加工技術の高さは、追随を許さないほど。しなやかさ、そしてがツンとした、高剛性なフレームが安定性をしっかりサポートしてくれるロードバイクです。 青八木一 corratec R.T.CARBON 総北高校の青八木一は、茶髪の先輩部員として登場しています。金城が引退した後、総北の副主将として活躍するようになります。 愛車は、コストパフォーマンスのよさに定評のあるエントリーモデルcorratec。より軽く、より強く、より安定したフレームと、振動吸収性に優れたスクエア型のシートステーは高い剛性も魅力的。 ロングライドにも適しており、機能性はもちろん、乗り心地の良さにも人気の高いロードバイクです。 新開隼人 cervelo R3(2012) 赤茶色の髪が目立つ箱根学園のエース、新開隼人。普段は飄々とした雰囲気のキャラクターですが、いざというときには、鬼のような獰猛さをむき出しにしたレーサーに豹変します。 愛車はCervelloのRシリーズ。剛性と快適性を追求し、超軽量のクラシックロードシリーズとして高い人気があります。 敏速なレスポンスとほかを圧倒するヒルクライム性能は、エースにふさわしい最高のロードバイクといえるでしょう。 御堂筋翔 DE ROSA TITANIO 3.2,5 御堂筋翔の愛車として登場するロードバイクは、イタリアのDE ROSA。金属フレームの製作技術を余すことなく現代のカーボンフレームに生かしたイタリアのフレームメーカーとして知られています。 御堂筋が実際に乗っているロードバイクは、実物そのものはなく、似たモデルとしてDE ROSA TITANIOが揚げられています。 赤いハートのロゴがかわいいスタイリッシュなデザインが魅力的。金属を熟知した老舗メーカーのロードバイクです。 石垣幸太郎 ANCHOR RFASW 京都伏見高校のエース、石垣幸太郎。愛車は国内メーカー、ブリヂストンのANCHOR RFASWです。 ANCHORのロードバイクは、乗る人の可能性を最大限に引き出すという思想の元、日本人にあわせたフレーム設計やサイジング、耐久性などにとことんこだわっています。 シャープな加速としなやかさが共存したRFASWは、我慢強い石垣というキャラクターにふさわしい剛性を誇るロードバイクといえるでしょう。 ロードバイクと共に買うべき用品 必ず着用するべきヘルメット 一般的な自転車に比べ、高速で車道を走るロードバイクでは、安全性を重視したヘルメットが必要不可欠です。法律上の着用義務はありませんが、命を守るためのマストアイテムとして必ず着用しましょう。 ヘルメットの価格は7000円~のものが安心です。毎日使うものだから、デザイン性も重視しましょう。おしゃれで安全性の高い、コスパの良いものを見つけることがポイントです。 入れやすさ重視のポンプ ロードバイクではタイヤの空気圧が非常に重要となります。十分な空気圧がなければパンクの原因となるので、乗る前には、必ず空気を入れるようにしましょう。 3000円程度で、信頼できるメーカーのものを購入するのがおすすめ。空気圧を確認できるタイプの空気を入れやすいものがよいでしょう。 付属されていないペダルやベル ベルの着用は、道路交通法54条に義務付けられています。500円程度で購入できるものもあるので、忘れずに装備するようにしましょう。 また、ロードバイクの場合、ペダルは別売りのものが多いのが特徴です。初心者ならフラットペダル、慣れてきたら、トゥクリップペダルや、片面ピンディングペダル、ピンディングペダルなど好みのものをつけてみましょう。 前後のライト ロードバイクでは、一般的な自転車のように付属のライトはありません。そのため、夜間走行やトンネルなどでは、「道を照らす」、「対向車や後続車に存在を知らせる」などの目的で必要不可欠となります。 道路交通法の視点からみても、十分な明るさを確保することが必要です。住んでいる地域や、走る場所に対応できる明るさのライトをつけるようにしましょう。 フロントライトなら2000円~、リアライトなら1500円~のものが多く発売されています。暗くなると自動的に点灯してくれるものもあるので、好みにあったものを選びましょう。 自分好みのロードバイクとずっと一緒に楽しもう 自転車が好きで、これからロードバイクを始めようという人や、運動不足やリフレッシュ、趣味のために始めたいという人にもおすすめなロードバイク。 ずっと使い続けるものだからこそ、妥協せずに自分の好みに合わせたロードバイクに巡りあいたいものですよね。ぜひこの機会に見た目や性能など、自分が目的とする走りにあわせた、こだわりの1台を探してみましょう。 RELATED POSTS 関連記事一覧 筋トレ効果が出始める期間を知ろう|筋トレの目的別効果も大公開 | 2020.04.06 人気の「ダンベルスクワット」で鍛えよう。正しいフォームや効果とは | 2020.04.06 男性用の白髪染め初めての方は必見|どこから見ても隙のない男へ | 2019.09.05