【未経験向け】Webデザイナーの副業をするには?稼げる?必要なスキルも紹介

Webマーケティングスキル・ノウハウ

「Webデザイナーの副業って未経験でもできるのかな…?」
「どんなお仕事内容で、どのくらい稼げるんだろう?」

こんな疑問をお持ちではありませんか?
Webのお仕事は専門性も高く、どうしてもイメージがつきにくいですよね。

そんなあなたに向けて、本記事では

  • Webデザイナーの仕事内容
  • いくら稼げるのか
  • 未経験で副業するために必要なスキル
  • 副業をするときの注意点

を、初心者の方にも分かりやすくご説明していきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね!

そもそもWebデザイナーって?お仕事内容を紹介!

そもそもWebデザイナーって?お仕事内容を紹介!

Webデザイナーの主な仕事は以下の5つです。

【Webデザイナーの主な仕事】
▫️Webサイトのコンセプト設計
▫️サイトデザイン
▫️コーディング
▫️CMSのカスタマイズ
▫️画像制作/加工(ロゴ、バナー、イラスト)

「デザインだけするのではないんだ!」と驚く方も多いかもしれませんね。
実はWebデザイナーの仕事内容は幅広いのです!

では、順番にご説明していきますね。

Webサイトのコンセプト設計

1つ目の仕事内容であるWebサイトのコンセプト設計とは、以下の3つを決めることです。

【ターゲット設定】
どんな方にサイトを見てもらいたいのかを決める

【ゴール設定】

サイトを見た方にどんな行動をしてもらいたいのかを決める
例:認知拡大、商品購入、サービスのお申込み など

【導線設計】

サイトを見た方がスムーズにゴールへ向かえるように導線を設計

コンセプト設計をきちんとしないと
「だれに、どうやって、なんのために」
といった軸がない状態でサイト作成に取り掛かることになります。その結果「誰の心にも刺さらない、目的の無いサイト」が出来上がってしまいます…。
そういったサイトは成果も低く、再作成が必要になることがほとんどです。

コンセプト設計は、サイトの成果アップに直結する大事なポイントです!

サイトデザイン

次に2つ目のサイトデザインに関してです。
サイトデザインとは、Webサイト全体のデザインやレイアウトを考える業務になります。

あなたはWebサイトを閲覧した際「見にくい、使いにくい」と感じてサイトを閉じてしまった経験はありませんか?
そういった事を起こさないために、いかに見やすくて操作しやすいサイトを設計していくのかがWebデザイナーの腕の見せ所です!

また、サイトデザインで重要なことはターゲットの事を一番に考えたデザインをすることです。
例えばターゲットの事を考えずに「この色味、このデザインがオシャレだから絶対にこれがいい!」と独りよがりなデザインを採用したとしましょう。そうすると、ターゲットの心に響かないサイトが出来上がってしまいます。

自分のセンスを活かしてターゲットに好印象を与えられるデザインを作成することで、サイトの成果アップにつなげていきます!

コーディング

3つ目は、コーディングです。
コーディングとは、考えたデザインをWebサイト上に表示させる作業のことをいいます。

主に、HTML、CSS、JavaScriptという3つのプログラミング言語を使用していきます。
その他、PHPなどありますが、今回は割愛させていただきます。

では、それぞれ簡単にご説明しますね。

【HTML】
Webサイトの枠組みを作るための言語です。
見出しはここ、改行はここ、などをパソコンに指示することが出来ます。

【CSS】

文字の色、大きさなどの表示を変えるための言語です。

【JavaScript】

動きを付けるための言語です。
画面をスクロールしても一緒に付いてくる画像を見たことはありますか?
まさに、その画像を作成する際にJavaScriptが使われています。


Webサイトのデザイン性を高めるためにコーディングは不可欠ですので、Webデザイナーとしての必須のスキルとも言えます!

CMSのカスタマイズ

4つ目は、CMS(コンテンツ管理システム)のカスタマイズになります。
CMS
をクライアントの使い勝手がいいように組み替えることもWebデザイナーの仕事の1つです。

CMS
とは、高度な技術が無くても簡単にサイト設計ができるシステムのことをいいます。
代表的なもので言うと、WordPressもCMSの1つです。

例えば、あなたが通販サイトを運営しているとしましょう。
「新商品販売のお知らせ」の更新を、毎回業者に依頼していたら時間もお金もかかりますよね。
あなた自身でCMSを活用することで業者を通さず、更新ができ、時間もお金も節約することができます。

このように、
CMSのカスタマイズは、クライアントがサイト運営をしやすい環境を作るための重要な作業になります。

画像制作/加工(ロゴ、バナー、イラスト)

最後に画像制作/加工に関してです。

Webサイトを立ち上げるだけでなく、サイトを構築する要素であるロゴ、バナー、イラストを作成することもWebデザイナーの仕事の1つです。

サイトを閲覧したときの見やすさや、サイトの使いやすさも計算してデザインを行うことが重要になります。

AdobeソフトのPhotoShopやIllustratorなど、画像作成/編集ツールの操作スキルがWebデザイナーには求められます。

Webデザイナーの副業はいくら稼げる?どんな案件がある?

この章では、Webデザイナーの副業はどのくらい稼ぐことができるのかをご紹介します。

お仕事紹介サイト「クラウドワークス」に2022年11月時点で掲載されている案件を調査すると、

  • Webサイト全体をまるっと作成したら?→10万円~30万円
  • コーディングのみしたら?→3万円~5万円
  • デザイン作成のみしたら?→1万円~5万円

このような案件が掲載されていました!

以下はその一例です。

Webサイト全体をまるっと作成したら?→10万円~30万円(目安)

引用元:【長期依頼】弊社のウェブデザインをリードしていただける方を募集のお仕事 | 在宅ワーク・副業するなら【クラウドワークス】

コーディングのみしたら?→3万円~5万円
デザイン作成のみしたら?→1万円~5万円

Webサイト全体を作成する場合は大きな金額を稼ぐことができますが、その分責任が重く、業務範囲も広くなります。基本的な業務を完璧にこなすことができないとお話になりません。

副業の場合、

『まずは簡単な業務であるデザイン作成から仕事をはじめる→徐々に仕事範囲を広げていく』

といった流れがよいでしょう!

未経験からWebデザイナーになるために必要なスキルとは?

次に未経験からWebデザイナーになるための必要スキルについてご紹介します。
未経験からWebデザイナーになるための必要なスキルは下記の5点です。

【Webデザイナーになるためのスキル】
▫️コミュニケーションスキル
▫️デザインスキル
▫️専門ソフトを扱うスキル
▫️コーディングスキル 
▫️Webマーケティングスキル

ひとつずつ説明していきますね。

コミュニケーションスキル

1つめの必須スキルはコミュニケーションスキルです。
Webサイトを作成する上で、クライアントとのやり取りは必須になります。

Webのお仕事は主にメールやチャットツールでのやり取りになることが多いので、迅速な返信をするなどして、クライアントに安心していただく心配りが必要です。

デザインスキル

2つめの必須スキルはデザインスキルです。
デザインスキルとは「基本的なデザインの知識」と、それを「活用」ができるスキルのことをいいます。

基本的な知識が無いままにデザインを行うと、見た人にストレスのかかるデザインが出来上がってしまいますよ。

基本的な知識の具体例を挙げると「整列」というものがあります。

以下の文章を読んでみてください。

文章の

        頭の位置がそろっていないと

 かなり読みにくいですよね。

「整列」をはじめとしたデザインに関する知識を活用して、ストレスのかからないデザインを作成していくのがWebデザイナーの仕事です。

ですので、Webサイトを見ている人が、スムーズにサイトを閲覧できるようにデザインスキルは必須になります。

専門ソフトを扱うスキル

3つめの必須スキルはデザイン専用ソフトを扱うスキルです。
具体的には、「Adobe Photoshop」「Adobe illustrator」を扱うスキルが必要になります。

「Adobe Photoshop」「Adobe illustrator」などは、デザイン業界で標準ソフトとして採用されているため、扱うことができるのが大前提で仕事が進んでいきます。
Webデザイナーなのにソフトを扱えない事は、
例えるなら「海外旅行にパスポートを持参しない」ことと同じくらい危機的な状況になります!

【Adobe Photoshop】
写真の補正や加工を行うソフトです。写真に写りこんでしまった影を消したり曇り空を青空に加工したりすることができます。

【Adobe illustrator

イラストを作成するためのソフトです。文字入れも簡単に出来るので、ロゴ、チラシの作成にも使われます。

デザイナーとして活動していく上で、デザイン専用ソフトを扱うスキルは不可欠です!

コーディングスキル

4つめの必須スキルはコーディングスキルです。
Webサイト上に、考えたデザインを表示させるために必要なスキルになります。

Webデザインでは主にHTML、CSS、JavaScriptという3つのプログラミング言語を使用します。

また、サイト作成はチームで行う事も多くあります。サイトに一貫性を持たせるためにも、コーディングのルールをメンバーと共有しておくことが重要です。

Webマーケティングスキル

5つめの必須スキルはWebマーケティングスキルです。
Webマーケティングスキルとは、「リサーチ」「分析」「改善」を行うスキルのことです。サイトの成果アップのために必要なスキルになります。

例えば、サイトを見てもらうためには他の競合サイトよりも優れたサイトにする必要がありますよね。同じようなデザインでは差別化も難しいですし、真似をしたと捉えられかねません。

その際に「リサーチ」というWebマーケティングスキルが求められます。

「分析」「改善」の具体例もご紹介します。

例えば、あなたが通販サイトを作成したとしましょう。「サイトを作成したけど購入が0件だった…」という場合、何が原因だったのか考えていくことが重要です。

「掲載写真のサイズが小さすぎた?購入フォームが分かりづらかった?」

原因はたくさん考えられますよね。その際、原因をひとつひとつ「分析」して、「改善」していくというWebマーケティングスキルが求められます。

サイトを作成しておしまい!というわけではなく、
「リサーチ」「分析」「改善」を行い、サイトの成果アップを目指していきます!

未経験から勉強するならどれくらいのお金、時間がかかる?

この章では初期投資に必要となる費用、時間の概算をご紹介しますね。

結論から言うと、

初期投資費用には約465,560円が必要となります。

内訳は以下の通りです。

【初期投資費用の内訳】
▫️スクール受講料 約300,000円
▫️パソコン購入費 約160,000円
▫️ソフト使用料  月額5,560円
▫️必要勉強時間→約160時間

以下に詳細を記載しますね。

初期投資費用
スクール受講料 約30万円

Webで学習が完結するスクールを調査したところ、受講期間により料金が変わるため16万円~40万円と幅がありました。
今回は受講期間4か月コースの料金を概算に入れています。

短期間のコースを選ぶことで費用を押さえることができますが、講師の指導回数も減ってしまいます。
初めての学習では4か月以上のコースを推奨しているスクールが多くありましたよ!

パソコン購入費 約16万円

Webデザイナーをするにあたって推奨のパソコンスペックは以下の通りです。
CPU     Core i5以上
メモリ   16GB以上
ストレージ 256GB以上
この条件を満たすノートパソコンを調査し、2022年11月時点の通販価格を概算に入れています。

例をご紹介しますね。

引用元:Lenovo公式サイト ThinkPad P14s Gen 3

ソフト使用料 月額5,560円

Adobe Illustrator:月額2480円(税別)
Adobe Photoshop: 月額2480円(税別)

▫️「年間プラン」を一括で支払い
▫️「年間プラン」を月々で支払い
▫️「月々のプラン」を月々で支払い

上記のように、購入プランは3種類あります。

今回は、IllustratorとPhotoshopをそれぞれ単体で購入、「月々のプラン」を月々で支払いという条件で概算に入れています。

IllustratorとPhotoshopがセットになった商品もあります。

「年間プラン」を一括で支払うという条件で、41,712円(年間)です。
最初にかかる費用こそ大きいですが、月換算すると3,476円になります。

長期の利用を検討している方にはおすすめの購入方法です。

必要勉強時間 約160時間

Webで学習が完結するスクールを調査したところ、どのスクールも約160時間の学習時間となっていました。

短期集中1ヶ月~2ヶ月コースも開講されていますが、期間が短ければ短いほど1日あたりの勉強時間も増えてしまいます。

本業の間に勉強をする場合は長期間コースを選んだ方が良いでしょう!

案件獲得するには

お仕事案件を獲得するには主に以下の4つの方法があります。

【案件獲得方法】
▫️クラウドソーシングを利用する
▫️スクールからの紹介
▫️知人からの紹介
▫️SNS経由

順番にご説明していきます。

クラウドソーシングを利用する

「クラウドワークス」、「ランサーズ」などのお仕事紹介サイトを利用する方法です。たくさんの種類の案件が掲載されているので、今のご自身のレベルに合ったお仕事を選ぶことができます。

いち早く実績の数を作りたい時に、最適な方法といえます。

スクールからの紹介

Webデザイナースクールの中には実際の案件を紹介してくれるところもあります。講師のフォローアップを受けながら案件に取り組める点がメリットです。

またスクール生同士の繋がりを持つことで、将来仕事に繋がっていくケースもあります。

知人からの紹介

知り合いがお店を開く時などにWebサイト開設のお仕事を受けるという方法です。お互い良く知る仲でしたらヒアリングもしやすいですよね。

Webデザイナーとして初めてお仕事を開始する時には、一番やりやすい方法と言えるでしょう。

SNS経由

Facebook、Twitter、Instagramなどでお仕事募集をするという方法があります。特にInstagramは画像で魅せる投稿方式になっているので、デザイン案件獲得と相性が良いですよ。投稿がそのままデザインのポートフォリオになります。

実際にInstagramのお仕事依頼のみで予約が埋まっているWebデザイナーさんも多くいらっしゃいます。

Webデザイナーの副業をする時の注意点

最後に、Webデザイナーとして副業をしていく際の注意点を2点ご説明していきます。

【注意点】
▫️会社の規定を確認すること
▫️確定申告が必要になることもある

それぞれ、チェックしておきましょう!

会社の規定を確認すること

お勤めしている会社の就業規程を必ず確認しましょう!
副業を勧める世の中になっていますが、会社としては副業を認めていないこともあります。

▫️時間的、体力的にも本業に支障をきたしてしまうため
▫️本業で知りえた機密情報を漏らしてしまう可能性をなくすため

などの理由があります。

副業が法的には問題ないとはいえ、就業規定はしっかり確認しておきましょう!

確定申告が必要になることもある

副業での所得が20万円を超えると確定申告が必要になります。

所得=収入-必要経費

で計算します。

所得が20万円を超えているにもかかわらず申告を行わないと無申告加算税、延滞税という罰則金を支払わなければなりません。

「経費がどれくらいかかっていたかわからない…!」という事が無いように、支払いをした際の領収書や支払い履歴はしっかりと保存しておきましょう!

まとめ

いかがでしたか?
今回は未経験からWebデザイナーの副業をするために不可欠なスキル、初期投資費用、仕事内容をはじめ、副業をするときの注意点についてもご紹介しました。
Webデザイナーを始めるためには、かなりの準備が必要になるという事がお分かりいただけたのではないでしょうか。

Webデザイナーになるための道のりは大変なものであると言えます。
ですが仕事内容でご紹介した通り、大変な分収入も多く見込める仕事と言えるでしょう。

この記事を読んで下さったあなたは、すでにWebデザイナーになるための第一歩を踏み出しています!ぜひ、Webデザイナーを目指してチャレンジしてみてくださいね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました