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【水素水のイメージにまつわるウソ】正しい知識を身につけよう
2018.09.11
水素水の効果は嘘か本当か
水素水を取り巻く環境は、あることがきっかけで大きく変化しました。2017年3月に、消費者庁が水素水を取り扱っていた業者に”記載事項の医薬品的効果なし”として再発防止の措置命令を出したのです。
このときに多くの方が、水素水=ただの水というイメージを持ったと思われます。今までの効果はすべて嘘なのだというイメージです。でもうたわれてきた効果は実際にはどうなのでしょうか?
水素水とは
水素水には公的な定義や溶存水素濃度の基準はありません。一般的には水素分子の濃度を高めた水と言われています。厳密には「活性水素水(ミネラル還元)」と、水素分子(H2)を溶かし込んだ「水素分子水」に大別されます。
水素水とは水素分子が水に溶解したもの
ここでいう水素水とは、水素分子が高濃度で溶けた水のことを呼びます。先述の通り、公的な濃度基準はありません。水は元素記号で記すと「水素2(H2)」に対し「酸素1(O)」がくっついたものです。
つまり水素水はさらに多くの水素を含んだものと考えられています。重要なのは水素の濃度で、水素自体は水に溶けにくい性質がありますので、電気分解や圧力を加えることにより、より濃度の高い水素水を生み出すことが出来ます。
水素分子の働きで健康効果があるといわれている
日本医科大学の太田成男教授が、世界的権威を持つ学術雑誌「Nature Medicine」で2007年に論文を発表して以来、水素水を取り上げた研究結果が多く発表されています。
いくつか例を挙げると、①メタボリック症候群の進行を予防する効果がある。②水素水の抗酸化作用と合わせて血糖値の低下作用等の糖尿病予防効果。(マウス実験)③認知症に対する予防効果。(マウス実験)等です。
特に太田教授の論文には“水素を含む培養液では、培養細胞が活性酵素によるダメージを受けていない”ことを取り上げています。その論文は世界的に大きな驚きと影響を与えたと伝わっております。
水素水の科学的根拠が少ない
これほど反響のあった論文が、発表されているにも関わらず、消費庁の措置命令を出すにまで至った要因は何なのでしょうか。最大の理由として挙げられるのが、論文の多くがマウス実験の結果によるもので、人体への好影響を示す科学的根拠が決定的に少ないことです。
2007年の太田教授から2015年6月まで、実に321件もの水素水研究が報告されています。その中で人体を対象とした研究は32件で、健康な人を対象とした研究はわずか2件となっています。こういったことから、水素水の研究はあくまで予備的研究と捉えられるところではないでしょうか。
水素水は今後に注目
こういったネガティブ要素が先行していますが、水素水に全く効果はないのでしょうか。一方で愛飲家の方々にも、水素水が良いとする根拠はあるのです。
水素水がまったくの嘘というわけではない
科学的根拠が少なくても、多くの論文が発表されている水素水。少なくとも何かしらの好影響を与えることは分かっています。昨年3月の措置命令以降の強烈なバッシングを浴びましたが、少なくとも薬事法に基づく措置命令であり、水素水のすべてが否定されるわけではありません。今後、科学的根拠を伴うことが出来れば、再び脚光を浴びることも考えられるのです。
水素水に関する様々な研究結果や期待される効果
水素水に関する研究結果や、期待される効果のいくつかを箇条書きで紹介致します。(ここでいう研究結果は学術論文のものもあり、人体への影響を確約するものではありません)
- メタボリック症候群を予防
- 水素水は糖尿病に有効
- 認知症に対する予防効果
- 臓器移植における有用性
- 急激な運動による負荷障害への有効性
- アトピー性皮膚炎への有効性
- がん予防の適用及び抗がん剤副作用の鎮静効果
おすすめの市販水素水
水素水は水素濃度が下がりやすく長期保存が困難です。その困難を克服した携帯できるお手軽かつ安価な市販水素水をご紹介します。
アルミパウチで水素が抜けにくい“浸みわたる水素水”
アルミパウチは、容器の水素保持力を高めるために使用されています。他の飲料と同じようにペットボトルを用いると、水素水の特性により空気中に拡散し、水素濃度が低下するという問題があります。
ペットボトルでは数日しかもたないところ、アルミパウチでは半年から1年間水素を維持することが可能となっております。浸みわたる水素水は水素濃度も2.8ppmと高く、価格も毎月の定期コースで420円(100mlあたり84円)とお求めやすい価格となっております。
カラダの中からキレイに水素水
「カラダの中からキレイに水素水」は、アルミ缶を使用しており、アルミパウチ同様に水素を逃がしにくい構造となっております。また空白部分に窒素を詰めており、水に溶け込んだ水素が酸化されることを防いでいます。
水素濃度は2.0 ppm。価格は24本3,739円(100mlあたりおよそ60円)となっており、定期購入割引もあります。開封後は水素が拡散しやすいので、300mlは飲みやすい容量と好評です。
おすすめの水素水サーバー
市販水素水と比べ、自宅で水素水をつくって摂取することができる水素水サーバーです。市販のものと比べるとお高くなってしまいますが、濃度調整が出来、高濃度な水素水を楽しめます。病院での導入実績のあるものやメンテナンスのしやすいものなど、選定基準が非常に難しいです。今回は便利さを重視で、人気のものをいくつかご紹介します。
GAURAmini(ガウラミニ)
見た目がスタイリッシュでカラーバリエーションも豊富、インテリアへのこだわりを感じます。またガウラ社はフィットネスクラブへの導入実績も豊富で信頼のある会社といえます。他のサーバーに比べ、水素水の生成時間が短く、すぐに給水できることが特長です。
また浄水フィールターを内蔵してるので水道水を使用できます。カートリッジの交換は給水量にもよりますが、だいたい1年に1回程度が目安です。
アルピナウォーター
ウォーターサーバーに設置するタイプでレンタル形式の水素水サーバーです。特にメンテナンスも必要なく、給水ボトルをサーバーに差し込むだけとお手軽です。またアルピナウォーターの一番の人気は月にかかる費用が安価なことです。
ウォーターサーバー型はカートリッジの交換がないので経済的なのが特長ですが、その中でも安いのがウリです。簡単・安い・高濃度と三拍子揃ったサーバーです。
参考URL:アルビナウォーター
手間が省ける水道直結タイプのH2ガウラ
水素水のヘビーユザー層の指示が高いH2ガウラ。業務用水素水サーバーを取り扱っているガウラ社ならではのこだわりが凝縮されています。H2ガウラは水道水直結型となっており、ボトルの交換、給水等の手間がまったくないことです。唯一フィルター交換が必要ですが、それも年に1回程度ですので、ほぼ手間要らずです。
ガウラ社が開発した本格的な水素水サーバー“H2ガウラ”、その特長は“ワンパス式水素水生成”にあります。電気分解式の水素水サーバーは、発生させた水素をタンク内で循環させることによって濃度を上げていきます。そのため濃度を一定に保つことが難しくばらつきが出来ていました。H2ガウラは“ワンパス式水素水生成”によってその濃度を一定に保ち、機械の動作音もなく静かです。導入実績が多くメンテナンスも安心してお任せすることが出来ます。
水素水について間違った情報に気を付けよう
水素水は一部の偏った情報によってつくられてきました。それは日本の薬事法によるもので、またマスコミの過剰なネガティブ情報が大半を占めます。水素水の業者側も売るための宣伝が過ぎたのも一端です。しかし研究論文にもあるように水素水は未知の可能性を秘めていることは確かです。情報過多な世の中ですが、イメージだけで決め打ちをせずに、多くの視点から物事を判断することが大事です。