株価チャートの基礎知識とおすすめのアプリの紹介

株価チャートの基礎知識とおすすめのアプリの紹介

2019.03.15

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株価チャートを使いこなしたい 

株式投資において、株価チャートを使いこなす事は、株式取引きにおいても強力な武器となってきます。株式取引きには、短期投資型と中長期投資型とに分ける事ができますが、どの投資においても株価チャートは、投資家たちには欠かせないものとして知られています。そこで、初めての方でも分かりやすく、チャートの基礎知識とアプリケーションの紹介を行っていきます。

株式チャートの特徴

株式取引きをお考えの方の中には、いまだに株式による投資が、ギャンブルのようなモノと思われている方も、少なくないのではないでしょうか。確かに、投資は投資先に価値を見いだし、値上がりしたころ合いで売却するといった手法が多く見受けられます。

また、過去においても、NTT株のように爆発的な株価の上昇や逆に、ブラックマンデーやリーマン職を始めとする、株価の暴落も終日ニュースを賑わせたものです。しかし、基本的には株の投資は比較的安全で、チャートをよく理解する事で、その特徴も読めてくるというものです。

株価をグラフ化したもの

まず、株式の事を理解するうえでも、株式チャートの特徴というものを学んでおく必要があります。未経験の方はなおさら、ただ単に株価を閲覧しただけでは、実際にその株価の評価として、高いであるのか安いのかを知る手だてにはなりません。

そこで必要なのが、株価の値段を知る為には、近い過去との比較が必要になるという事です。つまり、株価のチャートとは、株価の推移を一日や一週間、あるいは一ヶ月などのグラフにして、株価の動きを特に見やすくしたものであるとお考え下さい。

縦軸は株価で横軸は時間を表す

株価チャートの基本となる読み方は、横軸が時間をあらわしたもので、縦軸は株価を表示している事が基本となっています。つまり、時間は常に推移していきますので、株価を見る際には左側が古い株価帯であり、右に行けばいくほど最新の情報を示している事になります。

また、株価チャートに関して言えば、証券会社などによって、表示方法が多少異なってくる場合もあります。チャートそのものの描き方には、様々なものがありますが、基本的なものはローソク足チャートが表示されているタイプです。

リアルタイムの株価チャートの確認方法

ご存じの通り、株式の相場は絶えず動き続けていますので、実際の株価チャートでは数秒単位で、最新の情報が常に更新され続けています。株式取引きにおいては、まずは一つの銘柄を探し出す事から始まりますが、注目に値する株式が見つかった場合、当日の株価チャートでは、これまでの価格推移の情報などは把握する事はできません。

そこで、1週間単位や1カ月単位あるいは、1年単位などと表示方法を変えながら見なければならない為、また複数の表示方法が必要な為に、モニターが複数必要になってくるわけです。

日本の株価チャートの確認方法

日本の株式は、国内の証券会社の取扱い商品として、株式取引きが行われています。株を購入する為にも、必ずと言っていほどお付き合いしなければならない証券会社ですが、国内の株価はこの証券会社がすべて網羅していることになります。

したがって、日本の株価チャートの確認方法は、証券会社のアプリを使えば簡単に確認する事ができます。こうしたアプリは、ゲームのアプリと同様に、殆どが無料で自動更新されるアプリがほとんどですので、使いやすつく管理されています。

米国株の株価チャートの確認方法

日本とは異なり、アメリカは超大国とあって、企業の数も半端ではありません。特にアメリカの企業の場合は、世界的にも有名で活躍する企業が多く存在する為、一部の株式の投資家たちの間でも、当然その投資の対象になっています。

日本国内では、米国株の株価チャートを見ようと思っても、そうしたサイトを見つけ出すのは容易ではありません。しかし、米国株の株価チャートも、米国版ヤフーファイナンスにアクセスする事によって、無料で簡単に閲覧することができます。

株価チャートを構成する3つの指数について

株式のチャートは、株価の推移を常に把握していく上でも、欠かす事のできない必須アイテムとなっています。株取引きを行う投資家たちは、常に自分の保有する株価の動向を見守らなければならない為、株式のチャートについては、こまめにその情報を把握し続けています。

素人には、非常にわかりにくいこの株価チャートですが、一つ一つの指数にはそれぞれの意味がある為、それらを総合的に判断しなければならないわけです。そこで、この株価チャートを構成している、三つの指数についてご説明いたしましょう。

株価の動きを表すローソク足

株価チャートを見てみると、必ずと言っていいほど極太の四角や、長方形のバーがある事がわかります。いわゆる、これがローソク足と呼ばれるもので、このローソク足は株価の動きを示すものとなります。

形がローソクのような形状ですので、こうしたやり方をされていますが、長方形の胴体部分には、上下に伸びた線がある事がお分かりいただけるでしょう。この線は、上ヒゲと下ヒゲと呼ばれるもので、上ヒゲが高値を示したもので、下ヒゲが安値を示したものです。

折れ線グラフの移動平均線

株価チャートで、横に流れるように引かれる線が、折れ線グラフの移動平均線と呼ばれるものです。この移動平行線は、株式投資スクールで学ばれた方であれば、方向線と言えばお分かりいただけるかと思いますが、一般的な株式取引きの中では、あまり使用される事はありませんのでご注意ください。

この移動平均線は、一定期間の株価の平均値を繋ぎ合わせたもので、ご覧のように折れ線グラフで表す線の事を意味しています。この移動平行線は、株価の大きな流れがつかめるという特徴があります。

棒グラフの出来高

株価チャートでみられる棒グラフは、株式市場における株の出来高を記したものです。出来高とは、株式の売買が成立した株数の事を意味したもので、チャートでは下部に棒グラフ形式で表示されますので、かなり分かりやすくなっています。

棒グラフのメリットは、出来高が急激に変化した場合、棒グラフが急速に上昇をあるいは下降してしまった場合、これに続いて株価も大きく動く傾向が高いのです。つまり、先読みとして、株価の動きを予測する大切な、指数ともなるものなのです。

株価チャートからわかること

これまでの説明で、株価チャートがそれぞれ、どのような指数を示しているのか、おぼろげにはご理解できたかと思います。しかし、株取引きの初心者にとって、単なる数値の上下ではなく、それぞれ意味の異なった数値であることを理解していただければ、それだけで十分なのです。

まずは、これまでの情報を元にして、株価チャートからどのようなことが分かるのか、そしてどういった意味なのかを理解していただければ、株取引きに際して大いに役立ってくるものです。

株を安く買うタイミング

多くのディーラーが、一番欲している情報として、株を安く買うタイミングと、株を高く売るタイミングが挙げられます。なぜなら、このタイミングがはっきりとわかれば、株式投資において連戦連勝が確実だからです。

それだけに、株を安く買うタイミングは難しいもので、株価の底値の価格を正確に当てる事はできませんが、チャートを分析して予測する事で、二番底や三番底はある程度想定する事ができるというものです。株価の予想ががうまくいけば、より安い価格で株を購入できる事につながるわけです。

株価を売るタイミング

株を安く買うタイミングと同様に、株の売却はさらに難易度がますといっても過言ではありません。なぜなら、株価が急騰してきた場合、どの時点になったら売却して良いのか迷ってしまうからです。そこで、具体的な売却のポイントとして挙げられるのは、上昇途中でも納得できる株価になった時、そして高値から10%ほど値下がりしたケースなどが挙げる事できます。

さらに言えば、最終的な売却するタイミングは、チャートがあると決めやすく、チャートで値動きを確認しておけば、急激な値下がりをする前に売却できますので、大きな損失を出すのを防げるといったメリットがあります。

投資家の関心度がわかる

株価チャート内での棒グラフは、実際の株式が売買された取引量を表したもので、出来高を棒グラフで示したものです。つまり、取引が活発化して来ると、当然棒グラフの値も大きくなる為、株の投資家たちにとって、一つの指標として、参考にする事ができるものです。

単純に言えば、棒グラフの上昇率が高ければ、株の売買が盛んである事を意味しており、逆に棒グラフが低ければ、取引きが少ない事を意味していますので、全体的な流れがよく理解でき、出来高から今後の株価の予想もできるわけです。

ローソク足の詳しい説明

前述で解説した通り、株価チャートにはローソク足というものがあり、株取引きにおいてはかなり重要となる情報が示される指数となっています。つまり、このローソク足をひもとく事で、株価の推移が的確に判断できるというものになります。

そこで、ローソク足の基本的な四本値について、簡単に説明しておきましょう。まず四本値とは始値と高値、そして安値と終値で記されています。この4つの意味合いは、下記の通りになっています。

      4本の指数        意味
       ・始値 当日の最初に取引された値段
       ・終値 当日の最後に取引された値段
       ・高値  当日取引された中で最も高い値段
       ・安値  当日日取引された中で最も安い値段

陽線と陰線で書かれている

ローソク足には、タイプ別に陽線と陰線といったものが存在しています。陽線は一般的に、白色または赤色でしめされる事が多く、対象の期間において始値よりも終値が高かった場合は陽線となり、これは株価が上昇した事を意味したものです。

一方で陰線は、一般的に青色または黒色で記される事が多く、対象の期間において始値よりも終値が安かった場合は陰線となり、陽線とは逆に株価が下がった事を意味しています。

ローソク線の種類について

これまで、ローソク線が表す指数として始値と終値、そして高値と安値を示している事が、お分かりいただけた事でしょう。さらにタイプ別によって、陽線と陰線があり、陽線が株価の上昇を意味したもので、陰線が株価の下落を意味したものです。

しかし、それ以外にも、独自の形状によって、陽線と陰線には形状別による種類に分かれています。こうした、特殊なローソク線の種類についても、より理解を深めていきましょう。

陽線の種類

陽線の種類については、それぞれの特徴とどういった判断が必要なのか、わかりやすく表にまとめてました。

    陽線の名称         特徴      判断材料
・陽の丸坊主   上ひげ、下ひげがまったくない大陽線買いが特に強い場合に発生しやすい
・陽の寄り付き坊主下ひげがなく、上ひげがある大陽線 買いが強い場合に発生しやすい
・陽の大引け坊主上ひげがなく、下ひげがある大陽線 買いが強く更なる上昇の可能性があり
・トンカチ 短い実体が特徴で長い上ひげがあり下ひげがない陽線高値圏で出現なら、下落転換する可能性あり
・カラカサ短い実体に上ひげがなく長い下ひげがある陽線安値圏で出現なら、上昇転換する可能性あり
・コマ極線  実体が短く、上ひげも下ひげも短い陽線 均衡している状態

 

    陰線の名称      特徴      判断材料
   ・陰の丸坊主 上ひげも下ひげもまったくない大陰線   売りが非常に強い状態
   ・陰の寄付き坊主下ひげがなく、上ひげのある大陰線売りが強く、さらに下落の可能性あり
   ・陰の大引け坊主  下ひげがあり、上ひげのない大陰線    売りが強い状況
   ・陰の極線 短い実体に下ひげがなく、長い上ひげがある陰線  高値圏で出現なら、下落転換する可能性あり
   ・カラカサ

短い実体に、上ひげがなく、長い下ひげがある陰線  

 安値圏で出現なら、上昇転換する可能性あり
   ・トンカチ実体が短く、上ひげも下ひげも短い陰線 均衡している状態   均衡している状態

 

株価チャートで見る株の買い時と売り時

株を始めたばかりの時では、ほとんど気付かなかった事でも、株価チャートを理解していく事で、おぼろげであった市場の様子が、次第にはっきりと見えてくるものです。株取引きにおいても、一番重要視されている株の買い時と売り時は、こうした現状をたどって初めて理解し得るものと言えるでしょう。

買うタイミング

いくら慣れてきたとはいえ、株の投資家たちが一番緊張を要するのが、この買いのタイミングでしょう。株価チャートでみる株の買い時とは、基本的に移動平均線が上向きの時となります。

なぜなら、株価が上向きを示している場合は、現在上昇相場中という事を意味しており、移動平均線に対してさらに上に膨らもうとする向きが見られるからです。しかし、株価には当然何があり、大抵の場合、株価は上に膨らんでは方向線に戻り、また上に膨らもうとするもので、常にこの上下の波の中にあります。

売るタイミング

多くの株投資家たちが、一番悩むと言われる株の売りのタイミングですが、この時こそ冷静な判断と対応が、トレーダーたちに問われるものです。しかし、株取引きというものは、時には大胆に行かねばならず、例えば株価が25日移動平均線を割り込んだ場合は売ると、定めておくのも一つの方法です。

売りのタイミングとしては、意外に簡単な方法とも言えますが、株価が移動平均線に割り込むと、その後下降する可能性が高い為に、全体的に売り気配となりやすいのもこの時なのです

おすすめの証券会社のアプリの紹介

株価チャートを理解できるようになれば、株取引きにおける視野も、かなり広くなってきます。特に、ろうそく足などを始めとする棒グラフや線グラフなどの指数は、株取引きに対して重要なカギを握っている事を、ご理解いただけた事でしょう。

そこで、さらに株取引きをスムーズにこなす為、おすすめの証券会社のアプリの紹介をいたします。いくつかの選定基準を元に、特に人気の高い証券会社を選んでみましょう。

松井証券のネットストックスマート 株式チャート

松井証券の、ネットストックスマート・株式チャートのよいところは、スマートフォンでも閲覧できるところで、ご覧のユーザーたちが気になる銘柄を、1クリックするだけで、企業情報を閲覧できるというところでしょう。

さらに、個別銘柄の情報画面では、比較チャートを表示できるほか、最大3つまでの値動きを比べる事が可能となっています。また、PC専用となっているネットストック・ハイスピードは、シンプルで簡単に株の売買ができるように工夫されています。

カブドットコム証券のスマートフォンアプリ

カブドットコム証券のスマートフォンアプリは、インターネット環境さえあれば、お手持ちのスマートフォンであっても気軽に利用することができます。

機能としては、25種類のテクニカルチャートを搭載しており、テクニカルにチャート足タイプや国内外の主要指数など、すべての種類が豊富な事が特徴で、手軽に株価の詳しい分析ができる事が素晴らしいところです。その代わりに、機能が充実している分慣れるまで、少々時間がかかる可能性もあります。

株価チャートは株価の予想や売買にたいへん役立つ

株の投資においては、株価の変動が世界の政情や経済によって、大きく変化する場合も多く、常に外部からの情報と言ったものが重要な要素となってきます。またそれ以上に、株価チャートの変動は、株取引きにおいても売買の目安となってきますので、十分に学んでおく必要があるでしょう。

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