給料が上がらないと感じた時に考えられる原因や対処法を紹介

給料が上がらないと感じた時に考えられる原因や対処法を紹介

2019.02.04

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収入を上げる方法を考える

副業を認める企業が増えて、昔に比べると働き方は多様化してきました。その中で給料が中々上がらない場合はどのような方法が取れるのかを考えてみましょう。

また、全国的な給与の平均値を知っておくことで今の仕事がやりがいや拘束時間を含めて給料に見合うのかを考える上で役に立ちます。その中で副業という選択を取るのも一つの方法です。現状に対して不満を述べるのではなくて、あらゆる可能性を自分なりに工夫してみましょう。

 

2017年度の平均年収の概況

2017年の平均年収の概要はどのようになっているのでしょうか?色々な角度での分析資料が出回っていますので、自分の目的に合わせて概要のデータをチョイスして活用するようにするのがおすすめです。漫然とデータを見ているだけでなくどのようにしたら自分の給与がアップするかについてしっかりとリサーチしてみるといいでしょう。

年代別の平均年収

年代別の平均年収は以下の様になっています。

20代:346万円、30代:455万円、40代:541万円、50代:661万円

dodaエージェントサービス2017年調査の結果によると20代で平均年収を下回る割合が37.6%と高くなっています。また、他の世代の平均年収で見ても、どの年代においても約10~20%は平均年収を下回っていることが報告されています。従って、日本においては未だに年功序列式の給与体系が残されていると考えることができます。しかしながら、段々とアメリカ式の成果主義も導入されるようになってきていますので、それを活用して年収を増やしてみてもいいでしょう。

地域別の平均年収

地域別の平均年収は以下の通りです。

関東全体の年収分布:440万円、東海の平均年収:406万円、関西の平均年収:395万円、中国・四国の平均年収:386万円、北信越の平均年収:385万円、北海道・東北の平均年収:377万円、九州・沖縄の平均年収:372万円となります。

dodaエージェントサービス2017年調査のデータによりますと、地域別の平均年収では、関東が440万と最も高く、九州・沖縄エリアが372万円と最も低く、関東と九州・沖縄エリアでは68万円もの差異があることが報告されています。従って同じ内容の仕事をする場合でも関東の方が寄り多くの賃金を得ることが出来ることを意味しています。地域差をしっかりと把握しておくことも仕事探しの場合には有効です。

業種別の平均年収

業種の内容によっても平均の年収が異なります。例えば総合商社:478万円、IT、通信:466万円、メーカー:465万円となります。これらの仕事で活躍するためには、一定の知識も必要になってきますのでスキルを身に付けておくことが必要になってきます。スキルにマッチした給与と考えてみるといいでしょう。

dodaエージェントサービス2017年調査によれば、業種別では、総合商社の平均年収が最も高く、年収分布を見てみると、1,000万円以上の層が7.3%もあることが報告されています。また、次いでIT分野の平均年収も高く、ITに投資する企業も多く、人材確保のニーズが高まっている傾向が見られます

人材確保を積極的に行っている業種は言うまでもありませんが、就業の可能性が非常に大きなものになります。更には、給与の条件もよくなりますので、非常に魅力的なものになるはずです。

給料が上がらない日本企業の5つの特徴

一部の日本の企業では給与がそれほど上がらないという特徴がみられることもあります。真面目に仕事に取り組んでいても、給与に反映されないというのでは、モチベーションを維持することが難しくなってしまいます。どのような会社が給料が上がりにくいかについての特徴をしっかりと把握しておくようにすることが必要です。

給与が上がらない環境でいくら働いたとしても、報われないことも多くなりますので、モチベーションを大幅に低下させてしまうことになりますので要注意です。モチベーションが低下してしまうと負のスパイラルに入り込んでしまうことも予想されます。

人事考課が無いので昇給の査定方法が不明瞭

例えば人事に関する規則がきちんと決められていないような場合には、昇給の査定方法が明確ではない場合が多く仕事に内容に昇給がマッチしないことも多くなります。

人事考課はあっても評価基準のハードルが高い

人事に関する規則はきちんと決められている場合であっても、評価基準が著しく高く設定されているような場合には、給与の上昇を期待することが出来なくなってしまいます。会社を選ぶ際に可能であれば、人事規則の内容を確認してみるようにすると良いでしょう。

一定以上の出世が難しい同族経営による会社

同族経営の会社の場合には、その一族で会社を運営することになりますので、一定以上の昇格は難しい場合もあります。同族経営の会社で仕事をする場合には出世について、あらかじめ納得して就業することも必要です。

会社の業績が悪く給料に反映されない

どんなに一生懸命働いとしても、会社の業績が悪い場合には人件費が削減の対象になることも多いので、昇給や昇格がほとんど期待できなくなってしまいます。会社の業績が悪い場合には、場合によってはリストラの対象になってしまうことも考えられます。真面目に仕事にとりくむことはやめる必要はありませんが、不測の事態に備えて、転職も視野に入れておくことが必要です。

業績の悪い会社に就業をしている場合には、自分の苦労がほとんど報われなくなりますので、ストレスをためやすくなります。会社に対して不満を覚えてしまうことも考えられますが、それはあまり意味が無いことになりますので、新たな可能性を自分に見出すようにすることが肝要です。

設備投資が最優先で賃金が低く設定されている

働いている会社が規模の拡大を行っている場合には、設備投資にお金を費やしてしまって、人件費の増加を行わないという可能性も考えられます。会社の経営陣が人件費にたいする優先順位や重要度を非常に低く設定している問う場合も考えられます。

このような状態は会社独自のカラーになってきますので、人件費にたいする優先順位の高い会社を選んで転職してみるようにすることもおすすめです。一定の設備投資が終了したら、給与の増加を検討するというような経営方針の場合も考えられますので、その辺の見極めも非常に重要です。

自身の会社で給料アップを狙う方法

自分の給与が自分の仕事内容にマッチしていないと考える場合にはどのように対応するのがいいのでしょうか?会社に就業規則がある場合にはその内容を十分に検討して対応していくようにすることがおすすめです。

また、周囲が納得するような成果を上げてみてもいいでしょう。また、給与に関する交渉を会社とする場合には、正当な理由を用意しておくことも必要です。単なる感情論ですと、交渉を進めていくことはできません。また、会社が給与の見直しをするタイミングは決まっていますので、そのタイミングをしっかりと見極めて交渉することも必要です。

就業規則と自分の仕事を照らし合わせる

会社と給与交渉をする場合には、まずは就業規則をしっかりと把握することが必要です。深夜残業や休日出勤などの時間外労働の状況を確認してみるといいでしょう。サービス残業になっているような場合には会社に請求をしてみれば、自動的に給与が増えることになります。

また、残業などの規定が就業規則に決められていない場合には、労働基準法を参考にしながら、手当についても交渉をしてみるといいでしょう。会社に相談すればきちんと対処してもらえるはずです。

スキルを身につけ求められる成果を出す

会社が求めている成果と自分が行っている業務が一致しているかどうかを確認してみるようにするといいでしょう。マッチしていないような場合にはどんなにしっかりと働いたとしても会社はその努力を認めてくれないことになります。

会社が求めている成果を行うためのスキルが不足していると考えられる場合には、それを身に付けて見るようにするといいでしょう。スキルを身に付けることによって成果を上げることが出来るようになれば、昇給の原動力になります。

賃金交渉するのであれば最低限の根拠は用意すること

会社と給与に関する賃金交渉をする場合には、自分が汗をかいているというような主張は場合によっては空回りしてしまいます。客観的に誰もが納得できるような以下のような理由を挙げて会社と交渉をするようにすることが肝要です。

例えば、同じ給料の同僚より営業成績が高い、長期的に仕事量が増えている、新規事業開拓等で会社に欠かせない存在となっている等の理由は大きな効力を発揮してくれるはずです。

賃金交渉に適切なタイミングを見計らう

会社は年間の予算が決まっているので、社員の給与の計画も同時期に作成されることになります。給与に関する昇給交渉のタイミングとしては、予算作成の前がベストとなります。予算作成の前だと、融通がききやすく、交渉した内容が最も反映されやすくなるのでその点も考慮に入れておくことがおすすめです。

転職で給料を上げるためのポイント

自分の現在勤めている会社では色々と交渉してみたけれども一向に給与上昇が行われないというような時には転職を考えてみても良いでしょう。同じ業種への転職は業界自体が不況の場合には、給与のアップにはつながりませんので、異業種を視野にいてみてもいいでしょう。またこれまで全く経験のない業種への転職を考えているのであれば、必要な資格を取得することもおすすめです。

日本式の給与体系ですと、年功序列型の給与になってしまいますので、大幅な給与アップを考えるのであれば、成果主義を導入している会社への転職にチャレンジしてみることも必要です。

転職は異業種で経験を活かせる仕事を探してみる

異業種への転職を考えるのであれば、これまでの経験を異業種に中で活かせるような形での転職を考えてみることがおすすめです。例えば、これまでの車の営業の経験を活かして、複合機の営業に転職するようなケースが考えられます。

同業種は転職理由に対して印象が悪かったり、異業種は全て1から学ぶことになるので、転職が困難になる場合もりますのでその点を十分に考慮に入れながら自分の活路を見出して行くようにすることが必要です。

興味のある職業で経験がないなら資格を取る

新しい業種で多いなる魅力を感じている業種がある場合には、それに必要な資格を取得するようにしてもいいでしょう。例えば、ITの業種などの転職を考えるのであれば情報処理技術者試験(国家資格)に合格したり、外資の会社であればTOEICで高いスコアを持っていると、採用で優遇されたり、賃金に反映される場合もあるのでおすすめです。

報酬にこだわるなら成果主義の業種に挑戦する

とにかく給与をアップさせたいと考えているのであれば、成果主義が導入されている会社で挑戦してみてもいいでしょう。成果主義の会社の場合には、結果(成果)を出した分だけ給料に反映される可能性が高くなりますが、シビアな面もあり、結果が出せなければ仕事を続けることが難しくなることも考えらえます。年収を上げたいなら挑戦することも1つの方法ですが、それなりの覚悟も必要になります。

 

副業で複数の収入源を確保する方法

転職をするのがなかなか難しい場合には副業をして収入を増やしてみてもいいでしょう。現在行っている仕事の妨げにならないような形の副業をすることがおすすめです。

アフィリエイト

アフリエイトはネット環境の値知識が豊富な方に特におすすめの副業です。ブログなどの運用が好きであれば、内容を一層充実させ、集客するための仕組みを確立すれば、アフィリエイトや広告による収入が見込めるようになります。こまめにブログサイトのメンテナンスをすることも必要になってきますのでそれなりの時間をネットに費やすことが出来ることが一定の条件になります。

せどりによる収入

せどりと呼ばれる副業によって給与をアップさせてみてもいいでしょう。せどりとは、物の価値を見極め、同業者の中間に立って品物を取り次ぎ、その手数料を取ることを言います。せどりによって収入をアップさせることが出来るかどうかの成功のポイントは、リサーチなどで物の価値を見極めることが非常に大切になります。

不動産への投資

不動産投資によって収益を増やすという方法もお勧めです。不動産投資は、住むためでなく、利益を得ることを目的として不動産に投資することです。家やマンションなどを購入し、購入した価格よりも高く売ることで得られる売却益や、部屋を貸すことで家賃収入を得る方法になります。

最近では、土地の活用として、立地などに左右されず、社会貢献になる福祉施設が大いに注目されるようになってきています。不動産投資は非常に魅力的な副業のひとつですが、投資活動を行うための一定に資金が必要です。

金融商品への投資

金融商品への投資活動によって収益を増やすという方法も考えられます。金融商品には、様々なものがありますが、投資の初心者が扱いやすい商品として、株式、投資信託、FXなどが人気があります。中でも、投資信託(積み立て)は、少額から投資ができること、積み立て投資ができること、運用を投資の専門家に任せられること、分散投資によってリスクを抑える効果が期待できるメリットがあるので初心者に大変おすすめです。

 

2012~2017年に楽天証券で口座を開き、取引を始めた人の実態調査によると、株式(現物)、投資信託(一括買い付け)、投資信託(積み立て)、FXによる投資を、新たに始めた方が非常に多くいるという結果になっています。

投資は大きな収益を上げることが出来る方法で張りますが、全くリスクが無い訳ではありませんので、リスクを下げるための一定の努力を常に行っておくことが必要です。

 

投資についての知識を本やインターネットなどで勉強してみたり、あるいは投資に関するセミナーに参加してみるようにしても良いでしょう。

投資の成功の有無は如何に最新の情報を持っているかどうかということになりますので、一定の情報を投資のネットワークから集めることが出来る環境を作っていくことも必要です。

 

収入を上げる方法を整理して実践

会社からもらっている給与が少ないという場合にが、会社と交渉見ることも必要ですが、それでも難しいという場合には、もっと給与の良い会社への転職を考えてみることも必要です。転職をする場合にはこれまでの自分の経験を活かすことが出来るような異種業種を狙って見るようにすると良いでしょう。同じ業種間の転職は意外と難しい物であると考えておくべきです。

また、転職に必要となりそうなスキルは積極的に実に付けていくことも必要です。転職を簡単にすることが出来ないというような場合には副業を考えてみてもいいでしょう。アフリエイトなどの方法で収益をアップさせてもいいでしょうし、一定の資産を持っているのであれば各種の投資活動で収益をアップさせてみることもおすすめです。投資活動の場合にはリスクが付き物になりますので、自分なりのルールを決めてリスク回避の方法もしっかりと考えておくことが必要です。投資においては常に備えあれば憂いなしと考えておくことも必要です。

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