ロードバイクで100kmに挑戦するための主な装備や心構えとは

ロードバイクで100kmに挑戦するための主な装備や心構えとは

2019.02.07

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ロードバイクでそろそろ遠出に挑戦したい

 ロードバイクにも慣れてきたので、そろそろ遠出に挑戦したいと考える人もいるでしょう。通勤や移動、そして健康のためにロードバイクを使っている人が増えています。さらにロードバイクを使って長距離を走れたら楽しさもアップします。

 ロードバイクで安全に楽しく長距離を走るためには、どんな装備や準備が必要なのでしょうか。ロードバイクで長距離に挑戦するために知っておきたい装備について説明していきます。

ロードバイクで長距離を走るための装備

 ロードバイクで長距離を走るためには、どんな準備と装備が必要なのでしょうか。車であれば何でも荷物を持って行くことはできますが、ロードバイクでは荷物や装備に限りがあります。いかに快適・安全に走るための装備について説明していきます。

急なトラブルにも対応できるように必要なもの

 ロードバイクでの長距離走行は、どこでどんなトラブルが発生するかわかりません。長距離の場合、時間帯や場所によっては誰も助けてくれないような状況になる可能性があります。ロードバイクでの長距離距離は、急なトラブルでも対応できるような装備が必要です。

 ロードバイクに必要なトラブルに対応できる装備品には、どんなものがあるのかを知っておく必要があります。そして必要なものを欠かさず、荷物をなるべく最小限にすることも重要です。持って行くべき物を理解し、荷物をなるべく軽量にするためについて説明していきます。

予備のチューブ

 ロードバイクでの長距離走行には、必ず予備チューブを持っていきましょう。予備チューブを持って行く前に予め破損部分がないか確かめておくことも重要です。せっかく持っていった予備チューブに穴が開いていたり傷がついていたりとなれば、使えずに無駄になります。

 予備チューブを持って行く理由としては、パンク修理ができないほどチューブが破損してしまった場合どうしようもなくなってしまうためです。道路には様々な物が落ちている可能性があり、万が一、タイヤに損傷があったら、すぐ交換できるように予備のチューブは必須です。そして、パンクを直すよりも手間がかからず楽です。

 予備チューブは傷つきやすいので、ラップできちんと保護して携帯するようにしましょう。何もせずにバックの中に入れておくと、移動中の揺れでチューブが傷ついてしまう可能性があるので、必ず保護することが重要です。ラップがかさばらなくてオススメですが、ジップロックでも対応できます。

パンク修理パッチ

 ロードバイクの長距離走行には、パンクをしてしまう可能性もあります。ロードバイクがパンクをした場合、パンク修理をしなければなりません。パンク修理のスキルを身に着けていれば、効率的・コスト的に良いです。

 パンク修理パッチで人気のあるスーパーパッチというものが普及しています。これは、強力な粘着加工されているウレタンシート製のパッチです。ゴム糊を使わないため取扱いが簡単なのがよい点です。コツさえつかめば、誰でも簡単にタイヤのパンク修理ができます。

 パンクは予想できるものではないので、必ず修理パッチを用意しましょう。自力でパンクを直すことができれば、近くに自転車屋がなくても大丈夫です。
  

携帯空気入れ

 ロードバイクのタイヤは、何もしなくても自然と空気は抜けてしまいます。タイヤに空気がしっかり入っていないと、走行速度やタイヤの劣化に繫がるので、定期的にタイヤの空気圧を確認し、こまめに空気を補充する必要があります。

 携帯空気入れを選ぶポイントは、人それぞれで違うのでデザイン重視の人もいれば、コストで選ぶ人や空気の入れやすさで選ぶ人などさまざまです。携帯空気入れは、簡単には壊れることはないので気に入ったものを選ぶのがよいでしょう。

携帯用工具

 走行中に何か違和感を覚えた際にすぐに調整できるよう、工具を携帯しておきましょう。携帯用工具には折り畳み式の工具セットがあり、トラブルが起きた時以外でも、固定した荷物の位置を調整できて便利です。

 長距離走行だけでなく、ちょっとした調整ができるので携帯用工具は非常に使えるアイテムです。必要最低限の工具だけが揃っているタイプのものは、六角レンチ5種類、プラスドライバーが付いています。小型なので携帯ツールとして便利です。

 更に工具が多く付いているものもありますが、使わないものがあると重くなるので、小型で最低限のタイプでも十分です。

長距離の移動はエネルギーが必要

 ロードバイクでの長距離走行は、エネルギーが必要です。ロードバイクで時速20㎞で走ると1時間走った場合、500Kcalを消費します。4時間も走れば、2000Kcalを消費します。これは、かなりエネルギーを消費します。

 ランニングなどは、体力的に限界がくるため途中でストップできますが、ロードバイクで走行している場合は一日中走っても体力消費に気づかずに走ってしまうことがあります。そのためハンガーノックなどに陥りやすいので注意が必要です。

 

エネルギーを補給するための食べ物

 自転車での走行は、思いのほか体力を消耗をします。そんな時、お腹がすくまで何も食べていないと、あっという間にハンガーノックといって低血糖状態で体が動かなくなってしまいます。可能であれば、30分~1時間毎に、糖質のあるものを摂取することが大事です。

 運動をはじめたときのエネルギー源は筋肉中の糖質が主となります。運動を続ける段階で、血液中の糖や遊離脂肪酸をエネルギー源として使いはじめます。脂肪の燃焼がはじまると脂肪は燃焼しないので、補給食は糖質のあるものがよいです。

 しかし、糖質は吸収が速くエネルギーに変換されやすいので血糖値が急変した場合、低血糖が起こる場合があります。単糖類といわれるものは、バナナやキャンディー、チョコレートなどがあり、低血糖になる可能性があります。多糖類といわれる吸収が遅い補給食がおすすめです。

 多糖類には、ごはんやパスタ、うどんやパン、ようかんなどがあります。補給食を摂取するタイミングは、お腹が空きそうだと感じる位に早めに摂取しましょう。100Km の長距離走行の場合は、300~400Kcalは補給する必要があります。

水分は少なくとも2つは用意しておく

 ロードバイクで走行する場合、知らないうちに水分が不足します。気づかずに走行を続けると、脱水症状に陥ってしまうことがあります。そのため、走行中の水分補給はとても重要です。水分補給によいのは、ひとつは水でもうひとつはスポーツドリンクです。 

 ロードバイクでの走行中に失われるのは水分だけではありません。水以外にも塩分やエネルギーを消費します。そのため塩分なども補給する必要があるのです。そのためスポーツドリンクには塩分も入っているので、汗で減った分を補給できます。だいたい15分に1度のペースで飲むようにしましょう。


  

長距離を走り切るための心構え

 ロードバイクで安全快適に長距離を走り切るために必要な心構えについて説明します。

目的地を決める 

 ロードバイクでなんとなく走るのもよいですが、ただ走るだけではモチベーションが保てないので、何か楽しみに向かって走ることが大切です。目的地を決めてそこに向かって走れば、目的地に向かう理由があるので走り切ろうという気持ちが沸きます。

 最近では、サイトなどでサイクリングコースを紹介されていることがあります。100㎞ともなれば行けるコースはかなり広がりますが、初心者の場合はサイクリングコースを見本に見所などを調べてみるとよいでしょう。
 そして、気になるお店や見たい景色などを目的地にすれば、挫折しそうになっても、持ちこたえれることができます。

 目的地を決め、ルートを作成する際は安全な道を選びましょう。交通量の多い道や、舗装されていない道などは避けて、事故やトラブルにならないルートを選ぶようにすることがオススメです。そして、トラブルや体力のことも考えて余裕のあるルート作成をするように心掛けましょう。

休憩は時間でとる

 走行中に休憩を取るのは、何km走ったら休憩ではなく、30分毎に休憩するのがよいでしょう。1時間走行し、長めに休憩を取るよりも30分毎軽めに休憩する方が楽に続けることができるのです。軽い休憩とは、自転車を停めてストレッチしたり、補給食を食べたりすることなので、時間のロスも多くありません。

 ロードバイクの長距離走行は、無理せずに長距離を走り切ることが重要です。無理をしてストイックに走り続ければ体力を多く消耗し楽しい走行にはなりません。特にはじめての方は、まず自分のペースを知ることが大事なので、ペースを把握することもしておく必要があります。
    
 

目標は100km、楽しい旅にしよう

 ロードバイクで長距離に挑戦するのであれば、楽しい旅にしたいものです。ロードバイクで楽しい旅をするために、装備や準備はしっかり整えるようにしましょう。そして、安全に旅するために自分の体調管理や、走行中の栄養補給などを忘れずに事故のないロードバイクの旅を楽しむのが一番です。

 特に初めての挑戦であれば、まずは自分のペースをつかむことが重要なので、無理をせず楽しむ気持ちを持ってロードバイクの長距離走行にチャレンジしてください。

 

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