メジャーからマニアックなものまで!自転車を題材にした漫画を紹介

メジャーからマニアックなものまで!自転車を題材にした漫画を紹介

2019.01.23

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自転車を題材にした漫画を知りたい

海外のアニメと違い、日本アニメのほとんどは、漫画である程度実績を残し、そこから初めてアニメ化の話題が出るものです。特に、ブームと漫画やアニメの関係も、かなり密接な関係にあり、ロードバイクの人気の高まりと共に、そうした漫画も次々とアニメ化されるようになってきました。そこで、もっと自転車を題材にした漫画を知りたい方に、いくつかのお勧めの漫画を紹介しましょう。 

人気の王道漫画【弱虫ペダル】

現在もロードバイクを題材にし、熱い青春ドラマを繰り広げているのが、現在でも不動の人気を誇る王道漫画【弱虫ペダル】の存在です。実際に、行われているわけではありませんが、箱根ロードレースのインターハイを中心にして、青春のすべてを自転車に捧げる高校生たちの熱い物語で、弱虫であった主人公がロードバイクをきっかけに、強くなっていく姿を描いた作品です。

ロードレースを描いた作品中でも、アニメ化や舞台にもなるほど人気が高く、実際のロードレースの様子や仕組みも、詳しく理解していけるといった面白さもあります。

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短編映画にもなった【茄子】

 一般的な続きもの長編漫画ではなく、1話ごとにそれぞれの主人公が、織りなす人生やその葛藤を描いたオムニバス短編漫画と言えるものです。共通の題材として、タイトル名ともなった野菜の茄子をテーマにした作品で、その中にロードレーサーであるぺぺが主人公となる話があり、「アンダルシアの夏」続編「茄子 スーツケースの渡り鳥」共に、アニメ映画化されました。

とても、リアル感のあるロードレースの内容は、リアル感や実在性のある構成となっている為、本物のロードレースを体感されたい方には、ぜひとも見ていただきたい漫画となっています。

まとめて読みたい完結漫画

週刊誌に掲載されている漫画は、1話で完結するという事はなく、次号の続きを見る為には次の新刊が発売されるまで、しばらく待たされる事になります。当然お気に入りの漫画ともなると、話しの続きがかなり気になり、やきもきした気持にさぞかしイライラを募らせている事でしょう。

そんなあなたに、是非お勧めしたいのが、ロードバイクを題材にし、すでに完結されているコミック漫画の数々です。週間や月刊誌などではありませんので、初めから最後まですべて読み切りできるのも、心がすっきりしストレスも解消するというものでしょう。

個性あるキャラクターが人気【シャカリキ】

2008年に、映画として実写化された話題の作品【シャカリキ】は、自転車をこよなく愛する少年が、ロードレースを通じて人間的にも実力的にも成長し、最終的にはロードレーサーになっていくという物語です。漫画自体は、18巻で完結していますが、主人公テルが自転車と出会い、坂バカとも呼ばれるほどまで自転車にのめりこんでいく姿は、かなり面白く描かれています。

中学校の最終学歴で、ロードバイクにのめり込むきっかけとなる出会いがあり、その後高校へと進学し、数々の紆余曲折を経てロードレーサーへと、変貌を遂げていく姿は感動ものです。

サラリーマンの夢が詰まった漫画【かもめ☆チャンス】

世の男性陣に、ぜひ読んでいただきたいのが、この【かもめ☆チャンス】という作品です。主人公は、どこにでもいる、いたって普通のサラリーマンでしたが、あるきっかけを発端にロードバイクの世界へとのめり込んでいきます。

それまでは、男手ひとつで娘を育て、子育てにも自分のふがいなさに、人知れぬ鬱屈を抱えてきた人生でしたが、娘の事件をきっかけにロードバイクと出会う事になります。ロードレースに出場するきっかけにも、かなり興味をそそられますが、全20巻とかなり読みごたえがあり、ロードバイクに興味のある方はぜひ一度読んでいただきたいものです。  

実体験を漫画にした【じこまん】

完結漫画とはいえ、3巻とかなり少なめな感がありますが、その内容はかなり充実した内容になっています。漫画の内容としては、ロードレーサーの道を歩むといった王道ものではなく、非常にリアリティーのある実体験を漫画とした作品となっています。

話しの内容は、実際に【じこまん】の作者が、これまで体験した内容を描いた作品で、40代になった彼自身が自分の自己満足を完結させるべく、自転車を始めロードバイクにはまっていく姿を描いています。実際に、スタッフをも巻き込んだ自転車ドタバタ劇は、かなり面白味のある作品となっています。

感動できる漫画【輪道】

同じ自転車作品漫画でも、話しの内容一つでこうも変わるのかと、感動間違いなしの作品がこの輪道-RINDOでしょう。主人公は当時小学生であった輪少年。上の兄3人は共に競輪選手で、父に楽をさせたいと願うが、今は亡き母りんどうの遺志を受け継ぎ、かたくなに母とを同じ屋号の串カツ屋を営む。

そんな貧乏生活のさなか、父から一台の古びた自転車を輪少年は受け取ります。母の形見ともいえる自転車を、彼はりんどう号と名づけ、それをきっかけに自転車の道へと突き進んでいく物語で、全11巻はすべて感動できる内容となっています。

今どきの青春漫画【オーバードライヴ】

男性も女性も合わせて、思わず魅了されてしまうのが、このOver Driveという作品。決して重い話しではありませんが、青春マンガ路線という事もあり、若かりし頃の青春時代を思い出しながら見るのも一興でしょう。作品の方はかなりの人気を博し、アニメ化されたほか、さらに小説化もされる事になりました。

話しの流れは、自転車に乗れない主人公が、憧れの女子マネジャーから自転車部に誘われた事がきっかけで、話しがスタートしていきますが、全17巻にもかかわらず、話しの内容はロードレースにまで深く入り込んだ作品となっています。

本格的なロードバイク漫画【ツール】

本気のロードバイク漫画を見たいのであれば、是非お勧めしたいのが全8巻となるこの作品、タイトル名が【ツール】という漫画です。ツールとは、道具や工具などといった意味の言葉ですが、作品の話しを進めていくうちに、その意味と内容がわかってきます。

あらすじの流れとしては、サイクルロードレース全日本チャンピオンでもあった父の遺志を受け継ぎ、ロードバイクの世界へと足を踏み入れていく少年の話となっています。主人公の少年ヒイロは、風を読むという不思議な才能を持ち、父勝もその才能に気付き、共に同じ道を歩むはずだったのです。

父親のための競輪物語【Odds】

Odds -オッズ-は、話しの流れとしては、漫画父親の治療費の為に競輪を始め、次第にのめり込んでいく姿が描写された作品です。主人公麟太郎は、高校時代高校選手権2位を取るほどの、ロードレース界の将来を期待された選手でしたが、交通事故によって母や妹を失い、父も植物人間の状態となってしまいます。

本来、自分の夢であったロードレーサーの夢をあきらめ、お金の為に競輪の世界へと生きる覚悟を決めます。現在も、『Odds VERSUS!』と題名を変え、引き続き連載の続く同漫画ですが、競輪学校時代など大変興味深い内容が目白押しです。

古いところがいい【ギャンブルレーサー】

中年以降の男性であれば、懐かしさのこみあげてくる競輪漫画がこの一冊。この時代の男性たちには、あまりにも有名な【ギャンブルレーサー】ですが、主人公がギャンブル好きの競輪選手という事で、全体の話しの流れとしてもユニークさとコミカルな話しがこの漫画の魅力と言えるでしょう。

全39巻も発売されている事から、この漫画の人気はうかがい知れるとは思いますが、競輪を全く知らない方でも、競輪のシステムや競輪界の師弟関係などがつぶさに分かり、競輪の面白さが大変わかりやすい作品となっています。

日本一周する物語【サイクル野郎】

競輪やロードレースなどとは、一線を画する昭和の自転車漫画ですが、全37巻という事から見ても、かなりの人気作品であった事はお分かりいただけるかと思います。この【サイクル野郎】の主人公となる丸井輪太郎は自転車屋の息子で、家業の修業をするという名目で、中学校を卒業すると自転車による日本を一周を計画します。

作画は少々古臭さを感じさせますが、この作品に影響されて日本一周を行う方も実際にいました。当時の風習や文化の違いは、現代人にとってもかなり興味深いもので、道路状況や社会環境も異なっている為、かえって目新しく感じるのではないでしょうか。

大人になっても漫画を楽しもう

漫画の面白さは、良い作品であればある程、現在でも全く色あせないものです。日本のアニメ文化を支えてきたのは、こうした日本独自の漫画があればこそのもので、漫画文化が根強く残るわが国では、現在でも低俗ではない事を示しています。特に自転車系の漫画は、作品数が少なくとても貴重なものと言えるのではないでしょうか。

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