自転車のブレーキシューの方法とメンテナンスについて解説

自転車のブレーキシューの方法とメンテナンスについて解説

2019.01.04

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簡単にできる自転車のブレーキシューの方法

海外と比べてみても、国内での重大な事故が少ないのは、道路整備が行き届いている事と、もう一つは車の安全管理が徹底してなされていることにあります。これまで、見過ごされてきた自転車の世界も、近年の自転車による事故の多発によって、こうした自動車と同様に、所有者の安全管理が重要視される事になりました。

ブレーキシューとは何か

自転車のブレーキシューとは、制輪子と呼ばれているブレーキ装置の一部の事で、自転車だけではなく自動車や鉄道など、あらゆる乗り物に使用される、スピードを制御する上での重要なブレーキパーツといえます。

現在の自転車には、この制輪子として自転車用のリムブレーキと、ブレーキパッドと呼ばれる自転車用ディスクブレーキが主に使用されています。当然の事ですが、加速する乗り物はこのブレーキシステムによって、速度を落とす事でスピードを緩めたり、停止するための重要なパーツとなっています。

4つのパーツで出来ている

自転車のブレーキシステムには、主にディスクブレーキとブレーキシューがありますが、ブレーキシューの場合、ブレーキシュー本体とアーム、そしてワイヤーとブレーキバーの4つのパーツで構成されています。

ブレーキシューの構造は、自転車のサドル部分にあるレバーを握ると、ワイヤーが引っ張られアームが動き、アームの内側についているブレーキシューのゴム部分が、車輪の外側部分に触れる事によって摩擦が生じることで、自転車が止まる仕組みとなっています。

ブレーキシューが使われるブレーキ

ロードバイクに、多く使用されるブレーキには、キャリパーブレーキというタイプのブレーキが主に使用されています。このキャリパーブレーキにも、ブレーキシューは使われており、ロードバイクの制御には欠かす事のできない重要なパーツの一つです。

このブレーキシューは、ブレーキレバーを握る力でリムを挟み込み、減速させる構想となっていますので、自転車の所有者である本人のブレーキ操作に依存しているという事になります。したがって、ブレーキの利き過ぎもトラブルを招てしまう原因にもなりかねないのです。

ブレーキの効き具合に影響する

ブレーキシュー自体は、構想が比較的簡単にできている為、自転車の所有者が簡単に交換する事ができます。なぜなら、ブレーキシューの制御部分は、ゴムや樹脂で出来ている為、消耗品として割り切っておかなければならないからです。

特に、毎日ロードバイクに乗る方は、取り続けている間にブレーキの調子が次第に変わっている事にお気づきのことでしょう。当然の事ですが、このゴムパット部分は、すり減ってくるとブレーキの効きが悪くなる事は言うまでもなく、雨天時の走行などには危険を伴う場合もあります。

交換のタイミングは溝がなくなったら

自転車の中でロードバイクは、スピードが出やすく、ついつい平らな道では速度が出てしまいがちです。こうしたスピードを制御する為にも、ブレーキの存在は重要な要素となるもので、素早く速度を抑える為にもブレーキシューのメンテナンスは怠りなく行っておきたいものです。

特に、ブレーキ部分の交換のタイミングは、安全性を左右する重要なポイントと言えるもので、溝がなくなってきたら即座に交換する事を心がけましょう。基本的に効果のタイミングは、半年ごとを目安にに交換すると安全と言われています。

メンテナンスは左右の幅を確認

まず、ロードバイクなど、スピードの出やすい自転車は、特に日ごろのメンテナンスが、所有者にとっても重要な課題となっています。なぜなら、近年こうしたロードバイクの事故により、人や自転車同士がぶつかってしまうといったトラブルも多発しており、そうした事故を瞬時に避ける為にも、ブレーキシューのメンテナンスは最重要課題ともいえるものです。

では、このブレーキシューのメンテナンスを正しく行うには、いったいどういった部分に注意しすればよいのでしょうか。

定期的に左右の幅を確認する

近年では、自転車との事故が多発している事から、ロードバイクなどの自転車も自動車と同様に、日ごろのメンテナンスを行う事が指導されています。

具体的に、ブレーキシューのメンテナンスは、ハンドル部分にあるブレーキをゆっくりと握りこんでいき、車輪の外側にあるリム部分に、左右のシューが当たるタイミングが同時である事を確認しておきましょう。左右のシューがどちらかにゆがんでしまうと、タッチが悪いだけではなく、ブレーキの効きにムラが出てしまい、片減りになってしまう事もあります。

メンテナンスに必要な道具

一般自転車とは異なり、ロードバイクの魅力は各パーツごとにバラす事で、メンテナンスを簡単に行う事ができるというところにあります。まず、こうしたロードバイクのブレーキシューは、最重要度の高いメンテナンスと言えます。

こうした、ブレーキシュー部分の、メンテナンスに必要な道具とは、パーツ部分をバラす時に必要となるプラスドライバー、六角レンチやY型ヘックスレンチ、そして指などの汚れやけがを防止する為の軍手も必要ですが、ネジ類がころげてしまわないよう小型のトレイも用意しておきましょう。

異物が付着していないか確認

ロードバイクの魅力は、各パーツを自分好みにアレンジできる事で、軽量で丈夫なボディーを思うぞんぶん愛でる事ができる為、多くの愛好者が注目する分野といえます。

この大切なロードバイクですが、日ごろのメンテナンスは大変重要で、仮にブレーキシューに金属片が刺さっていると、リム部分を大きく傷つける事になりますので、所有者としても細部に目をこらしておきたいものです。細かな石や、破片などがこのリム部分に付着している場合は、先の細い工具を使って金属片を丁寧にとり除いておきましょう。

オイルがつかないようにする

ロードバイクなどの、極めて重要な部分として知られるブレーキ部分は、ブレーキ制御の有効性を左右する部分とあって、最優先に点検する必要があるポイントといえます。

ロードバイクのさび防止や、滑りを良くする為などに使用される潤滑油ですが、こうしたオイルがブレーキシューに付着してしまうと、ゴム部分などがリムを制動することができなくなるという事も考えられます。そこで、オイルが付いてしまった場合は、紙ヤスリなどで表面を削って、表面ごとオイルを取り除いておきましょう。

交換の手順


ロードバイクの魅力の一つとして、比較的簡単にパーツをバラす事ができ、メンテナンスが比較的楽に行えるという事があります。ロードバイク愛好者の多くは、こうしたパーツを部屋に持ち込み、独自にメンテナンスを行うという事もよくあるもので、これもロードバイクの楽しみ方の一つとなっているものです。

しかし、こうしたロードバイクのリムブレーキシステムですが、いくつかの種類がある事をご存じでしょうか。しかし、基本的なメンテナンスは変わらないので、特に問題はないのです。

ブレーキワイヤーをアームから取り外す

ロードバイクによく使われているリムブレーキには、キャリパーブレーキがよく使われており、定番のブレーキと呼べるものです。このキャリパーブレーキには、ブレーキを緩めるレバーが付いている為、比較的簡単に交換しやすい構造になっているのです。

また、リムブレーキの種類には、Vブレーキやカンチブレーキと呼ばれるブレーキなどもあり、これらのリムブレーキにはブレーキを外せる機能がついており、競技用やスポーツタイプのロードバイクによく使われています。

ブレーキシューを取り外す

キャリパーブレーキの場合は、まずブレーキを緩めるレバーを起こして、リムブレーキを緩める事から始めましょう。そして、ホイールと逆側にあるねじ穴に、対応するサイズのアーレンキーを差し込んだら、時計回りに一回回す事で簡単に外す事ができます。

コツとしては、ブレーキシューを固定しているナットを外す時に、スパナを使用して、もう片方の手はブレーキシューを固定して回すといった方法で、簡単に取り外す事ができますので、同様にもう片方のブレーキシューを外してしまいましょう。

ブレーキシューを固定する

新しいブレーキシューをつける前に、まずはバーツ類を布などで丁寧に拭きあげておき、オイルでさび止めの処置をしておきましょう。まずは、ブレーキシューをワッシャーで仮固定する事から始めますが、固定する際にはブレーキシューの左右と、ワッシャーの順番に注意する必要があります。

また、このブレーキシューには、六つの部品がありますので、取り付けの際には間違えないように注意しなければなりません。間違えないようにする為には、パーツを一度トレイなどに並べておき、内側と外側のパーツとに分けておきましょう。

ブレーキシューの調整

仮止めの取り付けが完了したら、完全にナットを締めていきますが、締める際には左右交互に締めていくのが基本となります。これは、ブレーキシューの調整ともなりますので、必ず左右が均一になるように締めていかなければなりません。

ブレーキシューの調整のコツとしては、リムとブレーキシューが密着するまで締めるのではなく、リム部分から1mmから2mm程度、隙間ができるまで締める事が基本です。ブレーキシューを完全に着け終わったら、まずはブレーキシューの動作確認をする事を忘れてはなりません。

定期的なメンテナンスで楽しい自転車ライフ

ロードバイクの楽しさは、何もツーリングや走行を楽しむだけではなく、こうした定期的なメンテナンスも楽しみの一つです。正しくロードバイクを管理していく事は、所有者として当たり前の事なのですが、忙しさにかまけてつい忘れがちになってしまう事もあります。しかし、安全を確保する上でも、重要な整備となりますので、くれぐれも忘れないようにしましょう。

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