初心者には105がおすすめ
日本では、一時期子供たちや若者で、自転車があふれていた時代がありましたが、再び活気を取り戻してきたのは、ロードバイクの影響によるものがありました。昨今では、40代からでも始められるスポーツとして注目され、中年男性を中心にその場が広まりつつありますが、初心者には105がおすすめとはよく聞く話ですが、この105とはどういった意味なのでしょうか?
105の特長
長年、ロードバイクを趣味としてきた方ならお分かりでしょうが、始めたばかりの初心者や一般の方には、105搭載車といっても何の事だかさっぱりと分かりません。端的に言えば、105搭載車とも呼ばれる105とは、ロードバイクのスペックを、最低限有しているロードバイクだと言う事ができます。
具体的に言えば、レースを行う為の能力、つまり制御性と耐久性や使いやすさなどを総合判断し、これらの条件をすべてクリアしたものを、シマノでは105あるいは105搭載車と位置付けているものだったのです。
105はシマノのコンポーメントのブランド
当然の事ですが、この105とは、自転車メーカーとして知られているシマノが、開発と販売を手掛けているロードバイク用のコンポーネントです。ここでいうコンポーネントとは、様々な自転車部品を構成するパーツなどを意味するもので、105搭載車といえばこのコンポーネントが搭載されているロードバイク、という意味になるわけです。
初心者用ともされる105搭載車ですが、同社のグレードから見てみると、デュラエースを最高級として、アルテグラの次に105がランクされていますので、はた目から見ても申し分のない性能と言えるでしょう。
初心者に105をおすすめする理由
ロードバイクを始めたばかりの初心者に、なぜ105をお勧めするかと言えば、それは105搭載車がロードバイクのレース車として、最低限必要の性能を保持しているところにあります。つまり、簡単に言えば、105搭載車であれば、普段はあこがれの目で見るしかない、ロードバイクのレースにも参加できるという事になるわけです。
これだけの性能を誇る105ですので、初めての方であれば、値段の方が少し気になってくるところですが、105の特徴やその性能を一通り把握してからでも遅くはありません。
105の特色
ロードバイクのコンポーネントとは、いわばロードバイクの心臓部ともいえる部分で、バイクの駆動に関係する部品をひとまとめにしてコンポーネントとして表しています。基本的に自転車は、後輪駆動で動きますが、そのためには動力源ともいえるペダル部分のフロントギアや、それを伝えるチェーンも必要となってきます。
つまり、それをひっくるめてコンポーネントと呼ぶもので、105の特色は重量はやや重いのですが耐久性やブレーキの制動力、そして変速の滑らかさはハイレベルでまとまっているのが特徴です。
部品の互換性がある
105のリアのギアは、11速ととなっています。つまり、シマノの三大コンポーネントであるデュラエースとアルテグラのと共に、上位のグレードとして知られる105の変速段数と同じなのです。これが何を意味しているかというと、変則段数が違うグレードととは、部品の構造や動きが変わってくるので、互換性がないという事になるわけです。
しかし、105のリアのギアは11速であり、ほかの上位のコンポーネント、デュラエースとアルテグラとは互換性があり、ともにカスタマイズが可能という事は大きな強みと言えます。
105がおすすめなのは価格帯からもある
例えば、ロードバイクにある程度慣れて、ロードレースに出場してみたいとします。この時ベテランのロードレーサーに聞くと、ほとんどの方が口を揃えて、最低限105搭載車が良いとの声を聞きます。
実は、105が搭載されたロードバイクは、比較的安価な価格で手に入れる事ができ、20万円位で購入できますので、かなりコスパが良いという事が言えます。ある程度、ロードバイクに詳しければ、ロードバイクは高価なほど高性能と言われますが、高くなるほどコスパが悪くなる事につながるわけです。
新型のR7000系の特長
2008年4月に、発売されたばかりのR7000は、人気のシマノのコンポーネントである105をリニューアルし、R7000系としてフルモデルチェンジされたものです。フルモデルチェンジとはいえ、リア側の変速は105の上位コンポーネント二つの特徴を受け継いでおり、従来の11段となっていますのでご安心ください。
105がおすすめなのは価格帯からもある
そして新たに、前作5800シリーズと同様に、シックな基調のシルキーブラックと、スパークシルバーの2色を展開しています。しかし、R7000系の特長はそれだけに限らず、新たな機能も進化させたのです。
R7000系での変更点
R7000系へと、新たに進化をとげた105コンポーネントですが、当然このリニューアルによって、様々な機能や性能が上昇したことは言うまでもありません。まず、R7000系での変更点として、シリーズ初のディスクブレーキが搭載される事になりました。
ディスクブレーキの導入は、安全性や操作性の向上を図る為のもので、ほかにもリア変速機が出っ張りの少ないシャドータイプになるなど、ミドルグレードとは思えないほどの、操作性や信頼性を向上させています。
おすすめの105搭載ロードバイク
105搭載車が、なぜ初心者にお薦めであるのか、勧められる本人にとって、その理由を納得できない事には、安心して購入する事が出来ません。もちろん、シマノが日本の企業であり、世界でも有数の自転車メーカーである事は、少し調べてみれば誰しもわかる事ですが、もう少しかいつまんで説明を聞いてみたいものです。
そこで、実際に初心者にお薦めするロードバイクを紹介すると共に、その選考基準として、価格的に手を出しやすい130,000万円から、260,000円以下クラスのグレード車をピックアップしてみましょう。
BEIOU 700C ロードシマノ105 自転車 5800 22Sレーシング 自転車 T800-M40232
こちらのロードバイクは、価格的にはかなり初心者にお薦めとなりますが、その性能や搭載された機能を考えてみると、かなりのお得感を感じる逸品となっています。素材としては、東レT800-M40カーボンファイバーを使用し、当然ですがシマノ105(5800)を搭載しています。
フレーム自体も、BEIOU炭素繊維ユニボディの超軽量フレームを使用しているという事もあり、バイク重量は驚きの18.3lbと、初心者仕様としてはかなり軽い部類に入ります。18.3ポンドをグラムに換算すると、約8.3kgという事がお分かりいただけるかと思います。
ARIA SHIMANO 105 TRIATHLON MIX 2018年モデル
シマノの2018年モデルとして、発表されたARIA SHIMANO 105 TRIATHLON MIXですが、空気抵抗を減少させる為、フレームとフォークは統合されたデザインとなっているのがその特徴です。シマノ105を搭載している為、変速段数は2×11となり、合わせて22段の変速段数となっています。
タイヤサイズは700×25Cで、フレームサイズも44から取り揃えていますので、小柄な女性であっても特に問題はありません。通常のロードレースはもちろんの事、トライアスロンでも、ベストパフォーマンスを引き出してくれるでしょう。
INTENSO SHIMANO 105 2018年モデル
こちらも2018年モデルですが、グレード的にはSHIMANO 105 TRIATHLON MIXと、BEIOU 700C ロードシマノ105のちょうど中間にあたるグレードのロードバイクで、ビアンキテクノロジーが使用されたカーボンバイクといったタイプのバイクとなります。
K-VIDテクノロジーを採用している為、振動を効果的に吸収すると共に、路面接地面との融合感がかなり高まっています。シマノ105を搭載している為、従来同様の変速段数22段は織り込み済みで、ロングライドに最適の乗車姿勢で長距離に最適なタイプといえます。
105は初心者でも扱いやすいロードバイク
シマノは、世界でも有数の自転車メーカーという事もあり、その信頼度や性能の高さはかなりのものです。特に、105搭載車はミドルユーザーが使用するほど、その性能と信頼性も高く、レースで乗りこなすのにも、何ら問題はありません。パーツも豊富ですので、初心者でもかなり扱いやすいロードバイクと言えるでしょう。