キャスター付きクーラーボックスを知る|アウトドアを快適に

キャスター付きクーラーボックスを知る|アウトドアを快適に

2019.03.13

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クーラーボックスにキャスターがあれば重い荷物も楽々

料理の食材やお酒など飲料、さまざまなものを詰め込んだ結果、クーラーボックスが重くてもち上がらないなんてことも。そんな時に便利なのが、キャスター付きクーラーボックスです。同じクーラーボックスでも、運搬力に大きな差があります。

重い荷物を楽々運べるキャスター付きクーラーボックスの選び方や、3つの視点からチョイスした9つのおすすめクーラーボックスについて紹介します。

キャンピングカー写真

キャスター付きのクーラーボックスを選ぶときのポイント

キャスター付きクーラーボックスに限って選ぶ場合、通常のクーラーボックス選びでも大切な容量や保冷力にくわえ「ハンドルタイプ」と「車輪サイズ」がポイントになります。

キャスター付きのクーラーボックスはハンドルタイプが2種類

ハンドルタイプとは、持ち手の種類のことです。種類によって、収納しやすさや耐久性が異なります。

伸縮可能式キャリーハンドル

旅行用のキャリーケースにも多い、伸縮可能式のハンドルはコントロールがしやすく持ちやすいのが特徴です。ハンドルを短くしてコンパクトに収納可能なため、テントや寝袋など他のギアが多い場合にも向いています。

ただし、ハンドルがある分だけ容量が少なくても値段が高くなりやすく、かつハンドル自体の耐久性には注意が必要です。壊れやすい商品を選んでしまわないよう、材質や購入者の口コミなどをチェックしておきましょう。容量とコスパを追求するなら、キャスターが付いていないものの方が候補に上がりやすいという側面もあります。

取っ手式キャリーハンドル

伸縮しないが、持ちやすい取っ手が付いているタイプです。コントロール性には難があるものの、構造上壊れにくく、故障など現地でのトラブルを回避しやすいというメリットがあります。ただし伸縮式とは異なり、手元まであるような長い取っ手ではないことがほとんど。

そのため、長距離を引いて歩くことを前提とすると、持ち運びしづらいものもあります。持っていく場所に応じて、検討しておきましょう。

悪路が多いフィールドには大き目の車輪がおすすめ

舗装された道や硬い地面ではキャスターもスムーズです。たとえば舗装されていることが多いオートキャンプ場や釣りに向いた堤防なら、キャスター付きクーラーボックスだと便利なシーンも多いでしょう。

反対に、砂浜や砂利だと走行不能になる場所があります。たとえば凹凸の激しい道や草の生い茂る場所では、小さな車輪だと回らない場合があります。悪路が多い場所へ持っていくことを想定しているなら、大きめの車輪を選びましょう。

高性能、実用性の高いキャスター付きのクーラーボックス

「保冷力等の機能を重視したい」「頑丈な作りで人気がある商品がよい」そんなアグレッシブな使い方を想定する人におすすめのキャスター付きクーラーボックス4つを解説します。

IGLOO TRAILMATE JOURNEYイグルートレイルメイト

他にないハードな見た目、オフロード仕様で衝撃に耐えるバンパーも装着した、独特なキャスター付きクーラーボックスです。大きめの車輪が特徴で、しかも70Lと容量確保されており、岩場などでの使用も可能です。真夏で下の熱の影響を受けやすい状況でも、足つきなため問題が少ないのも特徴です。

また伸縮可能型のキャリーハンドルはパイプ製で頑丈、サイズも太めで安心してオフロードを引っ張って移動できます。またこのハンドル自体に付属のトレーを乗せると、簡易テーブルにもなる優れものです。

ロゴス ハイパー氷点下トローリークーラー

やや重量感がある作りをしており、容量は40Lほどと標準的です。しかし注目すべきは、その圧倒的な保冷力。保冷剤をきちんと入れれば、アイスクリームや冷凍食品が溶けないほどです。ハンドルは伸縮可能タイプ、肩掛け用のベルトも付いています。

また自宅での収納も考慮されており、真ん中の収納スペースは普段は折りたたんでおくことができます。使うときはジッパーを開き、シェルを横に広げ、底にボトムフォームをしっかりと装着することでクーラーの形になります。自宅に持ち帰ったらきちんとたたんで収納すれば、余計なスペースを取ることもありません。出先で食材購入と保冷剤購入を考えている場合も、車に搭載しやすいタイプです。

IGLOO マックスコールド クーラーボックス

58Lの容量の多さに、大きめの車輪とガイドハンドル、トレーがセットになったIGLOOのシリーズのなかでも大型のクーラーボックスです。マックスコールドシリーズは長期保冷に威力を発揮してくれるのが特徴で、水抜きドレン穴で排水も楽なため、キャンプやアウトドアを終えた後の手入れも簡単です。

両サイドに取っ手があるため、車に積む際も便利です。ただしガイドハンドルは伸縮しないタイプであり、頑丈さはありますが引っ張って歩くのにはやや不向きです。移動時に活用する、という視点でハンドルを活用しましょう。

シマノ クーラーボックス スペーザ ホエール リミテッド

内寸が長さ800mm、幅310mmと大物が釣れても安心のフィッシング用大容量クーラーです。キャリー付きですが上に載っても壊れないのに軽量なボディで、大人数でのキャンプにもおすすめです。メインロックを外しても蓋の重さだけで冷気を遮断してくれるため、うっかり蓋を閉め忘れた場合も慌てずに済みます。

その保冷力は「クーラー内20%の氷を31度の温度化で1時間保持できる=1h」と計算し、こちらは70時間キープ可能です。内部には凹凸があり、溶けた氷と中に入れたものが接触しにくくなっています。内部にはワンアクションで排水ができる水栓も付いているため、手入れも簡単です。左右が荷物で埋まっている状態でも、レバーを同時に挙げると蓋が外れるため、中身の取り出しが可能です。

デザイン性の高いおしゃれなキャスター付きクーラーボックス

「他のクーラーボックスにはないデザイン」を重視したキャスター付きクーラーボックスもおすすめです。

IGLOO MARINE BREEZE ULTRA

便利な長めの伸縮可能ハンドルが付いており、IGLOOの中でもコンパクトかつ軽量タイプなため、女性にも扱いやすい他、荷物を最小限にしたい1人キャンプにもおすすめです。外観は丸っこさのあるシンプルなタイプ、ハンドルは完全に収納すると本体の中に隠れてしまうほどです。

価格帯も比較的お手頃で、上記のマリーンブリーズウルトラ28タイプは5,000円以下となることも多く、気軽さと移動性能、見た目も考慮するとお得な逸品と言えるでしょう。より本格派でかつ大型タイプが欲しい場合は、上記のマックスコールド50がクールライザー構造で保冷力アップの商品です。

Pelican ホイールCooler

機能的で海外のファンも多いペリカンのクーラーボックス。見た目もハードでタフな印象があり、なおかつ外気温32度の環境でも最大5日間保冷効果をキープしてくれる頼もしい性能を誇ります。デュアルハンドルで大型サイズも運搬しやすく、サイズも豊富です。

またベアコンテナとしてアメリカでは有名で、クマが生息する地域でも食料の匂いが漏れるのを防げるほど、密封力があります。本体と上蓋を標準装備の南京錠でロックできるので、万が一ひっくり返っても安心です。底面が傾斜しているため、排水性能も高くなっており、ホースを接続するアタッチメントも備わっています。

コールマン エクストリームマリーンホイールクーラー

マリンプラスシリーズは海での利用を想定した配慮が魅力的で、紫外線の反射を考慮してのホワイトボディや蓋の断熱材、抗菌・防臭・防カビ性能なども備えています。保冷力もかなり高めで、最大で5日間は保冷効果を維持できます。夏のアウトドアに大活躍が期待できる性能です。

クーラーボックスとしても比較的手頃な価格で、ハンドルは伸縮可能タイプ、比較的長く引き出せます。また蓋にカップホルダーが4つ備わっているため、簡易的なテーブルとしても活用できます。重さはなにもいれていない状態だと6kgほど、軽さに注目したい人にもおすすめです。

機能的の高いおすすめのキャリーカート

機能性を重視し「耐荷重が大きくコンパクトになる」ことや、悪路でも使える「車輪が小さくなく安定性が高い」おすすめのキャリーカートを2つ解説します。好みのクーラーボックスを搭載しましょう。

ogawa(オガワ)アルミカート125

キャリーカートとは、荷物を運ぶことに特化した荷台アイテム。だからこそ、最大積載量はぜひとも重視しておきたいところです。ogawa(オガワ)のアルミカート125は、その名前の通り最大積載重量が125キロと優れた耐荷重性が特徴です。

すでに大型のクーラーボックスを持っている人も、キャリーカートを購入することで、キャスター付きクーラーボックスを新たに買わずとも運搬性能をアップできます。

チューブレスのポリウレタン樹脂のタイヤを装着しているため、悪路でも比較的容易に持ち運べます。本体はアルミ製の金属フレームで、多少荒い扱いになってもびくともしません。持ち手が滑りにくいラバー素材なのも魅力です。見た目もシンプルなため、普段の生活でお米の購入などにも活用できます。

Aidodo キャリーカート

よりコンパクトに収納したい人にぴったりな、収納バッグ付属のキャリーカートです。本体重量は2.3kg、最大積載量は100kgとアウトドアにも日常生活にも使える万能選手です。補助延長ゴム紐も付いているため、届いたその日から荷物をすぐに詰めます。

タイヤが大きく、悪路でも安定した運搬が可能、また360度回る前輪で扱いやすくなっています。耐久力のあるアルミニウム合金が採用され、海や川など水辺にも持ち運べます。使う可能性が低くとも、車に乗せておくと何かと便利なギアと言えそうです。

クーラーボックスにたっぷり詰め込んでキャスターで楽々フィールドに向かおう

アイテムを余すことなくキャスター付きクーラーボックスに詰め込んだら、フィールドへ行くのももっと手軽になります。反対に、重くなっても持ち運びしやすいから、想定外の釣果があっても安心ですね。ただし自分の目的とするフィールドと、キャスター付きクーラーボックスの相性が悪い可能性があることは忘れずに。

ぴったりのギアを選ぶことも、アウトドアを楽しむ1つのポイントと言えます。今あるクーラーボックスと比較するもよし、これから新たにクーラーボックスの購入を考える人は使用頻度や使用場所も検討しながらキャスター付きクーラーボックスの検討をしてみませんか。

手持ちのギアを見直しつつ、最適なものをプラスしていきましょう。

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