タープのメリット 日陰をつくれる タープにもいろいろな形や大きさや種類がありますが、大まかにいえばタープは日光や雨風をしのぐことができる大きな布のことです。キャンプでは、テントが寝室のような役割で、タープがリビングのような役割だという考えもあります。 タープのメリットは、日陰をつくれること。日焼けが気になる方や熱中症対策のためには、なくてはならないものです。タープがあることで、日光を気にすることなくくつろぐことができます。 虫よけにできる タープの種類によりますが、スクリーンタイプであれば4面をすべてメッシュにすることで虫よけにできます。すべて閉じることもできますし、もちろんオープンにもできるので行き来も問題ありません。 家族でキャンプに行ったときには、自分もですが子供の虫刺さされが心配だという方は多いです。メッシュはタープと別売りになっていることが多いので、虫をブロックしたいのであればメッシュのスクリーンの購入をおすすめします。 荷物置き場をつくれる タープがあると、荷物置き場をつくることができます。バーベキューをするために用意した食材や飲み物の保管場所としてもおすすめです。 タープ内は日陰になっているので、悪くなりやすい食材の管理にも役立ちます。ただし、日陰だからといって長時間食材を置きっぱなしにするのはよくないので、なるべく早く調理するか、どうしても調理するまでに時間がかかるのであれば、クーラーボックスなどを使用して冷やして食材や飲み物を保管しておくようにしましょう。 設置が簡単 タープは構造が簡単なので、設置も簡単。種類や大きさにもよりますが、ペグを打ってポールで支えるだけなので慣れれば簡単に立てることができます。 利用人数が多くなるとタープのサイズも大きくなりますが、サイズが大きくなると重量もあり設置がしにくくなります。利用人数はタープのサイズに直結するので、タープを購入する際にはよく考えて選びましょう。 タープ設置の流れとコツ ● 1.タープを広げる。 ● 2.ポールを立てる。 ● 3.ロープの位置を決める。 ● 4.ペグを打つ。 大まかに説明すると上記のような流れでタープを設置します。はじめのまだ慣れていないうちは3人で設置した方がいいです。2人は「ポールをもってタープを固定する係」、1人は「ペグを打つ係」という役割分担にすることで、タープを綺麗に張ることができます。 コツは、はじめにタープがピンと張る位置を決めることです。あと、ペグが抜けるとタープが崩れて危険なのでペグは強めのものを用意しておくことも重要なポイントになります。メインの2本のポールがしっかり固定できればタープが安定するので、メインのポールが安定するようにペグの位置の修正や調整をしっかりと行いましょう。 コンパクトで持ち運びしやすい タープは構造が簡単で部品が少ないです。部品は、タープ、ロープ、ペグ、ポール、たったこれだけ。そのため、たたんだ状態ではコンパクトで収納場所を取りませんし、持ち運びも楽です。 たたんだ状態はコンパクトですが、広げるとすごく大きな影をつくることができます。キャンプやバーベキューのときに簡単に持ち運ぶことができ、車に積んでもまだスペースに余裕があるので、他の道具も一緒に積み込むことが可能です。 アレンジがきく タープの種類にもよりますが、最も簡単なオープンタープの場合、ポール2本で設置しても快適な空間をつくれますし、ポールを増やすともっと広くスペースを使えます。 ロープを気に結んで、ポールなしで設置をすることも可能。また、バーベキューのときはポール4本にし、キャンプのときはポール2本にするなど、同じタープでも用途によって使い分けることができるのです。ポールを予備で持っておくだけで、状況に応じてアレンジがききます。 開放感がある キャンプにはタープがなくてもテントでも代用可能です。テントがあれば十分だといえますが、それでもタープがあったほうがいい理由は開放感があるから。タープの下でご飯を食べたり、ビールを飲んだり、昼寝をしたりすると、キャンプの開放感をより一層引き立ててくれます。 タープにもスクリーンタイプやオープンタープなどと種類がありますが、最も開放感があるのはオープンタープ。風を感じられるので、自然をダイレクトに楽しめます。ただし開放感よりも虫よけ対策を優先するならスクリーンタイプのほうがおすすめです。 タープのデメリット 風に弱い タープの面積やポールの高さによりますが、基本的にタープは風を受ける面積が広いので風に弱いということがデメリットです。そのため、風が強い時にはしっかりと対策をしましょう。 風の対策をしないと、タープが風に飛ばされてしまいとても危険です。場合によってはまわりの人や物に危害を及ぼしたり自分自身が大けがをすることもあります。天気予報も参考にして、風が強くなりそうな予報のときには寝る前にタープを撤収するなどの判断も必要です。 ペグ打ちが必須 タープを固定するためにはペグ打ちが必須です。キャンプをする際には問題ないことが多いのですが、場所によってはペグ打ちが難しいところもあります。 公園やビーチなどで使用する場合は、ペグ打ちができない可能性が高くなるのでタープを使用することができません。キャンプ以外の用途でも幅広く使用する場合は、事前にペグが打てる場所かどうかを確認する必要があります。 冬は寒い オープンタープを冬のキャンプで使用する場合は寒いです。オープンタープは壁がないので、その分設営は簡単なのですが、冬場は風が冷たく吹き込むので厚着をして傍観する必要があります。 もしくは風向きを考えて張り方を工夫するという手段もありますが、それでも寒さをしのぐのは難しいでしょう。冬にキャンプをする場合は、オープンタープではなく4面すべて覆うことができるスクリーンタープにしたほうが、冷たい風を避けることができておすすめです。 タープの代用品 キャノピー付きのテント 寝室となるテント、リビングとなるタープの両方を用意するのが大変だというのであれば、キャノピー付きのテントであれば1つでテントとタープの2つの役割を果たしてくれます。キャノピー付きのテントとは、テントの前のちょっとしたスペースの上にひさしをつけて前室をつくれるようになっているテントのことです。 キャノピーを広げてタープのように使うことで、キャンプを快適に過ごすことができます。タープほど広くはないので、使用人数が多い場合は狭く感じるかもしれませんが、場所が広く使えない場合やツーリングキャンプなどでなるべく荷物を減らしたいのであればおすすめ。また、これからキャンプ道具をそろえる予定だという方は、まずはキャノピー付きテントを試してみるというのも一つの手段です。 キャノピー付きのテントのメリット ● 1.少人数であればタープがキャノピーが付いていればタープは必要ない。 ● 2.狭い場所でキャンプをするときに便利。 ● 3.荷物が減らせる。 キャノピー付きのテントのデメリット ● 1.タープよりも狭い。 ● 2.大人数だと使いにくい。(大人数のときはタープとくっつけて使うと便利。) リビングのある2ルームテント 最近では、日中過ごすリビングと寝室が一体化した2ルームテントの利用者も増えています。2ルームテントがあればテントとタープを別々に用意する必要はありません。 キャンプ場に着いたら、寝室用のテントとリビング用のタープの両方を設営しなければならず、設営だけで一苦労です。2ルームテントであれば1つの設営だけで済みます。 2ルームテントのメリット ● 1.寝室とリビングが一体化しているのでタープを別に用意しなくてもいい。 ● 2.虫除けになる。 ● 3.雨風をしのげる。 2ルームテントのデメリット ● 1.タープより高い。 ● 2.構造が複雑なので慣れるまで設営が難しい。 ● 3.しまう前に乾燥するのに時間がかかる。 おススメのタープメーカー 老舗のColeman 1900年創業で100年以上の歴史がある老舗のアウトドアブランド。創業当初はアメリカでガソリン式のランプを販売していました。コールマンは、数あるアウトドアブランドの中でも認知度が非常に高く、価格も手頃なものが多いです。 商品の種類やバリエーションが豊富で、初心者でも安心して使用できるものが揃っているので、キャンプ用品をまとめて揃えるならコールマンのスタンダードなモデルで揃えるのもおすすめ。キャンプをする上で必要なものはすべてコールマンに揃っています。初心者向きのローエンドなものだけでなく、キャンプマスターシリーズといわれる上級者向きのハイエンドなモデルもあります。 http://www.coleman.co.jp/ 日本メーカーのロゴス ロゴスは安心の日本メーカーで、アウトドア用品全般を取り扱っています。「水辺5メートル~標高800メートルまで」というブランドポリシーを持っており、手軽にアウトドアやキャンプを楽しみたいというライトユーザーに向いているブランドです。 ロゴスならではの特徴は、小物類が充実していることや、カラフルなものや柄物などデザイン性が高いこと。ラインナップが豊富で比較的手頃な価格なのでキャンプ用品一式を揃えることが可能です。値段と品質のバランスがよくコストパフォーマンスがいいといえます。 http://www.logos.ne.jp/about-logos 日本の気候にあうスノーピーク アウトドア用品・キャンプ用品全般を取り扱う日本のブランドで、高品質・高価格帯であることと、日本の気候にあうということが特徴。「スノーピーカー」と呼ばれる熱狂的なファンも多く、キャンパーにとっては憧れのブランドです。ユーザー目線での商品作りを徹底しており、品質や機能性が高くアフターケアも充実しています。 テントとタープ・シェルターの組み合わせで見せ方ができるなど、製品の拡張性が高く組み合わせていろいろな使い方ができ、他社にない遊び心のある商品も多いです。その分価格が高いので、スノーピークですべてを揃えるとかなりの出費になります。 https://www.snowpeak.co.jp/ リーズナブルなキャプテンスタッグ リーズナブルな価格帯のキャンプ用品を取り扱っている日本のブランド。カヌーやサイクリング用品まで取り扱いがあります。まずは安くていいのでキャンプ用品を一式揃えたいという初心者向きです。 まずはリーズナブルなキャプテンスタッグで揃えてから、キャンプに慣れてきたら他のブランドに変えるという方もいます。高品質・高価格のキャンプ用品ブランドと比べると品質に差は出ますが、値段と比較してみると十分見合った品質といえるでしょう。 http://www.captainstag.net/ タープで快適なキャンプにしよう タープにもいろいろ種類があるので、設営が簡単で開放感があるオープンタープにするのか、虫よけ対策や風除け対策ができるスクリーンタープにするのか、それとも2ルームテントを選ぶかなど、購入前にいろいろな商品の特徴を知りよく検討しましょう。 タープがあれば日中のキャンプの際にとても便利です。自分好みのタープを選んで快適なキャンプにしましょう。 RELATED POSTS 関連記事一覧 筋トレ効果が出始める期間を知ろう|筋トレの目的別効果も大公開 | 2020.04.06 人気の「ダンベルスクワット」で鍛えよう。正しいフォームや効果とは | 2020.04.06 男性用の白髪染め初めての方は必見|どこから見ても隙のない男へ | 2019.09.05