キャンプにおすすめランタン。彼女とのムードを盛りあげる必需品です

キャンプにおすすめランタン。彼女とのムードを盛りあげる必需品です

2018.02.23

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ランタンの種類

全体を照らすメインランタン

ランタンの語源は「輝く」という意味の「Lampein」というギリシャ語からきています。ランタンは日常生活ではあまり見ませんが、キャンプが好きな人にとっては最も重要なアイテムのひとつ。ランタンの選び方次第でキャンプ地で過ごす夜がロマンチックにもなれば賑やかなひとときに変身します。 ランタンはキャンプに一つだけ持っていくというものではなく、用途によっていくつか用意していくのが基本です。 まず一番大きなものが全体を照らしてくれるメインランタン。キャンプでは明るいライトがないと全体が沈んで暗い気分になってしまうため、できるだけ明るく広い範囲を照らすタイプのものを選びましょう。ガスやガソリン、灯油などの燃焼系は光量が大きく、メインランタンにはぴったりです。

卓上に置くテーブルランタン

メインランタンはキャンプの場所全体を照らしてくれるものですが、食事のテーブルなどにはどうしても影が映り込んでしまいます。 せっかく作った野外料理を楽しむには、やはりテーブルランタンが必要。明るい食卓がこのみならガスタイプのランタンがおすすめです。キャンプ用に市販されているガスランタンはほとんどがシンプルなデザインで、使い心地のよさはお墨付きのものが多く、安心して選ぶことができます。 サイズ的には高さが12cmから20cm程度が適当。30cm以上あるメインランタンと比較すると可愛らしい感じがします。場所をほとんど取らないのでテーブルの上に置いても邪魔にならず、いつもの家で食べている夕食とは全然違うスペシャルな気分を味わうことができます。

テント内を照らすテント内ランタン

用途に合わせて選ぶのがキャンプの雰囲気を盛りあげるコツですが、メインランタンとテーブルランタンを揃え、もう一つ買っておきたいのがテント内に持ち込めるテント内ランタンです。テント内は狭い空間ですので、ガスやガソリンのランタンよりもLEDランプのタイプがおすすめです。 LEDタイプなら間違っても火事が起こる心配はありませんし、一酸化中毒の可能性もなく、万が一消し忘れても大丈夫です。彼女が「真っ暗は怖い」というのなら一晩中つけっぱなしにしておくことができます。 枕元に置くのならスノーピーク(snow peak) の「ソリッドステートランタン たねほおずき」か、それより一回り大きい「ほおずき」タイプがいいでしょう。ころんとした愛らしい形のLEDランタンで、朝まで熟睡は間違いありません。

ランタンの燃料の種類

光量が大きいガソリン

キャンプ用のランタンは燃料の違いによって使い勝手やコストが変わってきます。とにかく明るく照らしたいというのなら光量の大きいガソリンタイプがおすすめです。 ただ、ガソリンタイプは手入れが面倒なことも事実。ガソリンを入れるとき、量にも気を配るのがランタンの寿命を伸ばすコツです。上まで一杯に満たさないで8分目までにしておくのがベストです。

コストの安い灯油

灯油のランタンもマニアの間では根強い人気をキープしています。灯油ランタンを最初に発明したのはぺトロマックス(PETRO MAX)というメーカーですが、以来細部は改良に改良を重ねてきたものの、モデルチェンジはほとんどおこなわれていないので、アンティークなデザインが好きな人はぜひ一台買っておきたいものです。 ただし灯油だと、どうしてもススがでてしまうため、手入れが面倒なのはイヤだという人には灯油ランタンはおすすめできません。手間はかかってもいいから、ロマンチックな気分を味わいたいという人はぜひ一台用意しておくといいです。

扱いやすいガス

ガスランタンのメリットは、ガソリンや灯油などの液体と違って扱いがはるかに楽なことにあります。なかには170Wという大きな光量のものもあり、メインランタンとして大活躍してくれます。メインランタンはただ単に周囲を明るく照らしてくれるというだけではなく、虫を引き付けてくれるというメリットがあります。 キャンプは屋外の清々しい空気を満喫できるという利点がある一方、虫に悩まされるのがたまにキズ。メインランタンを少し離れた位置にセットしておけば、迷惑な虫はすべてそちらに集まってくれるため、置く位置をいろいろと研究してみましょう。

切り替えが楽なLED

キャンプでは「火」をいかにうまく使いこなせるかという点で、キャンプ初心者と熟練した人との間に違いがでてきます。キャンプに凝り始めたばかりで、火を扱うことに慣れていないうちはガソリンやガス、灯油のランタンよりもLEDを使用したほうが無難でしょう。 特に子どもを連れてのキャンプでは、ガソリンやガスタイプのランタンでは火傷の可能性があって危険です。また、これらのタイプだと室内では換気必須ですが、LEDならそういった面倒もありません。スイッチ一つでONとOFFの切り替えができるので、子どもでも扱えるところがLEDのよさです。 ただ、往年のガスランタンやガソリンタイプの重厚な存在感に慣れている人だと、LEDのプラスチックの外観が気になるかもしれません。

おすすめのランタンメーカー

とにかく明るいColeman

実際に「どのメーカーのものを買ったらいいのか」ということになると、第一候補はやはり老舗のColemanでしょう。キャンプ愛好者なら一台はColemanのランタンを持っていないと”通”とはいえません。 一般に人気のあるのはLEDタイプの「クアッド?マルチパネルランタン」ですが、買っておきたいのはクラシック中のクラシックともいえる「ワンマントルランタン286A」です。よく使い込まれたこのランタンを持っていれば熟練したキャンパーとみて間違いありません。

コンパクトなIwatani

Iwataniは小型のガスカセットタイプの卓上コンロなどでおなじみのメーカーですが、このIwataniからでているカセットガス ジュニアランタンも、口コミでかなり高評価を得ています。サイズが小さいのでテーブルランタンとして大活躍。 価格がリーズナブルなのも人気の秘訣です。小さいわりにかなり明るく、しかも光度を調節できるという、すぐれものです。マントルも長持ちするので初心者には必須の一台。 ガスランタンでは、マントルをじょうずにカラヤキするのがけっこう難しいので、慣れないうちはできるだけマントルが長持ちする「ガスランタン」を選んだほうが無難なのです。

丈夫なSOTO

キャンプ製品は耐久性が大切ですが、その点からいって、ユーザーが多いのがSOTOのランタン。特に同社の「虫の寄りにくいランタン」はかなり重宝します。彼女をキャンプに誘うのはいいけれど、何といっても問題は蚊などの虫。虫が感知しにくい波長の長い、オレンジ色の光が採用されており、しかも「蚊トリフレクター」に市販の蚊取りマットを装着することができます。 この虫の寄りにくいランタンは、メインランタンとして遠くに置くよりも、テーブルの上やソファの足元に置くことでその効果を発揮します。ランニングコストも安く、使いやすい製品です。

室内におすすめのGENTOS

GENTOSのLEDライトもなかなかの人気です。GENTOSは1978年に創業以来、LEDライトでは日本国内で圧倒的なシェアをキープしているメーカーです。 LEDライトのランタンというと、ガソリンタイプなどに比べると光量が今ひとつのため、テーブルランタンとして使用されることが多いのですが、GENTOSの製品は、かなりの光量があるのでメインランタンとしても十分です。

低燃費なユニフレーム

キャンプはアウトドアでのハードな生活を楽しむホビーですから、ランタンなどもある程度は消耗品と考える必要があります。キャンパーになったばかりで、いろいろと出費がかさむ場合には手頃な価格のランタンを探すのも悪くありません。 その点からいっておすすめできるのがユニフレームのガスランタン。コストパフォーマンスがよく、取り扱いも楽なので初心者にもぴったりです。

リーズナブルなキャプテンスタッグ

キャンプ用品は何もランタンだけではありません。テントやキッチンなど揃えなければならないものはたくさんあります。ばらばらにあちこちで買わずに、キャンプ用品の総合ブランドでまとめ買いするとコーディネートも簡単です。 人気メーカーはキャプテンスタッグ。ランタンやキッチン関係はもちろん、カヌーなどもここで買えます。このメーカーのガスランタンは丈夫でケアも簡単なので、一台買っておくといろいろなシーンで役に立ちます。

プロお墨付きのペトロマックス

渋いプロたちが愛用しているメーカーはドイツのぺトロマックスです。1910年からこだわりの製品を提供し続けている同メーカー、値段はそれほど安くありませんがとにかくタフ。使えば使うほど愛着が湧いてきます。 特に同社の圧力式灯油ランタンは、クラシック中のクラシックともいえる名品。200以上のパーツから成り立っている美しいボディはキャンパーたちの憧れの的です。 おすすめのモデルは何といってもHK500。サイズは直径17×高さ40cmで割合コンパクトですが、ころっとしたデザインで本体重量が2.4kgあり、落ち着いた重厚な印象を与えてくれます。 燃焼時間も約8時間とたっぷりあるので、夜更かしが好きなキャンパーにもぴったり。明るさも500CP(約400W)と十分です。

準備すべきランタンの付属品

カラヤキに必要なマントル

ガソリンタイプやガスタイプのランタンはLEDライトと違い、スイッチをONにすればそれでいいというわけではありません。まず、ランタンを買ったら「マントル」をカラヤキするという作業をクリアしなければなりません。マントルは合成繊維でできた提灯型の網のようなものですが、これを正しく取り付けて火をつけ、灰化させないとランプとして機能しません。 取り付けるときは、上部と下部の溝のようなところにマントルの両端を引っ掛けて紐を絞めます。余った紐はハサミで短く切り揃えておきましょう。 まずマントルに火をつけ、それからガスを少しずつ開けていきカラヤキします。2分ほどで灰化が終わりますので、ガスの栓を閉めてできあがり。灰化したマントルは少し触れただけで、破れてしまうので気を付けましょう。マントルは消耗品なので、常に何枚か携帯することをおすすめします。

予備の電池

LEDランタンの場合、電池が何時間ぐらいもつかはけっこう深刻な問題です。最近市販されている製品は電池が長持ちするのであまり神経質にならなくてもいいかもしれませんが、数日の予定を組んで出掛けることが多いのであれば、ソーラーパネルが付随しているタイプを選んでおけば間違いないでしょう。 なかには懐中電灯として使えるものなどもあり、キャンプでは大変便利ということがあります。また、ソーラーはもちろんのこと、シガーソケットやUSB、電池で充電ができ、いざとなれば手動でも充電できるサバイバルなランタンもあります。 同じく電池と手動で使用でき、しかもラジオが付いているタイプのランタンもあります。こちらは少人数で行くときにおすすめです。

ランタンで明るく過ごそう

光の明るさや位置、色調などは、自分たちの気分に想像以上の影響を与えるものです。用途や人数、予算に合わせて、できるだけ光量の大きいランタンを購入するのがコツです。キャンプ仲間の口コミなども、おおいに参考にすると失敗のないランタン選びができるでしょう。 彼女を誘ってキャンプに行く場合、新しく買ったランタンは、必ず前もって作動具合を試しておきましょう。現場に行ってから、もたもたしたり失敗しないようにしたいものです。

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