自転車ペダルの交換で必要な工具 多くのペダルには15?スパナ 多くの場合、スパナは15mmのものが使われます。一般的に使われるモンキーレンチなどを使おうとすると、隙間が狭すぎて入らないことがあります。 15mmのスパナは珍しい部類に入るので、ホームセンターなどでは売っていないことがあります。もしホームセンターで売っていない場合は、工具専門店か通販で購入するのを検討してみてもいいでしょう。 スポーツペダルは6mm又は5mmの六角レンチ スポーツペダルの場合は、6mmまたは5mmの六角レンチが使いやすいです。スポーツペダルはおおむねかたい傾向にあるので、細身でしっかりとした六角レンチなら、簡単に回すことができます。 六角レンチはセットで売っていることが多いので、これからのことを考えて全種類そろえておくと何かと便利です。 ケガ予防の軍手や厚手の手袋 スパナやレンチを扱う際は、必ず軍手か厚手の手袋を使用しましょう。ペダル交換はかなりの重労働です。ペダルの状態によってはうまく回らないことも珍しくないので、つい力を入れすぎてしまいケガをしてしまうケースがあるのです。 思わぬ流血を防ぐためには、軍手や手袋にこだわり、気を付けるようにすると安心感があります。 汚れを落とすパーツクリーナー 自転車ペダルを交換するときは一緒に周りの汚れも落としておくと、後々の面倒を軽減することができます。各メーカーが便利なパーツクリーナーを販売してるので、使用するようにしましょう。 このパーツクリーナーは一度買っておけば、自転車全体の掃除に使うことが可能です。自転車は汚れが入り込みやすく、サビの原因となることがあるので定期的にきれいにしていくことを心がけてください。 固定ネジがサビている際は浸透性潤滑剤 固定ネジがさびているときは浸透性潤滑剤を使用しましょう。浸透性潤滑剤とは強力な浸透力と防サビ性もつ潤滑剤のことで、サビを溶かし回らなくなった固定ネジやボルト・ナットを緩めることができます。 また、ただサビを溶かすだけではなく防サビの効果もあるため、これからの自転車整備にも役立ちます。各社さまざまな特徴を持った浸透性潤滑剤を販売していて、無香料やフッ素を配合したものなどバラエティ豊かな仕様となっています。 長く使っていくためにも実際に見て購入するといいでしょう。 自転車ペダルをセルフ交換する際の注意点 固定ネジはゆっくり緩めてペダルを外す 固定ネジはすでに緩んでいて簡単に外せるケースがあります。そのため急な緩みはケガになりやすく、危険な場合が出てきます。固定ネジを回す際には必ずゆっくり緩めるようにしてください。その方が安全ですし、ネジの故障を防ぐこともできます。 左右のペダルを間違えないように注意 無事に古いペダルを外し終わっても気を抜いてはいけません。新しいペダルをはめるときにも注意が必要となります。よくある失敗が左右のペダルを間違えるというケースです。 左右のペダルはぱっと見同じに見えるため、慣れていない人がやると間違いかねません。見分けるポイントとしては印字を確かめるという方法があります。 自転車のペダルの先端にはLとRが印字されていて、L(左)R(右)と決まっています。そのほか、ペダルの軸の部分のギザギザで判断する方法もあります。 ギザギザがL(左)なので、印字とギザギザを確認しておけばまず間違えることはないでしょう。 ペダルが間違えているのに無理に回そうとすると、ネジの故障の原因となります。必ず確認するようにしてください。 新品装着前はクランク周りの掃除を行う 自転車のペダルを交換する際は、クランク周りの掃除を行うようにしましょう。放っておくと砂粒等が傷みの原因になり、そこから錆が広がっていく可能性があります。 クランクを掃除する際はなるべく水分を避け、掃除用のハケやシートなどを利用するようにすると便利です。自転車用の掃除道具が存在していない場合は、洗車用のシートなど車用の掃除道具でも併用ができます。 近くにサイクルショップがない場合は、カーショップを訪れるという選択肢もありでしょう。 自転車ペダルの交換方法 1.ネジにサビがある時は浸透性潤滑剤を注す ネジに少しでもサビがあるときは、浸透性潤滑剤を注入しサビを取り去っておいてください。放っておくとそのときはよくても、後々サビが広がっていきネジが回らなくなることがあります。 2.ケガ防止の為に軍手を礁着する ケガ防止のため軍手の装着は大切です。事前に使いやすいものを探しておきましょう。選ぶ基準は触ってる感覚がある程度の厚さです。この感覚は実際に試してみないと分からないので、事前にいくつか取り寄せて装着してみるのが無難ですね。 3.木片などで反対側のペダルを固定 木片などのかたく柔軟性のあるもので反対側のペダル周りを防止しておくと、力を入れやすくなり作業がはかどります。もし木片が身近にない場合は、一部のホームセンターで購入することができます。 また、木片ではなくても自転車を傷つけない程度に柔軟性があり、ペダルを固定し段差を付けられるものなら何でも大丈夫なので柔軟性をもって対応してください。 4.スパナ又はレンチでペダルを外す 15mmのスパナまたは6mmか5mmの六角レンチを用意し、自転車のタイプに合わせてペダルを外していきます。サイズの合っていない道具で無理に回そうとすると、ネジが削れて回せなくなることがあるので違和感を感じたらサイズを確認してみてください。 5.大抵は右ペダルは左方向に回すと緩まる 大抵の右ペダルは左方向に回すと、緩めることができます。逆方向に回すと故障の原因となるので、必ず守るようにしましょう。 6.大抵は左ペダルは右方向に回すと緩まる 逆に左ペダルは右方向に回すと緩まるようになっています。こちらも逆方向に回すと故障の原因になります。間違えないように注意して、回すようにしましょう。 7.装着前にパーツクリーナーでクランク周りを掃除 ペダルを装着する前にクランク周りと掃除しておくと安心ですが、この際にパーツクリーナーを使用するようにすると簡単です。パーツクリーナーには速乾性があるものなど、さまざまな種類があります。 8.左右それぞれの新品ペダルを取り付ける すべてが終わったら新品のペダルを取り付けてください。この際左右に気を付け、少しでもおかしいと思ったら中断してください。また、安全な場所で実際に回してみて、外れないかどうかの確認をしてみるのも大切です。 自転車ペダルの種類と選び方 普通の自転車に多い両面ノーマルペダル 通常の自転車のペダルには、両面ノーマルペダルがよく使われます。アルミもしくはスチールでできており、よく見かけることの多いデザインとなっています。おおむねどのサイクルショップでも扱っており、手に入れるのが簡単という点は、大きなメリットといえるでしょう。 片面が踏台のトークリップ対応ノーマルペダル 好みによってトークリップ対応のノーマルペダルを使ってみるのもいいでしょう。トークリップとはペダルにつけるクリップのことを指します。ストラップという呼ばれ方をする場合もありますね。これは足をしっかりと固定させることができるため、引き足での足漕ぎが可能となり運転の際の負担を軽減することができます。 自転車ペダルに直接トークリップやストラップをつけて使用するため、自転車ペダルの交換よりは簡単に取り付けられます。 安定した固定ができるため靴の種類をあまり選ばず、仕事用の自転車に装着するととても効率的に使っていけます。 ペダルが大きく滑り止めがついてるデカペダル デカペダルはノーマルペダルの一種で、通常のペダルよりも大きい仕様となっています。メーカーによりますが薄型や軽量などにこだわっているところも多く、選びがいのあるペダルといえるでしょう。 踏める面積が多いため踏み込みやすく、足の負担を減らす効果も期待できます。また滑り止めがついているので、摩擦が起こりづらく空漕ぎを予防できる点も大きなメリットです。 ペダリングの効率が良くなるビルディングペダル ビンディングペダルは主にロードバイクに使われるペダルです。シューズとペダルを密着することができ、ほかのペダルと比べて異質の存在です。 走行中はペダルに足を固定することができ、ペダルとの親和性を高めスピードを上げることができます。引き足も使える便利なビンディングペダルですが、一部欠点も存在するのです。 自転車を降りる際にとても注意が必要となります。ビンディングペダルとビンディングシューズは密着している状態なため、降りる際には外す必要が出てきます。 この際の動作がうまくいかないと立ち転けという、ビンディングペダルから足がうまく離れず自転車ごと転んでしまう現象が起こってしまいます。特に自転車を降りる際やスピードが遅くなっているときは、立ち転け注意に意識を向けるようにしましょう。 使用目的や乗りやすさ重視で選ぶ 自転車ペダルを選ぶにあたり重視すべきは乗りやすさです。例えば長距離を運転するなら、トークリップやストラップを付けて足の負担を軽減すると乗りやすいでしょう。短距離を素早く移動したいならデカペダルがい使いやすいです。 通勤用か私用かなるべく細かく想定し、自転車ペダルを用意するようにしておくと後々後悔することがありません。 日常使いが目的ならノーマルペダル もし特別な目的がなく安定した使い方をしたいなら、ノーマルペダルがおすすめです。誰にでも使いやすいようになっているため、年齢や性別を問わず誰でも気軽に使うことができます。 カラー展開も比較的多く、カラフルで個性的な自転車にしていきたい方にとっても、ノーマルペダルは使いやすいでしょう。また価格もビンディングペダルに比べれば安く、複数購入し気分に合わせて使い分けることもしやすくなります。 本格的に楽しみたいならビルディングペダル 長距離を走るロングライドなどを想定しているなら、ビンディングペダルがおすすめです。ペダルとの密着性が高くなるため効率的にスピードを上げることができ、慣れれば足の負担を減らすことにもつながります。 また最初は使いにくい面がありますが、コツをつかんでいけば空漕ぎなども起きづらくなります。そのため事故予防もしやすくなるでしょう。 ビルディングペダルは揃えるものを知っておく ビンディングペダルを使用する際は、クリートやシューズなどを用意しておきましょう。クリートとはビンディングペダルとビンディングを取り付けるために必要な器具で、これがないと支障を来たします。 ビンディングペダルを取り付ける際には、このクリートをペダルに装着させる必要があります。ビンディングペダルとクリートはセットで販売されていることがほとんどですが、もし無い場合は単品での購入もできます。 ビンディングペダルに使用するシューズはビンディングシューズと呼ばれ、サイクルショップなどの専門店で購入することが可能です。各メーカーが多数販売しているため、軽さや装着感などそれぞれに違った特徴を感じることができます。 実際のところは履いてみないと分からないので、直接ショップに行ってみてフィット感や素材感、デザインなど、いろいろ確認してみると自分に合ったものを見つけることができるでしょう。 ペダルの交換はケガに注意しながら手順に沿って行う ペダル交換は慣れていない人が行うとケガの危険やうまくいかないなど、さまざまなリスクを背負います。これらを予防するためには事前に道具をそろえ、正しい手順通りに行っていく必要があるのです。 また、事前に自分にどんな自転車ペダルが合っているのか?その目的などを明確にしておけば、後から後悔することもないでしょう。自転車ペダルはもちろん、ストラップやシューズなど各メーカーが特色のある商品を販売しています。 手順を把握しながら安全に自転車ペダルを交換していってください。 RELATED POSTS 関連記事一覧 筋トレ効果が出始める期間を知ろう|筋トレの目的別効果も大公開 | 2020.04.06 人気の「ダンベルスクワット」で鍛えよう。正しいフォームや効果とは | 2020.04.06 男性用の白髪染め初めての方は必見|どこから見ても隙のない男へ | 2019.09.05