「ランタンスタンドを自作する方法」自分だけのオリジナルを作ろう

「ランタンスタンドを自作する方法」自分だけのオリジナルを作ろう

2018.04.21

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ランタンスタンドのメリット

影が気にならない

ランタンスタンドとは、ランタンを吊るす器具のことです。夜のキャンプ場では、ランタンをどこに設置するかによって、過ごしやすさが全然違ってくるものです。このランタンスタンドを使用すれば、子どもがいても、遊んでいてランタンを倒してしまう心配がないので安心できます。 座ったときの手の位置よりも、高いところに吊るしておけば、影がささないので、調理やちょっとした物書きをする際にも、支障がないというメリットがあります。

虫対策になる

キャンプ場によっては、夜になると蚊が山ほど寄ってくるところもあります。こんなときは、ランタンスタンドにランタンを吊るし、少し離れた場所に設置すれば、蚊がそちらに集まってくれるので、蚊の襲撃を防ぐことができます。 バーベキューをしているときに蚊が寄ってくると、かなりうっとうしいものですが、光源を遠ざけることによって、快適なキャンプ生活を楽しむことができます。

広範囲を照らせる

ランタンスタンドにランタンを吊るすと、周囲に障害物がないので、テーブルなどに置くよりも、広範囲を照らすことができる点も、メリットの一つといえます。 各ブランドのスタンドは、高さが調節できるものがほとんどで、2m以上の高さにランタンを吊るすことができます。よって、広範囲を照らしたい場合にも、かなり役立ってくれます。 キャンプはそれぞれのセンスで、居心地のいい空間を作り上げることのできる、自由自在な舞台ですから、ランタンの位置や高さには、こだわりたいものです。

ものをつるせる

ランタンスタンドは、昼間はものを吊るす道具として、大活躍してくれます。食器を洗った後、カゴやネットに入れて吊るしておけば、速く乾いてくれますし、一泳ぎした後の水着を吊るすなど、メリットはたくさん。 オリジナルな飾りや旗を吊るせば、テントの目印にもなります。自分のテリトリーをアーティスティックに表現するのに、ぴったりです。

発熱による周囲への影響が少ない

ランタンは、石油やガスタイプの場合、発光と同時にかなり発熱もします。したがって、夏場はけっこうその熱が気になります。特に子どもと一緒のキャンプをする場合、走り回って遊んでいて、ついランタンの置いてあるテーブルにぶつかり、ランタンを倒してしまう危険もゼロではありません。 そのため、安全性の観点からいっても、ランタンスタンドは用意していった方がよいでしょう。

ランタンスタンドの種類

安定感のある3本足タイプ

ランタンスタンドには、大きく分けて3本足タイプのものと、1本足のものとがあります。各メーカーのカタログを見てみると、3本足が多くなっています。 3本足だと安定感がありますし、初心者でも設置しやすいということが最大のメリットです。足の部分が、広がれば広がるほど安定感は増します。しかし、側を通り過ぎるときに、足に引っかかってつまずかないように、夜でも目立つ印を付けておくなどの工夫は必要です。

設営しやすい1本足タイプ

1本足のタイプも、キャンパー熟練者の間ではかなり人気があります。1本足のランタンスタンドは、設置したい部分に突き刺して使用します。 地中にスタンドを打ち込む作業は、キャンプならではの醍醐味。ただし、場所が「甘い」と、スタンドがキャンプの重みで傾いてきますので、しっかりとした土壌を選ぶことが大切です。 キャンプ場に到着したら、まずは土壌を調査する、というのも格好いいものです。熟練したキャンパーは、女性たちからも尊敬されます。

ランタンスタンドを自作するときのポイント

材料はホームセンターでそろえる

ランタンスタンドは、自分で製作することも可能です。材料は、ホームセンターで簡単に手に入るので、世界に一つしかないランタンスタンドを作ることも、夢ではありません。 材料自体は、いずれも安いものです。よって、ありきたりの既製品ではなく、オリジナルなものが欲しい人には、手作りが絶対おすすめです。

1.デンデンボルトと組み合わせる丸カンボルト1つ

「デンデンボルト」とは、ボルトの頭部が、リング状の形をしているものです。別名「蝶番ボルト」、「ロットボルト」などとも呼ばれており、ランタンスタンドでは、丸カンボルトと合わせて使います。丸カンボルトの太さが8mmなら、デンデンボルトの穴の直径も8mmにするといった感じです。 丸カンボルトは、ものを吊るす部分に使うパーツ。頑丈なものを選んでおけば、少々重めのランタンでも、余裕で吊るすことができます。

2.ホワイトウッドを固定するデンデンボルト3つ

ホワイトウッドは、欧州スプルースなどの白木針葉樹の総称です。柔らかくて加工性に優れ、しかも耐久性があるので、日曜大工の素材としては、最もポピュラーなものです。重量も軽いので、持ち運びにも便利です。サイズを変えて、2基ぐらい自作してみてもいいですね。 このホワイトウッドを、ここでは3本使用しますので、固定するデンデンボルトも3つ必要になります。

3.デンデンボルトを固定する蝶ナット3つ

ホワイトウッドに開けた穴に通したデンデンボルトを固定するために、蝶ナットが必要になります。蝶ナットは文字通り、蝶の形をしたナットで、工具を使わなくても、素手で締めたり緩めたりできるというメリットがあります。 日曜大工がまったくの素人という人でも、簡単に作業が進められます。当たり前のことですが、デンデンボルトと同サイズの蝶ナットを購入します。

4.軸になるホワイトウッド3本

軸となるホワイトウッドは、3本足なら3本必要となります。ホワイトウッドはリーズナブルな価格なので、3本買っても、1,000円からお釣りがきます。 長さは182cmぐらいのものが多いので、好みのサイズにカットしてもらいます。ホワイトウッドには、丸棒と角材とがありますが、角材の方が組み立てが簡単なようです。

ホワイトウッドにホームセンターで穴をあけてもらう

ホワイトウッドの長さは、だいたい150cmが適当です。3本を組み立てるためには、1本目のホワイトウッドの頭から10cmのところ、2本目は1本目の穴の位置から8mm下に、そして3本目は、2本目の穴の位置から8mm下にそれぞれ穴をあけてもらいます。 何を作ろうとしているのか説明すれば、適切な穴を開けてくれます。デンデンボルトなどを見せれば、穴のサイズを間違えることもありません。

フローリング以外のところで組み立てる

組み立てを行うときは、なるべくフローリングの床を避け、ベランダや庭で行うことがベストです。フローリングの床で組み立てると滑るので、ホワイトウッドがだんだん開いてきてしまうので、気をつけましょう。 フローリングの床しかないときは、古毛布などを床に敷いて作業すれば、滑らずに床を傷つけることもありません。

仕上げにペイントする

組み立てが終わったら、いよいよペイントです。屋外で使用するものですから、油性塗料でしっかりと仕上げたいところです。おすすめの塗料は、木材に浸透して内部からケアしてくれるワトコオイル。亜麻仁油ベースの塗料なので、環境にも優しいところがポイントです。 ペイントする前に、角材使用の場合は、まずボードカンナで面取りします。面取りの幅は、4mm程度が適当です。次にヤスリをかけます。電動ヤスリなら、あっという間にできてしまいますが、ワイルドな印象を残したい場合は、あまりつるつるになるまで、ヤスリをかけない方がいいでしょう。

オススメのランタンスタンド

Coleman ランタンスタンド

キャンプ用品といえばColemanというほど、有名なブランドです。老舗中の老舗、Colemanのランタンスタンド?は、重量が約1.4kgと軽量なのに、重いランタンを吊るしてもビクともしません。 高さも109~226?で、10段階に調節できるというキメの細かさで、3本の脚をぺグダウンすることができます。収納時は、直径11cm×長さ90cmと非常にコンパクトなので、持ち運びにも便利です。

ロゴス システムランタンポール

ロゴスも、Colemanと並んでユーザーの多いブランドです。ハイクオリティのアイテムを、リーズナブルな価格で手に入れられることできるのが、ロゴスのメリット。 人気商品のシステムランタンポール-Lは、95~235cmまでの26段階調整も簡単です。また、雨天時でも、タープ天井に雨溜まりがしないように、ポールエンドロックが付いています。

キャプテンスタッグ ランタンスタンド

とにかくかさばらなくて、軽いものを探しているのであれば、キャプテンスタッグのアルミ スライド ランタンスタンド UF-0004もおすすめです。価格の方もかなり抑えてあり、しかも重いランタンでも、しっかりと支えてくれる点がこの製品の特徴です。 重量は1.2kgと理想的で、車の隅に難なく収納できるサイズです。キャプテンスタッグは、アウトドア総合ブランドとして有名。いろいろなアイテムをトータルで揃えることもいいですね。

ノースイーグル ランタンスタンド

ランタンスタンドは、高さがあればあるほど、広範囲を照らすことが可能になります。その点でおすすめなのが、ノースイーグルのランタンスタンド2 NE752。 このモデルは、110~250cmまで高さを調節することができるので、大人数でキャンプするときは、2~3基持っていけば、夜半でもかなり明るく過ごすことができます。コスパがいいことも特徴。

バンドック ランタンスタンド

BUNDOK(バンドック) は、新潟県三条市にある、老舗企業カワセのアウトドアギアブランドで、確かな製品作りでは定評があります。人気のモデルBUNDOKランタンスタンドは、重量が1.5kgとかなり軽量にも関わらず、バランスがいいので、けっこう重いランタンを吊り下げてもビクともしません。 高さも75cm~195cmまで調節できますので、ちょっと低めの位置に掛けて、蚊を撃退したい人にもぴったりです。

格好いいランタンスタンドを作ろう

ランタンスタンドは、実用性はもちろんですが、キャンプ生活の雰囲気を盛り上げる小道具としても、役に立ってくれます。おしゃれであればあるほど、キャンプが特別の場として輝いてくれるので、できるだけ格好いいものを作りたいものです。 製作に着手する前に、有名ブランドのカタログをたくさん見て、気に入ったデザインをじっくり研究すると、いいものが作れるでしょう。自作のランタンスタンドは、彼女にも自慢できますし、一生の思い出にもなります。

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