初めてのキャンプ、リュック選びは自分に合ったものを探そう

初めてのキャンプ、リュック選びは自分に合ったものを探そう

2018.02.27

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キャンプに行くときのリュックの選び方

キャンプの目的に合わせる

リュック選びに一番重要なのは、デザインや機能性も大切ですが、自分のキャンプスタイルに合わせることです。キャンプへ行くときは、キャンプの他にも、何か目的を設定するといいでしょう。たとえば、キャンプとプラスアルファになる旅の計画を立てるように、温泉好きな人は、温泉の近くにあるキャンプ場を探して、夜は温泉に出かけたり、釣りが好きな人は、キャンプと釣りを楽しむ旅行を計画するなどです。 プラスアルファとなるものを決めたら、それぞれのキャンプの目的に応じてリュックを選ぶようにすると、自分の目的に合ったリュックが見つかりやすいでしょう。

宿泊数で決める

アウトドアやキャンプなどで荷物を運ぶリュックは、アクティビティの日数や荷物の種類によって、リュックのサイズも変わってきます。特にスケジュールが長期になる場合は、アイテム数も増えるので、大容量のバックパックが必要になります。 日程が長期間のキャンプや登山をする場合は、宿泊に生活に必要な衣類や装備も増えるため、荷物の量が多くなります。移動は単純な歩行が多いので、体への負荷が軽減される工夫がされていることも、選ぶ基準に入れるといいでしょう。 また、移動中にすぐに必要になるものに、飲料水、雨具、セーターやウインドブレーカーといったものがあげられます。よって、キャンプなどに必要とされるリュックは、使いやすいアウトポケットがあったり、拡張性がある機能的な機種を選ぶことが大切でしょう。

季節や場所を考える

季節や標高によって、キャンプ用のリュックの選び方も変わってきます。春、夏、秋などにキャンブや登山をする場合は、季節的に軽量、軽装で行けるので、キャンプ用のリュックの容量は比較的少ないものでいいでしょう。 ただし冬の場合は、冬服が厚めのため、予備の服を含めると量も自然と増えます。また、冬用の寝袋は夏用に比べて大きいため、キャンプ用のリュックの容量は、夏のものより1サイズか2サイズ大きめが必要になります。 また、標高が1000m以上を超える山でのキャンプや登山をする場合は、冬のキャンプ同様に装備が増え、荷物が重くなります。標高が高い場所の天気は季節に関係なく変わりやすく、標高が高くなるほど厳しくなります。春、夏、秋に比べて、冬はさらに厳しく、必要な装備は必然的に多くなります。季節や場所をしっかりと把握して、賢い登山リュック選びをするようにしましょう。

トルソーに合ったサイズにする

トルソー(背面長)の長さとは、背中の長さで、洋服や靴にもサイズがあるように、旅行リュックにもそれぞれその人の背中のサイズに合わせる必要があります。自分の体にあったサイズのリュックを選ぶことで、リュックを背負ってバックのストラップを締めた際、バックが体にしっかりとフィットして重い荷物も快適に運べるようになります。 旅行リュックのサイズイコール容量ではなく、サイズとはトルソー(背面長)を指し、容量は収納スペースのことを指します。旅行リュックのサイズ選びは、このトルソー(背面長)の長さに合わせて決めます。ただ単純に背が高いからLサイズを選ぶわけではないので、サイズはしっかりと確認しましょう。

オプションで選ぶ

キャンプ用のリュックには、さまざまな道具を持ち運びやすいよう、多くポケットがつけられています。特に、ザックのサイドやウエストベルトには、歩きながら出し入れするドリンクボトルや、行動食を入れらるので便利です。 また、トップの雨蓋にもポケットがあれば、雨具やエマージェンシーキットなど素早く取り出せるものを入れることができます。さらに、レインカバーが付いているものあり、急な雨の場合でもリュックを雨から守ることができます。

悩んだ時はワンサイズ大きいものを選ぶ

キャンプの日程によって、リュックの必要な容量が変わります。日帰りキャンプや、山小屋1泊程度のキャンプであれば、30リットルほどの容量があれば十分ですが、テント泊や長期の縦走など、荷物が多い場合は50リットル以上のリュックがおすすめです。 また、キャンプ用のリュックを選ぶ際に基準にするサイズは、自分の背中の長さとリュックの背面の長さがあっているかどうか、しっかりと確認しましょう。ただし、悩んでなかなか決められないときは、ワンサイズ大きいものを選ぶといいでしょう。

25~30リットルのリュックの特徴

街でも気軽に使いやすい大きさ

容量が25~30リットルくらいの大きさのリュックは、ハイキングや山小屋一泊などに最適なサイズ。さらに、女性にも扱いやすく、リュック初心者でも使いやすいのが特徴です。また、この程度のサイズのリュックなら、街中でもおしゃれを装いながら、気軽に使うことができます。 25リットルのサイズであれば、日頃持ち歩く荷物の他に、ノートPCとペットボトル2本入れても余裕があり、荷物の持ち運びに便利です。また、30リットルのサイズは、さらに容量もたっぷり入るので、スポーツ用品や着替え、書籍など、普段から荷物が多い人にとっては、30リットルのサイズを選ぶ方が最適でしょう。

ちょっとしたアウトドアや小旅行に向いている

ちょっとしたアウトドアや日帰りの小旅行には、リュックの容量が25~30リットルくらいのサイズが最適でしょう。山小屋へ一泊したり、キャンプをしたり、軽登山などを含め、旅行日数も短く、気軽にアウトドアを楽しむ事が目的であれば、荷物もそれほど多くなく、軽装で移動できるので、リュックも25~30リットル程度のサイズで十分活用できるでしょう。

長距離ハイキングに使えるサイズ

容量が25~30リットルのリュックは、基本的に重い荷物を背負って登山道やトレイルを長距離歩くを想定しているので、長距離のハイキングなどにも使いやすいのが特徴で、重い荷物を快適に運ぶことができます。 また、容量の大きいリュックと違い、ポケットやアタッチメントが多く、小物の出し入れがしやすいものが多く、リュックのバリエーションも豊富です。

入れる荷物が限られる

リュックを使用する目的や場所によっては、25~30リットルの容量が十分かそうでないかが変わります。軽登山や小旅行程度であれば、25~30リットル程度のリュックでも問題ありませんが、長距離の移動や、長期間の旅行となると、入れる荷物に限りがあるので、持ち物をかなり制限しなければなりません。キャンプの目的や期間をしっかりと考えて、キャンプ用のリュックを選びましょう。  

35~50リットルのリュックの特徴

小屋泊する時におすすめ

軽登山やハイキングが目的であれば、容量が25リットル前後のリュックでも問題ありませんが、もしも山小屋へ2泊~3泊程度する場合は、容量が35~50リットルのリュックが最適です。山小屋へ宿泊する場合は、着替えや雨具、食料など、最小限に抑えてもリュックは膨らみます。 また、季節が夏の場合は軽装で済みますが、冬は寒い分、着替えなどがかさばります。さらに、山では突然何が起こるか分からないので、必要最低限でなく、多少荷物を多目に持っていく必要があります。

車を使わない旅に向いている

国内海外問わず、長期間旅行をする場合は、リュックの容量が35~50リットル程度のものを選ぶといいでしょう。滞在に必要な荷物をリュックに入れ、背中に背負って歩きながら移動することも簡単にでき、必要であれば、目的地まで電車やバスなどの交通機関も簡単に使って移動することもできます。 目的地まで車で荷物を運んで移動する旅ではなく、リュックを活用することで車を使わない旅をすることができます。

大容量なので子供や女性には重い

リュックの容量が35~50リットルのものは、子供や女性には重いので、リュックを選ぶ際はしっかりと自分の体にフィットしたものを選ぶ必要があります。長期の旅行だからと、自分の体よりも大きく、持ち運びできないものを選んでしまうと、身動きができない状態に。 また、子供と一緒に旅行をする場合は、子供用のリュックを選び、体に合った動きやすいものを選んであげましょう。女性や子供のリュックを選ぶときは、しっかりと自分で持ち運べる、適切な大きさを把握して選びましょう。

50リットル以上のリュックの特徴

テント泊をする時に向いている

リュックの容量が50リットル以上のものは、テント泊をするときに向いています。山岳テントやシュラフ、マットなどを入れるとこのくらいの容量は必要になります。その他に着替えや食器、食料やバナーなど、さまざまな装備が必要になります。 また、リュック自体が重かったり、あまりにも多機能というよりは、シンプルで背負い心地がぴったりする方がいいでしょう。腰や胸、肩ベルトやザックの効能など、自分の体型に合ったリュックを選びましょう。

運べる人が限られてくる

リュックが大容量になると、背負って運べる人が限られてきます。50リットル以上のものは、かなりの量が入りますが、あまり大きいとリュックの方が体よりも大きくなってしまう場合も。特に日本人女性は体が小さいので、動きにくいと感じるでしょう。 ある程度の長期の旅行でも、女性が選ぶのであれば50リットル以下のものが使いやすく、荷物もコンパクトにまとめたり、荷物の量を減らして柔軟にまとめれば問題ありません。

キャンプにおすすめのリュック

アークテリクス アロー22 バックパック

アークテリクス アロー22 バックパックは、荷物を入れた時に重心が自然と上に来るように設計され、背面内側にはプラスチックパネルの支えもあるので、荷物を入れることで型崩れすることもなく、荷物が背中を圧迫することもありません。 パネルローディング用の止水ジッパーと、ストレッチ性のあるハイドレーションポケットが付いており、機能性も抜群です。また22リットルの容量は、タウンユースでも活躍できます。

フェールラーベン Bergen 30

フェールラーベン Bergen 30は、全天候型トップローディングタイプのバックパックです。リップストップ素材を使用してあるため軽量で、パッドの付いた防水インナーバッグなので、パソコンを安心して持ち運ぶことができます。さらに、ハイキングなど、あらゆるアウトドアで活躍します。

カリマー クーガー グレイス 45-60

カリマー クーガー グレイス 45-60は、テント泊や長期の縦走向けに開発された、大容量のバックパックです。登山に必要な機能を十分に備え、体へのフィット感も高く、背負った時の快適性も兼ね備えいます。 リュックの重心が高く設定してあることで、安定性や機動力など、長期間の登山でも快適に移動することができる、バックシステムやハーネス類を設けています。

自分に合ったリュックを選んで楽しいキャンプに

キャンプ用のリュックは、自分の体格にしっかりとフィットし、目的や用途に合わせた容量を選びましょう。リュックは種類も多いので、自分に合わないものを選んで、折角のキャンプが台無しになってしまうこともあるかもしれません。 リュックは靴や洋服と同じように、店舗などで試着を重ねてから、お気に入りの相棒を見つけることが大切。自分に合ったリュックを選んで、楽しいキャンプになるようにしましょう。

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