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ナマズ釣りには何が必要?おすすめの道具や釣りのポイント
2018.02.27
ナマズ釣りをする際のポイント
岸に近い所で行う
ナマズは水深の浅い、流れの緩い場所を好む魚です。そのため、池や沼にいるナマズは、岸辺の冠水植物の影に隠れている傾向にあります。
ナマズ釣りをする際も、岸に近い所で行なった方がいいでしょう。特に初夏から秋にかけてのナマズは、浅瀬まで出てきて餌を探しているので、とても釣りやすくなっています。
バイブレーションやワーム等のルアーを選ぶ
ナマズ専用のルアーはたくさん出ていますが、中でもバイブレーションがおすすめです。バイブレーションという名前のとおり、巻くとルアーが振動し、魚に強くアピールするように作られています。
ナマズは目が悪く、音や振動に反応する性質があるため、音の出るルアーとの相性はぴったりです。ナマズの餌となる、子ブナやタナゴに似た白や透明のものを選ぶと、より食いつきがよくなるでしょう。
また、大きな波動の出るワームも、使いやすいルアーの一つです。大きなカーリーテイルの付いたワームは特におすすめで、ただ巻きしているとすぐにヒットします。
昼はミノーを使ってみる
ナマズは夜行性の魚です。夕方から夜にかけて活発になり、日中は暗い場所でじっとしているという性質があります。そのため、ナマズ釣りは夜からと思っている方も多いでしょう。
しかし、浅瀬で大人しくしているナマズも、ポイントを押さえれば釣ることができます。昼は大人しくしているナマズですが、餌が近くを通ると、捕食しようとする習性があります。特に小魚を模したルアーであるミノーは、昼に効果ありです。ナマズが潜んでいそうな、水が濁っている水深10~50cmの浅瀬を狙いましょう。
巻物用やトップウォーター用ベイトタックルを使う
ナマズは、非常に引きの強い魚なので、釣る際はベイトタックルを使うことがおすすめです。スピニングタックルに比べ、キャストした際にかかる抵抗が小さくなるため、大きなナマズがヒットした際も、釣りやすくなるでしょう。
特に巻物用は、ルアーを正確に投げやすくなっているので、障害物の多い場所でも、ルアーを引っ掛けにくいです。また、浅瀬で使いやすい、トップウォーター用のベイトタックルもおすすめです。ナマズがルアーに、食らいつく瞬間を見ることができるので、釣りを楽しめること間違いなしです。
バット部分にパワーがあるものを選ぶ
バットは竿の手元にあたる部分で、ここが丈夫に作られていないと、魚がヒットしたときに、主導権を奪われてしまいます。そのため、ナマズ釣りには、バット部分にパワーのあるものを選ぶことが必須条件です。
ナマズ専用のロッドは、基本的にグラスファイバーで作られています。グラスファイバー製のロッドは、しなやかさとパワーを兼ね揃えているので、迷ったときは、ナマズ専用のロッドを選ぶといいでしょう。
竿は柔軟性のあるものを選ぶ
ナマズの中には、70cmを超える個体もいます。バス釣り用の竿でも、ナマズ釣りは楽しめるのですが、サイズが大きいナマズが相手だと、そのパワーに負けて折れてしまうことがあります。
そのため、ナマズ釣りに使う竿は、柔軟性のある丈夫なものを選ぶことがポイントです。ナマズ専用に開発されたものや、大型の魚を釣ることができるようなものを選ぶといいでしょう。
長さについては、障害物のある場所や、小さな水路で釣ることが多いので、ショートロッドがおすすめです。小回りがきくので、水草などに引っかける可能性が減ります。
頑丈でパワーのあるリールを選ぶ
小型のナマズは、基本的にはどんなリールでも釣ることができるのですが、大型のものになると話は別です。リールも頑丈で、パワーのあるものを選ぶようにしましょう。パワーがないと、ナマズの力に負けて、リールが歪んでしまうことがあります。
おすすめなのが丸型のリールですが、金属製のものが多く、丈夫に作られています。大きいギアも入れることができるので、引きの強いナマズにも耐えることができるでしょう。
ペンチやフィッシュグリップを用意しておく
ナマズ釣りをする際には、ペンチやフィッシュグリップも必要となります。ナマズはあごが固く、掴みづらいので、ルアーを外すときにはペンチが必要となります。間違っても、手で外さないようにしましょう。
フィッシュグリップは、ナマズを持つときに使います。ナマズの歯はやすり状になっており、バスのように口を持つとけがをしてしまいます。また、手で触るとナマズが弱ってしまうため、持つときは必ず、フィッシュグリップを使うようにしましょう。けがを防止するためにも、ナマズのためにも、この二つは用意して出かけてください。
ナマズ釣りのルアーと改造方法
ナマズ専用ルアーのスミスナマジー
ナマズ専用のルアーには、いろいろなものが出ていますが、初心者の方におすすめなのが、スミスナマジーです。スミスナマジーは、水面に強い波動を与えるので、音や振動に反応するナマズには、ぴったりのルアーです。
また、ボディが高浮力のため、浅瀬でも使いやすくなっています。別売りの発光体(ケミホタル)を背中に挿入すれば、夜の釣りにも対応することができます。
トップウォーター用ルアーのジッターバグ
ナマズを釣るときはトップウォーターという、こだわりのある方はとても多いです。ナマズが食らいつく瞬間を見ることができるので、とても臨場感のある釣りを楽しむことができます。そこでおすすめなのが、トップウォーター用ルアーのジッターバグです。ジッターバグは、昔からナマズ釣りに使われているルアーで、そのままではあまり釣れません。
近頃は、そのままでも使いやすくなったものも発売されていますが、あえて古いジッターバグを改造して使うことが、楽しみという方もいます。自分専用のルアーで釣りを楽しみたい、という方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
芋虫のような見た目のスミスキャタピー
ナマズ釣りでは、昔から使われているのがスミスキャタピーです。芋虫のような見た目をした、ノイジープラグです。コポコポという音を発生させ、ナマズを誘い込みます。
キャタピーは、引くとボディをくねらせながら進むので、ただ巻き前提で使うことがおすすめです。さまざまなカラーバリエーションがありますが、ナマズはあまり目がよくないため、色は好みで選ぶとよいでしょう。
ダイナミックな動きのスミスバタピー
川でナマズを釣るときには、スミスバタピーがおすすめです。ハネモノ系のルアーで、ダイナミックな動きをするため、流れのある場所でも、ナマズにしっかりとアピールできます。
スミスバタピーは、水門の出入り口や、水量の多いポイントなどで使いましょう。ほかのルアーでは、なかなか反応がないというときのために、ほかのルアーと一緒に持っていくと、どんなポイントでもナマズ釣りを楽しむことができます。
ケミホタルを装着する
夜に釣りを行う際には、必ずケミホタルを持っていきましょう。ナマズは、障害物の近くに潜んでいることが多いですが、普通のルアーでは、どこに投げているのかがわかりません。
そこで、ケミホタルをルアーに挿入して使うことで、どこに投げているのかが一目瞭然となります。ナマズ釣り専用のルアーの多くは、ケミホタルを挿入できるようになっているので、夜釣りには必ず持っていくようにしましょう。
前の針を外しブレードを装着する
ナマズ釣り用のルアーは、前の針を外して使ったほうが無難です。ナマズは獲物を追いかける性質があり、ヒットするときは、後ろから食いついているため、後ろの針にかかることがほとんどです。
むしろ前の針は、水草やラインに絡まることのほうが多いので、外したほうが使いやすくなります。また、ブレードを装着すると、ルアーをゆっくり引きやすくなり、よりナマズに特化したルアーになるでしょう。
ルアーと後ろ針の間にサルカンを入れる
そのままではフッキング率の悪いルアーは、ルアーと後ろの針の間に、サルカンを入れて使いましょう。ナマズは力が強いため、フッキング率が悪いとすぐに外れてしまいます。
そこで、サルカンを入れると、サルカンが回転して力をうまく逃してくれるので、とても釣りやすくなります。さらに、フックの自由度を上げたいというときは、ダブルフックと併用するといいでしょう。
ナマズ釣りのラインの選び方と特徴
ナイロンラインかPEラインを選ぶ
ナマズ釣りには、ラインの選び方も重要になってきます。ナマズのパワーに耐えられる、丈夫で太いラインを選ぶようにしましょう。太いラインを選ぶ理由は、ルアーの回収率を上げるためです。
ナマズを釣るときは、障害物の多い場所を狙うため、水草などにひっかけることが多くあります。細いラインだと、回収するときに切れてしまうので、太いラインを選びましょう。これらの条件を満たす、ナイロンラインやPEラインがおすすめです。
フロロカーボンラインはトップウォーターに不向き
ナマズは浅瀬にいることが多いなら、根ズレに強い、フロロカーボンラインを選んだほうが無難では?と考える方も多いでしょう。しかし、フロロカーボンラインは比重が重く、沈みやすいという特徴があります。そのため、トップウォーターでナマズを狙う際は、避けたほうがいいでしょう。
また、ラインが固めなものが多く、扱いが難しいので、初心者の方にはあまりおすすめできません。フロロカーボンラインを使うというときは、強引に巻くことのできる、16Lb位のものを使うとよいでしょう。
ナイロンは誰でも扱いやすい
ナマズ釣りはもちろん、他の魚も楽しみたいという方におすすめなのが、ナイロンラインです。ナイロンラインはキャストしやすく、値段も安いため、さまざまな魚に対応することができるようになっています。誰にでも扱いやすいため、初心者の方に推奨されているラインです。
比重が比較的軽く、ルアーが浮力で浮くので、トップウォーターでも釣りやすいことが特徴です。しかしその反面、ラインが伸びやすいため、レスポンスが悪いという欠点があります。
PEは浮力が高くレスポンスが良い
ナマズ釣りをしている方に広く推奨されているのが、PEラインです。同じ号数のラインに比べると細いので、飛距離を出すことができます。引っ張りに対する強度もあるため、大物が引っかかったときにも耐えきることができるでしょう。また、軽いので浮きやすく、トップウォーターで釣るときには、ぴったりのラインといえます。
ただし、値段が比較的高いことと、傷がつくと弱いという点には注意が必要です。上級者向けのラインなので、ある程度釣りに慣れてきたという方におすすめです。
PEは伸びがなく合わせ切れする可能性がある
PEには「伸びがない」という特徴があります。伸びがないと、食いつきが直に伝わるので、臨場感のある釣りをできるのですが、合わせ切れする可能性も考慮しておきましょう。
また、傷がつくと、切れやすくなる点にも注意が必要です。強度が気になるという方は、4本撚りのPEラインをおすすめします。太い糸を4本撚っているので、擦れに対する強度が高くなっています。
ナマズに適した竿とルアーを使い岸周辺で行う
釣りやすいとされているナマズですが、うまく釣るためには工夫が必要です。どんなものだとナマズを釣りやすいかはもちろん、どんな環境でナマズを釣るのか、よく把握してから準備をはじめましょう。
時間帯や釣る場所によって、どんな道具が向いているのかは変わってきますので、自分に合った道具を選んでください。ナマズが釣れたという情報のある場所の岸には、必ずナマズが潜んでいるはずです。しっかりと対策をして、ナマズ釣りを楽しみましょう。