クロスバイクのおすすめポイント。5~10万前後で買える割安自転車

クロスバイクのおすすめポイント。5~10万前後で買える割安自転車

2018.02.27

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クロスバイクは街乗りに最適な自転車

シティーバイクより楽チン=軽くて速い

クロスバイクは、見た目がシティバイクに近い上、価格もロードバイクよりも安価なので、手軽に始めることができる自転車。見た目と価格帯で、普段から通勤用としてクロスバイクを使っている人は非常に多いです。そして何よりも軽快さがポイント。 ひと漕ぎするだけで、その軽さとスピード感の違いにびっくりする人も多いでしょう。特に通勤やサイクリングなどで長い距離を乗る場合、できるだけ足への負担を無くしたいものです。シティサイクルよりも軽くて楽ちんのクロスバイクは、今まで感じることができなかった充実感・すがすがしい空気を思う存分感じることができます。 また、クロスバイクを選ぶときのポイントになるのが、ハンドル。一直線のハンドルタイプで、幅が少し広いので、細かいハンドル操作ができる点でも魅力的といえるでしょう。シティサイクルとして採用されているので、市街地でも安心して操作ができます。 人通り・車の多い市街地での操作性が抜群で、身近な街にマッチした、スポーツバイク初心者でもとっつきやすい自転車として注目されているのです。

ロードバイクより安価で利便性が良い

クロスバイクの価格は、フレーム・パーツなどのグレードによってピンからキリまでさまざま。つまり、自転車の価格はフレーム・パーツのグレードによって決まるといった方がよいかもしれません。とはいっても、クロスバイクはロードバイクより安価なものが多いです。 安いものはホームセンターで販売されているものでだいたい5万円台、メーカーからの販売では10万円以上します。クロスバイクで使われているフレーム素材は「アルミ」で、アルミ自体が低コストなので、クロスバイクは手ごろな価格で購入することができるのです。 これから自転車を始める人にとって、値段はとても重要であり、失敗がないようにできるだけコストを抑えたい、でもあまりに安すぎると機能性が悪く、かえって不便な乗り物になってしまいます。クロスバイクは程よい価格で、機能性も悪くないので、初心者でも安心して始められるスタイルとして推奨されているのです。 また、「クロモリ」を使ったフレームでは、やや重さがあるものの、丈夫で衝撃吸収する点から、自転車の長旅にぴったり。「カーボン」を使ったフレームのクロスバイクでは、カーボン繊維に樹脂を混ぜて形成したフレームで、金属ではないので車体の軽量化が望めるため、利便性にすぐれているのです。

マウンテンバイクより舗装道に適している

マウンテンバイクは、その名の通り、山道を走るのに適したバイクです。他の自転車では走らないような未舗装道路や登山道・林道などで性能を発揮します。一方、クロスバイクはシティバイクとしての要素を持っているバイク。 そのため、マウンテンバイクよりも舗装道に適しています。普段の通勤・通学用として、舗装されたアスファルトを爽快に走ることができるのです。特徴的なのが、ママチャリなどに比べてタイヤが細いこと。 タイヤが細い分、段差や砂利など鋭角部分に弱く、強い衝撃に対してパンクの可能性が高いため、舗装された道に適しているといえます。もしも通勤用などで利用する道が舗装されていない、砂利道の場合、クロスバイクよりもマウンテンバイクを利用するとよいでしょう。

クロスバイクは3つのタイプにわかれる

クロスバイクの基本形

クロスバイクは、マウンテンバイクとロードレーサーの間のようなスタイル。数多くある型の中から、使う目的に合ったタイプを選ぶことがポイントです。まず初心者が選ぶのは基本形で、フロントサスペンションなどが付いていないごく一般的なクロスバイク。 シティサイクルとして街を走るのに問題がないスタイルで、ほどほどの太さがあり、上体が起きた乗車姿勢になるので、通勤通学・週末のサイクリングとして使うことができます。ママチャリよりもかっこよい自転車に乗りたい人にぴったりです。 ロードバイクは乗車姿勢がかなり前傾になるように設定されており、空気抵抗をできるだけ抑えることで、スピードをアップさせているのです。一方、クロスバイクは比較的上半身を起こした姿勢で乗ることができる面で、スピード性は劣りますが、長時間走行でも疲れにくいという利点があります。 そして、フレームの軽量化によって車体が軽く、逆にタイヤが太いことで安定性にも富んでいるため、初めてクロスバイクに乗る人は、基本形スタイルから始めてみましょう。

ロードバイク寄りのスピード系クロスバイク

ロードバイクとしての要素を求めるのであれば、できるだけ軽量タイプを選ぶとよいでしょう。軽量をめざすカーボンフレームなどを使うことで車体が軽く、風の抵抗を抑えてスピード性を上げます。 そして、細めのタイヤを装備したクロスバイクで、入門グレードのロードバイクのような性能を発揮します。例えば初心者向けのロードレース大会などに参加する人にはぴったりのクロスバイクです。ロードバイクより乗りやすく、ストリートでも重宝するのが魅力的。 ただし、スポーツ自転車が初めての人は、スピード系クロスバイクの細いタイヤに、初めのうちは不安感を感じるかもしれないので、いきなり公道での練習は止め、車の通らない道である程度練習するようにしましょう。

マウンテンバイク寄りのフロントサス付きクロスバイク

普段走る道路によってクロスバイクを選ぶことが大切ですが、未舗装道路を走りたいのであれば、マウンテンバイク寄りのタイプを選びましょう。ガタガタ道でも不安なく安定感のある走りが実現できます。 また、中級グレードになると、フロントサスペンションつきクロスバイクとなり、車軸を安定させながら、路面のデコボコを吸収して振動を抑える働きを担当。その分頑丈になりますが、重さが出てしまうため、速さを競う上では逆効果になってしまいます。 そのため、クロスバイクからロードバイクへステップアップした人は、「フロントサスペンションなんていらない」と思ってしまうでしょう。人それぞれ好みがあり、乗る場所によっても異なりますが、サイクリングロードとして未塗装道路が多いのであれば、多少車体が重くなっても、安定感のあるサスペンションつきがおすすめです。

初心者におすすめのクロスバイク 5万円~7万円

GIANT ESCAPE R3 2018

GIANTは世界一の総合自転車メーカー。オンロード・オフロード・競争用・シティチャリ・ジュニア用・電動バイクと幅広く展開していることでも有名で、全分野において、コスパよいと注目されています。 価格:5万円、サイズ:430(XS).465(S).500(M)mm、カラーバリエーション:マットライム・ブラックトーン・ブルートーン・レッド・ホワイト。28Cオンロードタイヤ/24段変速/10.7kgになっています。 2017年モデルと比べると、同じ値段ながらリニューアルされて、まとまったスペックとして注目、スポーツバイクとしてロードバイク寄りですが、入門モデルで定番であり、スペックも高いので、今後期待されるクロスバイクでしょう。

FELT Verza Speed50 2017

FELTは、創業・開発を担うフレームの魔術師ジム・フェルトが手がけたドイツブランド。実質性とデザイン性に富んでいて、エントリークラスのクロスバイクでも、フレームにロゴを入れないことでも有名。 FELT Verza Speed50 2017は、5万円台とコスパよいクロスバイクで、耐久性と腐食性に強い6061アルミフレームを採用しています。通常クロスバイクには荷台・泥除けが標準装備されていませんが、Verza Speed50では後付けが可能。 フェンダーダボ・キャリアダボがついているので、後付けができるため、雨の日でも通勤通学に最適です。32Cタイヤ(38Cまで対応)/ ゲル入サドル/24変速/12.2kgとやや重めですが、安定感があり、自転車旅行にもぴったり。 ハンドルは扱いやすいストレートバーで高めの設定なので、前傾姿勢になりにくく、上体が起きて視界がよくなるので、交通量の多い道路でも安心した走りが実現できます。

Bianchi CAMALEONTE 1 ALU 2017

BIANCHIは、日本でも知名度が高い老舗イタリアブランドで、「チェレステ」と呼ばれる独特カラーが人気の秘密になっています。CAMALEONTE 1 ALU 2017は、イタリア製のシンプルデザインのループフレームに曲線に対したメインカラーと各部に入ったロゴがおしゃれで実力派のクロスバイク。 トップチューブは優雅なカーブ、ダウンチューブは緩やかに尖った形状になっているので、イタリアデザインといった感じに仕上がっています。それ以外のチューブはオーソドックスな形状で、定番のクロスバイクにすることで、安定感があるのです。 スムースウェルディング(溶接目立たない)なので、より一層デザイン性を重視、また、2017年モデルから円安傾向により、実用性とコスパ力から見て、安定性抜群。28C/24変速/10.8kgでアルミフレームのため、走行性能と軽量性がしっかりとバランスされています。

M-ERIDA CROSS+WAY COMFORT 2017

スポーツサイクル界の中でも世界有数の自動車メーカー「MERIDA(メリダ)」から登場しているMTB寄りのクロスバイク。乗りごこちのよさはもちろんのこと、デザインがかっこいいのが人気の秘訣です。 40Cタイヤ/24変速/13.6kgと重量はやや重めですが、機械式ディスクブレーキまで備えているので、街乗りユーザーに選ばれる入門グレードのMTBよりも軽くなっています。通勤通学に最適で、デコボコ道も油圧式サスペンション/性能コスパがいいので、愛用者も増加中。 ステム角度調整自由、ステムの角度が変わることで、ハンドルの位置が変わり、握りやすいように調整することができます。スピードを出して楽しむというのではなく、のんびり、ゆったり、快適なサイクリングを楽しむ、日常生活の中にスポーティな自転車を使いたい人にぴったりの自転車です。

GIOS MISTRAL 2017

GIOS MISTRAL 2017は、初心者でも思う存分楽しむことができると評判のクロスバイク。イタリア製で51,000円(税抜)とコスパがよく、初心者でも手が出やすいところが魅力といえるでしょう。 デザインカラーにも凝っていて、おしゃれなジオスブルーは人気が高くなっています。気になる車体のフレームは、アルミにクロモリフォークを採用しており、振動吸収に強いので、ガタガタした道でも安定した走行が楽しめるのです。 28Cタイヤ/24変速/10.8kg、変速はフロント3段×リア8段で、スムーズな変速で爽快な気分を味わいながら走行可能。重量も軽めなので、より軽やかに走ることができるでしょう。

GT トランセオ4.0

トリプルトライアングルフレームが特徴的なGTのクロスバイク。チェーンステーをシートチューブに交差させて、トップチューブに溶接することで、頑丈な仕上がりになっています。また、後ろ三角の剛性が高まることで、こぎ出しが軽やかだと高評価。 前輪にサスペンション(バネ)をつけたことで、悪路にも強く、35Cタイヤと太めのタイヤなので、舗装された道よりも、砂利道・農道のような舗装されていない道を走るのにおすすめ。 街乗り用にデザインされたクロスバイクで、通勤通学はもちろんのこと、週末の趣味としてサイクリングにもぴったりです。走る場所に応じて24段階変速が自由にできることも魅力の一つといえるでしょう。

LOUIS GARNEAU(ルイガノ) CHASSE SL

6061アルミフレームを採用しているクロスバイク。パイプ形状やパイプの肉厚を改良することで、スポーツ走行が可能な走りを実現します。ストレートなフロントフォークは、ダイレクト感のあるハンドリングを生み、キレのある走行が可能。 700×28Cサイズのタイヤは太めで、クッション性に富んでいるので、路面からの衝撃を吸収しながら、歩道の段差を不快に感じることなく走り抜けることができます。また、ストレート形状のフロントカーボンフォークが街中でもキビキビしたハンドリングができると話題のクロスバイクです。

Raleigh RFL ラドフォートLimited

ブレーキまで含めたフルシマノで、職人技の操作性で人気のあるクロスバイク。しかし、先代モデルのラドフォードSと比較すると、フォークがカーボンからアルミになったので、グレードダウンしてしまいます。また、価格は変わらず、スペックにおいてもほぼ同様なので、コスパ力は実質5,000円程度ダウン。 といっても、シャープなデザインで、フロントギアがシマノ、変速は24変速で、ロングツーリングも快適なMTB寄りとなれば、身近なクロスバイクとして重宝します。オーソドックスな丸パイプでそれほど軽量ではないものの、十分スポーティ走行が可能。 休日の運動だけでなく、雨の日の消耗の激しい通勤でも大活躍、BB(回転部分)・ハブスペックが完璧で、長時間回転しても性能が落ちません。荷物を運ぶために使うのであれば、32C・38Cのタイヤにしましょう。

RITEWAY シェファードシティ

他社ブランドと比較したとき、ブレーキの効き・変速のきまり具合・ホイール回転部分の質が違うと評判のクロスバイク。日本人の体型にフィットし、ママチャリしか乗ったことがない人でも乗りやすく、逆にスポーツ自転車に乗っている人でも乗りやすいと話題になっています。 何よりもカラーバリエーションが豊富で、フレームカラー10種の中から選択可能。後ろ下がりのスロービングフレームでまたぎやすく、フロントギアが3枚あるのが特徴です。シマノ製コンポーネントで目立った個性はありませんが、バランスの取れた走りの軽さと安定感が味わえる1台になります。 価格は5万円台でコスパのよい自転車。女性や男性、性別に関係なく、初心者でもおすすめのクロスバイクです。

BRIDGESTONE GREEN LABEL CHeRO 650C

CHeRO(クエロ)のコンセプトは、「クラシック」で、レザー素材グリップやサドルの質感などにこだわりがつまっています。タイヤが若干小さめで、身長155cm以上と小柄な人でも乗りやすいのが特徴的なクロスバイク。 クロモリ製TIG溶接のフレームを採用し、フォークはユニクラウン・Hi-Tenスチール製、カラーバリエーションは3色(E.Bフォグブルー・E.Bティーグリーン・E.Bカモミールイエロー)になっているので、自分の好きなカラー選びができるでしょう。 また、8変速で街サイクルとして十分機能するため、クロスバイク入門編としても、年齢・性別関係なく、多くの人に支援されるクロスバイクなのです。

Specialize*d SIRRUS

SPECIALIZED(スペシャライズド) SIRRUS(シラス)シリーズのクロスバイク。アメリカらしいタフなモデルでアルミフレームを使い、スポーツ性能と実用性を兼ね備えている、MTB寄りながら通勤通学に最適な自転車です。フィットネスライドのためのスポーツ性能を追求するフラットバーロードモデルがあります。

24変速・12.5kgで若干重いですが、コスパがよいので街中走行として重宝。32Cタイヤは対パンク機能があるので、デコボコ道でも安心して走れます。また、女性専用に設計された「VITA(ヴィータ)」もあり、軽さと安定性を両立させた設計は、男女問わずに快適な走行を楽しむことができるでしょう。

FUJI PALETTE

FUJIを代表する定番のクロスバイク。クランクがシマノ製に、運動性能とスタイリッシュさ兼ね備える利便性に富んでいます。何よりも遊びごころがあふれるカラーバリエーションが魅力的でしょう。 特にホワイトカラーは、真っ白で珍しく、2018年モデルはライトブルーが追加されて、6色展開になっています。タイヤは28Cタイヤと細めなので、衝撃吸収が少ないのが心配ですが、後で太めのタイヤに交換することができるので、初心者でも不安に感じることはありません。 リアキャリアを装備できるので、仕事道具を積んで通勤にも使え、ジャイアントモデルよりもコーディネイトが抜群によいので、街中でも目立ちます。

おすすめのクロスバイク 7万円~10万

COLNAGO Biscotti

COLNAGO Biscottiは、イタリアンプレミアムブランドで、ワードローブから服を選ぶように、普段の生活で使うことをコンセプトに作られたクロスバイク。細みの7005番軽量アルミを採用した、シンプルなスタイルがおしゃれ感満載で、センス秀逸に仕上がっています。 誰かと競争したり、マネしたりせず、何も考えず、ゆったりとした休日を充実したものに演出することをテーマに作られた自転車なので、時間を気にしないでのんびりとサイクリングを楽しむことができるでしょう。

RALEIGH?Radford Classic

その名の通り、クラシカルスタイルが懐かしさを実感するクロスバイク。細身のクロモリフレームとオールメッキされたフォークを採用しています。シティバイクですが、ロードバイク寄りなパフォーマンスを持っていると話題。 高剛性で高い評価を得ているAR-713シルバー・CNCフィニッシュをラリーオリジナルとして採用しており、32Hでしっかりと組まれたホイールは、加速性能を向上させるとともに、メンテナンス性にもすぐれています。

Bianchi ROMA4

「チェレステカラー」が代表的で人気の「BIANCHI」。創業1885年という老舗の自転車メーカーでありながら、今もなお流行の最先端を走り続けています。自転車の要となるフレームフォークとトータルデザインにコストをかけたイタリア製のおしゃれなクロスバイクです。 24変速・ロードバイク寄りで、シャープな走り心地を実現するアルミフレーム・アルミフォークを採用、ヘッド部分には上下異形にすることで、ハンドル周りの安定性が増して、コーナーの多い街中でもしっかりとした走りを体感することができます。 シートステーも湾曲した構造になっており、後輪側の路面からの突き上げを緩和して、お尻への衝撃を和らげるはたらきがあるため、長時間のランも快適なのりごこちです。

TREK(トレック) ZECTOR3

TREK(トレック)ZECTOR3は、都会のジャングルを颯爽(さっそう)と走り抜けるイメージで誕生したクロスバイク。DuoTrap S対応で、ライドマップや走行距離を記録できます。また、アクセサリーの取りつけが簡単なラック・フェンダーマウントやBlendr対応ステムがついて、より快適な走りが実現。

あらゆる天候下でも信頼できる制動力をもたらす油圧ディスクブレーキ採用で、雨の日も問題なく、毎日の生活のよきパートナーになってくれるでしょう。一般的な通勤バイクとしての実用性をしっかりと保ちながら、速くてよりアグレッシブルな走りを体感できます。

FUJI ROUBAIX AURA

価格が9万円台と、若干高めですが、この価格帯ではありえないほど、フレームにこだわりが強いクロスバイク。カーボンフォークにすることで、路面のデコボコによる車体への衝撃を緩和、そしてシマノ新型CLARIS搭載で街中ではロードバイクと同等の機動性にすぐれています。 ロードコンポとしては最下層でありながら、変速できる点が、ロードバイクとして乗りこなしたい人にはぴったりの自転車といえるでしょう。カラーリングは2種類で、マットブラックとミッドナイトブルー。どちらも自然的で乗りこなしやすく、スタイリッシュさにこだわっているFUJIらしさが出ているカラーです。 ロードバイク寄りで、街中をかっこいいフレームの自転車で走りたい場合、このクロスバイクはまさに理想的なタイプといえるでしょう。

MERIDA  CROSSW+AY300

チューブを機械によって3次元造形する「TFSアルミニウム製法」を用いたフレームに、カーボンフォークを装備することを得意としているメリダブランドのクロスバイク。シャープなデザインで、見る人をとりこにします。 CROSSWAYシリーズのフラッグシップモデルで、チェーンガードつきのフロント2速ドライブトレインで、再発進時も違和感なく快適な走りを実現しています。メインコンポーネントはリア9速のシマノ・アルタス。フロントギアがダブル仕様の特徴を持っています。 タイヤはクロスバイクとして細めの700×28Cで、軽快に颯爽(さっそう)とした走りが魅力的な自転車といえるでしょう。

おすすめのハイスペックなクロスバイク 10万円以上

TREX DS4

街乗りだけでなく、ちょっとした段差や舗装されていない道も楽に走ることができるクロスバイク。フレーム内にワイヤーが内蔵されており、専用サイクルコンピューターのセンサーやスタンドなどを取りつけることができるのも魅力的です。 TREX DS4の魅力はそれだけでなく、MTBパーツを搭載しているので、変速性能が高く、走行中も切り替え可能(ギアは後ろ10段・前2枚)で、上り坂も難なく走れるしくみになっています。オンロード/オフロードのハイブリッドバイクといえるでしょう。 また、油圧ディスクブレーキを採用しているため、荒れた路面・下り坂・雨の日のライドなどどんな環境下でも、しっかり止まれて安全です。

CANNONDALE BAD BOY 1

移動手段で環境負荷を軽減する目的とスタイリッシュなデザイン性を重視したいという要望に応えて誕生したクロスバイク。2017年モデルでは、4モデルのうちの2モデルが埋め込み型LED内蔵ライトを装備しています。 フロントにはキャノンデール独自のLEFTYフォークに、縦一線の光を配したLEDパイプラインレフティ、リアはシートポスト後方部に内蔵されているLEDシートポストで、夜間の走行も安心安全です。また、ライト盗難リスクも減り、より快適な自転車生活を過ごすことができるでしょう。 ちょっと太めの40Cタイヤは坂道でもスムースに走ることが可能。街中のデコボコ道も問題なく、MTBとシティバイクを難なくこなすすぐれたクロスバイクなのです。

Specialize*d SIRRUS?TARMAC ELITE

スペシャライズドは、1974年創業のアメリカ・カリフォルニアが本拠地の総合ブランドです。初めはMTBが主でしたが、ロードレーサーにも幅を広げて、ロードチームサポーターとして3つのバイクを供給しています。2017年モデルは、アメリカらしいタフなモデルで前年モデルよりも1万円もコストダウンしている、コスパ良いMTB寄りのクロスバイク。 FACT 9rカーボンフレームは、最高級クラスのカーボン工法から生まれる軽量化と高い性能で、快適な走行を実現します。コンポーネントは信頼の高い性能のものを選び、耐久性の高いDT R460ホイール・シマノアルテグラ8000とプラクシスの組み合わせを採用。 価格に見合った高い性能を取り入れているので、初級クラスを卒業したい、グレードアップしたクロスバイクを求めている人にぴったりです。

Centurion SPEEDDRIVE DISC 2000

センチュリオン(CENTURRION)は、1976年ドイツで設立されたバイクブランド。趣味としてのMTBや競技用としてテクノロジーを活かし、総合バイクブランドとして成長しています。国際デザイン賞を受賞するなど、かっこよいバイクブランドとして高評価。 Centurion SPEEDDRIVE DISC 2000は、街中を快適に走行するために考えられたバイクで、タフなフルアルミフレームに、ロードバイクコンポーネント&ディスクブレーキを採用したモデルです。クロスバイクでも変速性能にこだわりたい人にぴったりの105コンポになっています。 また、しっかりとした制御力を確保するために、ディスクブレーキを採用している点でも、急な路面でも不安なく快走することができるでしょう。

MASI(マジィ) SPECIALE CX DISC?Hunter

細身でクラシカルなシルエットがほどよい懐かしさを感じるクロスバイク。クラリス8スピードを組み合わせたこのバイクは、エントリーモデルかつカスタムベースになっています。気になるブレーキは、カンチブレーキからディスクブレーキにすることで、さまざまな条件下での安全性を高めます。 トリプルギア装備、走破性も高く、フェンダー・キャリアの取り付けが可能なダボがフレームとフォークに装備。生活圏内の移動手段としてだけでなく、レジャーの思い出の相棒になってくれること間違いありません。 落ち着いた雰囲気で毎日の生活に、趣味のツーリングに乗りこなしたい人にぴったりのクロスバイクになっています。

メンテナンスからカスタマイズを楽しんでゆく

ホイール交換でグレードアップ

自分のお気に入りのクロスバイクを長く愛用するためには、定期的なメンテナンスが必要です。基本は空気入れ・洗車・注油の3つですが、慣れてきたら、パンク修理なども行います。今まで乗っていたシティサイクルとはパンク修理で空気の入れ方が違うかもしれません。 一般的なのが、「仏式バルブ対応アダプター(口金)つき」という道具を使うと、問題なくクロスバイクに空気を入れることができます。まずホイールを交換する場合、自転車本体から外し、新しいホイールを取りつけます。ホイールの性能は10万円以上からぐんと上がるといわれており、余裕があれば高級ホイールで。 ホイール交換では、フリーホイールリムーバーとフリーホイール外しが必要なので準備が必要。そして元の状態に自転車本体に取りつけて、自転車を立てかけます。タイヤの一番上にバルブが来るように調整して、キャップを外してネジをゆるめ、先端部分を押して空気の通り道を作ります。 「プシュー」と音がしたら、アダプターを取りつけます。空気入れと接続して空気を入れて、ポンプのロックを外し、アダプターをゆるめ、最後にバルブの先端をしめて、キャップを被せれば完了です。

タイヤを変える

新しくタイヤを変える場合、個性的な自転車に仕上げるために、ロードバイク仕上げカラータイヤがおすすめ。トレッド面そのものにカラーがついている物と、サイドのみカラーリングしている物がありますが、サイドのみカラーリングしているタイプを選びましょう。 トレッド面そのものにカラーがついているタイヤは、タイヤが路面に接地する部分が色が塗られていることで、タイヤ本来の性能が落ちてしまうため、できればサイドカラーがよいです。そして、コンチネンタルグランプリ4000S2のタイヤを選びましょう。 コンチネンタルグランプリ4000S2は、他には見ないパンク耐性を提供するVectranブレーカーと、転がり抵抗が低くグリップ力の高いContinental最先端のブラックチリコンパウンドが採用されているのです。 長く愛用する自転車だからこそ、タイヤ交換などの定期的なメンテナンスは必要であり、路面との衝撃が強いタイヤこそ、こだわりのある物を使うようにしましょう。

ペダルの仕様を変える

ペダルの交換に必要な工具は、スパナや六角レンチ。一般的なペダルの場合、15mmのスパナで、スポーツペダルの場合、6mmか5mmの六角レンチがあれば問題ありません。そして新しく変えるペダルも、目的に応じて選びましょう。 豊富なカラーバリエーションがあるフラットペダルで、色選びに困ったら、こちらのタイプを選ぶのが無難です。また、素材にもこだわり、プラスチックにナイロンファイバーを配合して剛性を上げているタイプもあるので、耐久性においても安心できます。 ロードレースなど本気で走りたい場合は、フラットペダル→ビンディングペダルにしましょう。ビギナーが憧れるビンディングペダルは、歩きにくさがあるため、どうしても手が出ないようです。爽快な走りが期待できるものの、一度自転車から降りると不格好に見えてしまいます。 中には歩きやすく、見た目もおしゃれ、そして危険なときは外しやすいビンディングペダルの種類も、最近では増えているので、選んでみるとよいでしょう。

スプロケット

スプロケットとは、軸の回転をローラーチェーンに伝達したり、ローラーチェーンの回転を軸に伝える歯車。「チェーンホイール」とも呼ばれています。変速時に「ガツン」という抵抗感がありますが、一度気になるとストレスに。 この原因は、カセットスプロケットです。リアについているピラミッドを横にした形態のもので、リアの段数になって、枚数が多いほど変速しやすくなります。つまり、リア11段のロードバイクのカセットスプロケットには、11枚ものギアが含まれていることになるのです。 フロントやリアの変速装置であるディレイラーの調整をするとき、+シフトワイヤー調整必要の場合が多く、切れてしまうことで交換が必須。一度切れてからの交換は面倒なので、その前に交換することがポイントでしょう。スプロケットがサビている、歯がボロボロになっている場合は、交換が必要です。 必要な道具はスプロケット固定工具・締めつけ工具・プロソケット。リアホイールを外し、クイックリリースを抜き取り、スプロケット固定工具についたチェーン部分を、スプロケットの大きい方の歯にひっかけます。プロソケットにロックリング取り外し工具をセットして、固定しているロックリングの溝にはめましょう。 プロソケットを反時計回りにしてロックリングをゆるめ、古いスプロケットを取り外して、新しいスプロケットをはめこみます。あとは外した逆の順番で元の状態に戻していきましょう。

ハンドル周りの改造

クロスバイクを買ってからしばらくすると、「こんな感じにしたい」「手軽にカスタムしたい」と思う人も多いでしょう。もっとも簡単なカスタマイズが、グリップの換装。古いグリップを外して新しいグリップを被せるだけの工具が必要ないタイプが多く、数千円で購入できます。 数多くあるグリップの中でも評価が高いのが、コンフォートグリップで、中でもエルゴンというメーカーのコンフォートグリップが代表的存在でしょう。コンフォートグリップ=エルゴングリップといっても過言ではありません。 一般的な外し方は、グリップとハンドルの間にマイナスドライバーを差しこみ、その隙間にパーツクリーナー・食器用洗剤を流しこんで馴染ませて滑りやすくしたところでスポッと抜く方法です。ハンドルカットは、カッターではハンドルを傷つけてしまうので、ハサミでジョキジョキ切った方がよいでしょう。 バーテープとは、自転車のハンドルに巻いて滑りどめ・クッションとして利用するテープ。グリップを被せず、バーテープを巻く場合も多いようです。巻き方は、テープが1/3ずつ重なるように少し強めに引っ張ってグルグル巻きにしましょう。

サドルシートポストの改造

ハンドル周りの交換が終わったら、今度はサドル・シートポストの改造をしましょう。どちらも種類が豊富で、ネットで見てもどれがいいのか迷ってしまいますが、基本はハンドル・シートポスト・ステム3点のトータルコーディネートで選びます。 ステムとは、T字ハンドルの「I」の部分を指し、フレームとハンドルとの結合パーツ。ハンドルの高さ調整のために長いステムにしたり短いステムに変更することができます。この3つをうまくコーディネイトすることで、バランスのとれたカラーリングが可能。 サドルはいろいろな形があるので、自分のお尻にフィットするタイプを選びましょう。ネットで購入すると分かりづらいことも多いので、お店で座ってよい形を探してから、同系の物を選ぶと失敗がありません。 外見をかっこよく見せたい場合、サドルが薄いタイプがおすすめですが、長距離走行では、見た目よりも機能性を重んじることが大切。お尻に負担がかからないよう、それでいてデザイン性も最大限にこだわって探してみるといいでしょう。

ブレーキ周りやコンポーネントは初心者は避けよう

クロスバイクパーツの交換や改造をする上で、初心者が避けた方がよい部分は、ブレーキ周り・コンポーネント。初心者はメンテナンスの注油、清掃とまりで、構造や動作などはある程度把握してからでないと、説明書を読んでも分からないことだらけでしょう。 失敗したとしても、ワイヤーを張り直すだけですが、うまく換装しなければ思うようなギア変速ができないこともあり、結局お店で直してもらうと余計高くついてしまうかもしれません。 ブレーキ周りやコンポーネントの調整は、将来的にできるようになった方がよいですが、とりあえず、今は自転車に慣れることと、基本的な修正のみにとどまるようにしましょう。

おすすめのタイヤ

耐久性抜群 サーファス ドリフター

パンクに強いフラットプロテクションシステムで、長く愛用できるタイヤ。センターリッジのトレッドデザインのため、走行抵抗が軽減します。自転車用のタイヤの種類は主にブロックタイヤ・センターリッジタイヤ・セミスリックタイヤ・スリックタイヤの4つ。 ブロックタイヤに似た形状ですが、タイヤ中央付近のブロックがつながっているのが特徴で、路面抵抗が少なく、スムーズに自転車を走らせます。トレッド部分は硬いコンパウンドで、耐摩擦にすぐれており、69デュロメーターのスーパーハードコンパウンドを使用しているので、超寿命&転がり抵抗軽減と長く愛用できるタイヤです。 タイヤ自体の重量はかなり重く、平地での利用ではグレーチング・溝で滑ることなく安心して走行可能。通勤タイヤに向いているでしょう。ただし、雨天の場合、タイヤに溝がないので泥除けをつけなければ水しぶきが顔にかかるので注意が必要です。 末永くクロスバイク車体とともに愛用したいのであれば、タイヤも耐久性に富んだタイプを選ぶのがポイントでしょう。

軽量速度+重視 コンチネンタル グランプリ4000S2

走行性能で決めるならば、このタイヤ。グリップ力に注力して設計されており、ゴムの密度がとても高いので、しっかりと路面を捉えて、前進します。路面環境は、その日によってさまざま。雨の日はスリップしやすいので自転車運転は注意が必要です。 しかし、このタイヤは、雨が降った後のウェットな道路・スピードが乗ったコーナーでも安心して体を預けられので、天気を選ばず、スムーズな通勤が可能。登りでも降りでも耐久性のバランス抜群のタイヤなのです。 耐パンク性が高いのにタイヤ自体はしなやかで、ホイールにはめやすいと想定されますが、実際は硬くて難しいといった意見も多く、個人差はあるものの、慣れてくるとスムーズにはめることができるようになります。 パンクすることが多いと、どうしても交換するタイヤも増えてコストが上がる可能性が。クロスバイク車体同様に長く愛用するために、耐久性のよいタイヤは重宝します。

耐久性と安心感 シュワルベ マラソン

1981年、世界自転車旅行を計画して、信頼できる自転車を探していたウォルフガングをシュワルベがサポートすることになり開発がスタートしました。その後4年かけて73,000km以上を走破し、Marathon(マラソン)ブランドが誕生。 シュワルベを代表するフラッグシップモデルのタイヤです。マラソンシリーズの中でも耐摩耗性・耐パンク性に特化しているので、長く愛用したい人にぴったりです。このブランドが誕生したエピソード通り、自転車世界一周のためのタイヤといっても過言ではありません。 グリーンガードと呼ばれる3mm厚の耐パンクベルトによる耐パンク性、耐摩耗性・耐候性にすぐれたゴムと3つの耐久性に特化している点でも、走り心地のよさを実感できるでしょう。 マラソンシリーズには、オリジナルマラソンと、マラソンプラス、マラソンツアーがあり、マラソン(3mm/875g/脱着硬め)・マラソンプラス(5mm/995g/脱着かなり硬い)・マラソンツアー(5mm/980g/脱着かなり硬い)とそれぞれ特徴があるので、自分のバイク車体と走行用途に合ったタイプを選びましょう。

乗り心地安心 パナレーサー グラベルキング

「グラベル」とは、グラベルロードの砂利道から来ている言葉。つまり、舗装されていないデコボコした道でも楽に走行することができるクロスバイクなのです。砂利道で怖いのがパンクですが、毎日の通勤などで同じ道を走っていると、どうしても消耗が速くなります。 擦りきれたタイヤは、パンクの要因になるので、耐久性が高いタイプは尊重されます。重量は270gと軽め、28Cと太めのタイヤで安定感と走行性が期待できるのです。もちろん、未塗装道から塗装道へもスムーズに切り替えられ、安定感があるため、ストレスフリーで快適。 実際に600キロ走行でタイヤの減りを実験したところ、リアタイヤはセンターサメ肌がぎりぎり残っている状態、フロントタイヤはセンターのひげがなくなりサメ肌が少しなくなった程度と、これだけの走行数ながらかなりタイヤの持ちがよいです。 走行する環境によってその数値は異なりますが、乗りごこちも悪くなく、パンクする心配もないことから、長距離走行や長く愛用したい人にぴったりのタイヤでしょう。

ロングライド快適 パナレーサー RACE D EVO3

国産タイヤメーカーの雄として知られる「パナレーサー」。その中でも人気が高いのが、「RACE D EVO3」でヨーロッパで人気のあるエンデュランス系タイヤです。注目するのは、天候に左右されない高いグリップ力のコンパウンド、耐パンク性能にすぐれた強度の高い補強材Pro Titeベルト採用でプロ選手のロングライドに最適。 79日間で自転車世界一周のギネス記録を更新した人も、この機材を使って活躍しました。断面形状は、コンパウンドのグリップ性能を最大限に発揮できるように最適化されています。トレッドパターンは、転がり抵抗の軽減・グリップ力向上の2つの機能を持つスリックタイプと、荒れた路面でも対応できるミックスタイプの2種類。 トレッドパターンとは、タイヤのトレッド部分にいろいろな溝・切りこみがされていて、この部分を呼びます。トレッドパターンの目的は、駆動力と制動力、雨天中もタイヤと路面の水を排除、安定した走りと美しいデザイン性を高めるはたらきがあるのです。 他にも貫通・サイドカット・リム打ちなど、あらゆるパンクの原因を究明して開発されたタイヤなので、どんな環境での走行でも対応できるのが魅力的といえるでしょう。

クロスバイクとスタイリッシュな時間をつくっていこう

街乗りに最適でシティバイクよりも軽くて乗りごこちのよいクロスバイク。ロードバイクよりもリーズナブル価格なので手が出やすく、MTBより舗装道に適しているため、通勤用として重宝します。ロードバイクとMTBの中間的な要素を持ち、中にはかなりMTB寄りのハードなレース対応のタイプも。 種類が多く、目的別に自由に選択可能なので、おすすめの自転車を選んで、クロスバイクとスタイリッシュな時間を作っていきましょう。

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