ロードバイクのスタンドの種類 安定感があり利用者が多いハブスタンド さまざまな形のスタンドがありますが、収納やスペース的にも便利なものがよいという人が多いのではないでしょうか。ロードバイクを水平に置くことができるのであれば、安定感があり使用も簡単なハブスタンドがおすすめ。 ハブ(車輪の軸受け部分)をスタンドに挟むだけなので、ロードバイクを乗せるのも簡単。また、ロードバイク自身の重さで安定してくれる構造なので、ぐらつく心配をすることもありません。価格も低価格で小型。そのため、狭いスペースにも適しているほか、複数台ロードバイクを所有していても水平置きができるスペースがあるならばそれぞれに買い当てることも容易です。 小型で持ち運びが可能なものを選べば、外出時にも使用でき利便性が高いのもハブスタンドのメリットといえます。 縦向きに立てかけられる縦置きスタンド 一人暮らしでアパートなどに住んでいる人は、収納スペースが限られ少しでもコンパクトなものを選びたいもの。ロードバイク一台でも十分スペースを取ってしまうので、駐輪に頭を抱える人も多いはずです。 横置きが難しいという人には縦置き用スタンドがおすすめ。ロードバイクを縦に設置するので、タイヤ一本分のスペースしかとりません。また、縦横両用スタンドの場合、下部分だけを利用してロードバイクを横にすれば、普段通り横向きに立てかけることが可能です。 横向きに立てかけられる横置きスタンド 転倒が気になるという人は、ハブスタンド同様に水平に保管ができる横置きスタンドがおすすめ。タイヤをはめ込むだけのものや、リアのフレームを引っ掛けるだけのものまで種類が豊富です。そのままメンテナンスを行えるスタンドも豊富なので、使い勝手も抜群。 前述したように縦横両用スタンドを利用すれば、気分や用途に合わせて縦置きができます。横置きスタンドは、設置や組み立てに時間を取らないので、さっと使いたい人にはありがたいタイプのスタンドです。 複数台所有している人に便利なポールスタンド ロードバイクと共にマウンテンバイクを所有している、またはロードバイクを複数台所有している人におすすめなのが、ポールスタンド。床から天井にポールを設置するだけのシンプルで安定したスタンドです。ロードバイクのフレーム部分にひっかけて使用するだけなので、車体に傷がつく心配がありません。 スペースの問題で横に置けなくても大丈夫。ポール1本を使用して、ロードバイクを縦置きすることができます。フレームではなく、フックに直接タイヤをひっかければ、スペースが狭い場所でも簡単に縦に並べることができます。 壁掛けできる壁掛けスタンド 部屋のスペース確保が難しい、部屋がスッキリしないと懸念される場合や、保管と同時に観賞用としても使用したいと考えている人も多いはず。そんな人は、直接壁や柱に設置する壁掛けスタンドをおすすめします。 普段はほとんど使わない部屋の上部分のスペースを活用するので、普段使用している生活スペースを邪魔することなくスッキリとロードバイクを保管できます。また、壁にかかっていることでお店のディスプレイのようになり部屋の雰囲気もぐっとオシャレなものに。設置も至って簡単なので、手間も取りません。 出先で必要な時だけ使えて便利な携帯スタンド 日常的にロードバイクを乗る人や、出先にタイヤを固定して置ける駐輪場があるかどうか不安な人におすすめなのが携帯スタンド。 特に、スタンドをロードバイクに取り付けてしまうと美観が損なわれる点が気になる人であればシンプルかつ軽量な携帯スタンドを使用してみるのもよいかもしれません。 携帯スタンドであれば手軽に設置できることはもちろん、使いたいときだけ組み立てて使うことができるのもメリットといえます。 整備する際に便利なメンテナンススタンド 場所を取ってしまうため、ロードバイクを立てておくのに必要なスペースが十分にある人であればメンテナンススタンドがおすすめ。 ロードバイクのメンテナンス作業をする際に用いられるスタンドですが、大型のためにその置き場の確保が最重要項目となります。そのため、あまりスペースがないと思う人にはおすすめできませんが、メンテナンスを目的としているため構造がしっかりしているのも特徴です。 取り付けやすく使用者が多いサイドスタンド 自転車の片側に取り付けて、その重心を支えるようにして使うサイドスタンド。キックスタンドと呼ばれるものもありますが、キックスタンドと呼ばれるものはロードバイクには負荷がかかり壊してしまう可能性もあるため、ロードバイク用のスタンドを探す必要があります。 取り付け型のスタンドとしてはシンプルで、通常タイプの自転車でもよく見られるものです。取り付けやすいという利点や片側だけの取り付けでよいことから使用者が多いサイドスタンド。ですが、軽量ボディのロードバイクは安定しづらいというデメリットも挙げられます。 安定性があるセンタースタンド センタースタンドとは、ロードバイクの車体の真ん中に当たるクランクと呼ばれる付近のスペースに取り付けるタイプ。そのため、車体に傷がつきにくいというメリットがあります。 サイドスタンドとは違い、安定性があるためセンタースタンドも有名。また、センタースタンドには1本足と2本足の2種類あるのも特徴で、それぞれシングルレッグセンタースタンド、ダブルレッグセンタースタンドと呼ばれています。 スタンドなしでロードバイクを駐輪する方法 縁石や段差にペダルを乗せるように傾け駐輪 ロードバイクにスタンドが付いていない理由は、ロードバイクはスタンドがなくても駐輪可能という特質があるため。 縁石や段差を利用し、ペダルをその上に乗せるように傾けて駐輪します。ロードバイクのギアを走行中にインナーからアウターに変え、トップに変速することで駐輪した時にディレーラーのスプリングを緩め、車体にかかる負荷をなるべく軽くすることもロードバイクを長くよい状態に保つポイント。これをインナー×トップと呼びます。 柱や壁にフレームを立てかけて駐輪 段差の利用ではなく、柱や壁のように安定したものに立てかけて駐輪する方法もあります。 この駐輪方法では、ロードバイクのフレームを立てかけるように駐輪するため、変速機が壁などに接触しないようにすること、また変速機を壁じゃない側にするように気を付けて駐輪することがポイント。このポイントを守ることで変速機に傷がつかないようにします。 街中では建物が多いため、スタンドを使わず短時間の間だけ駐輪する目的であればこの方法が最も駐輪しやすいといえます。 ロードバイクスタンドを選ぶ際に気を付けること 車種に対応しているか確認 購入したスタンドが所有しているロードバイクに合わず、やむなく返品しなければならないという場合も。車種によってはどのようなタイプのものでも取り付けが可能なものもありますが、場合によっては取り付けられない可能性があります。 適合車種が掲載されているスタンドもありますので自分のロードバイクが適合しているものかをチェックしてから購入する必要があります。 フレームの太さを確認する スタンドのタイプによってはロードバイクのフレームに取り付けるものも。中でも、片立スタンドなどは太さによっては付けられない場合があるため、フレームに取り付けるタイプのスタンドを選ぼうと考えている人はフレームの太さも測っておくことが必要になります。 また、どのスタンドを付けようか悩んでいる人もフレームの太さを測っておくとショップ店員おすすめのスタンドがフレームに取り付けるタイプであった場合には、フレームのサイズさえ分かっていればすぐに購入できるというメリットもあります。 フレームの材質を考慮する サイドスタンドやセンタースタンドといった取り付け型のスタンドはフレームに取り付けるものもあります。しかし、ロードバイクのフレームの材質がカーボンなどは場合によって壊れる可能性もあるため、フレームに取り付けない方がよいものも。 軽量化を図るため、ロードバイクのフレームにカーボンが使われていることが多いことから、フレームの材質を理解しておくことも大切です。 安定性があり安価を求めるならハブスタンド 安価なものが多いハブスタンド。安定性があることや手軽に設置できるのもハブスタンドならでは。ロードバイクを初めて購入した人が併せて購入するのにとても手を伸ばしやすいスタンドです。水平置きができる人におすすめ。 また、後輪のハブを固定するタイプのため、後輪を外してしまうとスタンドが使えないというデメリットもありますが、普段使いとして使用するのであれば使いやすいスタンドであるといえます。 鑑賞用としておしゃれを求めるなら壁掛けスタンド ロードバイクはその洗練されたフォルムから、ディスプレイとして屋内に飾っておきたいという人も。しかし、水平置きをするスペースがないという場合や、できる限り室内にものを置きたくないという人には壁掛けスタンドをおすすめします。 壁に掛けるならばスペースを邪魔しない上、おしゃれにディスプレイできるというメリットもあるため、ディスプレイとしてロードバイクを屋内に置いている人の多くは壁掛けスタンドを使用しています。 2台以上所有している人はポールスタンド 家族の中にロードバイクに乗る人が複数人いる場合や、個人でもロードバイク好きで複数台持っているといった場合など、一家にロードバイクが2台以上あることは珍しくありません。そのような場合には、横に並べて駐輪するとその分のスペースが必要になります。また、2台以上を水平置きにしているとスタンドも2つ以上購入しなければなりません。 しかし、ポールスタンドを使用することで、ロードバイクが縦に並べられるのでスペースを節約することができるだけでなく、ディスプレイとしても室内に飾っておけるというメリットもあります。 立てかけ方にバリエーションを求めるなら縦横置きスタンド 毎日同じ置き方ではなく、ロードバイクの置き方にも工夫をしたい人には縦横置きスタンドがおすすめ。 このスタンドはさまざまな置き方を可能にしたスタンドで、ロードバイクの置き方を気分によって変えられる方が嬉しいという人には最適といえます。 また、駐輪スペースが狭くなったり広くなったりすることで水平置きができなくなるなどといった状況に応じて置き方を変えられるため、ロードバイクが邪魔にならないよう配慮ができます。 出先の駐車で手間がかからないセンターやサイドスタンド 携帯できるスタンドとは違い、本体にあらかじめ取り付けるタイプのセンタースタンドやサイドスタンド。車体に負荷がかからないものを選ぶ必要があったり、そのロードバイクに適合しているかどうかをチェックしなければなりません。しかし、手荷物が多い場合や他に持ち物を増やしたくない場合に出先で駐輪するときに場所やスペースを気にすることなく駐輪できるのも取り付け型のスタンドならでは。 センタースタンドは安定性があるほか、車体を傷つけにくいものもあります。サイドスタンドは凹凸路面の場合安定しない可能性がある一方で、手軽に取り付けできることからロードバイクに取り付けている人も少なくありません。 美観を保ち必要な時だけスタンドを求めるなら携帯型 出先で必要となるスタンド。しかし、ロードバイクにスタンドを取り付けてしまうとその美観が損なわれると考える人もいます。 そのような場合には必要に応じて携帯型のスタンドを持ち運ぶことでロードバイクの美観を損なわず、また手軽に持ち運べるスタンドのため、使わないときには収納しておけるのも携帯型ならでは。 また、軽い携帯スタンドを希望されるのであれば80g足らずのスタンドで約10kgまで耐荷重が可能なものもあります。 おすすめのロードバイクスタンド Wincle U-LIX KickStand U-LIX(ユーリックス) KickStand 自転車用 携帯 スタンド 簡単脱着 26インチ 700c用クイックスタンド 【タブ強化版】(スタンド単体(黒)) ロードバイク クロスバイク に最適 携帯スタンドの中でも軽量なU-LIX KichStand。こちらはわずか総重量73gながら、耐荷重が10kgという力強さ。また、簡単に脱着することが可能で、携帯スタンドを探すうえで押さえておきたいポイントをいくつも兼ね揃えたスタンドです。 黒やカーボン柄といった車体に差しさわりのない色が選べるため、美観を保ちたい人におすすめ。26インチ700C対応。 持ち運びに軽く、シンプルな構造のため組み立てが簡単であるのも一つの特徴といえます。 TOMOUNT アジャスタブル自転車用 キックスタンド キックスタンド-サイドスタンドTOMOUNT アジャスタブル自転車用 キックスタンド 汎用サイドスタンド 調整可能 アルミニウム合金製 ロードバイク MTB(ホワイト) 長さ調節可能な設計により、汎用性の高いサイドスタンドです。装着部にゴム製の保護材が使われているため、ロードバイクに傷をつける心配がありません。 ネジがきつく固定されているため、使用している間の転倒の心配もありません。24インチ700C対応。 また、アルミニウム合金でできているほか、しっかりとした構造をしているため、1本での支えが心配という人にも安心です。高品質で安定性と耐久性に優れているサイドスタンドをお探しであればこちらをおすすめします。 ガレージ・ゼロ 自転車メンテナンススタンド GZMT02 ガレージ・ゼロ 自転車メンテナンススタンド 折り畳み式 GZMT02 後輪部を挟み込むタイプのスタンドで、折り畳み式のハブスタンドです。こちらはCAMPAGNOLO(カンパニョーロ)、MAVIC(マヴィック)、FSA、FULCRUM(フルクラム)製には使用できません。ハブ幅が約13cmから16cmのロードバイクに適しています。 後輪ハブ軸を左右から挟み込んで立てるタイプのスタンドのため、ロードバイクのメンテナンスをする際に利便性がよいというだけでなく、ディスプレイ用にも活用できます。 折り畳み可能なタイプのため、必要なとき以外は折り畳んで収納することも可能です。 MINOURA ディスプレイスタンド 壁もたれ式上下二段型 MINOURA(ミノウラ) ディスプレイスタンド グラビティスタンド2 壁もたれ式上下二段型 フックを利用することで上下二段に壁にもたれさせてロードバイクを2台収納することが可能。 構造的にとても簡易型であるものの、フック1個あたり25kgまで耐荷重ができることも魅力の一つです。実際に購入された人によると、壁にもたれさせるならば壁を保護しておかないと壁が傷つく可能性もあるため注意が必要。 ロードバイク自体の重さで固定されるというシンプルな構造になっています。 部屋の中央など壁のない場所に設置することができないことがデメリットといえますが、MINOURAが実験した結果によれば震度6相当の揺れがあったとしても転倒しない安定性があるのも特徴です。 BV 自転車センタースタンド BV-KA76 長さ調節可能なスタンドで、24~29インチまで、また700C対応。さらに、長さ調節をする場合に大抵であればレンチやドライバーといった工具が必要なものもありますが、こちらのBV-KA76であれば道具を使うことなく長さを調節できます。 脚は強化プラスチック製でスタンドが滑ることを防ぐことが可能なほか、雨天であれば泥への沈み込みを防ぎます。また、車体にスタンドを取り付けるための穴がある場合と穴がない場合の両方のパターンに対応するべく取付用ボルトが2本付いているのも購入者には優しいポイントといえます。 DOPPELGANGER バイシクルハンガー DDS304-BK DOPPELGANGER バイシクルハンガー 省スペース・簡単設置・効率収納 転倒防止8点接地 【耐荷重30kg】 DDS304-BK 耐荷重30kgという、比較的重量に心配のあるロードバイクを所有している人にも安心の設計。 「魅せる収納」+「効率的な収納」を実現する新しいタイプの室内保管可能なラックで、縦向きに簡単設置できるため、省スペースでロードバイクを収納することができます。 また、ラック部分にヘルメットをはじめとするロードバイク関連の用具を収納することが可能なため、1台2役が魅力的のスタンド。 直径7 mmのスチール鋼2本が平行に溶接されていることで、2本のフックが補強板を挟むため、吊り下げたロードバイクの回転防止に役立ちます。 フックにかけることで収納するタイプのスタンドながら、フックでのホイールの傷つき防止のため、先端には約1mmの厚さのPVCでコーティングされているという安心設計。 そのほか、ロードバイクを吊り下げた下部の棚にはシートが付属しているため、使用後に吊り下げたとしても見落とした砂やほこりなどの落下による床の汚れを防ぎます。 金属製品ならではの心配事として錆が挙げられますが、こちらのスタンドにはパウダーコーティング(粉体焼付塗装)加工がされているため、錆だけでなく傷にも強いという特徴があります。 車種の構造を確認後に目的に合ったものを選ぶ ロードバイクにも種類が数えきれないくらいあるように、そのスタンドにもさまざまな特徴や適性があります。それぞれ収納する場所や用途によってもタイプが分かれているだけでなく、ロードバイクの種類によっては使用できないスタンドも。 また、車体の材質によってはスタンドを取り付けることでフレームに傷がつく場合もあることから、スタンドを選ぶときには所有しているロードバイクの特徴やサイズを理解したうえで足を運ぶことを覚えておきましょう。 RELATED POSTS 関連記事一覧 筋トレ効果が出始める期間を知ろう|筋トレの目的別効果も大公開 | 2020.04.06 人気の「ダンベルスクワット」で鍛えよう。正しいフォームや効果とは | 2020.04.06 男性用の白髪染め初めての方は必見|どこから見ても隙のない男へ | 2019.09.05