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北米で人気の日産ローグ。輸入車ならではの楽しみで快適な走りを
2018.02.27
日産ローグの基礎情報
北米で販売している小型SUV
日産ローグは、毎年1月にアメリカのデトロイトで行われる国際自動車展示会で発表したのを機に、日産自動車が北米で販売をしている小型SUV。2007年~20016年まで販売されていた初代日産ローグは、全長4,646mm、全幅1,800mm、全高1658mm、ホイールベース2690mmで、外観を含め中型SUVムラーノに近いものとなっていました。初代日産ローグは、円高が続いた影響もあり販売を中止する意向でしたが、2013年に販売開始された二代目日産ローグの売れ行きが好調なことをうけ、販売の続行を決意。北米で人気の小型SUVになっています。
エクストレイルの兄弟車
北米で販売されている日産ローグは、日本で売られているエクストレイルの兄弟車になります。兄弟車である初代ローグは、エクストレイルとは全く異なり、プラットフォームはデュアリスなどと共通、外観はムラーノに近いデザインでした。
二代目ローグからは、兄弟車である三代目エクストレイルと同じプラットフォームを採用し、内外装を共有。搭載エンジンは異なりますが、仕様もほぼ同じものに変わりました。
購入時の選択の幅が広い
購入時、豊富なオプションの中から、自分に必要なものを追加するなど、購入時の選択を幅広く行なうことができます。2017年春に発売された日産ローグには、10種類のインテリアカラーと2種類のエクステリアカラーを準備。自分の好みに合うカラーを選択することができます。
また、S、SV、SLの3つのグレードから前輪駆動か全輪駆動かの選択が可能。さらに、フォワードエマージェンシーブレーキングとリアクロストラフィックアラートも追加することができます。グレード別に異なる5種類のパッケージ仕様もオプションに追加され、自分だけの一台を購入することができます。
ハイブリットモデルも追加
2017年には、スタイリングをリフレッシュし、新機能を追加したハイブリッドモデルも登場しました。ハイブリッドシステムは、基本的に兄弟車であるエクストレイルのハイブリッドモデルと共通。前輪駆動と全輪駆動の2種類があり、エンジンは2.0L直列4気筒ガソリンで最大出力141hp、最大トルク19.9kgm。
ここに最大出力40hpのモーターを組み合わせています。エンジンとモーターを組み合わせたシステムで、176hpものパワーを出すことができ、アイドリングストップと回生ブレーキも装備。パワーのあるエコSUV車が追加されました。
スターウォーズモデルの限定車も発売されている
映画とタイアップした特別仕様車、ローグ・ワン/スター・ウォーズ・リミテッド・エディションを販売。ダースベーダー・ブラックとストームトルーパー・ホワイトの二色を展開。5,400台のみを限定販売しています。
スターウォーズモデルのローグ・ワンは、エクステリアをグロスブッラクに仕上げ、フロントドアにはロゴバッジを装着。助手席側には、反乱同盟軍のスターバード、運転席側には銀河帝国の紋章が描かれています。また、2017年に開催されたシカゴモーターショーではスターウォーズに登場する架空の車、X-Wingローグを公開。スターウォーズの世界を身近に感じることができる展示を行いました。
ローグスポーツも展開している
2017年、これまで販売していたローグに加え、ローグよりも一回り小さいローグスポーツを発表。エンジンは、2.0L直列4気筒ガソリンのみで最大出力141hpを発揮。トランスミッションには、CTVエクストロニックを採用しています。
また、タイヤにはファルケンの高性能SUV用タイヤを使用。低燃費性能の高いタイヤで、ローグスポーツが求める上質な乗り心地と高い走行性能をバランス良く取り入れました。
日産ローグの特徴と性能
2018年モデルにはプロパイロットを設定
2018年モデルのローグには、北米初となる自動運転技術、プロパイロットを設定。インテリジェントクルーズコントールとハンドル支援を行なうプロパイロット機能は、高速道路などの一定速度で長距離を走るときに便利。先行車を検出し、車速に応じた車間距離を保ち、先行車が停止した場合も、自動で停止します。
走行の乱れが起きることがないよう、車線中央付近を走行できるようにステアリングを制御。運転者のハンドル操作を支援します。
燃費は16km/L
ハイブリットやプロパイロットなど、さまざまな機能を追加してきたローグ。ローグの燃費性能にも着目し、16km/Lを実現。街中を走る場合、10km/L~11km/Lの低燃費走行を可能にしました。
全輪駆動か前輪駆動かで、少しの違いはあるものの、どちらの車種でも低燃費走行を実現。初代ローグの燃費と比べ、18%も向上させることに成功しました。
スタイリッシュでゆとりのある内装
内装には、高品質の素材を全体的に使用し、ステアリングも一新、しなやかな翼のような広がりをイメージしたグライディングウィングを採用したインストルメントパネルは高級感を演出しています。スタイリッシュでゆとりのある内装にすることで、長時間の運転も快適な乗り心地で走行することを可能にしました。
ハイグレードモデルには。8つのスピーカーを標準装備。BOSEプレミアム・オーディオ・システムから流れる音は、臨場感を高め気分良く運転することができます。
ソフトパッドを装着
センターコンソールやダッシュボードには、高級感のある内装を意識してソフトパッドを装着。無機質な印象を一新し、ぶつかったときの軽い衝撃を吸収します。防水能力のあるカバーを使用することで、山や海などのレジャーで濡れてしまった荷物も気にせず載せることができます。
快適な乗り心地を追求し、山や海などのレジャーも思う存分楽しむことができる仕様に、ハンズフリー機能も追加。車体下に足先を入れるだけでラゲッジドアが自動で開きます。
外装はダイナミックなVモーションデザイン
フロント周りを大きく一新させた外装は、ダイナミックなVモーションデザイン。フロントバンパーやリアバンパー、ヘッドライト、テールライトをVモーショングリルに変更し、ダイナミックなSUVに仕上げました。ブーメラン型のデイタイムランニングライトとVモーショングリルをマッチさせ、洗練されつつもアクティブな印象に。
LEDを取り入れている
ヘッドライトとリアコンビネーションランプにLEDランプを採用。これまでのHIDランプやハロゲンランプとは違い点灯速度が早く、タイムラグが少ないのも特徴です。LEDランプの寿命は長く、色みの違いも起こらないためメンテナンスしやすく交換の手間も少なく済みます。
HIDランプやハロゲンランプに比べ、少々明るさに欠ける面はありますが、暗い夜道を走るのに十分な明るさを放つので問題はありません。ブーメラン型に一新されたヘッドライトから放たれる光で、快適な走りを楽しむことができます。
日産ローグの価格と購入する方法
2018年モデルは約395万
四人で快適に楽しめる低価格の四駆をコンセプトに作られたエクストレイル。その兄弟車であるローグは、2018年モデルの価格を約395万円に設定しています。高品質のSUVにも関わらず、価格を低く抑え、多くの人にアウトドアを楽しんでもらうための金額設定です。
低燃費走行に加え、長距離の運転を快適に行なうことができるよう導入されたプロパイロット機能。たくさんの荷物も、らくに出し入れ可能なラゲッジドアに装備されたハンズフリー機能など、ダイナミックなエクステリアに加え、高級感のあるインテリアの2018年モデルのローグはおすすめの一台です。
日本国内での販売は未定
北米で人気の高いローグですが、日本国内での販売は予定されていません。日本国内では、兄弟車であるエクストレイルを販売。ローグに近い仕様のエクストレイルも人気の車種であるため、日本国内でのローグの販売は必要ないともいえます。また、日産から発売されているローグスポーツに近いキャシュカイやアルティマなど、日本国内での販売が行われていない車は他にもあり、これらも日本国内での販売は未定になっています。
新車をアメリカから逆輸入する
日本国内において販売を予定されていないローグを購入する場合、アメリカから逆輸入するという方法があります。並行輸入車の新車を購入する場合、未発売モデルの選択や輸入車ならではの左ハンドル、カスタムパーツも一緒に輸入してカスタムするなど、幅広く楽しむことができます。新車並行輸入車では、正規ディーラーにはないグレードや好きなカラーの選択も可能。
日本国内で販売されていない左ハンドルのローグで、注目を浴びることができます。北米で販売されているローグの価格は、日本円ではないので、レートをチェックしてからの購入がおすすめ。逆輸入には、輸送費など車体以外の費用もかかります。レートをチェックしておかないと、かなりの高額になってしまうので注意しましょう。
中古車の輸入を代行してもらう
新車の購入が難しい人や現行型ではなく製造が終了している型のローグを購入したい場合には、中古車の輸入を代行してもらう方法があります。並行輸入車を取り扱っている中古車販売業者に問い合わせてみましょう。購入したい中古車やカスタムしたいパーツを予め中古車販売業者に伝え、見積りを出してもらうことで、高額になる心配がなく安心して購入することができます。
また、日本国内で販売されていない中古車を輸入してもらう場合、メンテナンスが難しくなるので、メンテナンスができる業者を探しておくようにしましょう。輸入を代行してもらう際、メンテナンスに必要になると予測されるパーツも一緒にお願いしておくと安心です。
エクストレイルをローグ仕様にカスタマイズする
新車の逆輸入や中古車の輸入には、輸送費や中間業者に支払う手数料など、かなりの高額を用意しておかなければいけません。また、日本国内で販売されている車種ではないため、正規ディーラーでのメンテナンスができない場合が多く、故障した際はパーツを輸入しなければいけません。時間やお金に余裕のある人にはおすすめの逆輸入ですが、時間やお金に余裕のない人には、日本国内で販売されているローグの兄弟車エクストレイルがおすすめ。
エクストレイルをローグ仕様にカスタマイズすることで、自分だけの一台にすることができます。また、元々日本国内で販売されているエクストレイルなので、メンテナンスに不自由することがなく、いつでも快適に乗ることができます。エクストレイルをカスタマイズしてアウトドアを楽しみましょう。
予算に応じてローグの購入方法を決めよう
日本国内で販売されていない日産ローグ。アウトドアにおすすめのローグですが、新車の逆輸入や中古車の代行輸入はかなりの高額となり、支払える予算を予め見積もっておく必要があります。海外から輸入するということは、輸送費や手数料などの他に、取引をする金額が日本円ではないことを念頭に入れておきましょう。
自分の支払える予算に応じてレートをチェック。レートは常に変動するので、余裕を持った予算組みで、ローグの購入方法を決めていきましょう。