おすすめバイクの選び方 自分好みのデザイン バイクには、アメリカン、ネイキッド、モタード、スクーターなど、いろいろなタイプのバイクがあります。また、バイクのタイプによって、デザインや機能はもちろん、カスタムの仕方なども全く異なります。 お気に入りのタイプのバイクがあれば、どんなバイクがあるかメーカーのサイト等で調べる事もできますが、まだどのようなタイプのバイクに乗るか悩んでいる人は、自分がどんなシーンで乗りたいかということで決めることもできます。 予算と排気量 まず、バイクの予算と排気量を決めましょう。バイクでも排気量やタイプによって金額はさまざまですが、新車、250cc程のバイクで、40~80万円程、400cc程のバイクで、70万円~90万円程、400ccを超えるバイクは70万円~くらいからあります。 なかには排気量が1000ccを超えるスーパーバイク(サーキットでレーサーが乗っているようなバイク)は、300万円近くするバイクもあります。中古車であれば、値段も抑えることもできますし、生産終了してしまったバイクでも手に入れることができます。 特徴と性能 車でも、エンジンの性能で走りが変わると思いますが、バイクは特にエンジンの性能で走りが変わります。エンジンは、車と同じく、4サイクルエンジンが主流です。4サイクルエンジンは、「吸入」、「圧縮」、「燃焼」、「排気」という4つの工程(4サイクル)としてエンジンのなかのピストンを動かします。 400ccのバイクの単気筒であれば、1つの気筒で吸入、圧縮、燃焼、排気をこなします。4気筒であれば、4つ気筒があるので400cc÷4で1つの気筒は100ccで吸入、圧縮、燃焼、排気をこなします。100ccを燃焼するより400ccを燃焼する方が、パワーがありますが、エンジンが高回転になると、一つの気筒で4工程をこなしているより4つの気筒で4工程をこなしているほうが、回転数をあげやすい、振動も少なくて済むといった利点があります。 そのため、単気筒のバイクは高速域の走行には向いておらず、最高速は4気筒エンジンに比べるとかなり劣ってしまいます。ただ、単気筒エンジンは、重量が軽い、部品が少なくて済むので、値段が比較的安いといった利点もあります。同じ排気量でも、かなり最高速が変わるため、高速で無理なく走りたいという場合は多気筒エンジン、坂道が多い、町中を走るといった場合は単気筒、とシーンに合わせて決めましょう。 人気なメーカーから決める 日本では、ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキが主流のメーカーです。海外メーカーはハーレーダビットソン、アプリリア、ドゥカティ、などたくさんのメーカーがあります。日本の4大メーカーは世界でもトップクラスを誇ります。 一番最初に乗る場合は、日本メーカーのほうがよいかもしれません。海外メーカーは故障の際、部品取り寄せまでに大変時間がかかったりします。近所に海外メーカーに強いバイク屋さんが無い場合は、自分である程度のメンテナンスができるまでは、海外メーカーは控えたほうがよいでしょう。 おすすめ250?バイクシリーズ カワサキ ニンジャ https://www.kawasaki-motors.com/mc/lineup/ スポーツタイプのバイクといえば、並列4気筒エンジンが主流ですが、ニンジャはパラレルツインエンジンという並列2気筒のエンジンを搭載し、低速域だけではなく、高速域にも対応したバイクなので、市街地、ツーリングといったシーンでも快適に走行することが可能となったバイクです。 そして、スリッパークラッチというクラッチを搭載していて、エンジンブレーキによるホッピングを低減。デザインもスーパースポーツのようなデザインで、大変かっこいい1台です。 ヤマハ オフロード https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/index.html オフロードバイクはその名の通り、舗装された道ではなく、舗装されていない道を走るのに適したバイクです。単気筒エンジンで車体が大変軽く、力強い走りをするので、街乗りも快適にできます。ただ、車体が軽いと風の強い日は風に煽られるので、気を付けて走行しなければいけません。 2017年現在、ヤマハはオフロードタイプのバイクは生産終了していますが、また新たなオフロードバイクの開発をおこなっているようです。 絶版車のヤマハオフロードでオススメなのが、セロー225です。今までのオフロードバイクはシート高が高く足つきが悪い(身長が低くて体重が軽い場合はサスペンションがさがらないので足がつかない事もあります)機種ばかりだったのですが、セロー225はシート高が810mmとシート高も低くて乗りやすく、オン・オフどちらでも力強い走りをするので人気のある機種です。 スズキ GSR http://www1.suzuki.co.jp/motor/lineup こちらも生産終了してしまったバイクです。近年のスズキのネイキッドバイクを代表するバイクです。250ccのバイクですが、他の250ccバイクに比べると車体が大きく存在感があることが特徴です。 2気筒ロングストロークエンジンを搭載したバイクで、ロングストロークエンジンであれば、高速域が弱いイメージがあるのですが、全くその弱さを感じさせないバイクです。こちらも街乗り、ツーリングどちらにも適したバイクです。 ホンダ CRF http://www.honda.co.jp/motor-lineup/ CRF250Lは日本で設計し、タイで製造することにより、同クラスのバイクに比べて、コストダウンすることに成功したネイキッドバイクです。コストダウンしたからといって、他の車種に劣ることがない1台です。 2017年のモデルチェンジで、主に、吸気系統と排気系統を変更しています。このモデルチェンジにて、環境規制に対応させながらも今までのモデルより馬力を向上させることにも成功しました。初心者や長年バイクに乗っている人など、どんな人でも楽しく乗れることで人気のある車種です。 おすすめ400?バイクシリーズ ホンダ ロードスポーツタイプ http://www.honda.co.jp/motor-lineup/ ホンダのロードスポーツタイプといえば、CB、CBR、400X、シャドウがあります。殆どの車両が、改良を何度か重ねて、何十年も販売されているロングセラーとなっています。 町中を走るには、400ccクラスのロードスポーツタイプのバイクが一番扱いやすいでしょう。400ccクラスのバイクであれば、低速、高速どちらも力不足を感じることがありません。重量もリッターバイクほどの重量もないので、楽に操作することができます。 400ccのロードスポーツバイクはCBRがオススメです。CBRは海外市場向けに500ccがありますが、国内仕様に合わせて400ccを製造しています。250ccニンジャと同じくパラレルツインエンジンを搭載していて、低速高速どちらにも特化したバイクです。 ホンダ ネイキッド http://www.honda.co.jp/motor-lineup/ ホンダのネイキッドのいえば、CB400が有名です。エンジンにHYPER VTEC Revoを搭載しており、高回転型のエンジンですが、回転数に応じて、吸気、排気の作動するバルブ数が変わるといった、ホンダ独自のエンジンを使用しています。 バルブ数が変わることによって、低速でも高速でも優れた燃焼をおこなうことにより、燃費や低速域でのトルク、高速域での走りのどちらにも対応しているバイクです。 教習所で選ばれることが多い機種で、乗りやすいバイクです。町乗り、ツーリングなどで乗ることができます。ただ、大きなメリット・デメリットが無いので、卓越した走りが無いといったことがデメリットとなるのかもしれません。 ヤマハ ドラッグスター https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/index.html ヤマハ400ccアメリカンバイクの代表格となる機種です。一見は重量感があり、扱いにくそうにみえますが、いざ乗ってみると、足つきもいいので、大変扱いやすいバイクです。 アメリカンバイクの特徴でもありますが、長距離走行でも疲れを感じさせません。カスタムパーツもたくさんあるので、他には無い1台にすることもできます。 おすすめな大型バイク ホンダ ロードスポーツ http://www.honda.co.jp/motor-lineup/ ホンダのロードスポーツバイクには、CBや、CBR、VFRなどの車種があります。600ccから1000ccを超えるさまざまなバイクがあります。車とさほど変わらない排気量があるので、スピードで不満に思うことはまずないと思います。 ただ機種や排気量によってはとても重量があります。手で押すのが困難な事や、駐輪場に停めるスペースが無いといったトラブルもあるので、自分にあった1台を見つけることが大事です。 ホンダ CB http://www.honda.co.jp/motor-lineup/ 大型のバイクにもCBがあります。1300ccがCBシリーズのなかで一番大きな排気量になります。足つきがよいので、あまり重量を感じさせないのが特徴です。 通常のCB1300SUPER FOURは、ネイキッドバイクでカウルは付いてないのですが、ヘッドライト部分にハーフカウルがついている、SBというタイプがあります。ハーフカウルが風防になるので、高速での長時間運転の場合は疲れを低減させてくれます。 スズキ ハヤブサ http://www1.suzuki.co.jp/motor/lineup#cap401 スズキのスーパスポーツを代表する機種が、ハヤブサです。世界のバイクのなかでも、最高速がトップクラスを誇ります。 町中で走るにはギヤは1速でほぼ走れますが、アクセルを開けすぎるとスピードがいきなりでるため、アクセルワークが少し難しいところがあります。それを抑えるためにS-DMSモードが装備され、設定を手元のスイッチで変更するだけでアクセルワークをダイレクトに出力するかソフトに出力するかを選ぶことができます。 隼は加速する力が大変強いので、体を前傾姿勢にしていないと、体が後ろに引っ張られます。その前傾姿勢が長距離になると、少々疲れるということがデメリットかもしれません。 カワサキ ニンジャ https://www.kawasaki-motors.com/mc/lineup/ カワサキのフルカウルのバイクは、ニンジャが有名です。大型車では1000ccから600ccなど種類がありますが、1000ccが人気です。ツーリングなどの長距離走行の際に、疲れにくいので乗りやすいと定評があります。 2017年に大幅な変更があり、電子制御機能の機能アップ、ETCを標準装備、耐久性と耐寒レザーシートの装備など多数改良されました。シート高も低くなったため、長時間運転には向いていない前傾姿勢が緩和され、以前よりも乗りやすさが向上しました。 ヤマハ XV https://www.ysp-members.com/lineup/ ヤマハのアメリカンバイクでXVがあります。排気量も750ccや1900ccまでさまざまです。1900ccは重量感のあるフォルムで、他車が見劣りするくらい存在感があります。 長距離走行は大変優れていて、何キロ走っても疲れを感じさせないバイクです。ただ、大きさがあるので、町乗りにはあまり適していません。ヤマハはアメリカンバイクに空冷エンジンを搭載することにこだわっているため、夏場はエンジンからの熱によって、停まっているときは大変暑いです。 バイクを楽しめるような選定を バイクは機種やタイプによって個性がさまざまなので、自分に合ったバイクに乗ることが一番です。 友人とツーリングに行きたい。自分好みのバイクにカスタムして、世界に一台しかないバイクにしたい。など何がしたいかによって乗るバイクが変わります。バイク屋さんに行って詳しく話を聞いたり、バイクに詳しい友人と一緒にバイクを選ぶのもいいでしょう。 中古車の場合は同じ機種でも、以前の所有者の扱い方やメンテナンス具合によって、クセや程度も変わるので、中古車を購入する場合は、同じ機種を何台か見て、間違いのない一台を探してみてください。 RELATED POSTS 関連記事一覧 筋トレ効果が出始める期間を知ろう|筋トレの目的別効果も大公開 | 2020.04.06 人気の「ダンベルスクワット」で鍛えよう。正しいフォームや効果とは | 2020.04.06 男性用の白髪染め初めての方は必見|どこから見ても隙のない男へ | 2019.09.05