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「タコ釣り」に必要なリールとは。楽しくタコを釣るためのコツ。
2018.02.27
タコ釣りに必要なリールの条件
太いラインを使えるベイトリール
タコを釣るには、基本的には固めのロッドに4号から10号くらいの太めのラインを巻くことができるリールがあれば十分です。そのなかで、堤防際や足元を探りタコを釣る場合は、ベイトタックルがおすすめです。
タコ釣りは、釣る際に釣り針やルアーが海中の岩やサンゴなどにひっかかってしまいやすい釣りのため、ベイトリールがおすすめです。また、ベイトリールにはパワーがあるので、力強いタコでも釣ることができます。
初心者にはスピニングリールがおすすめ
初心者の場合、タコ釣りをする際、タコジクやテンヤを投げる時に、ベイトリールを使うと余分な糸が出過ぎてしまうことがあり、絡みやすいという欠点があります。そのため、スピニングリールがおすすめです。スピニングリールは、機能上、余分な糸が出ることがないので、絡まずに投げることができます。スピニングリールを使う場合は、3000~4000番がおすすめです。また、スピニングリールの場合、昼間の釣りなら飛距離を出すことができます。
巻き感度が良く力強さのあるリールが必要
タコのなかには、とても力が強い個体もいます。引き上げる際に岩場に張り付かれてしまうと、引き上げるのにかなりのパワーが必要となってきます。そのため、力強さがあるリールのほうが巻くときに楽に巻くことができます。リールを買うなら、3000番台のリールがおすすめです。また、リールには、右ハンドルと左ハンドルがあるので注意が必要です。値段も高いものから安いものまでさまざまですが、初心者は安いリールから始めることがおすすめです。
大きすぎると重いので軽量な物を選ぶ
タコを釣るためには、エサに食いついたら、重いタコを勢いよく引き上げる必要があります。この引き上げが遅いと、タコが底に張り付いてしまうからです。そのため、あまり大きいリールを選んでしまうと、その分リール自体の重量があるため、タコを引き上げにくくなってしまいます。そのため、タコ釣りのリールは軽いものを選ぶようにしましょう。
ですが、いくら軽いリールでもタコの重さに耐えることができないと意味がありません。タコ釣りでリールを購入する場合は、最低でも5kg以上のリールを選ぶようにしましょう。
タコを岩などからはがすために力が重要
タコを釣る際に、タコが抵抗しようと、底や周辺の岩に張り付くことが考えられます。タコが張り付いてしまった場合、はがすためにかなりの力が必要となってきます。また、根がかりだと思ったら、タコが張り付いていたなんてこともよくあることです。
タコが張り付いてしまった場合、大きいタコなら無理やり引っ張ったとしても引きはがすことが難しいです。この場合は、引っ張るのをやめてタコが徐々に動き出し、素早く動くようになったら勢いよく一気に引くようにしましょう。
船釣りの糸は100mくらい巻けると安心
船釣りでタコを釣る場合、水深40mから50mのところで釣る場合が多いです。また、途中で糸が切れてしまったりすることを考えると、船釣りの糸は100mくらいの長さが必要になってきます。
また、船釣りをする場合の糸の太さは、PE8号から10号くらいがおすすめです。これぐらいの太さがあれば、根がかりしやすいタコ釣りで、タコを釣る確率が上がります。また、太い糸のほうが根ズレにも強くなります。
堤防からは50mくらいあれば大丈夫
堤防でのタコ釣りは、比較的簡単なので初心者にはおすすめなポイントです。タコは堤防の壁に張り付いていることが多いため、それほど長い糸を用意しなくても50mくらいあれば十分です。多くの場合、20mほど投げて、10mくらいのところで仕掛けを回収することが多くなってきます。
堤防でタコ釣りをする場合、広範囲にわたって釣ることができます。なかなか釣れなくなったら場所を変えて同じようにタコ釣りをします。堤防の場合は、周りに人がいることも考えられるので、注意して釣りをするようにしましょう。
リールは予備を用意しておくと安心
船釣り用のリール、防波堤用のリールなど、リールにもさまざまな種類があります。いくら根がかりしにくい太いリールを用意していても、タコ釣りには根がかりがつきものになってきます。また、糸切れや、必要以上に糸を出してしまうなど、糸が絡みやすい釣りです。そのため、タコ釣りは、リールの消耗が激しくなります。いざ、リールが使えなくなってしまったときに、予備を用意しておくことで、安心してタコ釣りを楽しむことができます。
オクトパッシングの特徴
タコの吸盤は強いので糸は3~8が最適
タコ釣りは、手軽に誰でも簡単に楽しむことができる釣り方法ですが、タコを釣るためには必要最低限の準備は必要になってきます。タコ釣りは、ほかの釣りとは違い、道具の弾力を使ってやり取りするわけではないので、ナイロンではなく、伸びの少ないPEラインを使うことで、底や壁の状態が分かりやすくなるためおすすめです。
PEラインは、ナイロンに比べて根がかりを起こしにくく、根がかりが起きてしまったとしても糸が伸びないのでカットしやすくなります。ですが、3~8号くらいの太さにしておかないと、カットすることが大変になります。とくに、女性や子供の場合、10号を超えるとカットすることが難しくなってしまうので、選ぶ際には注意しましょう。
遠くへ投げるより近場へ軽く投げる
タコ釣りをする際に、ついつい仕掛けを遠くへ飛ばしがちになりますが、実際は、近場へ軽く投げるだけで十分タコを釣ることができます。タコは、遠くというより、堤防などの壁や岩場などのすき間などにくっついていたり、隠れていることがほとんどです。そのため、堤防の足元ギリギリのところに仕掛けを沈めて、ゆっくりとカニのように横に移動します。横に引きずって歩いているうちに、根がかりかな?という感触があったら、タイミングをみて上手に引っ張るようにしましょう。
タコは落ちてくるもの動いてるものが好き
タコは、落ちてくるものによく反応します。動いているものに興味を持ち、止まった瞬間に飛びつくことでエサをとります。そのため、タコを釣る際は、タコがいそうな場所に仕掛けを落とすようにします。底まで仕掛けが到達したら、ゆっくりと横に移動して、仕掛けを動かすようにしましょう。仕掛けに気が付いたタコは、隙をみて仕掛けに食いついてくるので、タイミングよく垂直に引っ張るようにします。
防波堤でも船でも釣ることができる
タコは、防波堤の壁や切れ目、岩場のすき間などに隠れているため、防波堤でも船でも釣ることができます。ですが、タコは根があるところに隠れていて、さらにテンヤで小突くため、防波堤でタコ釣りをしても船釣りでも、根がかりの可能性が十分にあります。そのため、斜め下にテンヤがあり、小突いているよりも、まっすぐ真下にテンヤがあり、小突くことで、少なからず根がかりを予防することができます。
平らな場所より岩場や根のある所を狙う
タコは夜行性なため、昼間は、防波堤から離れた平らなところよりも、岩が重なって隙間ができているところや水中に岩が隠れているところなどにいることがほとんどで気が付けば、ゆっくりと出てきて、タイミングをみて仕掛けに食いついてきます。
タコが掛ったら糸は緩めずに素早く引く
タコがかかった際に、糸を緩めてしまうと、タコが岩場や防波堤の壁に吸盤を使ってくっついてしまう可能性があります。一度くっついてしまうとなかなか引きはがすことが難しく、タコの力が強いため、最悪の場合リールが折れてしまうこともあります。また、タコの警戒心が緩み、自然に離れるのを待たなければいけなくなります。そのため、タコが仕掛けにかかったら糸を緩めずに勢いよく引くようにしましょう。
少し沖目に投げて底を引きずるように誘う
タコを上手に誘うには、タコの目の前で仕掛けを動かす必要があります。そのため、狙いたいポイントから少し遠めに投げてから、底をゆっくり引きずるように仕掛けを動かすようにしましょう。仕掛けがうまくタコの目の前を通れば、タコが出てきて、タイミングをみて仕掛けにとびかかってきます。タコの好物であるカニのような動きを再現することが、大切なのです。
岸壁に沿ってエギを落として誘う
エギは、本来イカを釣る際に使用する仕掛けです。そのため、タコ釣りでエギを使用する場合は、エギにおもりをつけて使用します。エギを使って釣りをする場合、基本的には、防波堤でも船でも同じやり方をします。ただ、タコのエギについては、誘い方によっては効果に差がでてきてしまいます。
エギをタコ釣りで使用するときは、まず、岸壁に沿ってエギを落としてタコを誘います。そして、おもりを底まで沈め、竿を上下にしゃくってタコを誘い出します。たまに激しくしゃくるなどして、エビのような動きを再現させます。この際に、おもりが底から離れないように注意しましょう。
タコ釣りにおすすめのリール
シマノリール17バスワン XT151
バスワンは、使うところを選ばす、オールラウンドで使用できます。また、SVSを内蔵することで、スムーズな立ち上がりでのびやかな弾道を描くことで、不快なバックラッシュを低減することに成功しました。また、回転性能は少し劣りますが、海水を浴びたことでできてしまうサビをなるべくペアリング内に影響しないように工夫をしています。
リール自体の値段は、ほかの商品と比べて、6000円から7000円と低コストなのにもかかわらず、この1つにさまざまな機能がつまっているため、初心者の人やこれからタコ釣りを始める人におすすめのリールです。
ダイワベイトリールタトゥーラSV TW
マグネット式ブレーキならではの使いやすさを引き出したSVは、最小限のマグダイヤルの調整だけで、4~5gほどの軽いリグから、かなり重みのある重量級のルアーまで、ストレスなく使うことを実現したリールです。また、長い間使用しても疲れにくく、楽にキャストが決まるため、釣りやすくなりました。
アキュラシー性能をアップさせたことにより、バックラッシュが少なく、ストレスフリーな使い心地を実現したブレーキシステムにより、小さな力でもスプールがスパッと立ち上がり、ルアーを驚くほど遠くまで飛ばすことができます。
プロマリンリール TSD4000 タコ専DXPE8号
プロマリンから販売されているライン付タコ釣り専用のリールです。値段も約4000円とリーズナブルなリールなので、タコ釣りに慣れていない初心者の人やこれからタコ釣りを始める人におすすめです。また、タコ専用のラインがすでについているため、わざわざリールを選ぶ手間が省けます。波止や防波堤でタコ釣りをする場合は、このタコ専DXだけでも十分な性能をもっています。
タコ釣りは力も必要リールも慣れる事が大切
タコは、比較的簡単に釣ることができます。釣る場所もわざわざ船に乗って海へ行かなくても、堤防などで釣ることができるため、初心者の人やこれからタコ釣りを始める人には釣りやすく、始めやすい釣りです。ですが、初心者ほどうまくリールを扱うことができず、根がかりや、タコが堤防の壁や岩肌に張り付いてしまったりとトラブルが起きやすいです。また、タコ釣りにはかなりの力が必要になります。
タコ釣りにはいくつかのポイントがあり、まだ慣れていない人には最初は難しく感じるかもしれませんが、リールに慣れて上手にタコ釣りをすることで、たくさんタコを釣ることができます。しっかりとタコの性質を理解して、タコ釣りに必要な道具を上手に使いこなし、タコ釣りを楽しみましょう。