備蓄用の非常食のおすすめは?しっかり準備で万が一の時に備えよう

備蓄用の非常食のおすすめは?しっかり準備で万が一の時に備えよう

2018.02.27

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いざという時に必要な非常食の備蓄量

3日分から1週間分は備蓄しておく

非常食は最低でも3日分は必要で、できれば1週間程度を用意しておくと安心です。災害がおきた時、水道やガスなどのライフラインが復旧するまでに最低3日はかかるといわれています。さらに、救援物資は4日以降に到着するとされ、その間は自分たちで食べつないでいかなくてはなりません。 せっかく非常食を用意していても、いざ必要になったときに食べられなくなっていたら意味がありませんので、購入時に賞味期限をカレンダーやメモ帳などに記入しておく、定期的に中身をチェックするなどして、期限が切れそうなものは入れ替えるようにしましょう。

大人1人が1日に必要とする非常食量

大人1人が生きるために必要とする水は1L、飲める水として2L使います。防災時の非常持ち出し袋に「飲料水」は必ず入れておきましょう。5年や7年保存できる水も販売されていて、パウチに小分けにされたものや、500ml、2Lのペットボトル入りなどががあります。3L×3日間=9Lを最低限備えておくとよいでしょう。

水は何より大切です。最悪の場合、食糧が無くても3~4日は生きることが出来ますが、飲料水が無いと1日で脱水する可能性があります。

食事

1日や2日なら十分な食事が摂れなくても何とかしのげますが、何日もエネルギー不足では体調を崩してしまいます。普段食べるもの、もしくは、できるだけそれに近いものを揃えることがおすすめです。 非常食として特別なものをそろえるのではなく、通常スーパーで購入できる普段食べてるものを多く購入し、古いものから消費してその分を追加購入するようにすれば、賞味期限切れで処分する無駄もなくなります。3日分の食事が出来るように備蓄しておきましょう。ただし、被災時は電気もガスも使えない可能性がありますので、温めずに食べられるレトルト食品やアルファ米などの非常食は便利です。

非常食の選び方と備蓄のポイント

使い切りサイズで食べ残しのでないもの

食品の分量は、使い切りサイズがおすすめです。冷蔵庫が使用できないので、大きいサイズの缶詰などは残食が出てゴミ処理にも困ります。また、電気が不通となって冷蔵庫やエアコンが使用できない場合があるため、食中毒にならないためにも、残さずに食べ切れるものを用意しましょう。 乾パン類など水分が非常に少ないものは多少はもちますが、水分を含んだ状態のものは要注意です。換気ができない場合は残しておくとにおいがこもります。ゴミ処理で特に困るのは、カップ麺の汁です。避難所に汁の捨て場所がないので、無理に飲み干しすことになります。インスタント麺を備蓄するなら汁のない焼きそばが、健康面でもゴミ処理面でもよいといえます。

持ち出しやすい軽さのもの

避難所まで持ち運びをしないといけない、保管場所の問題もありますので、できるだけ軽くて小さく持ち運びのしやすいものを備蓄したほうがよいです。食料は、チョコレート、ナッツ、キャンディーなど、軽いけどエネルギーになるものは準備しておきます。 またその他にも、使い捨てカイロ、マスク、スリッパ、救急セット、常備薬、タオル、ビニール袋、保温アルミシート、レインコート、軍手、ティッシュペーパー、紙皿、紙コップ、割りばしなどを用意しておくと重宝します。

火を使わずに食べれるもの

停電が起こり、ガスや水道が使用できない場合があります。カセットコンロを常備し活用する方法もありますが、換気が十分にできない環境にある場合もあるため、カセットボンベの事故を起こす可能性もあります。 温める際に火を必要としないもの、温めなくても食べられるもの、食べる際に口の中の水分を過度に吸収してしまわないような食品が望ましいでしょう。温かいものは心身ともに充足感をもたらします。火を使わなくても温めて食べられる発熱剤入りのものもありますので、ストックに加えることをおすすめします。

炭水化物以外の高栄養食も用意する

非常食は炭水化物中心になりがちです。たんぱく質、脂質、カルシウム、ビタミンをカバーできる食品を用意しておくことをおすすめします。かさばらない、のり、食べる煮干し、ドライフルーツ、ナッツなど、保存可能な高栄養食は備蓄したいものです。実際に災害が起こったときに、栄養のバランスまで考えることは難しいですが、日ごろから意識して備えておくと安心です。 少ない量でも栄養価が高いナッツは糖質、脂質、カロリーが多く含まれています。保存がききますのでおすすめします。のりは、ミネラルが豊富に含まれており、白米などがあれば炭水化物の補給にも使えます。また、少ない量でも煮干しはカルシウムが豊富で、ストレスやイライラを軽減してくれる効果を発揮します。

おやつや好みの物も用意する

災害は?ショックで食欲が湧かなくなり、不安やストレスをもたらし、心に傷を与えます。自分へのお見舞いの気持ちで、「おいしいもの」「好物」を備蓄しましょう。おいしい物や好きな物は、心の落ち着きにつながります。 非常食は普段口にすることが少ないものが多くそれだけで緊張感やストレスを感じることがあります。普段食べているおやつなど備蓄しておくことでストレス解消につながります。小さいお子様がいる場合はお子様の不安を解消できる材料になります。子供向けのお菓子も買いためておくとよいでしょう。

定期的にチェックする

普段から少し多めに食材、加工品を買っておき、使ったら使った分だけ新しく買い足していき、常に一定量の食料を家に備蓄しておく方法をローリングストック法と言います。ポイントは、日常生活で消費しながら備蓄することです。 備蓄する食料が賞味期限切れにならないよう、消費の際には、必ず一番古いものから使うようにし、上手に循環させることが大切です。食料等を一定量に保ちながら、消費と購入を繰り返すことで、備蓄品の鮮度を保ち、いざという時にも日常生活に近い食生活を送ることができます。

非常食におすすめの食品

保存期間の長い缶詰

缶詰は賞味期限を3年としているものが多くあり、プッシュ式の缶切りなしで開けられる物があるため非常に便利です。缶詰び方の大切なポイントは、まず保存期間があり、通常缶詰は3年の長期保存が可能になっています。 缶詰選びのポイントは、水分を多く含んでいるものです。フルーツ缶、おでんやラーメンなどは一緒に水分が多く取れるため最適です。おでんやラーメンなどは、もし火などが使える状態でしたら、温めると、冬場は身体が温まりますし、美味しさも増します。また、缶詰は栄養価が高く、塩分が多いものがたくさんありますので、偏らないようにストックしておきましょう。

すぐエネルギーになる甘いお菓子

常に持ち歩くバッグにも、キャンディーやグミなどもおすすめです。特に地震後は、がれきや崩れた物の粉塵や避難所の埃っぽさで喉が痛くなる場合があります。飴一個でも満足感があります。 また、贈答用でいただく個包装されたクッキーなどのお菓子は、賞味期限は様々ですが半年~1年くらいの物もあるので、フリーザーバッグに入れて用意しておきましょう。厚めのクッキーは割れにくく、カロリーメイトやシリアルバーなどは少量で栄養が摂れる見た目よりも満腹感がありますし、普段食べている方も多いとため安心感があります。

調理のいらないレトルト

災害時は電気やガスがストップしている可能性が高いので、調理する手間いらずですぐに食べられるものを多く揃えておくことが大切です。消化のいいおかゆは、パックを開けてそのまま食べられ、疲れきった体にやさしく染み渡ります。大豆が入っているものは疲労を回復する効果のあるカリウムを豊富に含み、また、ひじきが入ったものは鉄分の働きによって貧血を防ぐ効果があります。 最近では、ハンバーグやシチュー、見込み料理などバリエーションも豊富になっていますので何種類か揃えておくとよいでしょう。食べなれていない食事をすることはストレスにつながります。万が一に際に備えて、非常時のために試食してみる事をおすすめします。

スーパーで買えるおすすめの非常食

AJINOMOTO 味の素KKおかゆ

持ち運びに便利なレトルトパウチになっています。温め不要で、場所や状況を問わずにたべることができます。普通のご飯を食べるよりも少ない量になっているため、カロリーが低くなりますが、水分をたくさん含んでいるので少ないお米の量でお腹が膨れ満腹感を得られます。全部で7種類の味が用意されており、飽きずに食べられます。

井村屋 ゆであずき

素材にこだわり抜いた、風味豊かな北海道産小豆を100%使用しています。非常時にも便利な缶切り不要のイージーオープン缶です。小豆の粒感を残してじっくり丁寧に炊き上げ、美味しく食べれます。小豆は小さな粒でも栄養の宝庫です。小豆には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維がバランスよく含まれおり、カルシウム、鉄分、カリウム、亜鉛、ポリフェノールビタミン、ミネラルなど豊富な栄養素を含む健康食品なのです。

ハウス食品株式会社 温めずにおいしいカレー

こどもから大人まで、幅広い年齢層から根強い人気を誇るカレー。カレーとひとことでいっても、その種類は限りなく多く、手作りからコンビニなどの調理品、または加工品など、様々なかたちで私たちの生活に登場します。 温め不要で、スパイスの香り高いカレーが楽しめます。植物油脂やトマトペースト・りんご繊維をいかし、口当たりめらかです。賞味期間3年で、非常食としても活躍します。原材料として特定原材料7品目(落花生・卵・乳・小麦・そば・・えび・かに)不使用です。

おすすめのおいしい非常食セット

尾西食品株式会社 アルファ米12種類全部セット

1度炊いたご飯を乾燥させたお米を、アルファ米といいます。お湯または水で作れ、長期保存(5年常温保存)ができる非常食です。食器不要ですので災害時に重宝します。白米以外にも、松茸ごはん、五目ごはん、チキンライスなどバリエーションを楽しめます。 アルファ米が入っている袋の口は大きくなっているので、カレールーなどを入れて1つの袋で一緒に食べることができます。そのためゴミも少なく、袋とスプーンを持ち帰るだけで片付けも不要ですので、非常に楽で環境にも優しい商品です。

カゴメ 野菜の保存食セットYH-30

野菜一日これ一本長期保存用190gを6本と、野菜たっぷりスープ3種6個を詰め合わせた、長期保存可能な「野菜の保存食」セットです。地震など災害時には野菜不足になりがちですのでしっかり補給したい食材です。 濃縮された野菜の力で、「野菜不足」解消をサポートし、食塩・保存料・栄養強化を目的とした添加物は使用せず、野菜由来のβーカロテン、リコピンが補給できます。野菜不足に備えるたに備蓄することをおすすめします。スープは温めず、そのまま食べることも可能です。

株式会社東和食彩 非常食おかずとごはんの3日分セット

温め不要で袋のまま食べれるため災害時に重宝します。米とおかずが一緒になっていますのでそれだけで必要な栄養を補給することができます。食べ方は、お湯で温めて、おかずとして食べるとより美味しくなります。スタンドパウチですので、皿不要で、さらに栄養バランスのよい食事になります。非常食としても日常のお惣菜としても美味しく食べれます。

いざという時のために非常食を備蓄しよう

もしも、万が一巨大地震が起きたときでも、家族を守れるくらいの非常食は用意しておきたいものです。最低限必要な量の水は1人3L、最低3日分の食料を準備する事が重要です。半年に1回の非常食の入れ替えの時に、賞味期限に近づいたものを食べながら、在庫をしっかり管理するように心がけ、いつ何が起こっても大丈夫なように防災への意識を高めましょう。

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