憧れのオープンカーとは 2シーター2ドアタイプのロードスター http://www.mazda.co.jp/beadriver/design/interview/11/ オープンカーと呼ばれる車種の中でも、数種類のタイプが違うオープンカーがあります。一般的にオープンカーとしてイメージするタイプが、2ドア2シーターの2人乗りのロードスターと呼ばれるオープンカーでしょう。ロードスターはオープンカーとして初めからデザインされたクルマになります。 ロードスタータイプのオープンには、手動で屋根を開閉するものと、自動で屋根が開閉するものがあります。オープンにするとフロントガラスとサイドガラスのみがボディ上に残るスタイルで、ボディの薄さがより一層スポーティさを増すデザインのオープンカーです。 完全なクローズドボディにできるコンバーチブル オープンカーの中にコンバーチブルという種類があります。コンバーチブルは、ロードスターのようにオープンカーとして初めから設計されたものでなく、既存のクーペやセダンをベースに屋根を開けることができる車としてできたものです。 コンバーチブルの中にはクーペタイプの車をベースに作られたクーペコンバーチブルなどもあり、コンバーチブルとは言えスポーツカー的な要素がある物もあります。コンバーチブルはルーフを閉じた時の耐久性や静粛性がクローズドボディと同等に完全な密封感を感じることができる車です。 非スポーツモデルのカブリオレ https://www.BMW.co.jp/ja/all-models/4-series/convertible/2017/at-a-glance.html カブリオレという種類のオープンカーは、コンバーチブルと同様に既存の車をベースに作られたもので、コンバーチブルに感じるスポーツ感は無く、4人乗りのセダンの屋根がない状態をカブリオレと呼び、区別されています。 カブリオレはドイツ車やフランス車で呼ばれることが多く、カブリオレの語源は1頭立て2人乗り幌車からきています。日本車でもカブリオレと呼ばれたホンダシティカブリオレや日産マーチカブリオレなどが人気の車種でした。 https://www.bmw.co.jp/ja/all-models/2-series/convertible/2017/at-a-glance.html 購入前にオープンカーを試乗する際の注意点 風をきってはしる気持ちよさを体感する オープンカーで車を運転する楽しさを購入前に試乗車で体感しましょう。セダンなどの屋根があるタイプの車と違い、屋根がないオープンカーは解放感があり、風を切って走るオープンの気持ちよさを感じてみましょう。 試乗の際には必ずオープンにしてみることが肝心です。なぜならば、中古車の場合などはオープンにする際の開閉モーターの不具合が無いか、スムーズに開閉作業が行えるかなど充分に確認することが必要なのです。 電動開閉のオープンカーの場合、電動開閉モーターなど不具合になることが多く、購入した後に修理代などの出費がかさむこともあるので注意が必要です。 幌をつけたままとオープンにした場合を体験する スポーツカーなどのオープンの場合、幌や天井を閉じたままの状態は車内が狭く感じる事もあります。オープンにしたときは解放感があり、圧迫感など感じる要素がありませんが、屋根を閉じたままでは圧迫感や運転操作がしずらいと感じる事もあります。 購入を考えて試乗する場合は、オープンの状態と屋根を閉じた状態をどちらも体験し、運転操作や視界などを十分に確認することが重要です。どんな車でも、購入前のイメージだけでは分からない部分が多くあります。操作方法や圧迫感、解放感、シートの座り心地、計器類の操作方法など、試乗したことで発見することが多くあります。 可能なら雨の日も走行してみる 購入後は、日中、夜間、雨天、晴天と様々なシチュエーションで運転する事になります。試乗が晴天のときだけでは、雨天のときにワイパーの感じが想像していたものと違ったり、雨の際の視界がイメージと違う場合もあります。 可能なら、晴天や雨天、日中や夜間など様々なシチュエーションで試乗することをおすすめします。また、家族や友人など、同乗する機会が多い人が居る場合は同乗して試乗することもおすすめ。人が乗っているときと乗っていない場合とでは、車重が変わり車が重く感じたり、助手席に人が居ることで助手席側の視界が違う場合があります。 国産車のおすすめオープンカー一覧 マツダ ロードスター URL:http://www.mazda.co.jp/cars/roadster/?banner_id=b11578&utm_source=ylis&utm_medium=cpc&utm_campaign=1-roadster&utm_term=rst&utm_content=rst_1 国産車で「ロードスター」といえば、マツダのロードスターを思い浮かべる方が多いほど、ロードスターが発売された1989年から2ドアオープンカーといえばロードスターの名前が挙がってきました。1989年の初代から数えて4代目になる2015年に発売されたロードスターNDやRFは6速MTで2WDという2ドアスポーツカーの痛快な走りが楽しめるオープンカーです。 2015年に発売された2WDロードスターRFは、マツダでは初の試みとなる電動ルーフの採用で話題になりました。わずか13秒というルーフ開閉時間の早さにも注目され、マツダの誇る匠職人による匠塗装と呼ばれる塗装技術やSKYACTIVE-Gと呼ばれる直列四気筒ガソリン直噴エンジンを搭載したことも、ロードスターRFが人気になった理由の1つです。 ダイハツ コペン https://www.daihatsu.co.jp/lineup/copen/ 軽自動車の2WDオープンカーとして人気が高いダイハツコペンは2002年に発売開始され2012年に初代コペンが発売終了2年後に2代目コペンが発売され、オープンカーの再ブームを巻き起こしたといわれています。コペンは軽自動車としては初の試みである電動開閉ルーフを設定し、現在でも軽自動車ではコペンだけの設定になっています。 2代目コペン2WDで、D-Flameと呼ばれる画期的な骨格が新しく設定。一般的なクルマの剛性は骨格+外装鉄板で成り立つものですが、D-Flameの場合は骨格のみで剛性を確立できるので外装を樹脂外板にし外板の着せ替えが可能。また、「Dress Formation」と呼ばれる外装のみの着せ替えができることで、個人のニーズに答えた個性的なコペンが楽しめるようになりました。 ホンダ S660 http://www.honda.co.jp/S660/ 軽自動車のオープンカーとしてマニア感がとても強いタルガトップと呼ばれるオープンカー。タルガトップと呼ばれるオープンは、リヤウィンドウがオープンにした状態でも残るタイプのオープンで、運転席と助手席の天井の幌だけを巻き上げるタイプのオープンカーです。 軽自動車でも本格的スポーツカーとして楽しむ事が出来るMR(ミッドシップエンジン・リアドライブ)のレイアウトは、コーナリングしながらアクセルを踏んだときのスライドするのかと思いきやしっかりトラクションが効く感じは、MR後輪駆動のスポーツカーであるが故の楽しさでもあります。 また、軽自動車初搭載になる6MTは、エンジンパワーを最大限に活用するワイドレンジ・クロスレシオに設定し、1速から5速でクロスレシオで加速の良さを楽しみ、トップの6速で高速巡航時の快適性が実感できるトランスミッションになっています。 外車のおすすめオープンカー一覧 メルセデスベンツ SLK https://www.mercedes-benz.co.jp/content/japan/mpc/mpc_japan_website/ja/home_mpc/passengercars/home/new_cars/models/slc/r172.html 1996年に発売された、ベンツCクラスをベースに2人乗りのスポーツカーとしてクーペカブリオレタイプとして注目のオープンカーSLKでした。 バリオルーフをメルセデス車として初めて搭載し、開閉タイムは28秒間と短く、ルーフを閉じている状態でもオープンな雰囲気を味わうことができ、スイッチ1つでダークにしたり透過させたクリアなルーフに変更できる「マジックスカイコントロールパノラミックバリオルーフ」もオプションで選択することができ注目の的でした。 ベンツで採用されている可変ギアレシオステアリングのダイレクトステアリングは、SLK3代目では全車で採用され、高速走行時の直進安定性と低速走行時の取り回しは、スポーティーなベンツ特有の操縦感覚を味わうことが可能。2015年よりSLKからSLCという呼び名に変更されたためSLKは3代目で終了となりました。 レクサス ISコンバーチブル http://lexus.jp/models/is/ 2009年に発売されたレクサスのISセダンをベースにした4シーターのISコンバーチブルは、電動閉開式のメタルトップルーフを採用しオープンにしたときの解放感とクーペタイプの快適性を両立させたコンバーチブルです。 ISコンバーチブルは、オープン時の風の巻き込みやクーペの快適性について十分に配慮され、コンバーチブルとしては世界トップレベルの剛性と強度を確保し衝突安全性と高い操縦安全性を兼ね備えた車。電動開閉式メタルトップは3分割のルーフとオール電動システムにより構成され、同クラスでは世界一のスピーディな開閉が可能となり注目されました。 アウディ TTロードスター https://www.audi.co.jp/jp/web/ja/models/tt/tt_roadster.html?utm_source=yahoo&utm_medium=sea&utm_content=TTroadster_56&utm_campaign=SEA_DS&dclid=CIrv7LeNndcCFRcPKgodBccAkw 2000年から発売されたアウディTTロードスターは丸いフォルムで人気の車でした。現在は2015年から発売された3代目のタイプ8Sにもロードスターがあります。 3代目となるアウディTTロードスターは、軽量高剛性ボディにパワフルなTFSIエンジンやSトロニック、Quattroを組み合わせたことで高性能と高効率の両立を実現し、燃費を気にせずスポーティな走りを実現できる低燃費なスポーツカー。 アウディ初となるバーチャルコックピットは、アウディ最高峰のテクノロジーが詰まった画期的なマルチモニターであり、ドライバーのニーズに合わせたフレキシブルな情報掲示や3D地形図のナビを表示します。 中古車のおすすめオープンカー一覧 BMW Z4 https://with.BMW-japan.jp/ BMWのZ4は2シーターのオープンカーです。中古車でZ4は中古台数が多いので、過走行で年式が古く安い価格のものから高年式で距離も低走行の数百万円という車まで多く販売されています。安い価格の初代Z4を選ぶか、比較的新しい2台目以降の低走行車を選ぶのか台数が多いので選ぶことができます。 おすすめは2代目以降のZ4で1年1万キロ計算で距離が少なめで、整備手帳などでメンテナンスを受けている記載がちゃんとある物や、外装のキズ、オープンの開閉がスムーズなものがおすすめ。BMWは電気系統の弱さが指摘されることが多いのですが、電気系統のメンテナンスをちゃんとされていて、決まった周期でオイル交換がちゃんとされているようなものがおすすめです。 ポルシェ ボクスター https://www.porsche.com/japan/jp/models/718/718-boxster-models/ 1996年から発売された後輪駆動ポルシェボクスターは現在の718ボクスターで3代目となります。後輪駆動の2シーターオープンカーなので、走りに力強さと瞬発力のあるスポーツオープンカーです。 2003年の第一世代後期からリアウインドウがビニールからガラスに変更になりました。ガラスに変更後のポルシェボクスターの中古を探すことがおすすめ。なぜならば、古くなったビニールのリアウィンドウは劣化により黄ばんだり白っぽくなり透明度が無くなり視界が効かなくなるからです。 相場的には初代1996年から1998年程度でポルシェなのに100万円程度となり、2003年モデルから20万~30万円程度相場が高くなっています。2代目になると250万円~300万円程度になり、2009年モデル以降になるとLEDなどが使用されたフェイスリフト仕様になり300万円代後半に、2013年モデル以降になるとまだまだ値段が下がらず500万円から600万円以上という中古車もあります。 メルセデスベンツ SLクラス https://www.mercedes-benz.co.jp/content/japan/mpc/mpc_japan_website/ja/home_mpc/passengercars/home/new_cars/models/sl-class/r231.html ベンツSLに採用された新設計となるMSA(モジュラースポーツアーキテクチャー)は、車体の軽量化と歴代最高の燃費率を実現したベンツSLオープンカーは、発売された1954年から今年で63年間販売される長寿モデル。2011年の6代目までその時代時代に合わせたスタイルで人気の2シーターオープンスポーツの最高峰といわれています。 SLで一番台数が多いのが2004年式までのSL500になります。値段相場は300万円以下で探すこともできて新車購入時に比べれば1000万円以上値落ちして購入することができてしまいます。但し4代目のSL500から電動ソフトトップを採用しているので、中古で購入する場合は電動開閉がスムーズに動くことの確認をおすすめします。 ホンダ S2000 http://www.honda.co.jp/S2000/ 1999年から2009年まで発売されたS2000の中古車の中でも値落ちがない人気のグレードが2007年から2009年の二年間だけ限定で販売したタイプSです。限定生産され希少性のあるモデルなだけに、人気があり値落ちしない理由なのです。 S2000の人気の理由は他にもあり、オープンカーの剛性を強めるために取り入れられた「ハイXボーンフレーム構造」は、スポーツカーとして必要な剛性と衝突安全性を確保できるもの。エンジンにはF20CというF1でも匹敵するトルクスピードの超高速回転型のスポーツカーエンジンが搭載され、色々な理由からもホンダらしさが詰まった人気の車なのです。 価格は140万円台から594万円程度まであり、新車購入時の本体価格が399万円なので新車より高額な中古車もあるという事になります。これは、もともと台数限定販売で中古で出ることが滅多にないグレードだったり、付属オプションがレア感のある物だったりすることで、貴重性が増し新車よりも高額で取引されてしまうのです。 ホンダ ビート http://www.honda.co.jp/auto-archive/beat/ 1991年から1998年の7年間だけ販売されたホンダのビートは、量産車としては初となる、ミッドシップエンジンで後輪駆動、フルオープンでモノコックボディを採用。また軽自動車としては初搭載となった四輪ディスクブレーキやSRSエアバックが搭載され軽自動車のオープンカーとしては人気の車になりました。 現在でもビートの性能やスタイルを好む人も多く、中古車としても取引されています。ただし、すでに20年以上経過している車や走行距離が10万キロ超えしているような車ばかりになり、もしビートの中古車を購入しても購入後のメンテナンス費用が高額になってしまう心配もあります。 憧れのオープンカーで快適なドライブをしよう 誰でも一度は憧れるオープンカーですが、オープンカーの良さは乗ってみなくては絶対に分かりません。気候のいい春や秋、日差しが強い夏や冬の寒さもオープンならではの季節の楽しみ方があるのです。 室内という言葉がふさわしい一般的に屋根がある車は、圧迫感や窮屈感など孤立した空間ですが、オープンにして屋根が無くなると思わず手を上に伸ばしてみたくなるくらい解放感が湧いてくるのです。オープンカーに乗って風を感じ、自然の香りに包まれながら快適で開放的なドライブをしましょう。 RELATED POSTS 関連記事一覧 筋トレ効果が出始める期間を知ろう|筋トレの目的別効果も大公開 | 2020.04.06 人気の「ダンベルスクワット」で鍛えよう。正しいフォームや効果とは | 2020.04.06 男性用の白髪染め初めての方は必見|どこから見ても隙のない男へ | 2019.09.05