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BMWの車検にはいくらかかるの?BMWにかかる費用を正確に知ろう
2018.02.27
BMWの車検費用の大まかな相場
自賠責と重量税で6万ほどは必ずかかる
BMWを車検に出す場合は自賠責保険と重量税がかかります。自賠責保険とは、全ての自動車に加入することが義務付けられている強制保険のことで、車検を通す際には次回の検査まで有効な自賠責に入っていないと車検に通すことができないのです。
自動車重量税とは新規登録時と車検時にまとめて支払う税金のことで、自動車の新規登録と車検のときに車検証の有効期間分をまとめて支払うことになっています。自家用乗用車の場合は車両の重さによって税額が変わり、軽自動車の場合は車両の重さに関わらず定額です。BMWの場合は自賠責保険と自動車重量税で必ず6万円ほどはかかることを理解していおきましょう。
点検費用は3万円
車検の際に行われる点検の内容は、まずエンジン回りの点検と電気装備、動力伝達装置の点検、ハンドル周り、ブレーキ周り、排気ガス防止装置、タイヤ・足回りの点検などです。点検項目には法で定められた点検項目時期と法で定められた距離項目、日常点検などの項目といったものがあり、これにのっとって行われます。点検費用は3万円ほどと見ておけば大丈夫でしょう。
車検の代行費用は1万5千円
車検の代行とは、指定および認証を受けた整備工場は所有していない、車検および車検のための点検・整備を代行するサービスを提供している会社のことです。お客様の車両を預かり、提携先の指定工場や認証工場、もしくは陸運局にて車両の検査を行います。身近なところでは、ガソリンスタンドなどがあります。この車検の代行を任せる場合は、大体1万5千円ほどかかります。
交換修理が入ると一気に10万を超える
車は乗車年数によってどんどん部品は消耗していき、交換や修理が必要になってきます。交換する部位としてはたとえば「バッテリー」があります。近年カーナビの装着などにより電気消費量が多い車が増えています。その分バッテリーへの負担も大きくなるのです。
そのためバッテリー交換が必要になる車も多くあります。また、ブレーキパッドの残量が少なくなった場合にも交換が必要です。BMWの場合は、交換する備品の値段も高いため交換修理となると一気に10万円を超える場合があります。
経過年数が多いほど費用は高くなる
車検費用には法定費用というものがあり、その内容は自賠責保険、重量税、印紙代です。この3つは新車であろうと20年経った車であろうと変更はありません。しかし経過年数が高いとこの他の費用が高くなる可能性があります。
なぜかというと、メーカー推奨の交換部品があり、その費用が高くなるのです。これらの部品は経過年数というよりは、走行距離10万キロという時点の車検で交換するものになっています。そのため必然的に経過年数の高い車両は車検費用が高くなってしまうのです。
グレードによっても費用は変動する
BMWという車種は、車種のグレードによって車検の費用が変化していきます。特に1シリーズ、5シリーズは高額になりがちです。1シリーズは高級感と洗練されたデザインが人気のシリーズですがその車検料の相場価格は、10万5千円ほど。また、こちらも人気の高い5シリーズの相場価格は17万円ほどとなります。BMWはグレードによってかかってくる費用が全く違うので注意が必要です。
BMWの車検費用を節約するポイント
純正の部品は個人で輸入する
BMWの車検が高い理由の一つとして、部品の代金があります。BMWはドイツの自動車メーカーですのでそのパーツは日本国内では製造されていません。つまり車検時に交換する必要が出てきたパーツは関税や運送費をかけて輸送しなくてはいけないのです。
そこで自分自身で純正パーツを輸入すると車検代を安くすることができます。BMWの部品を扱っているサイトは国内、海外ともに多くあるのでそれを利用しましょう。そういったサイトから自分で取り寄せれば、高い部品費用が半額くらいになることもあります。部品の型番が分からない場合には、ディーラーに交換の見積もりを出してもらい、そこに書かれた型番をもとに部品を発注しましょう。
部品に国産品の代替品を使う
BMWの部品は走行性能を重視しているため、使用されている部品の耐久性は実はあまり高くありません。そのためこまめな部品の交換が必要になってきます。すべてを純正品の部品で賄うととてつもない金額になってしまうこともあります。
そこでバッテリーなどの一部の部品をパナソニックなどの国産代替品を使うことをおすすめします。エンジンやブレーキ関係の部品交換に関しては、代替品の利用が難しいためどうしようもないのですが、それ以外の部品を国産品のもので賄うことで車検費用をぐっと抑えることができます。
色んな車検会社の見積もりを出してみる
車検の見積もりは、1社だけで行い判断するのではなく、複数の車検会社の見積もりを出して考えていきましょう。最近では大手カーショップに限らず、小さな整備工場でもインターネット上にホームページを持っており、最小限の情報を入力するだけで簡易的に車検の見積もりを出してくれます。また、ネットではなく電話で簡易的に見積もりをしてくれるサービスもあります。
電話の場合は車のプロに直接相談できるので、ネットの見積もりよりも車検にかかる費用が詳しく分かることがあります。もちろん実際に車の状態を見てみないとはっきりとした費用は分かりませんが、複数の会社で簡単見積もりをとることで大まかな車検代金の相場を知ることができます。車検の相場を知ることで、実際に車をみて見積もりを出してもらう際に不安や心配、騙されたりする危険もなくなります。
車検の早期予約割引を利用する
車検が切れる日が近づいてきたら、業者の選択を早めにして車検の予約を早くすると、費用を安くしてくれる業者があります。この早期予約割引を是非活用しましょう。これをうまく活用することで、車検の費用を安く抑えることができます。遅くとも車検が切れる3か月くらい前から車検をしてもらう業者を選び、できるなら1か月前には予約しましょう。
なぜ早く予約すると安くなるのかというと、車検を請け負う業者は早めに予定が決まることで人員の確保といった利点が色々とあるからです。業者によっては半年前からの予約割引もあるほどです。車検の期日ギリギリになってしまうと、予約がいっぱいで車検を断られてしまうこともあるので注意しましょう。
消耗品は毎年こまめに交換しておく
部品は日々消耗していくものです。そのため、消耗品は毎年こまめに交換することをおすすめします。ブレーキパッドやローターやタイヤは次回点検日、車検日までもたないこともあります。それなのに無理して使用していると思わぬところに損傷が飛び火し、高額の修理代がかかる可能性があります。
そのためブレーキパッドなどは前だけ、後ろだけ、と消耗度合いによってこまめに変えていきましょう。特にBMWは樹脂パーツやゴム製品の劣化が早いことが弱点として挙げられます。特に高熱での影響を受けるのがエンジンルームにあるパーツなのでこまめに確認しましょう。
車の購入時に保障があるかを確認する
BMWを購入する際は、保証がきちんとなされているのかを確認しましょう。通常、新車購入から3年間は無償のメーカー保証が付帯されています。しかしこれも3年を過ぎてしまうと万が一事故が起きたときの費用は自己負担となります。
しかしBMW系列ディーラーでは「BMW新車延長保証プログラム」に加入することができます。これは最大で5年間まで延長することができる保障のことです。また、BMW認定中古車を購入した場合には「BMWプレミアム・セレクション保障」があり2年間の保証が付帯され、保証期間を延長することができます。
民間の車検会社に依頼する
正規のディーラーではなく、民間の車検会社に車検を依頼することで車検代を安く抑えることができます。民間の車検会社とは例えば、有名な「オートバックス」といった会社のことです。
民間会社の場合、車検を担当する検査員は正規ディーラーのようなBMWに関する知識をあまり持っていない場合が多く、本当に車検を通すだけになってしまいます。そのため部品交換といったアドバイスを受けることはあまりありません。そのため常日頃から自分で車の状態を把握していないといけません。
BMWの車検をディーラーに頼むと高くなる理由
純正の部品に交換してくれるから
BMWの車検正規のディーラーに頼むとどうしても高額な車検費用がかかります。その理由の一つとして挙げられるのが、「純正の部品」に交換してくれる点。BMWはドイツの自動車メーカーということもあり、部品は日本国内では製造していません。
つまり車検時に必要になった部品は、関税がかかり運送費をかけて輸送されているのです。そのため必然的に部品の代金は高いものになります。また、BMWは国産車と違い消耗品として考えるパーツの数が多いので車検費用が上がってしまうのです。
技術力が高いため交換工賃が高くなる
BMWの車検費用が高い理由の2つ目は「工賃」です。BMWはブランドイメージを維持するためというのもありますが、BMWの整備には高い技術が必要とされています。そのため工賃が高めの設定になっているのです。
BMWの正規ディーラーの整備工場では、法定点検項目の他にもBMW独自の点検項目を実施し、車検を通すだけの整備ではなく、車の性能を取り戻すための整備をしているので工賃も高くなるのです。
コンピューターを使って故障を診断している
正規ディーラーで車検を頼んだ場合、BMWの独自の技術として専用のコンピューターを使用した故障診断が行われます。コンピューターを使って故障を診断しているので、その開発使用するための費用は工賃に上乗せされてしまうのです。そのため車検費用が高額になってしまいます。
故障時にアセンブリ交換を選択する
故障した際にはアセンブリ交換を選択すると費用を安く抑えることが可能になります。「アセンブリ交換」とは大まかな部品の単位で交換を行うことで、これをすることにより修理部位を特定するための時間や、交換に対しての時間を短くすることができるのです。しかしその反面、修理代が高くなる可能性もあります。
顧客に対し安心を提供している
BMWの正規ディーラーに勤務する整備士には世界に共通する資格制度というものがあり、千葉と神戸にあるBMWのトレーニングセンターでは多くの研修が行われています。年に一回開催される筆記試験や実技試験をパスすることで上の資格へと進級していくのです。
顧客に安心を提供するために、社員はBMWの最新技術や整備業務に活かすための教育をしっかりと受けています。お客様が安心して点検や整備を任せることができるように、さまざまな努力が行われているのです。
こまめなメンテナンスでBMWの車検費用を抑えよう
BMWは何の知識もなく車検に出してしまうと、その金額にとても驚くことが多い車種です。そのため、車検費用を抑えるために必要なことは日々こまめなメンテナンスを行い、消耗品はこまめに交換することです。
また、部品を自身で輸入するだけでも大幅な節約にもなります。さまざまな方法を駆使して、車検費用を安く抑え、長く車と付き合っていきましょう。