世界には、私たちが普段目にすることができない、貴重な車が存在します。希少価値が高く、とても高い値段で取引される車や、走る環境によって変型する車など、すごい車の定義はさまざま。すごい車のすごい理由を知って、さらに車を好きになろう。 すごい車の定義とは? 高価格で取引される車 生産数が少なく希少性の高い車は、自動車オークションで出品されることが多く、どれも高値で取引されます。その金額は、数億から数十億円と、一般人では到底手の届かない膨大な価格が提示されます。 高値で取引される車は、中古車として世間に出回ることは少なく、オークションに出品されることがほとんどです。こういった車には、高級自動車ブランドの外車が多く、同じ車種でも内部の機関状態によって価格は大きく変動します。 内容が豪華な高級車 高級車とよばれる車のほとんどは、見た目もさることながら、内装のつくりにもこだわっています。シートに高級レザーを使用したり、パーツに高級木材を取り入れたりと、細かい部分のディテールからインテリアまで追及され、こだわり抜かれています。 また、乗る者に対しての心づかいが伝わる、さまざまな装備や仕掛けが、居心地のいい空間をつくり上げます。まさに、家の中にいるような、解放感。高級車でしか味わうことのできない、贅沢な感覚です。 変わった特徴の車 水上を走ったり空を飛んだりする、変わったすごい車が実在します。ほとんどが、コンセプトカーなので、日常生活の中で見る機会はほとんどありません。しかしこれが近い未来、普通に販売される車になるのではないかと、期待とロマンを感じさせる車です。 また、ボディ素材が布製だったり、カタチが個性的すぎるもの、扉の開き方が変わった車など、斬新でユニークな車は数多く存在します。こうしたすごい車が、最新技術を生みだし、最先端な車づくりにつながります。 手に入りにくいクラシックカー クラシックカーは、愛好者も多く根強い人気があるので、国産車・外国車関係なく手に入りにくい車です。とくに、生産数の少ないものは、希少価値が高く、高値で取引されます。 クラシックカーには、現代の車では味わえないアンティーク感と風合いがあります。車好きの方は、姿を眺めているだけで、心が躍るという方も多いはず。一生で一度は、乗ってみたいと思う憧れの車です。 価格がすごい自動車 日本一販売価格の高い自動車 【画像URL引用~https://lexus.jp/models/ls/】 日本の自動車メーカートヨタの高級自動車ブランドが展開する、「レクサス LS500h EXECUTIVE」。日本一高いといわれる販売価格は、約1,680万円です。日本の美意識と先端技術を融合したLS500h EXECUTIVEは、まさに唯一無二。乗っているものに高揚感と満足感を与えます。 フラッグシップセダンの風格とエモーショナルを両立したフォルムには、ワイルドさを感じつつも、しなやかな曲線が高級自動車らしい上品さを醸し出しています。室内は、乗るものの快適さを重視し、居住性を高めるつくりに。シートは長時間座っていっても疲れないよう、リクライニングの角度や設定モードが細かく調整できます。 また、手作りのハンドプリーツや切子調のデザインをあしらった強化ガラスなど、独創的なインテリアが随所に施されています。エンジンには、3.5リットルV型6気筒ツインターボエンジンが搭載。ハイブリッドシステムがさらに進化し、静かで爽快な走りが特徴の最先端な高級カーです。 日本一取引価格の高い自動車 日本の自動車メーカートヨタとヤマハ発動機の共同開発によって、1967年に登場した「トヨタ2000GT」。日本初の本格的なスポーツカーといわれ、今や手に入らない伝説のプレミアカーです。日本だけでなく海外でも人気があり、海外オークションでは、約1億2,000万円という日本史上最高値で取引された実績もあります。 車体のデザインは、存在感がありますが、車自体は小型。内装は、ところどころに高級木材でできているパーツが使われ、ヤマハの職人技術が感じられます。 コックピットはコンパクトにまとめられていて、目線をあちこち動かすことなく操縦が可能。2リットル直列6気筒エンジンが搭載され、その走りは運転するものに高揚感を与えます。自動車好きなら一度は見たい、憧れのスポーツカーです。 世界一販売価格の高い自動車 世界一高価な車といわれているのが、「ロールスロイス スウェプテイル」。新車でおよそ14億5,000万円のオーダーメイドカーです。自動車に興味がない方でも一度は耳にしたことであるだろう、イギリスの高級自動車メーカーが、ロールスロイスを愛する大富豪から依頼を受け、約4年間という歳月をかけてつくりあげた最高級な1台。全てにおいてパーフェクトな車です。 スウェプテイルのボディラインは、フロントもサイドも計算しつくされデザインされています。とくにトップから後部にかけて流れるラインはエレガント。見ているものを魅了する美しさです。 内装には、高級レザーや高級木材が贅沢に使用され、ドン・ペリニヨン専用のシャンパンフルートが仕掛けられていたりと、細部のディテールからインテリアまでこだわりつくされています。まさに車の概念を超えた、世界に一台しかない、史上最高級な乗り物です。 世界一取引価格が高い自動車 【画像URL引用~http://auto.ferrari.com/ja_JP/sports-cars-models/past-models/250-gto/】 イタリアの高級自動車メーカーフェラーリが、1962年から1964年にかけて生産した「フェラーリ250GTO」。国際マニュファクチャーズ選手権のチャンピョンシップ奪還を目的に開発された、レーシングスポーツカーです。 36台という生産数から、希少価値はどんどん高まり、自動車オークション市場最高額約56億円で落札された実績があります。今もその価値は上がり続けており、人気はとどまることを知りません。 赤いボディには、3.0リットル水冷V12型エンジンが搭載され、より軽量化が追求された最高級のスポーツカー。その最高水準のパフォーマンスと美しいスタイルは、見ているものを魅了し続け、今も世界中の自動車マニアの心をつかんだまま放しません。 世界の変わったすごい自動車 ボディが布製BMWの「GINA」 【画像URL引用~http://www.bmwgroupdesignworks.com/work/bmw-gina/】 BMWが2009年に発表した「GINA」。布製ボディのコンセプトカーで、その斬新すぎるデザインは、BMWのファンのみならず、世界中の自動車好きに驚きと感動を与えました。 通常コンセプトカーは、展示用目的のため動くことはないですが、GINAは走行可能。一見ボンネットのように見えるボディの表面には、アルミ製のフレームの上に、ストレッチ素材のライクラにポリウレタンをコーティングした布が張りつけられています。扉が開くとシワがよるのは、布製ボディならではの特徴です。 水陸両用の自動車「Rinspeed Solash」 【画像URL引用~https://www.rinspeed.eu/en/Splash_33_concept-car.html】 Rinspeedが2004年のジュネーブモーターショーで発表したコンセプトカー「Rinspeed Solash」。水上と陸の両方で走行可能な、水陸両用車です。 水上では、水中翼船モードとなり、車が変身。水中の翼の動きにより、水の抵抗を受けにくくなるため、最速80km/hで走行できます。波しぶきをあげながら、水上を突っ走る迫力は、まさに圧巻。もちろん陸上は、通常の自動車と同様、快適な走行が楽しめます。 空陸両用の自動車「テレフギア・トランジション」 【画像URL引用~https://www.terrafugia.com/the-transition/】 アメリカのTerrafugia社が2006年に開発を開始した、コンセプトスカイカー「テレフギア・トランジション」。陸と空両方で運転ができる、空陸両用車です。 車体はカーボンファイバーでできていて、翼が折り畳み式になっています。空を飛ぶときは、1分もかからず、飛行機モードに変型。展開した主翼と尾翼、プロペラエンジンで飛行します。ちなみに運転するには自動車と飛行機の免許が必要。未来へのロマンが感じられる、空飛ぶ車です。 すごい車が見られるおすすめの展示会 国内最大級の「東京モーターショー」 http://www.tokyo-motorshow.com/ 東京モーターショーは、国内外の主要メーカーが参加する国際モーターショー。世界5大モーターショーの一つといわれており、2年に一度開催される自動車の大イベントです。 各メーカーの自動車の展示をはじめ、試乗体験や自動車専門家によるガイドツアーなど、多彩なイベントが開催。車好きのみならず、子どもから大人までが楽しめます。東京モーターショーでは、最新技術やデザインを駆使した、最先端自動車に出会えます。 マニアックな車が多い「お台場旧車天国」 http://www.oldtimer.jp/tengoku/ お台場旧車天国は、毎年秋口に開催される、自動車イベント。希少車・絶版者・珍車・輸入車の展示が多く、珍しいクラシックカーやバイクなど、貴重な乗り物に出会えます。車好きの方は、憧れの車にお目にかかれたりと興奮すること間違いなしです。 また、試乗や体験ができるイベントも充実。車だけでなく、大型の乗り物や二輪車にも触れあうことができます。大人だけでなく子どもも学べて遊べる、親子で一日楽しめるイベントです。 すごい車に魅了されよう すごい車と一言でいっても、特徴や種類はさまざま。超高級車から高値で取引されるスポーツカー、水中を走る車から空を飛ぶ車までと、現実ではなかなかお目にかかれない車が、世界には存在します。 車好きの方なら、一度は出会いたいすごい車たち。細かく計算されたボディラインや、こだわり抜かれた内装など、知れば知るほど魅了され、心を奪われてしまいます。 RELATED POSTS 関連記事一覧 筋トレ効果が出始める期間を知ろう|筋トレの目的別効果も大公開 | 2020.04.06 人気の「ダンベルスクワット」で鍛えよう。正しいフォームや効果とは | 2020.04.06 男性用の白髪染め初めての方は必見|どこから見ても隙のない男へ | 2019.09.05