現在日本でも見かけることが多くなったHUMMER(ハマー)。アメリカの軍用車のイメージがとても強くカッコイイワイルドな男性が乗っていそうなイメージ。 そんなハマーの新車は販売されているのだろうか?疑問解消のためにハマーについて掘り下げてみていきます。 アメ車SUVの象徴ハマー ハマーが生まれたきっかけ 大きくて迫力満点。日本でも見かけることが多くなったアメリカの自動車メーカーであるゼネラルモータース(GM)で生まれたSUVブランドであるHUMMER(ハマー)。 生まれたきっかけはシュワちゃんの愛称で日本でも有名なアーノルド・シュワルツェネッガーさんの要望で、ハンヴィーという1985年からM151の更新車両としてアメリカ軍配備が始まった軍用車M998をモデル化したものです。 基本構成部品はハンヴィーのものを共有化した民生使用となっています。ですのでアーノルド・シュワルツェネッガーさんの要望がなければ、HUMMER自体生まれてきていなかったのかもしれませんね。 販売されたのはわずか18年間 このHUMMERというブランドですが、販売されていた期間はたった18年間だけでした。このUSVブランドが設立されたのが1992年。18年間生産販売された後に燃費効率が悪く、2006年に原油価格高騰のあおりを受けたためHUMMER自体の販売不振が重なり販売停止に。 その後2010年にゼネラルモーターズではHUMMERブランドを廃止し、一時は中国に売却することで同意されていたのですが、売却契約は白紙撤回されたため新車販売は2010年以降行われていません。 ハマーは大きく分けて3タイプ 初代ハマー「H1」 【画像ページ引用http://www.hummer.co.jp/】 ハマーのタイプは大きく分けて3種類あります。まずは初代ハマーである「H1」です。このハマーがシュワちゃんが要望を出したもので、基本構造はハンヴィーと同じで軍用車を市販化した車です。ここからHUMMER=軍用車というイメージになるのもうなずけますね。 H1は1992年10月一般ディーラーからの販売を開始しました。1994年のモデルからはディーゼルエンジンの排気量が6.5Lに変更され、1995年には5.7Lガソリンエンジンモデルも登場。 いくつかモデルが販売されており、2005年からはいすゞ製の8GF1型にディーゼルエンジンが変更されました。H1のエンジンはすべてV型8気筒で、多気筒レシプトエンジンとして広く普及しています。 ですが平均燃費2~4km/Lと燃費性能がとても悪く、販売されていたときにちょうど原油価格の高騰でガソリンの値段が一気に上がったことも重なってH1は生産終了となりました。 販売は終了されていますが、基本部品に同じボディーとフレームを使った軍用ハンヴィーは継続して生産されており、軍用型とは違い日本でも災害対策用車両として公的機関などで採用されています。 一番人気のハマー「H2」 【画像ページ引用http://www.hummer.co.jp/】 HUMMERで一番の人気を誇るのがH2です。こちらはH1を小型化しシボレー・タホをベースとしています。こちらは軍用車との関連性はありません。人気となった理由が低くなだらかなフロアによって室内空間が良好となり、アメリカ人好みの乗り心地を獲得したためといわれています。 H1よりも、やや向上した燃費性能は平均燃費4~6km/Lとなっています。2002年からゼネラルモーターズから販売され、日本でも輸入車として販売されました。 最もコンパクトなハマー「H3」 【画像ページ引用http://www.hummer.co.jp/】 HUMMERの中で一番コンパクトになったのがH3です。こちらはシボレー・コロラドのシャーシをベースにしてH2を小型化し、これによってHUMMERのなかでは低価格。実際H2よりもボディーが一回り小さくなっており、平均燃費6km弱/Lと向上しています。 右ハンドルのモデルが2007年に生産されましたが、正規の日本導入は2007年にありませんでした。1年後2008年モデルから輸入車として日本で販売されましたが、2010年5月24日でH3も生産終了となりました。 目立ちたい人にはお勧め 一度は乗ってみたいハマーリムジン 目立つこと間違い無しのHUMMERですが、H2がベースとなっている「ハマーリムジン」が日本にはあります。東京や札幌などレンタルサービスもあり、サプライズやイベント、結婚式での移動など一度は乗ってみたいハマーリムジンに乗れるチャンスも。 もし購入するとなると大体4400万円ぐらいすると見込まれています。もし車庫の長さがあるのなら一台あるとかっこいいですが実用性はあまりないので、女性にサプライズするときなどにレンタルサービスを利用するのがいいかもしれませんね。 ハマー史上最も大きい車ハマー「H1 ALPHA」 【画像ページ引用http://www.hummer.co.jp/】 マイナーチェンジを「H1 ALPHA」として実施したのですが、それが最もハイスペックHUMMERとなりました。エンジンやトランスミッション、ブレーキ、燃料タンクを改良し後続性能と制動性能が向上するものとなりました。 エンジンをいすゞ製にしたもので、これらの改良により最高出力が195hpから300hpに向上しています。 和製ハマーの存在 和製ハマーと呼ばれているのが、トヨタの多目的車であるメガクルーザーです。1996年に販売されたのですが、元々陸上自衛隊用に開発されていたものが車両を民間用に転用するものとなりました。民間のほかにも各自治体などに配備され災害救助や人命救助に利用されています。 メガクルーザーは販売当時価格は962万円でした。1999年のエンジン変更で980万円となり諸費用を合わせると1010万円となります。この高額な値段と横に4人が並んで座れるほどの横幅がある大きさによって2001年に生産を終了しています。 実用向きではないが目立ちたい人にはお勧め 今やハマーは新車購入ができない車となってしまいましたが、それでも一度は乗りたい車として上がるほどです。実用性からするとあまりないのかもしれませんが、イベントごとや周りに差をつけたいなど目立ちたい人にはおすすめ。 現在は日本でも各中古車販売店で取り扱いがある場合がありますので、HUMMERが気になっているのであれば趣味に一台所有してみてもいいかもしれません。 RELATED POSTS 関連記事一覧 筋トレ効果が出始める期間を知ろう|筋トレの目的別効果も大公開 | 2020.04.06 人気の「ダンベルスクワット」で鍛えよう。正しいフォームや効果とは | 2020.04.06 男性用の白髪染め初めての方は必見|どこから見ても隙のない男へ | 2019.09.05