出世する人はどのような人か。特徴を知り、毎日の習慣に取り入れよう

出世する人はどのような人か。特徴を知り、毎日の習慣に取り入れよう

2018.02.27

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出世する人としない人の境目はなんでしょうか。出世する人には共通する特徴があります。家や会社での彼らの行動パターン知り、自分自身の生活習慣の中に取り入れることは出世への近道です。デスクの整理など、まずは簡単なことから始めてみましょう。

出世できる人の特徴

しっかりとした挨拶ができる

挨拶をすることは社会人としては当たり前です。しっかりとした挨拶ができるからといって、それが直接出世にはつながらないでしょう。しかしきちんとした挨拶ができない人が出世することはありません。 社会人としての基本的なマナーがしっかりしていると、人に好印象を与えます。明るく爽やかな挨拶はそれだけで職場の雰囲気をよいものに変えます。それは社内だけにはとどまりません。取引先の相手に気に入られるきっかけともなりえるのです。 初対面の印象は、その相手を信頼できるかどうかの判断基準ともなります。しっかりした挨拶は出世の基本です。

考え方がポジティブである

考え方が前向きの場合、部署やプロジェクトをよい方向へ導きやすくなります。なぜならトラブルがあったり部下が失敗した際にも、「さあ、あと一息だ。ここまでやってきたのだからなんとかなる」と暗くならずにポジティブな発言をすることができます。 そのような一言の周りへの影響はとても大きなものです。未来を切り開いてくれるような明るい存在に、多くの人が救われ、導かれるでしょう。そして上司もそのような部下をチームリーダーなどに推したいと考えるのです。 ネガティブな考え方も、将来の不安材料を事前に考慮しておけるという点では悪くないですが、人に好かれ協力を得やすいのはポジティブな考えの人です。

小さな仕事でも進んで行う

目立つ仕事、大きな仕事などを進んで行う人は多いですが、小さな仕事でも丁寧にしっかりこなす人は上司の評価も高くなります。目立つ仕事や派手なパフォーマンスは、どこか信頼性に薄い。しかし、人知れずコツコツと仕事を着実にこなしていく人は、周囲からの信頼も厚くなるのです。 人からの信頼を勝ち取るためには、任された仕事はどのような仕事でも手を抜かずに行ってください。どこに目や耳があるかわかりません。そして担当などが決まっていなかったとしても、共同で使用する給湯室や、文房具置き場などが乱れていた場合には整えるなど、小さな積み重ねをしましょう。

話す内容が簡潔的である

仕事ができるひとは、たいがい話す内容が簡潔でわかりやすいものです。それは要点をまとめて話すことができる頭脳の明晰さをもっています。そして言い訳をあまりしません。 会話をしているとわかるのですが、話す内容に余分な贅肉をつけず、ポイントを強調することができます。特にプレゼンテーションなどでその力は発揮されます。 資料をダラダラと文章で説明することはしません。グラフなどを使ったわかりやすい資料をもとに、資料には記載されていない重要な説明を口頭でわかりやすく行います。飽きさせない声のトーンと会話術に、聞いている人は引き込まれます。 話し上手な人は、ポイントを3つ以内に絞って話すといいます。まずはそこに気をつけてプレゼンテーションなどを行ってみてはいかがでしょうか。

社内に敵が少ない

出世する人は社内に敵が少ないものです。よくあるのが、上司に取り入ろうとして周囲の反感を買う人です。そのような小細工を労して出世した人は、仕事の実力がないためにある程度の出世で壁を感じます。 本当に出世していく人はやはり仕事の実力があり、人に協力を仰ぐことが出来る人です。大きなプロジェクトなどは自分の力だけでは出来ないことを知っており、人を大切にします。そのように仕事の仕方を知っているために上司などの評価も高くなります。 社内に敵を作ってしまうと、出世したいと思ったときに、恨み辛みからその人が足を引っ張らないとは限りません。余分な障害を自分で作ることはやめましょう。

他人に仕事を任せることができる

出世する人は、人の力を知っています。そして他人を信頼して仕事を任せることが上手です。そもそも人が好きなので、しっかりと部下や同僚とコミュニケーションを図り、相手の長所や短所をよく観察しています。 そのため仕事を人に割り振らなければならなくなったときに、その人の長所が生かせるような場所に人を配属させていくことができるのです。割り振りが上手なので、配属された人も満足して前向きに仕事に取り組むことができるでしょう。 また、難しい誰もがやりたくないような仕事を依頼しなければならない場合も、出世する人はしっかりとメンターとしての力を発揮します。 ミーティングを行い、なぜその仕事はその人でなければならないのか、理由まできちんと説明し理解を求めます。信頼されているからこそ任されたのだと知れば、その人も前向きに難しい仕事にも取り組めます。出世する人は人の割り振りが上手なのです。

出世できない人の特徴

協調性が無い

協調性がない人は、出世を望めません。なぜなら特殊な仕事をのぞく多くの仕事が、自分一人の力だけではなく、人と力を合わせて成し遂げるものだからです。協調性がなければ、他の人と合同で物事を行うことはできません。 また仕事を大成させる人は人脈を大切にします。たとえ現在の仕事に直接関わらない職種の人だったとしても、コンタクトを続け人間関係が切れないように努力しています。 自分の知っている世界とは異なる世界で活躍している人は、自分自身では及びもつかないようなアイデアを持っていることが多いからです。そのような人たちと接することで、自分自身の視野も広まります。 人と協調することなく、自分自身のことだけを考えて行動していればしだいに柔軟性が失われます。周囲の人の意見を尊重し、お互いを認め合う力を養いましょう。

仕事のスピードが遅い

どんなに丁寧に仕事をしていても、納期を守れないほどのスピードで仕事をしていれば出世はのぞめません。なぜなら、仕事のスピードが遅い人は仕事の進め方が非効率的であり、時間あたりに生産することができる仕事量が少ないからです。 出世をしたいならば、必ず納期よりも早めに仕事をこなしていくことです。そして余裕があれば「終わりましたが、他になにかできることはありますか」のような一言で新たな仕事を取りましょう。それは上司に仕事に前向きに取り組んでいる姿をみせるだけでなく、優秀な印象を与えることができます。

自分に自信がない

自分自身に対して自信がない人は、発する言葉にも自分を卑下する言葉を使いやすいものです。 他人は「できない」「自信がない」「無理かもしれない」のような発言を聞いたときに、それを否定できるような材料がない限りそのように受け取ってしまいます。そして、そのような発言をする人には仕事を任せることが出来ないのです。 たとえ自分に自信がなかったとしても、「やってみます」「善処します」のように前向きな発言をしましょう。そうすることで、ポジティブで行動的な印象を相手に与えることができます。 自分を卑下するような発言は、仕事を失敗したときに「だから言ったじゃないか」というように、自分を守ることができるでしょう。しかし、そのように自分自身守りの体勢に入っている限り出世は遠いのです。

出世する人が行う会社での習慣

デスクなどの整理整頓をする

仕事のスピードアップはどのように図ればよいのでしょうか。仕事ができる人は、頭の中も身の回りもすべてが整理整頓されています。なにがどこにあるのかを把握していて探す必要がないので、仕事が効率的に進むのです。 出世をしたければ、まず自分自身のデスクが整理整頓されているのか見直してみましょう。そして使い勝手が悪いようならば多少時間をかけてでも書類をファイリングし直したり、いらない古い書類を処分してください。 またデスクだけではありません。パソコンの中身のデータや、メールも同じです。きちんとファイルごとに整理しておくことで必要なときにすぐに情報が取り出せるようになります。それはひいては頭の中身を整理整頓することにもつながります。仕事の速さは整理整頓により飛躍的にアップします。

取引相手を名前で呼ぶ

取引相手の呼びかたは、悩むところです。しかし重要なのは、相手にあなたのことをわかっていますよ。と伝えることです。そのため名前を忘れることはあってはいけません。 たとえ偶然街中で出会ったとしても「○○様(さん)ではありませんか。ご無沙汰しています」のようにすぐに名前が出てくるようにしておきましょう。そうすることで相手から信用を得られます。 そして次に悩ましいのが「○○様」と呼ぶか「○○さん」と呼ぶかです。これはケースバイケースによるので、一概にはいい切れません。確かに「さん」を使うことで相手との距離を縮めたり、親近感を抱かせる効果があります。しかし基本は相手に不快感を与えないことです。 名前の呼びかたをスマートに使い分けることができれば、上司や相手からの評価も高くなります。そして出世をしたいならば、取引相手だけではなく自分の会社の偉い人たちの部署名、役職名、名前は覚えておくべきです。

早いレスポンスを心がける

電話でもメールでも同じですが、相手から依頼なり問い合わせがあった際には少しでも早いレスポンスを心がけましょう。 すぐには判断できないような内容の場合には、とりあえずメールを読んだことがわかるように短い返事をしておきます。相手は答えを知りたがっているはずなので、いつ頃正確な返答ができるのか期限を知らせておくとさらによいです。 迅速な対応をすることにより、仕事はよりスムーズに運び、相手からの信頼もより厚くなります。同じ答えを導き出すのなら、より短い時間で判断できるほうがよい。判断力は出世をするのに重要な力なのです。

会議後の片付けを率先して行う

会議が終了した後など、会場の机を片付けたりするために全員が動き始めます。その際にどうしてよいのかわからずうろうろとしているのが最もダメなパターンです。 上司も部下も関係なく一斉に動くときだからこそ、陣頭指揮をとるつもりで能動的に動きましょう。もちろん上司に指示をするわけにはいかないので、その際には後輩や自分自身の部下に机の片付けなどを指示してください。 片付けという場ですが、意外にその人のリーダーシップは上司の目にとまるものです。出世する人はこのようなところからチャンスを拾っていきます。

社内での飲み会などに積極的に参加する

もしも社内で飲み会などがあるのなら、プライベートの時間がつぶれるからと断ったりせずに積極的に参加してください。なぜなら飲み会の場は人脈作りや情報収集の場として最高の場所だからです。 飲むことで人はオープンになり、密かに思っていることなどをポロリと出してしまいます。近づき難かった上司も、飲みながら話してみることでより近い存在となるかもしれません。もしも前向きに取り組んでいきたい案件などがあるのなら、一言上司の耳に入れておくだけでも大きな違いがあります。

出世する人が行う家での習慣

早起きをし朝の時間を活用する

出世する人は、家での時間も無駄にはしません。そのために朝早く起き、その時間を情報収集や勉強などにあてています。多くの人が朝起きて家を出るまでは、身の回りの支度やご飯を食べることしかしていないので、そこで差が出るのです。 朝は睡眠を取ったことで頭がクリアになっています。そのため勉強にも効率的です。海外出張に向けて英語などの語学を学ぶのもよし、新聞を熟読することで世の中の動きを把握するのもよいです。 インターネットでも紙媒体でもよいのですが、ニュースを読むことは重要です。上司や取引先などが話題を振ってきたときに、誰でも知っているような時事ネタを知らないと、常識が欠如していると思われてしまいます。基本的な情報収集はしておきましょう。

瞑想をする

朝の静かな時間を使い、瞑想をするのもひとつです。瞑想のよいところは集中力を高めたり、リラックスをする効果があることです。 また瞑想をすることを習慣づけることで別のよい点もあります。それは「瞑想→冷静」になるという習慣を自分自身につける方法です。 トラブルが発生したときなど、パニックに陥りがちです。そしてそのようなときにはよい判断はできません。瞑想の習慣づけを行っていれば、トラブルの際に目をつむり短時間でも瞑想することで冷静になることができるようになります。

運動をし体を動かす

仕事のできる人は、体力があります。馬力があるので辛い仕事もやり抜くことができるのです。出世する人は能動的に運動をすることで、体の調子を整えていることが多いです。 出世する人は、休日などに趣味でジョギングをしたりジムに通っている人も多く、運動をしているときはたいてい無心になり、仕事のことを忘れることができるので、それを好む人もいます。 そして運動をする効力はそれだけではありません。仕事のことをずっと考えているときには浮かばなかったアイデアなどが、ジムで体を動かしているときに浮かんだりするのです。 これは仕事のことをずっと考えているときに煮詰まっていたアイデアが、体を動かして頭を休めることでまとまってくるのです。運動することはよいことづくめです。

朝食はしっかり摂る

忙しいとついつい食事を抜いてしまいがちですが、これにはよいことはひとつもありません。特に朝食は1日の始まりであり、栄養を取ることで頭の回転をよくします。バランスのとれた朝食を取ることで、仕事の効率が上がるといっても過言ではありません。 また朝起きて、身支度を調え、朝食を取り、家を出る。このように生活リズムを整えることで、体調はずいぶんとよくなります。出世する人は生活リズムを自己管理します。重要な場面で体調を崩して、ミスをすることなどないのです。

出世する人の顔の特徴

太くしっかりとした眉毛

出世する人の顔には特徴もあります。そのひとつが眉毛です。最近は男性でも眉毛を剃ったり抜いたりして、女性のように細く美しく整える人もいるようですが、プライベートではともかく仕事上あまり得なことはないでしょう。 信用のおける、頼れる人を演出したいのなら、細い眉毛ではなくて太くしっかりとした眉毛です。そのような眉毛は男性らしさを表します。 女性なら細やかな気遣いや、男性なら頼りがいがあり力強いというように、やはり性差はあるものです。本来男性が持っているよいところを、眉を抜いたり剃ったりすることでなくしてしまうのはやめておきましょう。

口角が上がっている

仏頂面の部下よりも、笑顔で話しやすい部下のほうが上司にとって好印象です。上司は一緒に働きたいと思う男性を上に引っ張り上げていくものなので、好印象を与えるにこしたことはありません。 では笑顔で話しやすい人物の表情にするにはどうしたらよいかというと、口角を少し上げるだけです。それだけで簡単にポジティブで自信にあふれた表情を演出することができるのです。性格上難しい場合もあるかもしれませんが、役者が役にあわせて表情をつくるように、鏡で練習をすれば身につけることができます。 常に表情を作る必要はありません。上司にみせるキメ顔を用意しておけばよいのです。

習慣を大切にし出世を目指す

出世を目指したいのならば、これまで出世してきた人の共通点を身につけることが近道です。出世する人が会社で習慣としていること、家で習慣としていることを知ることからまずは始めてみましょう。 ポジティブな考え方、わかりやすい話し方など、仕事をするうえで大切なことがそこにはたくさん隠されているはずです。できることから1つずつ始め、出世を目指してください。

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