渓流ルアー釣りに挑戦しよう。必要な道具とおすすめルアー5選

渓流ルアー釣りに挑戦しよう。必要な道具とおすすめルアー5選

2018.03.17

渓流ルアー釣りに必要となる道具は、竿、リール、ルアー。豊富な種類の中から適切なものを選ぶことが大切です。そのほか遊漁券など、状況によって必要となるものもあります。カッコよく渓流釣りデビューできるように、これらを事前に確かめておきましょう。

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渓流釣りに行ってみよう

一度はチャレンジしてみたい渓流ルアー釣り。実は餌釣りよりも手軽に始められます。まずは基本となるタックルをそろえること。またトラブルを回避するために、いくつかの注意点もあります。最初の一匹をスムーズにキャッチするためにしっかりと確認しておきましょう。

渓流ルアー釣りに必要な道具

渓流にいる魚といえば、イワナ、ヤマメ、アマゴ、ニジマス、サクラマスなどです。そしてこれらの魚はすべてルアーで狙えます。最低限そろえるべきなのは三つ。竿、リールそしてルアー。どれも種類が豊富なので、どういったものが渓流ルアー釣りに適しているかしっかり押さえることが、一匹につながります。

竿を用意しよう

竿はトラウトロッド。トラウトというのは大まかにいうと、淡水にいるサケ科の魚のことを指します。長さは5フィートから6フィートが最も扱いやすく、最初の1本に最適です。ちなみに1フィートは約30cm。メートル換算で約1.5mから1.8mです。ルアー釣りの場合、長さはこのフィート表記で書かれていることがほとんどなので、ついでにこの機会に覚えてしまいましょう。 リールはスピニングリールが扱いが簡単で、ライントラブルも少ないです。リールには番手というものがあり、1000番のリール、3000番のリールといった風に表現します。この番手が大きければ大きいほど早く糸を巻き取れる。逆にいうと、番手が小さいほどルアーをスローに動かせます。一般的に、渓流ルアー釣りに適しているのは1000番から2000番といわれているので、バランスのよい1500番を選べば、よい結果にもつながりやすいでしょう。 そしてリールに巻くライン。最初は断然ナイロン製のものをおすすめします。理由は、もっともトラブルが少なく、魚がかかってあばれてもラインがショックを吸収してくれ、魚を逃がしにくいからです。太さは、4ポンド(約1号)が渓流ルアー釣りに適しています。 リールを購入した際に最初からラインが巻かれている場合は、そのラインの太さを確認しておきましょう。リールの番手に合ったラインが巻かれているはずですが、もし太すぎる場合には、お店の人に頼めば交換してもらえます。

仕掛けを用意しよう

ルアー釣りで用意するべき仕掛けは、ルアーのみ。この手軽さがルアー釣りの魅力でもあります。基本となるのは、スプーンとミノー。この2種類があれば十分楽しめます。 スプーンとは文字通り、デザートなどを食べるとに使用する「さじ」をもとに開発され現在の形になったルアーです。使い方は、投げて巻く。クルクル回ったりブルブルと震えたりして魚を誘います。 一方ミノーとは、小魚そっくりの形をしたルアーです。操作は基本は投げて巻くだけ。しかし巻くスピードに緩急をつけることで、魚の本能に訴えるようなアクションを演出でき、より魚にアピールします。 ルアーを操作するうえで大事なことは、魚のいそうな場所に直接ルアーを投げ込むのではなく、その奥に投げること。こうすることで、ルアーを泳がせながら狙った場所を通過させられるので、より自然にターゲットにアピールできます。 どちらのルアーにもさまざまなデザインや重さがありますが、ポイントはカラーと重さ。魚の活性によって、どのカラーが釣れやすいかが変わってきます。ですので、カラーは、目立つもの、目立たないもの、変わった感じのもの、という風に3種類程度用意しておきましょう。 ルアーが重ければスピーディーに、軽ければスローに誘えます。魚の活性が高ければ、キビキビ動くルアーによく反応しますが、逆にやる気がなければ、ゆっくり動くものにしか反応を示さないことも。つまり、魚の活性によって重さを使い分けることが重要です。1.5g、3.5g、5gという感じでそろえておけば、いろいろな状況に対応できます。

熊除けや虫除けも用意しておこう

渓流で釣りをする以上、山の中に入っていくわけですから、熊に遭遇してしまうことも。ですので万が一のために、熊除けの用意をしておきましょう。最近では熊除け用の音を出すスマホアプリもあります。また、熊に遭遇して近くに寄ってこられたときのことを考え、熊撃退スプレーを準備しておくと、安心して釣りに集中できます。 服装は夏でも長袖が基本です。山に入る以上、さまざまな虫がいます。長袖を着ておけば、そこまで虫に刺されることはありません。念のため、肌が出るところに虫除けスプレーをしておけば、トラブルなく釣りを楽しめるでしょう。

遊漁証が必要な場合もある

最近では、日本の多くの河川は、その地域の漁業協同組合、いわゆる漁協によって管理されています。年々渓流に生息する魚の数は減少の傾向にあるので、生態系を守るために稚魚の放流を行っているのも、この漁協です。 多くの場合、漁協が決めた禁漁期間があります。これは必ず守らなければならないルールで、簡単にいうと、何月から何月までは釣りをしてはいけないというものです。そして解禁期間に釣りをする場合には、遊漁券を購入する必要があります。 遊漁券には、主に一日券と一年券があります。一日券は1,500円ぐらいが一般的で、だいたい500円から3,000円ぐらい。一年券は、3,000円から15,000円ぐらい。釣り場の近くの釣具店やコンビニなどで購入可能です。詳細は釣りをしようとする河川を管理している漁協に問い合わせてみましょう。

その他に必要なもの

携帯小物として必ず必要なのがラインカッター、いわゆる糸切ばさみです。意外とけがをしやすいのが、あばれる魚からルアーを外すとき。このときにフィッシングプライヤーがあると安全に針を外せて便利です。 いろいろな場面で役に立つタオルも欠かせません。フィッシングベストといって、小さなポケットがたくさんついたベストを装備しておくと、小物を整理でき、タオルも掛けられ非常に便利なのでぜひ用意しましょう。 そして釣った魚を持って帰るための小型のクーラーボックス。ただどうしても荷物になり動きづらくなってしまいます。そんなときは、ジップロックのような密閉できる袋に魚を入れて、保冷剤と一緒に保冷袋に入れておくのがお手軽でおすすめです。

渓流釣りにおすすめのルアー

すさまじく進化してきているルアー。難しいロッド操作を必要とせずに、すばらしいアクションを生み出し、よい釣果につなげてくれます。その中でもとくに渓流釣りにおすすめのルアーを5つピックアップしました。

フィールドハンター ディープオン

超ロングセラーのラメ入りスプーン。従来のスプーンよりも飛距離が出て、深場攻略にもってこいのルアーです。巻くだけでよく泳ぎ、ラメの乱反射により魚の本能に訴えます。渓流トラウトなら重さは5gがよいでしょう。

フォレスト ミュー

カラーバリエーションが豊富なスプーン。重さによって異なるアクションを演出します。タダ巻きするだけでも、本物の逃げる魚のようなイレギュラーなアクションを生み出し、魚を誘い出してくれます。重さは1.5g、2.2g、3.5gのラインナップがあります。

シマノ カーディフ ふわとろ

とにかく釣れると評判の2.5gのクランクベイト。止まるくらい超スローにリールを巻くことで、わずかな流れの変化に反応してユラユラと動きアピールし続けます。とにかくゆっくり巻くこと。これがこのルアーを使うときのポイントです。

デュオ スピアヘッド リュウキ

15g、9.5cmと大きめのミノー。ターゲットは中規模河川での60cmを超えるサクラマスやニジマス。投げてよく飛び、アクションを加えれば機敏に反応し、強い流れにも負けずに泳ぎ続け、大型トラウトを連れてきてくれます。

アングラーズリパブリック ベアトリス

前後に分かれたボディが特徴のミノー。前後別々の動きでより本物の魚に近いアクションを実現しつつ、安定した姿勢を保つことに成功。またフォーリング中にもイレギュラーな動きを発生させ、ターゲットを誘い出します。渓流ルアー釣りなら2.9gを使うとよい結果が出るはずです。

渓流で魚を釣り上げよう

必要な道具がそろったら、あとは渓流へ向かうだけ。日常から解放され、澄み切って凛とした空気の中、聞こえてくるのは流れる水の音のみ。一匹も釣れなくても最高の気分転換になります。そして、一匹を釣り上げたときの、あの何ものにも代えがたい充実感。これらを味わうためにも、ぜひ渓流ルアー釣りに出かけてみてください。

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