エアロロードバイクで最高のツーリングを。カスタマイズ方法も

エアロロードバイクで最高のツーリングを。カスタマイズ方法も

2018.03.22

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下りで最速タイムが出せるエアロロード

サイクリングを最高なモノにしたいなら様々なロードバイクの中でも、エアロロードは選択肢のうちに入るはず。サイクリングは快適に、そして速く乗りこなせなければせっかくのバイクも勿体ないものです。 エアロ効果を生み出せることから名前がついたエアロロード。今回はエアロロードの特徴を紹介していくので、エアロロードをよく知らない人はこれで走りの選択肢を増やしていきましょう。愛車を買い替えなくても、パーツ交換でエアロロードにできるので挑戦してみる価値があります。

エアロロードの特徴

エアロロードの特徴はメリットもありますがデメリットもあります。自分の走るスタイルに合っているかどうかを見極めた上で、サイクリングに生かしてみましょう。

空気抵抗を減らせる

エアロロードの特徴はなんといっても最高速度を出しやすいことです。のっぺりしたスタイルのため空気抵抗が少なく平坦な道でスピードを出しやすい構造となっています。坂道のあるコースを走るなら、他の平坦な道や下り道で体力は温存しておくのがベスト。 その考えを自分のサイクリングで最優先させるならトライアスロンで使用されているように、エアロロードは最適です。最近ではロードレースでの使用者も増えており、エアロロードは人気のタイプとなっています。

見た目のかっこよさ

特徴的な平べったいフレームはエアロロードの人気のひとつ。エアロロード独特のしっかりしたフレームでありながら、他のパーツは基本薄くてスタイリッシュ。デザインがとがっているので、一部には苦手な人もいますが、そのデザインは多くの自転車乗りの間でブームになるほどの魅力を含んでいます。 また、ホイール部分に入ったロゴがはっきりと見えるのもエアロロードのデザインだからこそ実現したものです。ロードバイクを買う際に見た目でエアロロードを購入する人がいるほどに、そのかっこよさは確かなものです。

横風に弱い

平べったい特徴のフォルムは全てにおいて利点になるわけではありません。正面からの空気抵抗が少なく、他のタイプと違って軽く最高速度を出すことができるエアロロードですが、横風には弱いというデメリットがあります。 理由はデザインが平べったい分横からの風を逃がしにくいためです。このデメリットは初期から指摘されていたものなので、今では改善方向にありますが、まだ欠点として指摘されています。

車体重量が重い

次にエアロロードのデメリットとして指摘されているのが車体重量が重いことです。これはサイクリングにおいて致命的になることもあるデメリットです。最近では研究の甲斐あって軽量化されてきているが他タイプより重いのは否めません。 もしこのデメリットでエアロロードを悩む場合は、自分のスタイルといつも走るコースを考えて決めるとよいでしょう。カーボンをチョイスしたタイプであればこのデメリットもだいぶ改善されます。ヒルクライム向けではないといえますが、それでも最近ではエアロロードを使用する人も増えています。

エアロロードと他のタイプの違い

ロードバイクにはエアロロードを含めて他のタイプが三つ存在します。ここでは他のタイプの特徴を簡単に紹介していきます。

長距離向けのロングライド

一部ではエンデュランスともいうロングライドは、長距離のサイクリングにピッタリのタイプです。その特徴はサイクリング中の振動や衝撃を吸収して、乗り手の負担を軽減してくれるというものです。この特性は長距離や長時間のサイクリング、または道が平坦でない山道で真価を発揮します。 姿勢の関係上、スピードは他のタイプと比べて出せませんが、乗り手の疲労が溜まりにくい設計から次の日に疲労を持ち越したくない人にもおすすめのタイプです。乗り手の負担軽減という点ではエアロとオールラウンドに比べてロングライドが優秀です。

どんな状況にも対応するオールラウンド

オールラウンドと呼ばれているように、ヒルクライムや平地といったあらゆる場面に対応できるように設計されているのがこのタイプ。必要な剛性は保ちつつ、限りなく軽量化されているフォルムは上りにも対応できます。 またハンドリング性能も優秀なので、下りの場面でも優位性を持っています。ロードレース参加の場合に適しているタイプとなっており、安定性という点においてオールラウンドはエアロやロングライドに比べて優秀です。コスパがよいので、特に性能にこだわらないのであればオールラウンドがよいといわれています。

カスタマイズで得られるエアロ効果

エアロロードの魅力的な点はなんといってもエアロ効果が得られる点。しかし新しい車体を買わなくてもエアロ効果はカスタマイズで得ることができます。エアロ効果を実感したいのであれば一通りカスタマイズするとよいでしょう。

空気抵抗を和らげるエアロヘルメット

空気抵抗を減らすという課題において、重要なポイントのひとつが乗り手の空気抵抗があります。少しでも空気抵抗を減らすことを考えると、最初に着目するのがヘッド部分です。乗り手の空気抵抗を減らすならば、エアロヘルメットが最適です。 エアロロードと同じコンセプトで設計されているので、横風からの影響を受けやすい部分になってしまいますが、エアロ効果を追求するなら考えるのは避けられない部分です。 今では多くのエアロヘルメットが販売しており、デメリットとされていた通気性を改善した商品もあります。シールドの特徴は商品によって様々。自分に合ったシールドを探すとよいでしょう。

前傾姿勢になるエアロハンドル

ステムとハンドルをエアロタイプに交換することによってもエアロ効果は得られます。エアロハンドルに交換することによって、前傾姿勢であるエアロポジションを維持することが可能です。エアロハンドルにはカーボンタイプとアルミタイプの二種類があり、どちらともにも優れている点があります。 アルミタイプはコストの点で魅力的なうえに剛性でも優れていたりしますが、追求するにも材質の関係上限界があるのが少し欠点です。一方、カーボンタイプはコスパが悪いのが欠点ですが、振動吸収に優れておりエアロ効果や剛性を追求していても軽いのが魅力です。

ディープリムホイールに交換

追求し始めたらキリがありませんが、エアロロード特有のディープホイールにホイールを交換するのも一つの手です。ディープホイールの特徴はエアロロードのメリットやデメリットで紹介した内容と同じです。このことから分かるようにホイールはバイク性能の大半に影響します。 速度を手軽にあげたいのであれば、まずはディープホイールへの交換を検討するとよいでしょう。しかし、ホイールはバイク性能の大半を決める部分だけあって、その分値段も高価。横風の抵抗などを考えても、通常走行でのパワーロスを求める場合はオススメです。

低コストのシューズカバー

シューズカバーのエアロ効果も忘れてはいけない要素となります。安いが効果の高いシューズカバーは、エアロヘルメットと同等の重要ポジションです。走行中雨が降ったり、悪道を走ったとしても靴が汚れる心配がなく、また着け心地も違和感がないという優れモノ。 防寒代わりにも役立つので持っていて損はありません。装着の仕方や保存の方法において知っておくべき点はありますが、圧倒的にコスパがよいものです。エアロ効果を得るためのカスタマイズに迷っているなら、シューズカバーから購入していくとよいでしょう。

パーツ交換でもエアロロード風にできる

エアロロードバイクはスタイリッシュなサイクリングが楽しめるバイクです。この記事でエアロロードの特徴はバッチリ掴むことができたでしょう。違うタイプのバイクでもパーツ交換をすることによってエアロロード風にカスタマイズすることも可能です。 しかしエアロ効果を得たと実感するためには一通りそろえるのがパーツ交換の胆なので気をつけましょう。今回まとめられた内容を読むことによって、エアロロードに乗る選択肢も生まれたはず。ぜひスタイリッシュなサイクリングに挑戦してみてください。

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