バイクの磨き方、洗浄方法は?錆びたバイクの復活方法までご紹介

バイクの磨き方、洗浄方法は?錆びたバイクの復活方法までご紹介

2018.03.16

念願のバイクを手に入れたものの、車と違いバイクの洗車はどうすればよいのか悩みませんか?こちらの記事では、そんなお悩みを解決すべく、基本的な洗車方法からきれいに見せる磨き方をパーツごとにご紹介。家のガレージに眠っている錆びてしまったバイクの磨き方もご紹介していくので、きれいに磨いたバイクでツーリングはいかがでしょうか。

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かっこいいバイクも汚れていては台無し

せっかく頑張って買ったバイクも、普段から通勤やツーリングに使うバイクも、汚れてしまっていては台無しです。しかし、バイクは色々な素材を使ったパーツで構成されており、どうやって洗車をしたらいいのか分からないですよね。まずは、バイク洗車の基礎知識から見ていきましょう。

バイクの洗車方法

洗車は曇りの時に

バイクの洗車のみならず、洗車と聞くときれいに晴れた日を思い浮かべる方が多いと思いますが、バイクの洗車に適しているのは曇りの日です。なぜなら、晴れた日に洗車をしてしまうと、車体に付いた水分がすぐに蒸発してしまい、水シミができてしまったり、洗剤も同様にすぐ乾いてしまうためシミになってしまいます。 オススメは、曇りの日か、どうしても晴れた日にする場合は屋根がある場所ですぐに水や洗剤が蒸発しない環境で行うことがポイントです。

まずは水洗いから

いきなりブラシやスポンジでこすりつけてしまうと、目に見えない砂や汚れで車体に傷が入ってしまう危険性があります。なのでまずは水洗いをして、表面についた簡単な汚れや、こびりついた汚れを浮かせます。 バイクは元々雨天でも走れるように設計されているため、水に濡れることは問題ではありませんが、水は上からかけるようにしましょう。雨天でも走れるとはいえ、水に弱いパーツもあるため、下からかけたり、後ろからかけたりすると、マフラーの排気口やキーシリンダー等に水が入ってしまい、故障の原因になる場合もありますので注意が必要です。あくまで上からかけるようにすれば基本的には問題ありません。

シャンプーの泡で洗う

次にシャンプーで車体を洗っていきます。ここで大事なのは、柔らかいスポンジを使い泡で洗うことです。水で洗っただけでは細かい汚れやこびりついた汚れは落ちていないので、スポンジでゴシゴシ洗うと傷を付ける恐れがあります。あくまで柔らかいスポンジで、シャンプーを作る際に出来る泡を使って洗います。 また、シャンプーを作る際は指定の濃度で作ることが重要です。濃く作れば汚れ落ちはよくなりますが、バイクのコーティングを剥がしてしまったり、シャンプーが中々落ちず結果シミになっていしまう等せっかくの洗車の意味がなくなってしまうので、既定の範囲内でシャンプーは作りましょう。

水分を素早く拭き取る

シャンプーできれいに洗い、水で流し終わったら、シミになる前に素早く水気を拭き取ることが重要です。この際に使うと良いのがセーム皮やマイクロファイバータオル等の吸水性の高い物がオススメです。水を拭き取る際も力を入れてしまうと残ってしまった汚れ等で傷が入ってしまう可能性があるので、優しく撫でるように拭き取るのがコツ。 洗剤の残りを発見したら水で流し、拭き取りましょう。水が残ってしまうとサビの進行を早めてしまうので、しっかり拭き取ることが重要です。

表面をコーティング

次はワックスやコーティング剤を使って表面をコーティングしていきます。この行程を行うことで、コーティングしたパーツがきれいな光沢を放つだけでなく、皮膜を形成し、水や汚れを弾いてくれる効果が期待できます。また、大きな汚れも皮膜のお陰で落ちやすくなるので、次の洗車が楽になります。 ワックスをかける際は、柔らかいスポンジや柔らかい布を使い、ムラや厚塗りをしてしまわないよう、丁寧に塗りましょう。

油分の補給をする

洗車をすると、バイクのチェーン部分の油分を飛ばしてしまうため、油分を補給する必要があります。その前に、もう一度チェーン部分を見てみて汚れが無いかチェックします。油がついている部分なので、他のパーツに比べ汚れがつきやすいためです。もし汚れを発見したらブラシ等でチェーン部分を磨くように洗います。その後、再度水で流し、油分を補給していきます。 チェーンルブというチェーン用の油分を補給してくれる物があるので、それをチェーン部分に吹きかけます。物によってはチェーン部分が完全に乾燥してからでないと使えない物もあるので、使い方を再度確認してから、チェーン部分に油分を補給して下さい。 バイク フレーム

パーツ別のバイクの磨き方

磨いたアルミ部分にはコーティングを

バイクには沢山のパーツがありそれぞれ素材も違うのでパーツごとに磨き方が異なります。 まず、アルミ部分は酸化が早く、くすみやすい性質があるので、スチールウールやメラニンスポンジを使い、水をかけながら磨いていきます。アルミは強い素材ではないので、あまり力を入れず、撫でるように磨いていくことが重要です。しっかり汚れも落ち、光を取り戻したら、コンパウンドを使い、更にきれいにしましょう。この際注意するのは磨きすぎないようにしましょう。先述の通り、アルミは強い素材ではないので、簡単に傷が入ります。コンパウンドでゴシゴシ磨いてしまうと、新しい傷の原因になるので磨き過ぎには注意して下さい。 磨いた後は、コーティング剤を使ってしっかりコーティング処理をしておくことをオススメします。コーティングを施すことで、より長い時間きれいな状態を保つことができ、次の洗車も楽になります。

メッキ部分は磨いた後に研磨剤で仕上げ

メッキ部分も基本的にはアルミ部分と磨き方は変わりません。スチールウールやメラニンスポンジで水をかけながら磨き、コンパウンドを使って輝きを出します。ただしメッキ部分は磨けば磨くほどメッキが薄くなってしまうので、表面の汚れをとり、ならすぐらいという意識でやることが大切です。

樹脂パーツには樹脂用コンパウンドを使おう

バイクには樹脂パーツも使われており、紫外線や日焼けにより白くなってしまいます。そこで使うのは樹脂用のコンパウンドです。布にコンパウンドを染み込ませて磨きましょう。金属用のコンパウンドだと逆に傷を付けてしまったりする可能性もあり、失敗してしまうと樹脂パーツの場合元に戻すことが困難です。ですので、樹脂パーツを磨く場合には樹脂用のコンパウンドを使うことをオススメします。

クリア塗装は磨いた後にコーティング

カウル部分やタンク部分等クリア塗装された場所はきれいに磨くことでよりバイク全体がきれいに見えます。クリア塗装された部分は、コンパウンドを段階的に分けて磨くことがオススメです。クリア塗装用のコンパウンドで、3種類のコンパウンドがセットになったものが販売されているのでそちらがオススメです。 最初は粗目のコンパウンドで磨き、徐々に細目のコンパウンドで磨くと、ツヤが出るのでよりきれいな仕上がりを目指すことができます。 きれいに磨けたら最後にワックスやコーティング剤を使って輝きを長続きさせましょう。先述の通り、ワックスやコーティング剤を使うことで、皮膜を作れるので、水や汚れからバイク自体を守ってくれるので、次の洗車が楽になります。

錆だらけのバイクをきれいにする

コンパウンドを使用しタンクを磨く

ずっと乗っていないバイクは、メンテナンスもしていないと錆だらけになってしまいます。久しぶりに乗ろうと思っても、錆だらけのバイクを見たら乗る気も失ってしまいます。まずはバイクを復活させる所からのスタートです。 まずタンク部分ですが、タンク部分はコンパウンドを使って磨いていきます。上記の通り、まずは粗目のコンパウンドから始め、大方汚れが取れ始めたら細目のコンパウンドに移し輝きを取り戻していくとよいです。タンク部分がきれいになれば一気にバイクの見た目が復活するので、洗車のやる気も上がってきます。 まずはタンク部分をしっかり磨きましょう。タンク部分が磨けたらしっかりコーティングをすることも忘れないようにして下さい。洗浄方法同様、次が楽になります。

フロントフォークは真鍮ブラシと潤滑剤で

フロントフォーク部分の錆は、バイクを前から見ても横から見ても見えてしまうので結構わかりやすい錆です。また、放置して乗ってしまうと最悪フロントフォークに穴があき、オイル漏れの原因にもなりかねません。フロントフォークは買い換えるには高いパーツなので、しっかり磨いて安全に乗ると共に、輝きを取り戻しましょう。 輝きを取り戻すためには、真鍮ブラシを使って磨くとよいです。真鍮ブラシを使う時は、潤滑剤を使うとより錆が取れやすくなるので、同時に使うことをオススメします。真鍮ブラシを使い大方錆が取れたら、耐水ペーパー等で細かい錆を取り、まずは錆をなくしましょう。 その後は、メタルコンパウンドで磨いてあげれば、フロントフォークは輝きを取り戻します。メタルコンパウンドで磨く際は、洗浄同様あまりゴシゴシ磨かず、丁寧に磨いていくとよりきれいになります。 しっかりコンパウンドまで使い磨き上げたら、最後に対錆のスプレーを吹きかけておくことをオススメします。ワックスやコーティング剤同様、吹きかけておくことで錆を抑制してくれる為、また長期間乗らない期間が出てもある程度安心することができます。

足回りは靴用たわしで

最後は足回りです。足回りは複雑な構造をしており、パーツとパーツの間の狭い場所の錆を取る必要があるので、大きな部分はフロントフォークの際にも使った真鍮ブラシを使い、大きな錆を取ります。次に、靴用のたわしとクリームクレンザーを使います。クリームクレンザーも研磨剤同様の役割を果たしてくれる為、錆取りに使えます。細かいパーツの間等、真鍮ブラシで取れない錆は靴用たわしで取っていきます。 ここで注意したいのはマフラー部分の錆取りをする際ですが、あまり強くこすりすぎると新しい傷ができたりしてしまう為、あまりゴシゴシ磨かないよう注意が必要です。また、スポーク部分を磨く際は、しっかり汚れを落としてから磨くようにして下さい。汚れが付きやすい部分なので、汚れがたわしに付着したまま別のパーツを磨いてしまうと、傷を作ってしまう原因になってしまいます。 バイク アメリカン

ピカピカのバイクで爽快に走ろう

バイクは一度しっかり洗浄し、コーティング剤等仕上げまで行うことで、その後の洗浄や、メンテナンスが非常に楽になります。また、大事なバイクを自分でメンテナンスしてあげることでより愛着も湧くでしょう。家に眠っているバイクや、普段あまり洗浄しないバイクも、きれいにすればどこかツーリングに出かけたくなるかもしれません。ピカピカに洗浄して磨いたバイクで、爽快な気分で走りに行きましょう。

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