オフロードバイクに合ったベストなタイヤの選択するために重要な事は

オフロードバイクに合ったベストなタイヤの選択するために重要な事は

2018.04.14

荒れた路面を走れるバイクといえば、オフロードバイク。そんなオフロードバイクは、タイヤも特徴的です。タイヤの模様が変わらないように見えても、実はしっかりとした意味があります。まずはオフロードバイクのタイヤの事から知っていきましょう。

Share :

オフロードバイクはタイヤも特徴的

オフロードバイクといえば、悪路を走ることに特化したものです。そんなオフロードバイクは、タイヤにも特徴があります。一般的なバイクは、前後タイヤの大きさも同じですが、オフロードバイクは前後の大きさも違っており、走行時の安定性を高め、小回りが利くような設計になっているのです。 そんなオフロードバイクの魅力やタイヤを知り、身近に感じてみてはいかがでしょうか。

オフロードバイクの魅力

オフロードバイクの魅力は、悪路を走るのに特化しているということ。魅力に迫っていきましょう。

未舗装道路を走れる

オフロードバイクは、未舗装の道でも安全に走行できます。車体は軽量化されており、タイヤやサスペンションも衝撃を吸収する構造になっています。 コツが必要なので最初は大変ですが、自然を爽快に駆け抜けるのは、最高に楽しいもの。自然に囲まれた山道でも安定して走行できる設計になっているので、気分転換にもよいでしょう。自然の中を走るのは、誰でもどこか懐かしい思いをさせてくれます。 未舗装道路を走ったことが無い方でも、林道ツーリングブログなどを参考にすると、始めたばかりの方にも分かり易いかもしれません。

二輪の技術が向上する

オフロードの楽しさといえば、二輪で悪路を走破することです。バイクを立てるスタンディングなどを学べま、さまざまな道を走行する事で多くの経験を得ることもできます。集中力がついたり、バイクについてよく知ることもできるでしょう。 経験者が近くにいれば効率良く習得することもできます。悪路を制覇できるようになれば、日常でバイクに乗るとき、トラブルと遭っても冷静に対処できるようになるかもしれません。

着せ替えができる

オフロードバイクに「デカール」を貼ることで、自分好みの世界で1つだけのバイクをつくることができます。デカールとは車体に貼り付けるシールのようなもの。ステッカーと違い、車体との一体感があるため、デザインがまるで元から描かれたように見えるのが特徴です。

デカールの一般的な貼り方とは

● 1.それぞれの部品(車体)に合ったデカールを用意します。
● 2.バイクの手で触れる場所を中性洗剤で洗車しておきます。
● 3.霧吹きでバイクの部品を濡らし、デカールを貼り付け板留をします。
● 4.気泡があまり残らないようになじませ、洗剤を落としたら完成です。 自作する場合は少しコツがいります。デザインをインターネットで引っ張り、自分で転写して作る方もいますが、難易度はかなり高いものです。しかし、頑張って自分の想像通りのバイクに実現できたときは、自慢の逸品になることでしょう。

ウェアが豊富

意外と自然の中は寒いため、衣類には気を配らなくてはなりません。オフロード用のウェアを着てみてはいかがでしょうか。バイク専門店や、車・バイク用品を扱っている店舗には、バイク走行時にぴったりの機能性豊かなウエアが置いてあります。 また、オフロードバイクの柄に合うようないろいろなウェアが存在し、ファッションとして通用するほど格好のよいウェアもあります。自分の好きな色柄、仲間とお揃いなど、いろいろなウェアを着こなしてみましょう。ウェアが特徴的であれば、目を引くこと間違いなしです。仲間がさらに増えるかもしれません。

オフロードタイヤの特長

オフロードバイクに使われているタイヤは、一般的なバイクに使われているタイヤと大きな違いがあります。そんなバイクの特徴とはどんなものでしょうか。

荒れた路面の走行に適している

オフロードバイクのタイヤには、ブロックタイヤを使用しているので、通常なら滑ってしまう場所でも、しっかりと路面を掴むことができ、問題なく自然の中を走行できます。しかし、一般的なバイクで悪路を走ると、滑って転ぶなど、悲惨なことにも。 また、オフロードバイクは、タイヤのおかげで滑らないため、大怪我することも極力避けられます。また、バイクなので、歩くよりは疲れません。荒れた地面を歩くのは意外と疲れます。ただし、人もバイクも消耗するものであるため、休憩と点検は小まめにしなければなりません。

タイヤパターンが粗い

一般的にオフロードタイヤとは、表面に凸の大きいブロックが付いているタイヤのこと。普通のバイクタイヤと比べると、タイヤのトレッドパターンが粗く、分かり易い形状をしています。トレッドパターンが粗ければ、土などに対し、強力なグリップ力を発揮するのです。 しかし、舗装済の道路ではあまりこのタイヤの意味が無く、消耗が激しくなり、雨が降れば滑ってしまうので気を付けなければなりません。消耗し過ぎると、表面がツルツルになったり、ブロックがとれてしまい事故に繋がります。 消耗したことを確認する目安は、表面の細かい模様が消えたとき。また、公道において、バイクのタイヤは13mm以上のブロックは使用できないことになっているので、使用してしまうと処罰されることがあります。

タイヤの種類

オフロードバイクのタイヤには大きく分けて4つの種類があります。それぞれに役割があるので、どのようなものを選ぶとよいか見てみましょう。

グリップ力は絶大「モトクロスタイヤ」

モトクロスタイヤは、人工的に造られたモトクロスのコースにて、もっともグリップ力を誇ります。滑ることなく、地面と密着して走行することが可能です。 グリップ力を維持するために、タイヤの空気圧を調整する必要があり、基本的に1.0~1.2kg程度です。ビートストッパーを付けているのであれば0.8kg程度に下げましょう。 上記の空気圧は基本的な数値なので、自分が走行しやすい調整を施した方がよいでしょう。あまり凹凸の少ないコースであれば、初心者でも始めやすいかもしれません。

舗装された道路では不向き

しかし、舗装された道を走行するのはブロックが消耗しやすくなるので、あまり向いていないのが実情。モトクロスを行うのであれば、コースまでは車に積んで運ぶとよいでしょう。 また、林道を走るのも少しグリップ力が強過ぎて木や石に引っかかってしまい走りづらいかもしれません。

あらゆる路面に対応する「エンデューロタイヤ」

硬い土や柔らかい土、岩、川など様々な路面を走行する「エンデューロレース」にこのタイヤは使用されています。空気圧は基本的に1.2~1.6kg程度。ビートストッパーを付けていれば、荒れた道を走行するときには0.8kg程度に調整するとよいでしょう。 製品によっては公道も走行することが可能となっており、汎用性を目的としてつくられています。ダンロップなどの各メーカーがいろいろなタイヤを造っていますが、それぞれにメリットデメリットがあるので、自分の使い道に合ったタイヤを選ぶことが大切です。自然の中を走りたい方は、このタイヤが一番よいかもしれません。

潰してつかう「トライアルタイヤ」

トライアルタイヤは、潰して障害物を通り、乗り越えるために使われています。トライアル時の空気圧は0.5kg前後が丁度よいです。 潰し方は、ハンドルを太股に引っ張り、体重を掛けると上手に潰れます。ただ、濡れた路面は潰せないので、滑りやすく危険です。使用しないように注意しましょう。

トライアルタイヤは競技用

このトライアルタイヤは、完全に競技用なので初心者が扱うには非常に難易度が高くになります。不可能ではありませんが、どうしても飛び跳ねたい方は怪我をしないように防具を着け、周りに危険なものが無いか確認してから挑戦しましょう。指導してくれる人が見える所にいるとよいかもしれません。

公道走行が可能な「トレールタイヤ」

オフロードタイヤの中でも、バイクで公道を走行するために使用されています。当然オフロードタイヤなので未舗装道路でもしっかりと走行できますが、他のタイヤと比べてしまうとグリップ力が低く、荒れ過ぎている路面は厳しいかもしれません。 クセはないので、これからオフロードバイクに乗り始めるという初心者の方は、トレールタイヤから入るとよいでしょう。いきなり難しいコースに挑戦すると、大怪我を負ってしまう事もあるので、慣れてから仲間と一緒に頑張りましょう。

オフロードタイヤを履きこなし自然を走ろう

オフロードバイクを始めたいときは、自分の走行の仕方、路面の状況、オフロードバイクのそれぞれに合ったタイヤを選ぶことが大切。どのタイヤであっても、空気圧の調整は必須です。 他にも、ウェアやプロテクターなど、しっかり前準備をしてから出掛けましょう。初めは苦労する事も多いですが、だんだんとハマってきます。ただし、危険が伴うため、怪我には気を付けましょう。  ”

category

記事カテゴリー