北浦でバス釣りを楽しむために おすすめのスポットと必要なグッズ

北浦でバス釣りを楽しむために おすすめのスポットと必要なグッズ

2018.04.16

北浦は、関東を代表するバスフィッシングの名所として知れており、全国から多くの釣り師が集まるスポットです。そんな北浦でのバス釣りを攻略するためにも、おすすめのスポットやバス釣りに必要なグッズを押さえておきましょう。

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初心者からベテランまで満足できる北浦

茨城県の南東部に位置する北浦は、バス釣りの聖地としてその名を知られています。日本全国から多くのバス釣りファンが集まる北浦は、バス釣りの初心者からベテランまでもを満足させることができるという絶好のフィールドです。 バス釣りの聖地とも呼ばれる北浦とは、いったいどんなところなのか、気になるところ。まずは、北浦の特徴とおすすめのバス釣りポイントをみていきましょう。そして、バス釣りに欠かせないルアーやロッドなどについても知ることで、バス釣りの聖地である北浦の攻略を目指しましょう。

全国から釣り人が集まる北浦について

バス釣りの聖地としても知られる北浦は、全国からバス釣りファンの釣り人が多く訪れます。バス釣りファンに人気の北浦とは、いったいどんなところなのでしょうか。詳しくみていきましょう。

有名なバス釣りの聖地

北浦は、茨城県南東部に位置する湖で、鹿嶋市、鉾田市、行方市、潮来市、神栖市に囲まれた南北25キロメートルの細長い形をしています。茨城県南東部から千葉県北東部に広がる湖である霞ヶ浦を構成する湖のひとつですが、霞ヶ浦が西浦のみを指し、北浦を霞ヶ浦と区別したスポットとして扱われることも多くあります。バス釣りのスポットとして注目を集めるのは、霞ヶ浦のなかでも「北浦」になります。 北浦は、釣れるポイントが多いことから「バス釣りの聖地」とも呼ばれています。細長く形状をしていることから、フィールドが広大で、釣れるポイントが多いのが特徴です。そのため、どのポイントで釣ったらいいか悩む釣り人が多いスポットです。実績の高いポイントを事前にリサーチして、目的の場所を決めておくことが重要です。

急に落ち込む水深

北浦の特徴のひとつに、急に落ち込むブレイクラインがあります。最大水深は北浦と共に霞ヶ浦を構成する水域のひとつである西浦と同じ7mですが、緩やかな確度で水深に向かう西浦に比べ、北浦は水深に向かって急に落ち込んでいる箇所が多くあります。 そのため、水深が急に深くなる起伏に合わせて、バスが回遊していたり、滞留していたりします。この水深への起伏をうまくとらえることが、北浦の攻略へとつながります。 また、南北に長い広大な川のような形状をしている北浦は、利根川水系に流れ込むように位置しています。そのため、上流から下流まで流れが効いていて、各ポイントでカレントの強弱があるのが特徴。季節によっても風の吹き方が変わるので、それに合わせたルアーチョイス、攻略法が必要となります。

車でのランガンがおすすめ

北浦は広大なフィールドを特徴としています。そして、その広大なフィールドのなかに、バスが釣れる良質なポイントが点在しています。そのため、一カ所に絞って釣りを続けるより、車でランガンするのがおすすめです。 「ランガン」とは、「RUN(ラン)&GUN(ガン)」のことで、ルアーフィッシングのスタイルのひとつを表す言葉です。一カ所に留まってアタリを待つ釣り方ではなく、釣り場から釣り場へと魚が釣れそうなポイントへと積極的に移動したり、しかけを投げる回数を増やしたりして、魚と出会う確率を上げていく手法です。積極的に走り回るという「RUN(ラン)」と、銃で打つようにしかけを投げるキャストの回数を増やすことを意味する「GUN(ガン)」を組み合わせて、「ランガン」と呼ばれるようになりました。 北浦は、バスが釣れそうなポイントを狙って、積極的に攻めるランガンスタイルに適している釣り場といえます。ただし、車を駐車する場所は限られています。車を止めて釣りをする場合には、駐車禁止エリアに車を止めたりするルール違反を犯さないように注意しましょう。

北浦で人気のポイント

バス釣りの聖地とも呼ばれる北浦は、フィールドが広大なので、どこのポイントで釣りをしたらいいか、迷いがちです。そんな北浦のなかでも人気のポイントはどんなところでしょうか。車でランガンでき、バス釣りの初心者でも釣りやすいポイントを事前に押さえておくことで、無駄のないバス釣りを満喫しましょう。

ベイトフィッシュがつきやすい鹿行大橋周辺

茨城県行方市と鉾田市を結ぶ鹿行大橋は北浦に架かる5本の橋梁のうち、最も北に位置しています。鹿行大橋の周辺は、深さがあるのでバスの餌となるベイトフィッシュがつきやすいポイントです。このあたりは新護岸帯で、ゴロタが入っているので水底が硬いハードボトムエリアとなり、バスが好む場所といえます。鹿行大橋の東側の護岸は、足場がよいので、初心者でもバス釣りがしやすいエリアです。 潮の流れが強いときには、特にベイトフィッシュが集まりやすく、ベイトフィッシュを狙ってくるバスの魚影も濃く見えます。ただし、白鳥ドック内は釣りが禁止されています。禁止エリアでの釣りはしないように注意しましょう。

60オーバーも狙える帆津倉岬周辺

上流部で一番沖合に張り出している岬が帆津倉岬です。帆津倉岬の先端から杭や水中のオダなどの障害物が点在しているため、バスの回遊ルートとなっています。そのため、年間を通してバス釣りの実績がある人気のポイントです。 岬の付け根部分は水深が浅いのですが、沖合にいくと急なブレイクがあるため、ロングキャストしながらバスを探すのに適しています。ブレイクと杭が絡んだ絶好のバス釣りポイントとして知られており、60オーバーも狙うことができる北浦のなかでも屈指の人気ポイントです。 なお、同エリアにある帆津倉ドック内や、帆津倉第一ドック内は釣りが禁止されています。禁止エリア以外での釣りを楽しみましょう。

遠浅シャローの藏川ワンド

藏川は、茨城県行方市に位置する北浦に流れ込む小規模な河川です。釣りが禁止されている白浜ドックから西側にかけての広域にバスが集まりやすいワンドが形成されており、その一帯を藏川ワンドと呼びます。藏川ワンドは、北浦のなかでも遠浅シャローのワンドなので、ベイトフィッシュを追い込みながらバスが集まってくるポイントとなっています。水門や葦、ブレイクなどが点在している抜群の環境で、バス釣りの一級ポイントとも言えます。シャローをじっくりと探って釣りを楽しむことができるポイントです。 また、藏川ワンドはスポーニングエリアとして有名なポイントです。バスは、春になり水温が15℃を超えるころになると産卵を始めます。この産卵のことを「スポーニング」といいます。一般的にスポーニングは3~5月ですが、北浦では4月がピークといわれています。スポーニングの時期には、バスの動きも活発になります。春先からのバス釣りにおすすめのポイントです。

オールシーズン狙える宇崎第一ドック

宇崎第一ドックも、バス釣りがオールシーズン楽しむことができることで有名なバス釣りポイントです。水門からの流れ込みがあり、その延長線上の湖底には船道が通っています。バスは、その地形の変化を好むので、オールシーズン、その姿を現してくれます。 宇崎といえば、沖に広がる台地が知られています。この台地に陸からアプローチすることは難しいですが、春が近づくと、バスがドック近くのシャローに上がってくるので狙い目といえます。 護岸と並行しているコンクリート杭の周りでも釣れますが、サイズの大きいものを狙うのであれば、ドックから船道を狙うのもおすすめです。そのためには、ロングキャストが必要となります。適したタックルを用意しておくとよいでしょう。ただし、ドック内は釣りが禁止されているので、ルールを順守して釣りを楽しみましょう。

見た目にも分かりやすい山田ワンド

茨城県行方市に位置する山田ワンドは、見た目にも分かりやすいバス釣りポイントとして人気のスポットです。杭やアシ、生け簀などが広く配置されているので、攻略しがいのある釣り場です。特にオダが目立つため、オダの周りはプレッシャーが高まりやすいといえます。 山田川からの流入があるので、流れがある流入エリアも人気のポイントですが、穴場ともいえるのが、「タマネギ」周辺です。山田ワンドには、消波効果のために設置される石を網で包んだ通称「タマネギ」が、コンクリートの護岸に設置されています。網で包まれている「タマネギ」は、ルアーが根がかりしそうで、避けがちなポイントですが、実はタマネギの周りは、バスが集まりやすい場所でもあります。「タマネギ」の石の間は、エビやハゼの隠れ家となる可能性があるため。エビやハゼを餌をして狙うバスを釣るためには、エビを意識したワームで慎重に探ってみることをおすすめします。

バス釣りに欠かせないおすすめのルアー

バス釣りをするうえで、ルアーは、その日の釣果を決めるといっても過言ではないくらい重要なアイテムです。慎重に選びたいところですが、ルアーにはさまざまな種類があります。ルアーには、見た目や重さ、動き方などにそれぞれの特徴があります。バス釣りのポイントによって、適しているルアーも異なってきます。本来は、ポイントによってルアーを使い分けしたいところですが、バス釣り初心者には、ルアーの使い分けはハードルが高い問題です。また、自分が使いこなせるか分からないさまざまなルアーを事前にそろえるには、無駄なお金が発生してしまうリスクもあります。 そこで今回は、幅広い釣り師に使われている定番のルアーのなかでも、インターネットなどで入手できる手に入りやすいおすすめのものをみていきましょう。

ゲーリーヤマモト 4インチグラブ

やわらかいプラスチックなどの素材でできているルアーをワームといいますが、そのワーム界のレジェンドともいえるバス釣りの定番のワームが、この「ゲーリーヤマモト 4インチグラブ」です。汎用性が高く、使い勝手がよいので、発売以来、多くの釣り師に愛されており、トーナメントシーンなどにおいても実績が高いです。 「ゲーリーヤマモト」の創設者であるゲーリーヤマモト氏は、アメリカでバスプロをしながら、ルアーなどのの商品開発を進め、1980年代に同社のゲーリーグラブを日本に輸出しました。自らの経験をもとに開発された製品は、その圧倒的な実力から瞬く間に日本のスタンダードとなりました。バスフィッシング界の殿堂入りを果たしているゲーリーヤマモトによって開発されたワームは、初心者からベテランまで幅広く愛されています。

メガバス POPX

「メガバス POPX」は、1996年の発売から20年以上経過した今もなお、多くの釣り師からの信頼を集めるハードルアーです。ウォーターダクトが設けられたユニークなカップ形状が生み出す独特な水押し波紋や、きれいにまとめあげるスピットアウトスプラッシュ、そして繊細なロッドワークに敏感に反応し、ネチネチと首をふる独特のローリングドッグウォークは、POPXならではの特徴です。 POPXは、日本人によって考案、製作されたものです。そして、日本の釣り人と釣り文化によって育てあげられてきました。そういった意味でもPOPXは、世界のフィールドに向けて日本が誇りを持って発信できる、真のジャパンオリジナルといえるルアーです。

ジャッカル ガヴァチョフロッグ

JAKALL(ジャッカル)から発売されている「ガヴァチョフロッグ」は、バスプロの秦拓馬氏がプロデュースしたバス釣り用ルアーです。独自のカップ形状は、浮力が高いため水生植物などに引っかかりにくく、根がかりが少ないという特徴があります。ある時は逃げ惑うベイトフィッシュのように、ある時は水面でもがく昆虫のように見える「ガヴァチョフロッグ」は、バスが反応する様々な要素を組み合わせて作り上げられたホッパータイプのフロッグです。 You Tubeで釣り動画を公開している「釣りよかでしょう。」、略称「釣りよか」とのコラボレーションによって、「ガバチョフロッグ」の「釣りよかコラボカラー」も発売されています。実釣性能はオリジナルガヴァチョフロッグと同様なので、釣りよかファンの人にはぜひ、手にしてほしい一品です。

レイドジャパン レベルバイブ

岸釣りにおけるハードベイトの釣りをやり込んできたRAID JAPANのこだわりを凝縮したバイブレーションプラグです。従来の50mmクラスのバイブレーションにありがちだった、飛ばない・速巻きできない、ウィードやゴミの付着に弱いなどといったウィークポイントを徹底改善しています。 ただ、ウィークポイントを改善しただけでないのが、レベルバイブです。バイブレーションに必要な飛距離・速巻き対応・遅巻き対応・馬力・レスポンス・レンジキープ力を高次元でクリアした高スペックな製品に仕上がっています。飛距離が抜群で、小刻みなバイブレーションが魅力の高い釣果を期待できるプラグです。

バス釣りにおすすめのロッド

バス釣りには、ルアーだけでなくロッドの選択も重要になります。初心者でも使いやすく、手頃な値段で入手することができるものもたくさんあります。どのロッドを選んでいいか分からないという人のために、バス釣りにおすすめのロッドをみていきましょう。

メジャークラフト ファーストキャスト FCS-632L

ルアーロッド専門メーカーとして日本のルアーロッドの世界を変化させ続けたメジャークラフトが、今までの経験と技術を惜しみなく注入して作り上げた「ファーストキャスト」は、誰もが手軽に楽しくルアーフィッシングを楽しめる「心地よい使用感」をコンセプトに作られています。 ワームから、軽めのシャッドやミノーが使いやすいオールラウンダースピニングの決定版で、初めてのバスフィッシングにもおすすめのモデルです。徹底的に無駄を省き、中弾性カーボンをメインマテリアルに設計したブランク性能は使い勝手がよく、これ1本で釣りを楽しむもよし、ベイトを使い分けるもよし、初心者からベテランまですべての釣り人に愛される釣竿です。

ダイワ バスX 6102MHB

「誰にでも簡単に、手軽に。しかも本格的。」というコンセプトのもとに誕生したハイパフォーマンスロッドです。ネジレを抑える強化構造「BRAIDING-X(ブレーディング-X)」というXテープを採用することで、ブランクスのブレを抑制して、より正確なルアーコントロール・より軽快な操作感・よりパワフルなやり取りを実現しました。 車はもちろん、徒歩や電車でも持ち運びしやすい2ピース設計なので、荷造りに困ることもありません。マイクロプラグからヘビースピナーベイトまで、扱いたいルアーに合わせて選べる豊富なラインナップがそろっていることも大きな魅力です。必要な張りと感度を持ち合わせており、陸っぱりからボートゲームまで幅広く活躍するマニアも納得の優れた操作性のバス専用ロッドです。

シマノ スピニングロッド ルアーマチック S86ML

メバル、アジといったショアからのライトルアーゲームから、シーバス、アオリイカ、淡水でのバス・トラウトゲームまで、幅広いルアーターゲットに対応するロッドです。自社工場生産によるシマノ基準の高品質、万全のアフター体制など、普及モデルを思わせない安心感を味わえます。 ゴールドのメタルリングをふたつ配置するなど、高級感と高品質感が伝わるシックなデザインながらも、バス釣りの入門者にも選びやすいよう色分けされたタグを採用し、初心者でも楽しめる工夫が為されています。センターカットのツーピースロッドで、持ち運びしやすいところや、高級感があるのに低価格であるところもルアーマチックの魅力です。

アブガルシア バスビート2

「初めての方にも安心。経験者でも納得」というコンセプトの元で作られた「バスビート」のコンセプトを継承し、さらに満足度を高くするスペックを施してリニューアルされたのが「バスビート2」です。Fujiニューコンセプトを搭載したガイドシステムは、おかっぱりでのバスフィッシングにも十分対応できる高スペック仕様で、経験者をも満足させるスペックです。 前作に比べてブランクタッチを可能にするフロントグリップの形状改善し、よりバランスの良くなったEVAセパレートグリップを搭載しています。少し重めのスピナーベイトや小型スイムベイト等にも相性抜群で、ルアーを飛ばす飛距離とトルクフルなパワーは大型バス狙いに最適です。

北浦でお気に入りのポイントを見つけよう

バス釣りの聖地と呼ばれる北浦は、広大なフィールドなので、今回お伝えしたおすすめのスポット以外にも、たくさんの釣りスポットがあります。車でランガンすることで、同じ北浦でも釣り場によってまったく違う雰囲気を味わうことができます。 どのポイントでも使いやすい汎用性の高いルアーやロッドを持参して、いくつかのスポットにチャレンジしてみましょう。そのなかで、自分の釣りスタイルに合っているお気に入りのポイントをみつけたいものです。”

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