ツーバーナーを上手に使おう アウトドア人気が続くなか、グランピングなど、より快適にキャンプを楽しむ遊びも増えてきました。キャンプといえば料理ですが、気軽にどこでも簡単に調理ができるツーバーナーが人気で、さまざまなモデルも登場しています。 キャンプの目的がカヌーや山登り、川遊びなどの場合は遊びに時間を使って手軽に料理をつくりたいところ。特に朝は夜露で湿っていたり、前日の疲れもあって火をおこすのも一苦労。 そんな悩みを解決してくれるツーバーナー。ダイヤルを回せば簡単に着火できて、パワフルな火力で調理が可能です。これからその魅力と上手な使い方、よりすぐりの商品についてみていきましょう。 キャンプでツーバーナーを使うメリット なぜツーバーナーが注目されるのか、そのメリットについてまずみていきましょう。 簡単に火がつく アウトドアでの火起こしは腕の見せどころ。反面なかなか技術を身につけていなかったり、雨など天候に恵まれないと、火をつけるまでに昼になってしまうこともあります。 その点、ツーバーナーは炭火や薪のように火おこしがいらなく、ダイヤルをひねればすぐ着火できます。使い方はとても簡単で、初心者でもいとも簡単に使用できます。 火の調節ができる 炭火では、コンロの中で一方に炭を寄せて火力を調整したり、気にせずに豪快に焼いて豪快に食べ、夜は焚き火で過ごすなど、一度火をつけると調整がなかなか難しいキャンプ。 しかし、ツーバーナーなら、炭や焚き火と違い、火力の調整が簡単にできます。まるでキッチンのガスコンロのようにダイヤルをひねるだけで、十分な火力が使えてとろ火もできるので、レシピの幅が広がります。炭や薪を足すこともなく、使いたいときにいつでも火がおこせます。 ツーバーナーのデメリット ツーバーナーのデメリットはどのようなものがあるかみていきましょう。 バーベキューコンロに比べて値段が高い ツーバーナーをはじめ、さまざまな携帯コンロが発売されていますが、メインの調理器具として使うには、やはりそれなりの値段がするものを選ぶことがベスト。バーベキューコンロなら数千円からありますが、しっかりしたツーバーナーを購入しようと思えば、数万円程度のものを買いたいところ。 立って料理するなら、さらにスタンドテーブルや調理台などが必要にもなるので、初期投資はバーベキューコンロに比べて高いです。 寒い季節は燃費が悪くなる 薪や炭は寒い季節になると乾燥するので、火がつきやすくなります。しかしツーバーナーの特にガス缶タイプは、寒いと缶が冷えすぎて中のガスが出にくくなります。 火力が安定しないので燃焼効率が悪く、燃費も低くなります。対策としてガソリンタイプのものや、寒冷地対策をしたものなどもありますがその分、価格も上がります。 ツーバーナーの種類 ツーバーナーにはどのようなタイプがあるのかみていきましょう 燃料にホワイトガソリンを使うもの ホワイトガソリンはガソリンを精製したもので、揮発性が高く強い火力を得られるため、昔からランタンやコンロなど、さまざまなキャンプ用品の燃料として使われています。こちらは、ガソリンスタンドで売っているものとは別物なので要注意。 使用するには「ポンピング」という、空気で燃料を送り出すための作業が必要です。燃料タンク内を加圧するために、ポンプノブが押し込めなくなるくらいに、100回〜150回程度行います。 外気温に左右されず、厳寒の野外でも火力を安定して維持することが可能。燃料も安価なため、費用対効果が高く、使用済み缶などのごみがでないことも魅力です。ただ、サイズが大きく、使用後には燃料タンクからホワイトガソリンの抜き取り作業が必要です。 燃料にガス缶を使うもの キャンプなどでよく見る、丸い背の低いガス缶(OD缶)やカセットコンロにつかう背の高いガス缶(CB缶)で、LPガスを燃料にしたツーバーナーがあります。軽量で缶をコンロにつないですぐに使えるので、手軽なことから最近はガス缶式が人気です。 ガソリンと比べると火力が弱く、ガスの残りが少なくなってきたり気温が低かったりすると、火力が不安定になります。各社ガス液をそのまま燃焼に使用したり、缶をあたためる構造を取り入れたりと対策をしています。また、使用済みガスの缶ごみが多くなります。 キャンプにおすすめのツーバーナー 品質にこだわったツーバーナーのおすすめについてみていきましょう。 スノーピーク ギガパワーツーバーナースタンダード GS220 スノーピーク(snow peak) ギガパワー ツーバーナースタンダード GS220 ギガパワーツーバーナースタンダードは、同社のアイアングリルテーブル2つ分にセット可能。アイアングリルテーブルは4種類の高さの脚を装着して好みの高さで使えます。目的に応じて天板、BBQボックス、燃焼器具用フレーム、トレーをセット可能。 本体に連結できる天板も用意されています。床面にフッ素加工を施しているので、吹きこぼれや汚れも簡単に拭き取れます。最大出力は2,800kcal/h、重量は7kg。 ユニフレーム ツインバーナー US-1900 ユニフレーム ツインバーナーUS-1900 610305 燃焼部分の熱をカセットボンベに伝えるパワーブースター(加温器)機構を搭載。カセットボンベを温め、液化ガスの出力ダウンを防止します。最大火力3,900kcal/hの高火力を発揮。火力調整も容易で、とろ火も可能です。 取り外しできるフタは、大型の鍋を使用する時にも便利。サイドに低い風防が付いていて、ダッチオーブンなどを効率よく安全に使用できます。前方が傾斜していて、汚れが手前側に集まるステンレス汁受けは汚れに強く衛生的で手入れが簡単。重量は約3.9kgと軽量ながら耐久性にすぐれています。 プリムス オンジャ P-COJ PRIMUS(プリムス) P-COJ オンジャ スタイリッシュでコンパクトに収納でき、ショルダーバッグのように持ち運ぶことができるおしゃれなデザインのツーバーナー。附属のウッドボードを外しX字型に開いてセッティングすると、風防と一体になった火口がでます。 キッチンでも使えるウッドボードは収納時にゴトクの上に載せて蓋のようになり、また、鍋敷きにもなります。最大火力は3,500kcal/h(500Tガス使用時)。本体重量は3.0kg。 コールマン パワーハウスツーバーナー 413H コールマン パワーハウスツーバーナー 413H499J 寒冷地でも安定した強力な火力で、経済性に優れたホワイトガソリン式のコールマンのツーバーナー。最大火力は約3,650kcal/hと約2,750kcal/hのふたつ。重量は約5.8kg。 バーナーの中は空っぽなので、付属のタンクはもちろん、純正のホワイトガソリン1L缶も入り収納力にすぐれています。着火剤やアルミホイルなども一緒に収納して持ち運びが可能。 自分のスタイルに合ったツーバーナーを選ぼう ガソリンタイプとガス缶タイプのツーバーナーがありますが、ガソリンタイプも事前の仕込みをしておけば、現地ですぐに使えて便利です。ガス缶タイプは、技術向上により使いやすくなってきていて、両者の差は縮まってきています。 火をおこして、ワイルドに調理するのもキャンプのよいところですが、さまざまなアクティビティがある中で、調理に時間を取られるのがもったいないというときもあります。家族や友人たちと、楽しいキャンプの時間を遊びに目一杯使って、疲れた体でも手軽に調理をして休暇を楽しみましょう。 RELATED POSTS 関連記事一覧 筋トレ効果が出始める期間を知ろう|筋トレの目的別効果も大公開 | 2020.04.06 人気の「ダンベルスクワット」で鍛えよう。正しいフォームや効果とは | 2020.04.06 男性用の白髪染め初めての方は必見|どこから見ても隙のない男へ | 2019.09.05