間違えないアイゼンの選び方とおすすめや人気のアイゼン4選

間違えないアイゼンの選び方とおすすめや人気のアイゼン4選

2018.05.20

今おすすめのアイゼンから人気なアイゼンなどを載せています。ほかには、アイゼンの種類やその種類にあった登山方法やその種類にあった山など、今から登山を始めようと思ってる方から登山が好きな方まで役立つ情報などをチェックしてみましょう。

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山の状況に適したアイゼンや種類や今オススメのアイゼン

まず初めに、アイゼンとは登山をするときに氷の上や氷化した地面などを滑ったり転倒しないように靴底に装着する登山用具のことをいいます。雪山では絶対といってよいほどの必需品で山の状況やルートなどによって装着するアイゼンは違い、爪の長さや爪の数が変わることも。 爪の枚数によって登山できる山、登山できない山、使い用途や安全性や歩く安定感も全く違います。そのためアイゼンを購入したい方は登る山の状況やルートによって決めたほうがよいといえるでしょう。 アイゼンの語源ですが、もともとアイゼンという名前はドイツ語で英語やフランスでは『クランポン』とも呼ばれています。  

アイゼンの選び方

 

どんな山へ行くかで決める

最初にもお話ししましたがアイゼンには爪の長さ、爪の枚数など山の状況で使用するアイゼンが変わってきます。あなたが登る山の状況やルートによって適したアイゼンがあるので、氷や氷化した地面のスリップや転倒を防ぐ大事な登山道具なので事前にしっかり調べてその山に合うアイゼンを使用しましょう。 低山の冬山や一部にしか氷がない山には爪の枚数が4枚から8枚のアイゼンがおすすめ。登山中ずっと装着しているわけではないのでコンパクトに収納できて持ち運べる軽アイゼンがよいでしょう。特に6枚爪のアイゼンがイチオシ。コンパクトに収納できるので必要なくなればスグ外して片づけられるので邪魔にもならずに便利です。 本格的な雪山みたいな雪や氷だらけでアイゼンをずっと装着していなければならない山には爪が8本から12本などの爪が多いアイゼンがおすすめ。イチオシなのは爪が12本のアイゼン。なぜかというと爪が12本のアイゼンには前爪がついているので、しっかり地面に食い込んで、登山中ほかのアイゼンより安全で滑ったり転倒したりなどの危険性がなくなるからです。安全に登山ができて自分の守るための道具なので、より安全なほうがよいでしょう。 そのため事前にどこの山に行くのか、その山はどんな状況でどんなルートなのか雪や氷などの状況をちゃんと調べる必要があります。また、アイゼンだけでなくどの登山道具を持っていくほうがよいのか、どの登山道具が必要なのかを調べることが必要です。

装着方法で選ぶ

先ほどは山によって使うアイゼンを決めると言いましたが、もう一つは装着方法で選ぶこともおすすめします。アイゼンの装着方法には3種類あって『ベルトタイプ』、『セミワンタッチタイプ』、『ワンタッチタイプ』の3種類あります。

ベルトタイプのアイゼン

ベルトタイプはほとんどの靴に装着でき、ワンタッチのアイゼンに比べると装着に多少の時間はかかりますが、慣れてしまえば簡単ですしワンタッチに比べてしっかりと装着できるので安心です。アイゼンと靴に隙間ができてはいけないので、ベルトタイプで少しキツイくらいに履けるので登山を始めようと思っている方や冬山を登ろうと思っている方におすすめのアイゼンです。

セミワンタッチのアイゼン

登山用の靴にはコバという部分があり、かかとかつま先のコバどちらかをワンタッチで固定してもう片方はベルトで固定するタイプのアイゼンです。このタイプのアイゼンは冬山以外でも装着して使用できるので応用がきくアイゼンといえます。

ワンタッチタイプのアイゼン

登山靴のつま先、かかとのコバ両方にワンタッチ引っ掛けて装着するアイゼンで、取り付けは一番簡単。ただし、登山靴のつま先、かかとの両方にコバがある靴しか装着できないので注意が必要です。

爪の数と利用目的

 

4本爪は低山・里山

4本爪はとても軽くコンパクトなので収納や持ち運びがとても簡単です。靴の土踏まずの部分に装着する軽アイゼンで、冬の里山や低山で使用するのがおすすめ。しかしながら地面と爪の接地面が6本爪やそれ以上のアイゼンより少ないため凍った道ではグリップが発揮しない恐れもあるので注意したほうがよいでしょう。

6本爪は夏の雪渓や積雪時の低山

6本爪は4本爪よりも地面との接地面が大きいので、やはり安定していて歩きやすく夏の雪渓や冬の低山に使用するのもおすすめ。ただし、6本爪の注意点はつま先に爪がついていないので急な斜面には気を付けたほうがよいでしょう。なぜならば急な斜面などでグリップが効かず転倒などの危険が考えられるでしょう。

10〜12本爪は本格的な雪山

10〜12本爪のアイゼンとなると低山とかの山ではなく北アルプスなどの標高も高く、道も険しく、道が氷になっている山など険しく上級者向けの山に使用するのが必須です。なぜそういう山には12本爪のアイゼンが必須なのかというと、つま先にも爪があるので急な登りや下りでもしっかり地面に食い込んでくれるので転倒などのリスクも少なくなります。 また、しっかりと歩くことができるため安定して登山ができるのもこのタイプならでは。そのため本格的な雪山登山をするのならば12本爪のアイゼンが必要なのです。前爪がないと急な斜面などでグリップがきかなかったり、険しい道での危険性が高まりますし登山道へののリカバリーができなくなりそのまま遭難する危険性があります。

アイゼンを使う際の注意事項

 

靴とアイゼンに隙間ができないよう固定する

靴とアイゼンの間に隙間ができると、そのすきまが原因で安定感がなくなったり、足の疲労や足の炎症で痛みなどにもつながります。足場の悪いところや急な斜面なども歩かなければなりませんので隙間に雪とかが入らないようにしっかりとアイゼンをキツく固定して逆にキツいくらいがちょうどよいでしょう。

少しガニ又で歩く

アイゼンを装着して山を歩くときには、少しガニ又で歩いたほうがよいです。それはなぜかというと普通に歩くとアイゼンの爪などが裾などにひっかかって破れたり、ひっかかって転倒したりという危険が出てきたり、ケガなどの可能性が多いにでてくるのでアイゼンを装着して歩くときは少しガニ又で爪が足や裾などにひっかかることのないように気を付け歩きましょう。

使ったらワックスで手入れする

アイゼンは使用したら毎回しっかりと乾燥させてアイゼンの金属部分にはしっかりとサビ防止などのためにワックスをかけて手入れをしなければなりません。もちろん長く使えるためにもしっかりと手入れをしなければなりませんが、アイゼンは登山であなたを守ってくれるとても大事な登山用具です。いつもしっかり手入れをして万全の状態で登山をしましょう。

おすすめのアイゼン

エバニュー4本爪アイゼンバックル式

4本爪でおすすめなのはエバニューの4本爪アイゼン バックル式です。 とても簡単に装着できるバックル式でサイズはフリーサイズで重さも260グラムなのでとても軽量でコンパクトなので収納や持ち運びもすごくラクなんです。あと、スノープレートにスノーボールがついているので使用していてもアイゼンに雪がダンゴ状になって付着するのをふせいでくれます。なので地面の食い込みが悪くなったりするのが少なくヒールスタビライザーが踵をしっかりと固定してくれるので4本爪にはこのエバニューの4本爪アイゼンバックル式をおすすめします。 参考情報 http://evernew-product.net/products/detail.php?product_id=1190

マウンテンダックス 6本爪アイゼンHG-120

6本爪のアイゼンでおすすめするのがマウンテンダックスのHG-120です。まず一番のおすすめポイントは部材の調達から組み立てまですべてを国内で行っているということなのです。つまりは国産のアイゼンということになります。国産なのでやはり安心にも繋がりますし、耐久性や安定性なども文句なしのアイゼンといえるでしょう。重さも片足で226g両足でも500gを切る6本爪のアイゼンはすくないと思います。軽量なので足の疲れや負担も少なくてようと思いますし、大きさの方も他社の6本爪のアイゼンよりコンパクトで収納や持ち運びにも困りません。アイゼンの両側にチェーンとワイヤーを使用しているので、幅調節もしなくていいのでとてもよいアイゼンだと思います。 参考情報 http://www.oxtos.co.jp/mountain-dax_item/

ブラックダイアモンド セラックストラップ

12本爪のアイゼンのおすすめなのはブラックダイアモンド セラックストラップです。前作よりもフロントレイルがコンパクトになって、一段と軽くなり足とのフィット感もアップしています。雪や氷の上で使用するので錆びにくいステンレススチールを使っていてお手入れをしっかりすれば通常よりも長く使用できます。セカンドポイントも前作よりも張り出ているので食い込みや安定感も向上しています。サイズはワンサイズで23センチ〜29センチまでとなっています。 参考情報 http://www.lostarrow.co.jp/store/g/gBD33055/

モンベルチェーンスパイク

チェーンスパイクでおすすめなのはモンベルのチェーンスパイクです。このモンベルのチェーンスパイクは冬の低山や夏の雪渓にとても最適なアイゼンです。ブーツの上から靴下を履くくらいの感覚でとても簡単に装着できます。やはり装着が簡単にできるのは便利だと思いますし、全面に爪がついているので、雪上で滑らず安全に安心して歩くことができ、バンド部分には柔らかい素材を使用していて、さびにくいステンレスの爪をチェーンで連結させてあるのでスキー靴のような硬い靴から、底の柔らかい靴まで幅広く装着することが可能になります。簡単に装着できて、硬い靴から柔らかい靴まで装着して使用できるのでとても便利なアイゼンでおすすめします。 参考情報 https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1129612

用途や目的に合わせて適切なアイゼンを選ぼう

アイゼンのまとめとして山や地面によって爪の数が違ってその用途にあったアイゼンを選ぶこと。装着タイプも自分の靴や用途に合わせて選びましょう。そして自分を守る大切な道具だから使ったあとはメンテナンスをすることも大切。登山する山を事前に調べてどんな山か状況やルートも調べて、その山にあったアイゼンや登山道具を選び、上記でピックアップしたおすすめのアイゼンを参考にしたり購入を検討してみてください。 事前に調べてしっかり準備して登山を楽しんでください。

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