ゴルフクラブ別に飛距離を比較。スコアを上げる練習方法を知ろう

ゴルフクラブ別に飛距離を比較。スコアを上げる練習方法を知ろう

2018.06.30

ゴルフのスコアを上げるためには、飛距離を上げる方法を知ることが重要です。そこでここではクラブごとの飛距離を役割、そして飛距離を上げる方法や練習方法そして、女子プロのように飛ばす方法を紹介していきたいと思います。

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どのようにしたらスコアが良くなるのか

スコアを良くするためには、アプローチの正確性やパターが入るかどうかという要素もありますが、飛距離を上げることもスコアアップのためには非常に重要です。400ヤードのミドルホールであればドライバーで250ヤード飛ばせば、第2打が150ヤードで2オンが目指せます。 しかし、ドライバーが200ヤードしか飛ばないと3オンを目指すことになってしまい、1打損をしてしまいます。男子アマチュアなら、ティーショットで約230ヤードくらいは飛ばしたいものです。 そこでクラブの役割を知り、「飛距離を上げる方法」や「飛距離を上げる練習方法」、プロのスイングから飛距離を上げる方法を学んでいきましょう。

ゴルフクラブの役割を知ろう

最も飛距離を稼ぐことができるドライバー

主にティーグランドでのティーショットで使用するのが、ドライバー(1W)です。主にPAR4やPAR5などのグリーンまでの距離が長いホールで使用します。このティーショットで飛距離を稼ぐことができれば、第2打以降は楽になります。 しかし、このドライバーは、他のどのクラブよりも長くて振りにくく、他のクラブより飛距離が出ます。そのため、コントロールが難しく、OBになるリスクも。ドライバーを使用するときは、OBにならないように気をつけましょう。

ウッド系のクラブのフェアウェイウッド

主にティ—ショットやフェアウェイ上の第2打などで使用するのが、フェアウェイウッド(3W、4W、5W)です。ドライバーよりも飛距離は出ませんが、ドライバーよりもコントロールがしやすいので、ティーショットでフェアウェイウッドを使用する人も多くいます。 また、PAR5の第2打で飛距離を稼ぎたいときにも使用します。このフェアウェイウッドは、当たれば飛距離が出ますが、ミスをすることも多いクラブ。特にフェアウェイ上のボールを打つときはミスが出やすいので、フェアウェイ上で使用するときは練習場などで、十分練習してから使用することをおすすめします。

ウッドとアイアンの中間のユーティリティ

フェアウェイウッドは難しくて使用したくないけど、飛距離は稼ぎたいという方には、ユーティリティーをおすすめします。こちらも、ティーショットや第2打などに使用します。 このユーティリティーは、シャフトの長さがフェアウェイウッドより短く、ソールの幅も広いのでボールに当てやすいため、斜面などからも打ちやすくなっています。フェアウェイウッドが苦手な方は、フェアウェイウッドを抜いてユーティリティーを使用することもおすすめです。

狙った方向と場所に確実に飛ばすためのアイアン

アイアンは、ロングアイアン(1I〜3I)、ミドルアイアン(4I〜6I)、ショートアイアン(7I〜9I)に分けることができます。フェアウェイウッドよりも、方向のコントロールがしやすいので、飛距離よりも狙った方向に飛ばして、グリーン近くにボールを運ぶ目的で使用します。 ロングアイアンは、ヘッドスピードがない方だと、ボールが上がりにくく低いボールになってしまい、逆に飛距離が出ないということになりかねません。そのため、ヘッドスピードが出ない方は、ロングアイアンを抜いてユーテリティ—を使用する方が多いようです。 また、ショートアイアンはシャフトが短いことが特徴。ボールに当たりやすく打ちやすいので、初心者の方がスイングの練習をするときに最適なクラブです。

アプローチショットなどのウェッジ

グリーンまで100ヤード以内の時に、グリーンに乗せたり、ピンに近づけたりする目的で使用するのがウェッジ(PW、AW、SWなど)。アイアンよりも飛距離が短く、ロフト角が大きいため、ボールが上がりやすいのが特徴です。 また、サンドウェッジ(SW)は、バンカーなどを脱出するときに使用します。100ヤード以内のアプローチがうまくいくかいかないかによってスコアが左右するので、しっかりウェッジの練習をしましょう。

各クラブの番手ごとの飛距離の目安

ドライバーの1W

男性のドライバーの1Wの飛距離

・平均:約230ヤード ・あまり飛ばない方:200ヤード ・ロングヒッター:260ヤード

女性のドライバーの1Wの飛距離

・平均:約175ヤード ・あまり飛ばない方:150ヤード ・ロングヒッター:200ヤード

フェアウェイウッドの2W

男性のドライバーの2Wの飛距離

・平均:約220ヤード ・あまり飛ばない方:190ヤード ・ロングヒッター:250ヤード

女性のドライバーの2Wの飛距離

・平均:約160ヤード ・あまり飛ばない方:130ヤード ・ロングヒッター:190ヤード

フェアウェイウッドの5W

男性のドライバーの5Wの飛距離

・平均:約195ヤード ・あまり飛ばない方:170ヤード ・ロングヒッター:210ヤード

女性のドライバーの5Wの飛距離

・平均:約135ヤード ・あまり飛ばない方:105ヤード ・ロングヒッター:170ヤード

ユーティリティの4U

男性のユーティリティの4Uの飛距離

・平均:約180ヤード ・あまり飛ばない方:160ヤード ・ロングヒッター:200ヤード

女性のユーティリティの4Uの飛距離

・平均:約140ヤード ・あまり飛ばない方:115ヤード ・ロングヒッター:160ヤード

ユーティリティの6U

男性のユーティリティの6Uの飛距離

・平均:約160ヤード ・あまり飛ばない方:140ヤード ・ロングヒッター:180ヤード

女性のユーティリティの6Uの飛距離

・平均:約110ヤード ・あまり飛ばない方:90ヤード ・ロングヒッター:140ヤード

アイアンの番手ごとの飛距離の目安

ロングアイアンの1I

男性のロングアイアンの1Iの飛距離

・平均:約205ヤード ・あまり飛ばない方:180ヤード ・ロングヒッター:220ヤード

女性のロングアイアンの1Iの飛距離

・平均:約145ヤード ・あまり飛ばない方:115ヤード ・ロングヒッター:180ヤード

ミドルアイアンの4I

男性のミドルアイアンの4Iの飛距離は平均で約170ヤード、あまり飛ばない方ですと150ヤード、ロングヒッターですと185ヤードになります。女性のミドルアイアンの4Iの飛距離は平均で約120ヤード、あまり飛ばない方ですと90ヤード、ロングヒッターですと150ヤードになります。

ショートアイアンの7I

男性のショートアイアンの7Iの飛距離は平均で約140ヤード、あまり飛ばない方ですと120ヤード、ロングヒッターですと150ヤードになります。女性のショートアイアンの7Iの飛距離は平均で約90ヤード、あまり飛ばない方ですと65ヤード、ロングヒッターですと120ヤードになります。

ウェッジの番手ごとの飛距離の目安

少し低く転がりやすいピッチングウェッジ

男性のピッチングウェッジのPWの飛距離は平均で約105ヤード、あまり飛ばない方ですと80ヤード、ロングヒッターですと120ヤードになります。 女性のピッチングウェッジのPWの飛距離は平均で約60ヤード、あまり飛ばない方ですと50ヤード、ロングヒッターですと80ヤードになります。グリーン周りで使うときは、球が転がりやすいということを覚えておきましょう。

高い軌道で転がりにくいアプローチウェッジ

男性のアプローチウェッジのAWの飛距離は平均で約90ヤード、あまり飛ばない方ですと70ヤード、ロングヒッターですと110ヤードになります。 女性のアプローチウェッジのAWの飛距離は平均で約55ヤード、あまり飛ばない方ですと45ヤード、ロングヒッターですと70ヤードになります。PWよりも高い軌道で転がりにくいのが特徴です。バンカーを超えるアプローチなどで使用します。

バンカーショットで使用するサンドウェッジ

男性のサンドウェッジのSWの飛距離は平均で約80ヤード、あまり飛ばない方ですと60ヤード、ロングヒッターですと100ヤードになります。 女性のサンドウェッジのSWの飛距離は平均で約50ヤード、あまり飛ばない方ですと40ヤード、ロングヒッターですと60ヤードになります。バンカーショットで使用するのはもちろん、アプローチでも使用できます。AWよりも高い軌道でボールが止まりやすいのが特徴です。

飛距離の伸ばし方

腰の回転を速くする

飛距離を上げるためには、腰を速く回転させることが重要ですが、自己流で腰を回転させると腰を左右にスウェーすることになってしまい、結果的に腰が回らず飛距離を落とすという結果になりかねません。腰を速く回転させるためにはちょっとしたこつが必要です。

おすすめは「ヒップターン」

ヒップターンとは、切り返しでお尻を真後ろに引くというイメージで、スイングする方法です。そうすると、ダウンスイングでスペースができ、オンプレーンでクラブが降りてくるようになります。このヒップターンをすると、軸がぶれずに腰を回転できるので、結果的に腰の回転が速くなり、飛距離がアップ。 腰を回したいからといって軸がぶれてしまうと、腰の回転が落ち飛距離が出ません。よって、腰を速く回転させるには、いかに軸を安定させ、腰を回すのかがポイント。腰を速く回したいという方は、この「ヒップターン」を試してみるとよいでしょう。

クラブを見直す

クラブを見直すことによっても、飛距離を上げられます。特に最近のドライバーは、飛距離のアップを売りにしているものが多く、ドライバーを最新のものに変えるだけで、飛距離があがるものもあります。しかし、ドライバーといってもいろいろな種類があり、どれを選べばいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。そこでここでは、ドライバーを選ぶときの注意点をアドバイスしたいと思います。

構えやすいドライバーを選ぶ。

まず実際に、ショップなどでドライバーを構えてみることをおすすめします。自分の感覚で構えやすいと思ったものを、選択してみるといいでしょう。構えやすいドライバーの場合、アドレスで安心感が生まれ、力みが取れてクラブを速く振れるようになります。 ドライバーには、さまざまな形状や大きさなどがあるので、自分の感覚でかまわないので、構えやすいドライバーを選びましょう。

クラブの重さに注意する。

クラブの重さにもこだわりましょう。最近は、長尺で軽量化しているドライバーが多いですが、あまりにも軽いものだと腕の力だけで振ることになってしまいます。すると、肝心のインパクトで力負けしてしまい、逆に飛距離がでなくなってしまいます。 また、軽いクラブはスイング軌道も乱れやすいので、方向が不安定になってしまいます。ドライバーはある程度の重さがあり、なおかつ自分で振り切れるものを選ぶことをおすすめします。

ゴルフショップの店員さんに相談してみる。

クラブはさまざまな種類があり、選ぶことが難しいという方は、ショップの店員さんに相談するのがおすすめです。また、現在はクラブの試し打ちができるショップがあったりするので、試打をしてみることもいいでしょう。 自分の感覚だけでクラブを買ってしまうと、実際に使用するときになって、こんなはずではなかったと後悔することになりかねません。ぜひとも試打をしてみて、自分にとって最適なクラブを選びましょう。

トレーニング方法を考える

ゴルフには、筋肉トレーニングが必要ないと考えている方も多いかもしれませんが、最近はタイガーウッズなどが登場したことにより、筋肉トレーニングがプロゴルファーのなかでも重要視されるようになりました。もちろん、アマチュアの方でも筋肉トレーニングを行うことにより、飛距離アップを実現できます。

筋肉トレーニングは逆効果になる場合も

ゴルフの筋肉トレーニングは、何も考えずにやってしまうと余計な筋肉がついてしまい、逆に飛距離が落ちてしまい逆効果になってしまいます。 特に上腕二頭筋や大胸筋などを鍛えてしまうと、筋肉がスイングの邪魔になってしまい、スムーズに回転できなくなってしまいます。また、首や肩などを過度に鍛えてしまうとフォームが悪化してしまいます。

ゴルフに必要な筋肉とは?

ゴルフに必要な筋肉は、体幹部の筋肉と下半身の筋肉といわれています。体幹部の筋肉は、腹直筋や大腰筋など背骨を支える筋肉のことを差します。また、下半身の筋肉はお尻の筋肉の大臀筋、また太ももの筋肉の大腿四頭筋などがあげられます。なぜこれらの筋肉が重要なのかというと、ゴルフは軸を安定させてスイングすることが重要ですので、これらの筋肉を鍛えていないと軸がぶれてしまい、ミスショットを連発することになります。 特にコースに出ると、平らなところはありませんので、いかに下半身を安定させてショットを打つのかが重要です。軸が安定すればスイングも安定しますので、飛距離が伸びます。

体幹トレーニングをおすすめします

体幹を鍛えることで、手足に無駄な力が入ることなく効率よくスイングすることにつながります。体幹部の筋肉を鍛える方法として、体幹トレーニングというものがあります。 この体幹トレーニングは、多くの方がイメージするような、ダンベルを上げたりするトレーニングとは違い、バランスボールを使ったり、姿勢を維持したりなど、結構地味なトレーニングが多いことが特徴です。もちろん、体幹トレーニングには腹筋などを鍛えるトレーニングなどもあります。

正しいスイングを覚えよう

正しいスイングを覚えることも飛距離を上げるのに大事な要素です。特に体の回転は速くすればその分クラブも速く振れ飛距離アップにつながりますが、正しく体を回転させないと、逆に回転が遅くなってしまい飛距離がダウンすることになってしまいます。そこで前に紹介したヒップターンを覚えて正しく腰を回転させましょう。

軸を安定させる。

またスイング軸を安定させることも飛距離アップに重要です。軸が安定しないとボールがきちんと当たらずにボールが飛ばない、スイングも安定しないのでクラブが速く振れなくなってしまいます。軸を安定させるにはなるべく頭を動かさずにスイングする、またヘッドアップしないということが重要です。 この頭を動かさずにスイングする感覚を身に着けるには、壁に頭をつけてクラブを持たずに手でスイングする練習がおすすめです。

正しく体重移動をする。

また正しい体重移動をすればヘッドスピードが上がり飛距離がアップします。しかしこの体重移動も正しくしないと、逆にヘッドスピードがダウンしてしまいます。過度に前に体重移動してしまい、軸が前にぶれてボールが低く出てしまい、ボールが飛ばなくなります。 また体重移動が上手く行かず、体重が後ろに残ってしまって飛距離が出なくなってしまう人もいます。ゴルフにおける体重移動は軸をなるべく動かさずに体重を移動させることが重要です。 こちらのサイトでは正しい体重移動を覚えるドリルというのが紹介されています。ぜひとも参考にしてみてはいかがでしょうか。 【参照:https://lesson.golfdigest.co.jp/lesson/special/hint/swing/lsh000002657401.html

アドレスも見直してみよう

正しく構えることも飛距離アップには重要です。特にスタンスしたときのボールの位置はボールが当たるか当たらないか重要な要素ですので、意識して構えましょう。ボールの位置は左足のかかと線上が基本です。長いクラブの時はボールの位置は左足かかと線上に置き、クラブが短くなるにつれてボールの位置は両足の真ん中に近くなるように調整します。 ドライバーは右からボールを覗きこむように目線を置き、短いクラブでは目線をボールの真上に置けば正しいボールの位置になります。

最適なスタンスの広さを見つける。

またスタンスの広さですがあまり広すぎると体重移動ができなくなり、体が回転できなくなります。またスタンスが狭すぎるのも問題で体が安定しなくなってしまいます。これは自分で素振りなどをしてみて、気持ちよく触れるスタンスの広さを見つけるのがいいと思います。目安としては7番アイアンで肩幅くらいでしょうか。ドライバーなどの長いクラブではスタンスを広くし、短いクラブではスタンス幅を狭くするのが基本です。

鏡を見て前傾角度をチェックする。

正しくスタンスしたら、股関節を折り曲げて構えることになりますが、前傾角度が深すぎるとフックの原因、前傾角度が浅く棒立ち(結構初心者にありがち)になってしまうとスライスの原因になるので、正しい前傾角度で構えるようにしましょう。目安としては背中のラインとクラブの延長線上が90度で交わるようにするとよいでしょう。これは鏡などを見てスイングの前傾角度が正しいのかチェックするのがお勧めです。

重心の位置は足の付け根の拇指球に置く。

重心の位置はつま先体重になってしまうとダフり、かかと体重になってしまうとトップの原因になるので、なるべく正しい重心の位置で構えましょう。重心の位置は足の付け根の拇指球に置くように心掛ければいいでしょう。

コースで正しい方向に構えるには?

また練習場ではマットが飛球線の方向を向いているので、ターゲットに対して正しく構えることができますが、コースに出ると正しい方向にアドレスができない方が多いようです。特に右を向いてアドレスをする方が多いようです。正しい方向に構えるには足のスタンスのライン、肩のライン、太もものラインがすべて平行でターゲットラインと平行である必要があります。 コースで正しい方向に構えるには飛球線後方から目標を見て、方向を決めたら打ちたい方向の飛球線上に枯葉などの目印を決めて、ボールと結んでターゲットラインを明確にしてそのターゲットラインに平行にしてスタンスを取るようにしましょう。正しい方向を向けないとせっかく飛距離が上がってもOBなどになるので、ぜひとも正しい方向に構えられるようになってください。

スイングの練習をする

飛距離をアップするための練習方法をご紹介します。

ゆりかご素振り

ゆりかご素振りとは両脇を締めて、両手を上に向けて前傾姿勢を取り、そのまま回転してスイングをします。まさしくゆりかごを持って左右に揺らすイメージです。ゆりかごがあれば実際に持ってやってみるのもいいかもしれません。これは体の回転につられて腕が振られる感覚を身に着けるトレーニングです。初心者の方はどうしても腕だけで振ってしまう癖がありますので、このゆりかご素振りで回転につられて腕を振るという感覚を身に付けてください。

両足閉じスイング

これは普段開いている両足を閉じてスイングする練習です。これは素振りだけではなく、実際にボールを打ってみてもいいでしょう。この練習をすることにより、軸を感じながら打つことができます。この練習により過度な体重移動によるスウェイなどを防ぎ、体の回転によるシンプルなスイングを身につけることができます。この練習で左右によろけてうまく打てないという方は手打ちで打っているので、なるべく肩を回転させて打つようにしましょう。最初のうちは左右によろけてしまう人も多いと思いますが、最初は短いクラブでハーフスイングくらいで初めるのがいいでしょう。

椅子座り素振り

これは椅子に座って素振りをする練習方法です。椅子に座って下半身を動きにくくし、腕を主体にして素振りをします。これによって腕をしならせてスイングする感覚が身につきます。飛距離を出すためにはダウンスイングでクラブが腕より遅れて出てくるいわゆる「ため」を作らなければなりません。この「ため」を作るためのトレーニングがこの椅子座り素振りです。

男子アマチュアが女子プロのように飛ばすには

ヘッドスピードはほぼ同じ

男子アマチュアのヘッドスピードは女子プロのヘッドスピードとほぼ同じ40m/sくらいでヘッドスピードはほぼ同じです。女子のアマチュアの方は平均のヘッドスピードが33m/sくらいと言われていますが、女子プロは毎日練習しますのでヘッドスピードが40m/sくらいです。

女子プロの方が飛距離が大きい

ヘッドスピードが同じはずの男子アマチュアと女子プロは普通に考えれば飛距離も同じと考えるかもしれません。しかし実際飛距離を測ってみると男子アマチュアよりも女子プロのほうが約30ヤード飛距離が大きいことがわかりました。ではなぜヘッドスピードが同じはずの男子アマチュアと女子プロのあいだにこんなに飛距離の差がでてしまうのでしょうか?飛距離が違う原因としてはインパクト直後のボールの初速が違うということがあげられます。 女子プロのボールの初速は平均59m/sなのに対して男子アマチュアの初速は平均56m/sと言われています。ボールの初速は1違うと7ヤード飛距離が変わると言われています。ではなぜ男子アマチュアと女子プロのボールの初速に差がでてしまうのでしょうか?

フェースはインパクトで開かないようにする

なぜ初速で差が出てしまうのかというと、男子アマチュアの場合フェースの向きがインパクト時に開いてしまっていることが考えられます。インパクト直前でフェースが開いてしまうと、力が効率よくボールに伝わらなくなってしまいます。インパクト時にはフェースが開かないようにすることが重要なのです。そこでフェースが開かないようにインパクトするにはどうしたらよいか考えてみましょう。

正しくグリップを握る

まずフェースを開かないようにするためには、ストロンググリップ、もしくはスクエアグリップで握ることです。スライスする男子アマチュアに多いのですが、左手の親指と人差し指でできるV字があごを差していてナックルが見えないウィークグリップで握っている方が多いようです。これだとボールがスライスして、ボールが飛ばなくなってしまいます。そこで左手の親指と人差し指でできるV字が右耳を差すスクエアグリップ、もしくは左手の親指と人差し指でできるV字が右肩を差すストロンググリップで握ってみましょう。

ハーフバックの位置を確認

次にバックスイングを途中で止めてハーフバックの位置でフェースの向きを確認しましょう。女子プロの場合は前傾とフェースの向きが平行になっていますが、男子アマチュアの場合はフェースが開いてしまっている方が多いようです。ハーフバックでフェースが開いたままだとトップでもフェースが開いたままになってしまい、インパクト時にフェースが開いたままインパクトすることになってしまいます。 鏡などがあれば、前傾とフェースの向きが平行になっているか確認しましょう。そしてボールを打つ練習をするときはハーフバックの位置でスイングを止めてフェースに向きを確認し、その後バックスイングをしてボールを打ちましょう。

正しい軸回転でインサイドからボールをとらえよう

スライスするという男子アマチュアに多いのがスイング軌道がアウトサイドインのいわゆるカット打ちをする方が多いようです。これは体の捻転が小さいのが原因です。特に顔の向きを固定しすぎる意識が強くなりすぎるとクラブが上から落ちてくるようになり、アウトサイドインのスイング軌道になってしまいます。それに対して女子プロは体の捻転が大きいのでインサイドからクラブが降りてきますのでフェースが開かずにインパクトできます。 体を捻転するときは左肩が右足の前くらいに来るくらいに体を捻転し、顔の向きも少し左を向くくらい捻転すればいいのではないでしょうか。トップでスイングを止めて左肩が右足の前に来ているのか確認してからボールを打ちましょう。顔の向きも少し傾くことも意識してボールを打ってみましょう。

ダウンスイングでの下半身リードをマスターしよう

男子アマチュアの方はダウンスイングの時に腰が止まった手打ちになってしまう方が多いようです。腰が止まった手打ちだとインパクト時にパワーがボールに伝わらなくなってしまい、飛距離がでなくなってしまいます。この腰が止まった手打ちを防ぐには切り返し時に、下半身から始動する下半身リードのダウンスイングを身に着けましょう。 この下半身リードのダウンスイングを身に着けるには、クラブを2〜3本持ってスイング練習をするのがいいでしょう。重いものを持つと手だけではどうしても動かすことはできず自然と下半身から始動せざるを得なくなります。手が下半身につられて後から振られるという感覚を覚えてください。そしてクラブを1本に持ち替えてその感覚を覚えたままスイングしてみましょう。

正しい打ち方と知識で飛距離を伸ばそう

以上で飛距離を伸ばす方法を紹介しました。特にアマチュアの方は飛距離を伸ばそうとしてむやみやたらに力を入れて力んでしまう方が多いようです。力んでしまうと逆にヘッドが走らなくなってしまい、逆効果になってしまいます。ここで紹介した正しい打ち方と知識を学んでいただければ、飛距離が上がることでしょう。飛距離を上げて楽しいゴルフライフを楽しんでください。

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