FXとビットコインの違いとは。仕組みや気になる落とし穴を知ろう

FXとビットコインの違いとは。仕組みや気になる落とし穴を知ろう

2018.07.01

仮想通貨のニーズが高まっていくなかで、今、ビットコインFXという取引形態が、プロの間でも注目されています。通常のFXとビットコインFXでは、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。それぞれのメリットとデメリットについてみていきます。

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ビットコインFXに興味はあるけど損はしたくない

ここ数年、ビットコインをはじめとする仮想通貨の注目度は高まる一方です。ただし、仮想通貨には危険なイメージがつきまとうのも事実であり、「ビットコインFXに興味はあるけれど損をしそうだから近づきたくない」と考えている方も多いのではないでしょうか。 ここでは、ビットコインFXと通常のFXの違いについてふれるとともに、それぞれのメリットとデメリットについて詳しくみていきます。

ビットコインFXとは

ビットコインとFXを組み合わせたビットコインFX。耳慣れないワードですが、基本的な仕組みを理解すればビギナーでも簡単にその本質について把握することができます。

ビットコインはネット上に存在する仮想通貨

ビットコインが仮想通貨の一種であることは何となくの知識で知っている方も多いと思われますが、では「仮想通貨とは何か」ということになると、正確に説明できる方は少なくなるのではないでしょうか。 仮想通貨とは「ネット上にあるお金」のことで、リアルマネーのように実体はなく、すべての取引はネットワーク上の台帳に記録され、コンピュータによって管理されています。 実体こそありませんが、仮想通貨は現金と同じようにショッピングなどの支払いに利用でき、株式やFXと同様にトレードを繰り返すことで運用することもできます。

ビットコイン売買の差額収支を利益にする仕組み

ビットコインFXは、ビットコインを一種の現金のようにみなし、差額収支のみを取引の対象とする取引形態です。 このあたりがFXとの決定的な違いであり、ビギナーの方にとってはわかりにくいかもしれませんが、手もとに現物を残しての取引のため、FXと同様に安心感が得られるのが最大の特徴です。

FXとの違い

FXに習熟しているプロのトレーダーにとっても、ビットコインFXは少しばかりわかりにくいシステムとなっているようです。プロにとってもわかりにくいビットコインFXの基本的な仕組みについて、FXと比較するかたちで理解していきましょう。

外国為替証拠金取引(FX)とは投資差額を得る

最近、FXで手軽に利益を得る人が増えていますが、FXは本質的に危険な投資形態であることを意識する必要があります。 FXで破産しない人にはいくつかの共通項がみられます。それは「先読みする力にすぐれている」ということで、将来のリスクを適切に予測し、バランスのとれた投資計画を立てることができる人であれば、FXでも破産のリスクはほとんどないと考えられます。 FXでは、利益と損失だけでなく取引の手数料も計算する必要があるので、計算にあまり強くない人はまず基本的な計算力を身につける必要があります。 安定的な利益を期待しつつも、予想外の価格変動を考慮に入れて適切にリスクヘッジを行う必要があります。

ビットコインFXと比べてみる

一般的なFXの場合、お金を取引所に預けたあとにトレードを開始する必要があるのですが、ビットコインFXではいわゆる「売りからはじめる」ということが可能なため、手もとに仮想通貨がなくてもトレードをはじめることができます。 また、通常のFXでも重要なキーワードとなるレバレッジは、ビットコインFXにおいてもおさえておくべきキーポイントとなります。仮に、取引所が決めているレバレッジが15倍で、最初の元手が10万円ならば150万円までの取引が可能になる、ということになります。つまり、利益率も15倍ということになり、低い元手で大きなリターンが期待できるのがビットコインFXの醍醐味なのです。

ビットコインFXの特徴とデメリット

ビットコインFXにはメリットもありますが、いくつかのデメリットがあります。

25倍までのレバレッジが可能

法律によって、ビットコインFXにおいては設定できるレバレッジは最大で25倍までと定められています。 ただし実際には、それぞれの取引所の基準によって25倍よりも低いレバレッジでおさえられているのが通常のようです。レバレッジの詳細についてはそれぞれの取引所に問い合わせることで教えてもらえますので、口座開設前に必ず確認しておくようにしましょう。

レバレッジにおけるリスク

レバレッジとは英語で「てこ」の意味で、FXにおいては「少ない元手でより大きなリターンを得るためのシステム」というニュアンスで使われています。 高いレバレッジをきかせることで得られる利益もレバレッジの倍率の分だけ大きくなりますが、また同時に損失のほうも倍率の分だけ増えることになり、自分でも気づかないうちに巨額の負債を抱え込んでしまう、というケースもゼロとはいえません。

ビビットコインFXの落とし穴

たとえ上級者であっても、ビットコインFXにおいて予想以上の損害を被ってしまうリスクはあり得ます。

FX経験者の陥りがちなミス

FX取引に多少なりとも慣れているトレーダーにとって、ビットコインFXはとっつきやすい取引形態のように感じられるかもしれません。 ビットコインFXにおいてはレバレッジとロスカットをつねに考慮に入れる必要があり、とくにレバレッジについては、「値動きの動向次第では元手以上の損害を抱え込むリスクがある」ということを肝に銘じておくことが大切です。 ロスカットを正しく設定すればリスクをかぎりなくゼロに近づけることも可能ではありますが、ビットコインFXの結果は究極的には時の運であり、たとえプロであっても元金割れのリスクは免れないことを理解しておきましょう。

取引所サーバーダウンの恐怖

ビットコインFXで意識すべきリスクとして、取引所のサーバーダウンがあります。すべての取引データがネットワーク上で管理されているビットコインではサーバーダウンによって生じるリスクが甚大であり、最悪の場合は預けている仮想通貨がすべて紛失してしまうことも考えられます。

ビットコインFX主要取引所の紹介

では具体的に、ビットコインFXではどのような取引所が開かれているのでしょうか。

各取引所のレバレッジ倍率や特徴を紹介

日本国内で大手の取引所では、GMOコインが有名です。レバレッジは最大25倍で、そのうえ追加証拠金が一切不要なため、ビギナーにとってもハードルが低いといえます。 新興の取引所ではBitPointもおすすめです。最大25倍のレバレッジが設定可能で、迅速なロスカットによって元金割れのリスクもゼロに近づけることができます。取引画面もビギナーにやさしい設計なので、FX取引そのものに慣れていない人でも手軽にトレードをはじめることができるでしょう。

取引所で取り扱われているトークンの紹介

日本国内の取引所最大手として知られる「bitfliyer」が発行しているトークン、ビットフライヤーはセキュリティ面でも優秀であり、何重ものアルゴリズムを駆使してユーザーデータの安全性を担保しています。今すぐにでもビットコインFXをはじめたい、という方におすすめの取引所です。

取引所の特徴を把握した上で無理の無い取引を心がけよう

ビットコインFXにかぎらず、あらゆる投資にはリスクがつきものです。ベテラントレーダーでも取引のリスクを充分に把握し、損害を最小限にとどめられるような方法と組み合わせることで、より安全な取引を心がけましょう。

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