旧車バイクはかっこいい 独特の魅力をもつ旧車バイク。それは年代もののバイクならではの雰囲気が醸しだすカッコよさにあります。その当時の年代を知る人には懐かしいあの頃をほうふつとさせ、その年代を知らない人にはどんな時代を駆け抜けたバイクであったのかと思いをはせさせてくれる、それが旧車バイクです。旧車バイクの魅力は今でも健在で、高い価値と人気を誇っています。 旧車バイクの価格が高騰を続けている理由 プレミアがついている 旧車バイクは製造されてからかなりの年数が経っています。絶版車となってからはその絶対数が減っていき、手に入れるのが困難です。そのため、旧車のなかでも特に人気のある車種にはプレミアがついていて、非常に価値が高くなっています。ものによっては300万を超えるなど、当時販売されていた金額の数倍の値段で販売されていることもあるのです。 もちろんですが、すべての旧車にプレミアがつくというわけではありません。たとえ同じようなデザインでも、プレミアがつくものとつかないものもありますし、プレミアのついているバイクでも車種によって値段に幅があることもあります。 旧車は年代ものですから、保管状態によっても価値は変わってくるものです。あまり手入れされておらず、経年劣化のひどいものは価値がさがってしまいますし、逆に手入れがしっかりと行き届いていて、新車同様の状態を保てていれば価値は跳ねあがります。 レトロでかっこいいと人気が高まっている 旧車バイクは独特のデザインをしています。1980年代に到来した空前のバイクブーム。その頃はちょうど日本の経済がバブル経済の頃に起きました。そのためか、いまでは考えられないような個性的なデザインや、採算度外視で製造していたバイクが数多くあります。そのデザインがレトロでかっこいいと人気を集めているのです。 現行車では、走行性能や安全性能といった面が大幅に向上しました。それゆえに旧車バイクと比べてある程度にたりよったりのデザインをしているといえます。旧車ならではの独創的な部分、そこがバイク乗りの琴線に触れ、人気を集めている要因なのかもしれません。 投資目的で購入する人がいる 投資と聞けば株やFXを想像することが多いでしょう。しかし、プレミアのついたバイクを投資目的で買う人もいるのです。投資するからには当然価値があがらなければ損をするため意味がありません。つまり、これからも価値があがり続けるだろうと推測される旧車バイク、もしくはいまはそうでもないが、のちのちに評価されて価値があがるだろうというバイクを買っておくことで利益をあげようというわけです。 旧車バイクは、その魅力からたくさんのバイク乗りを虜にしています。それがいまや、バイク乗り以外の人にも注目されるものになり、さらに価値を高めているのです。 心地いい振動を感じられる 現行車は旧車バイクに比べて安全性能や走行性能が著しく高くなりました。安定性が増して誰もが安全に乗りやすい、というのはとてもいいことです。しかし「その画一性に飽きてしまった」という場合は旧車バイクをおすすめします。 安定感があるということはとても大事なことですが、バイクを乗る楽しみとしてバイクの乗り心地というのは非常に大事なことです。現行車にはない独特の乗り心地、気分を高揚させてくれる振動。それらを感じられるのも旧車バイクにひかれてしまうポイントでしょう。 旧車は操る楽しさがある 性能面が大幅に向上した現行車では、乗り手による違いが旧車と比べて少なくなっています。これにより多くの人がバイクに親しめるようになり、バイクに乗ってみようかなと思える層が増えたことでしょう。一方でバイクの扱いに慣れてくるともっと乗りごたえのあるバイクに乗りたいという場合もでてきます。 そんなときには旧車バイクに目を向けてみるといいでしょう。現行車にはない独特の乗り心地がそこにはあります。一口に旧車といっても種類があり、それぞれに特徴がでている旧車バイクだからこそ、乗り心地の違いを存分に楽しむことができます。最初は現行車との違いに戸惑うかもしれませんが、自在に操れるようになる頃にはその楽しさや奥深さに魅了されているはずです。 人気の高い旧車バイクの種類やスタイル レース用に作られた限定版のバイク 旧車バイクのなかでも特に人気が高いのは、レース用に作られた限定版のバイクでしょう。その当時から100万超で販売されているにも関わらず、即座に完売するなどとんでもない人気を誇っていました。もともと100万超という高額でもメーカーとしては原価割れ、というほどお金のかけられているメーカーの想いが込められているすごいバイクですが、部品の高品質もあり中古市場で価値が高騰していたようです。 レースのために採算度外視で速さをとことん追求したロマンあふれるバイク。メーカーが細部にまでこだわり抜いて作られ、情熱を余すところなく叩き込まれています。そんなバイクの魅力にとりつかれてしまうのは、もはや仕方のないことといえるでしょう。 絶版車でもう製造されていないもの いまでは絶版車となってしまい、既に製造終了しているものも人気が高いです。製造終了ということは絶対数が減る一方なため、ときが経つほど希少価値が増していきます。そのレア度の高さから注目を浴び、非常に人気を集めているのです。特に保管状態がよく、きれいなものほど価値が高く人気を集めやすいといえます。 製造が終了している以上、これから先は見かけることは減る一方になってしまう絶版車。そんな絶版車だからこそ手元に置いておきたい、長く乗り続けていきたいという想いが強く、人気になっているのかもしれません。 高額がつけられているバイク バイクによっては高級車顔負けの高額がつけられているバイクも人気が高いです。誰もが欲しがっても手に入れられる人は限られています。どうしてもそれが欲しいとなると、お金に糸目を付けない人は一定数いますから、その取引額はどんどんあがり続けることになるのです。その価値の高騰に目をつけた投資家などがそこに参入すれば、手に入れるのはさらに困難になります。 既に高額がついている旧車バイクは価値がさがりにくいです。なぜなら、現行車とは違い型落ちするということがないからです。現行車ならば最新モデルが高くても、時間が経てば新しいモデルが登場して以前のモデルは型落ちして安くなる、なんてこともあります。 しかし、旧車バイクはそんなことがありませんから、価値がさがりにくくなっているのです。こういったところも人気につながっているといえるでしょう。 カスタムが施されたもの バイクのなかには既製品をカスタムして、独自のよさを追求したものがあります。カスタムとは簡単にいえば改造することで、本来とは違う仕様にすることです。 カスタムにはいろいろな種類がありますが、そのバイクに見合ったカスタムが施されているものは既製品とは違った魅力を引きだされ、そのカッコよさを存分に際立たせます。 珍しいデザインや配色のバイク 旧車バイクには珍しいデザインのものや、独特な配色がされているバイクもあります。現行車では、メーカーの利益のために売れるバイクを作らざるを得ないため、無難なデザインや配色になりがちで、独創的なものを作るのは難しいでしょう。そのため、珍しいデザインのものを新車で購入するのは厳しいです。 しかし、旧車ならば珍しいデザインのものもたくさんあります。いまでは考えられないようなデザインのものも多々ありますから、自分の好みのバイクをじっくり探してみるのもいいでしょう。 旧車バイクの注意点 メンテナンスがしっかりおこなわれているものを選ぶ 旧車バイクを購入するときには、しっかりとメンテナンスがされているか確認することを忘れないでください。たとえどんなにカッコよくても、手入れがあまりされていなければバイクの寿命が縮んでしまいます。せっかく購入してもすぐに走れなくなってしまうようでは意味がありません。 こまめにメンテナンスがおこなわれているものを選び、なおかつ自分でもしっかりとメンテナンスができるようにしておくことが旧車バイクには必要です。年代物であることを忘れずに、丁寧にしっかりとメンテナンスがおこなわれているものを選びましょう。 知識のしっかりした専門店から購入する バイクを扱っているお店でも、そのショップによって知識のしっかりしたところからあまり詳しくないところまでさまざなショップがあります。販売しているところへ足を運び、実際のバイクの状態を自分で確認することや、そのショップが信頼できるショップなのかを把握するのはとても大切なことです。 旧車バイクは年代物ですから、信頼できるショップで状態のいいものを選ぶことや、メンテナンスのコツを聞いておくことで、できるだけ不安な要素をなくしておきたいもの。近所で探すのは難しいかもしれませんが、旧車バイク専門のショップもあります。旧車バイクを選ぶ際には知識のしっかりとしている専門店を選びましょう。 相場や人気をあらかじめ把握しておく もし旧車バイクの購入を検討しているなら、その相場や人気などをあらかじめ把握しておいたほうがいいでしょう。一目ぼれしていざ買おうとなっても、とてもじゃないが手がだせないなんてこともあります。金額的に手がだせないこともそうですが、その希少さによってなかなかタイミングがなく、そもそもお目にかかれないなんてことも覚悟しなければなりません。 そのため、事前に相場や人気を確かめておくことは非常に重要です。相場や人気を確認したうえで、こまめに目当てのバイクの情報を確認し、よりよい状態のものを買えるように準備をしておきましょう。 事故車ではないかを確認する 旧車バイクを買う際には事故車ではないかを確認しましょう。たとえ修復歴なしと表示されていたとしても、実際は事故車であることもあります。なぜなら、実際には事故車なのですが、大きい事故ではなかったために軽度の修理で済んでしまい、修復歴なしと表示されてしまうケースがあるからです。修復歴なしとの表示があったとしても、念の為に販売業者に事故歴がないかの確認をすることが大事です。 軽度の事故のため、問題のないケースももちろんあります。しかし、旧車バイクはデリケートな部分が多いですから、不安要素は一つでもなくしておくことが必要です。あのときしっかりと確認しておけばよかった、と後悔しないように気になる点はなんでも確認しておきましょう。 製造が終了している部品もある 旧車バイクは年代物ですから、現在では製造が終了している部品も数多くあります。そうなると、修理しようとしても「パーツがなくてどうしようもない」なんてことも。運よくメーカーに在庫が残っているか、そのパーツの代わりとなる代替品があればいいのですが、最悪の場合には動かすことのできない不動車となってしまうこともあります。 そのため、旧車バイクを買う際には修理用にあらかじめパーツを用意しておくことも考えていく必要があります。せっかく購入したが、パーツが壊れてしまい走れなくなってしまったというのは一番悲しいことです。それを防ぐために同じパーツを用意することは必要になります。 人によっては、パーツ用に同型車を何台か持っておく人もいるようです。そうすることで、パーツを移植して走らせることができます。当然コストはかかってしまいますが、パーツを確保するのに有効な方法なのは間違いありません。 かっこいい旧車バイクに乗ろう 旧車バイクには現行車にはない独特な魅力がたくさん詰まっています。ふと街でみかけたときに、つい一目惚れするようなデザインや奏でる音。この魅力あふれる旧車バイクに乗って自分の知らない世界へ駆けだしてみましょう。そこにはきっと数多くの素敵なことが待っているはずです。 RELATED POSTS 関連記事一覧 筋トレ効果が出始める期間を知ろう|筋トレの目的別効果も大公開 | 2020.04.06 人気の「ダンベルスクワット」で鍛えよう。正しいフォームや効果とは | 2020.04.06 男性用の白髪染め初めての方は必見|どこから見ても隙のない男へ | 2019.09.05