抜け毛がひどくて気になる人に。脱毛症の原因と対策を押さえよう

抜け毛がひどくて気になる人に。脱毛症の原因と対策を押さえよう

2018.07.05

最近、抜け毛がひどくて気になっている人もいるのではないでしょうか。ストレス社会といわれている現代の日本において、ストレスも抜け毛の原因の一つといわれています。脱毛症のような抜け毛の原因や対策を知って取り組んでみましょう。

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抜け毛がひどいのは止められる可能性がある

最近抜け毛かひどくて気になっている人もいるのではないでしょうか。抜け毛の原因には、なかなか避けて通ることは難しいストレスや食生活などの乱れも原因の一つであるといわれています。 しかし、抜毛の原因となるものを改善すれば、抜け毛を食い止めることができる可能性もあると指摘されています。また、抜け毛の量も人によってさまざまで、実は自分が思っているほど抜け毛の量は多くなく、正常の範囲内であるかもしれません。抜け毛の正常な量や原因、対策などを知って役立てましょう。

その抜け毛は正常範囲か

抜け毛を気にしている人にとって、その量がどのくらいが正常であるのかが気になることでしょう。髪の毛は、細胞分裂によって4つの過程を経て、新しい髪へと生え変わるというサイクルを繰り返しています。 したがって、このサイクルによって、正常な場合でも、毎日ある程度の髪の毛が抜けているということになります。毎日抜ける髪の量は、普通の健康な人であれば、1日に50~100本程度抜けるといわれています。 しかし、夏の日差しの紫外線によるダメージによって、秋に抜け毛が増えてしまうという自然脱毛は気にしなくてもよい正常範囲だといわれています。

抜け毛がひどくなる原因

抜け毛の原因には、ストレスなどさまざまな原因があります。それでは、抜け毛がひどくなってしまう原因には、ストレスの他に一体どのようなものがあるのでしょうか。抜け毛がひどくなってしまう原因を探ってみましょう。

脱毛症になっている

脱毛症とは、生えるであろう髪の毛が正常に生えてこなくなったり、髪の毛が抜けてしまった状態のことをいいます。医学的には、本来あった髪の毛の密度が50%以下に低下してしまった状態をいいます。また、この脱毛症には、以下のような種類があります。

抜け毛の原因で1番多い男性型脱毛症(AGA)

男性型脱毛症(AGA)は、最近では、テレビのCMなどで聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。特に男性の場合は、年齢と共に髪の毛の量が多少減っていってしまうことは、正常な生理現象であるといわれています。 しかし、男性型脱毛症(AGA)は日本人のうち、40代男性の30%、50代以降の男性の40数%が該当するともいわれているのが現状です。

いつのまにかできている円形脱毛症

ストレスなどが原因で、円形脱毛症になるということを聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。円形脱毛症とは、頭部の一部に円形に髪の毛が抜けてしまってできる脱毛症のことをいいます。 また、円形脱毛症は、ストレスが誘発する原因の一つであっても、自己免疫反応によって引き起こされる自己免疫疾患が原因であると考えられています。さらに、円形脱毛症は、発症する兆候がないのが特徴で、気づいたらいつのまにか発症しているということが多いのも特徴です。 円形脱毛症には、1カ所で起こる単発型、2カ所以上で起こる多発型、全部の髪の毛が抜けてしまう全頭型の3つに分類されます。

生活習慣の乱れ

抜け毛がひどくなってしまう原因の一つに、食生活などの生活習慣の乱れがあるといわれています。栄養のバランスが崩れた食生活であれば、抜け毛の原因にもなり、さらに睡眠不足や不規則な生活、飲酒、喫煙も抜け毛を悪化させる原因になるといわれています。

強いストレスをかかえた毎日

抜け毛がひどくなってしまう原因の一つに、ストレスがあるといわれています。強いストレスは、ホルモンバランスを乱し、皮脂の分泌を過剰にしたり、血流を悪くしたりしてしまいます。これによって、髪の生え変わるサイクルが正常に働かなくなり、抜け毛がひどくなってしまうといわれています。

毛根が細くなる薄毛初期症状の原因は

抜け毛がひどくなってしまう前に、なるべく早く気づいて対策したいと考えている人もいるのではないでしょうか。抜け毛に繋がってしまいかねない毛根が細くなるという初期症状の原因を知ることで予防にもつながります。

ヘアサイクルの乱れが原因

毛根が細くなってしまう原因には、細胞分裂によって、新しい髪へと生え変わるというサイクルの乱れが原因ともいわれています。 このサイクルには、髪の毛が伸び続ける期間の「成長期」、髪の毛の成長が弱まる期間の「退行期」、髪の毛が抜け落ち、次に生える毛を待つ期間である「休止期」、髪の毛が抜け落ち、次に生える毛を待つ期間である「脱毛・早期」の4つの期間を繰り返しています。 この4つの期間のうち、「成長期」の期間が短くなってしまうと、ヘアサイクルの乱れが起こってしまいます。このヘアサイクルの乱れを引き起こす原因は、DHTという男性ホルモンが、毛乳頭細胞にある男性ホルモン受容体と結びつくことによって、ヘアサイクルを乱してしまい、成長期が早く終了させてしまうといわれています。 また、ヘアサイクルの乱れが起きている場合、髪の毛がしっかりと成長しきっていないため、抜け毛の毛根も細いままの状態で抜けると考えられています。

頭皮の栄養不足が原因

毛根が細くなってしまう原因には、頭皮の栄養分が不足していることが指摘されています。過度なストレスを受けると、神経が緊張してしまい血管を収縮させてしまいます。このことによって、頭皮に十分な栄養が運ばれなくなってしまうということが起こってしまいます。 また、喫煙によって血管が収縮したり、運動・睡眠不足によって血液の循環が悪くなることで、頭皮の血行にも悪影響を及ぼしてしまいます。 さらに、偏った食生活を送ることでも、髪の毛の成長に必要な栄養素が不足してしまうということになってしまうので、髪や頭皮の健康のためにも悪い生活習慣はなるべく避けるように心がけることが必要です。

薄毛や抜け毛への対策を立てる

なるべく薄毛や抜け毛の状態を悪化させないためには、生活習慣だけでなく、普段使っているシャンプーなどを見直すことも重要です。薄毛や抜け毛を悪化させないためにできる対策を生活に取り入れていきましょう。

育毛剤でケアする

さまざまなメーカーから、さまざまな種類の育毛剤が販売されています。その価格も、お手頃なものから高級なものまで幅広いラインナップです。 育毛剤は 頭皮への直接的なアプローチとなり、頭皮の血行を促進させる効果が期待されています。この効果によって、髪が生え変わるサイクルが乱れることを予防し、薄毛や抜け毛対策に繋がることが期待されています。

シャンプーを変える

薄毛や抜け毛対策には、現在、自分がどのようなシャンプーを使っているのか、成分などをよく見直してみることも重要です。シャンプーに配合されている成分によっては、頭皮への刺激が強すぎて、薄毛や抜け毛の原因となってしまう可能性もあるので注意が必要です。 また、頭皮のタイプは人によって異なるため、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。

頭皮マッサージで血行促進

薄毛や抜け毛対策には、頭皮マッサージを行うことで、頭皮の血行を良くすることができます。 また、頭皮マッサージをシャンプーのときに行うことによって、、血行を促進することに加えて、リラクゼーション効果も高まるというメリットもあります。しかし、頭皮マッサージをするときには、爪を立てたり、あまり力を入れすぎたりして、頭皮を傷つけないようにしましょう。

健やかな髪のために食生活の見直しを

薄毛や抜け毛対策には、毎日の食事による食生活を見直すことも重要です。以下のような食品には、髪にとって必要な栄養素がたっぷりと含まれています。

納豆

髪の元であるタンパク質を多く含む納豆。大豆に含まれるイソフラボンは、薄毛の原因となる男性ホルモンであるDHTの分泌を抑制します。

生カキ

髪の主成分はケラチンと呼ばれるタンパク質ですが、このケラチンを生成するには亜鉛が不可欠といわれています。カキには、亜鉛などのミネラルがたっぷりと含まれています。

レバー

髪の主成分であるタンパク質を含むレバーには、頭皮の環境をよくするビタミンも多く含んでいます。

乳製品

牛乳やヨーグルト、チーズといった乳製品には、髪の主成分であるタンパク質がたっぷりと含まれています。

めざせロマンスグレー

乱れた食生活や不規則な睡眠などの生活習慣が、薄毛や抜け毛を悪化させてしまう原因の一つとして挙げられます。また、薄毛や抜け毛を悪化させないためには、早目の対策が必要です。 最近は、中高年の男性の白髪と黒髪が適度に混ざった状態の「ロマンスグレー」というヘアスタイルに注目が集まっています。このロマンスグレーは、薄毛や抜け毛がひどいとヘアスタイルが上手く決まりそうにありません。 将来、素敵なロマンスグレーをめざすためにも、髪や頭皮の栄養素となる食品を積極的に摂りいれ、生活習慣などを見直してみましょう。

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