オーガニックシャンプーがおすすめな理由。正しく選び地肌と髪を守る

オーガニックシャンプーがおすすめな理由。正しく選び地肌と髪を守る

2018.07.06

最近、なにかとオーガニックと騒がれていますが、実際オーガニックシャンプーは髪の質や頭皮をいたわってくれる働きがあります。その成分とはなにかを知ることによって、正しいシャンプー選びができます。早速、オーガニックシャンプーについて学びましょう。

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世間でよく耳にするオーガニックシャンプーとは

オーガニックシャンプーは髪によいといわれていますが、実際にはどのように効果があるのでしょうか。そして、オーガニックの成分は、一体なにからできているのでしょうか。 オーガニックシャンプーの特徴やメリット・デメリットを知ることによって、選び方も変わっていきます。自分に合ったシャンプーの選び方を知って、健康な髪を手に入れましょう。

市販のシャンプーとは何が違うの?

市販のシャンプーとオーガニックシャンプーの違いを知ることによって、使う側も安心できます。オーガニックの正体は、どのようなものなのでしょうか。

天然由来の成分(オーガニック)配合

そもそもオーガニックという言葉は流行っていますが、実際にはどのようなものなのかは、知らない人も多いようです。オーガニックとは、農薬や化学肥料に頼らずに、自然の恵みだけで育った植物のことをいいます。 現在は、オーガニックを売りにしているシャンプーが多くなり、買う側もひと目でわかるように、パッケージにも書かれています。

ノンシリコンで汚れが落ちやすい

シリコンというのは、化粧品やヘアケアなどに使用されるシリコン油のことをいいます。シリコンの働きは、髪に薄くコーティングをして艶のある髪にしてくれます。しかし、これが毎回使用されると、皮膚にまでコーティングされて、皮膚呼吸ができなくなり薄毛の原因になってしまうのです。 ノンシリコンは髪のべたつきを防ぎ、軽い洗いあがりで髪の環境をよくしてくれる働きがあるのです。また、汚れが落ちやすいため、頭皮を傷つけずに洗い流せることも特徴です。

洗浄成分の違い

ノンシリコンシャンプーは、アミノ酸系の洗浄成分を使用しています。アミノ酸系の成分は、大きく分けて三つあります。

メチルアラニン系

頭皮に低刺激で肌にやさしい「ラウロイルメチルアラニンNa」という成分があります。泡立ちもよいので、やさしく頭皮をマッサージしてあげられます。

ココイル系

低刺激でツッパリにくい成分です。泡立ちはさほどよくないのですが、汚れはしっかりと落としてくれ、さっぱりした感覚です。シャンプーの成分表に、「ココイル」と入っていたら間違いないです。

ベタイン系

その名の通り、べたっとした感じになるのがベタイン系です。肌にやさしいのですが、洗い上がりがなんとなくべたついた感じになるため、髪が乾燥しがちな人にはおすすめです。

オーガニックシャンプーのメリット

オーガニックシャンプーには、たくさんのメリットがあります。オーガニックシャンプーのさまざまな効果を知り、健康な髪質になりましょう。

無添加で安心して使える

1980年に旧厚生省が「まれにアレルギーなどの皮膚障害を起こす恐れのある成分」として決められた、103種類の成分が配合されていないものを「無添加」としてうたっています。化学成分である界面活性剤や着色料、香料などが使用されていないため、安心感があります。 オーガニックシャンプーは、必ずしも無添加の商品ばかりではないですが、無添加なものもありますし、髪や頭皮に優しい成分で作られている製品が多くあります。

低刺激で頭皮に優しい

敏感肌の人は、外気の乾燥などの刺激によって肌が弱くなってしまいます。乾燥を防ぐためには、低刺激のオーガニックシャンプーがおすすめです。また、普段、毎日頭を洗っているにもかかわらず、フケやかゆみがおさまらないという人は、もしかしたら刺激が強いシャンプーが原因かもしれませんので一度確認してみましょう。 そういう場合、オーガニックシャンプーに切り替えることによって、植物エキスが頭皮の炎症を抑えるため、かゆみやフケ対策につながります。

保湿成分で髪に潤いを与える

石油が原料となった合成界面活性剤は、刺激が強すぎるため髪の潤いまで洗浄し、パサついた髪になってしまいます。ベタイン系の成分は、髪の潤いを保護してくれるため、パサついた髪の人におすすめです。 また、皮膚や髪の乾燥がひどい人には、オーガニックオリーブオイル配合のオイルシャンプーがあるので、使用してみてはいかがでしょうか。

オーガニックシャンプーのデメリット

オーガニックシャンプーはよいことだらけではありません。しっかりとデメリットも知ったうえで購入しましょう。

洗浄力が弱い

オーガニックシャンプーは肌に低刺激な分、洗浄力は普通のシャンプーに比べて弱くなります。アミノ酸系成分は、どうしてもタンパク質が残りがちになります。 洗浄力が弱い分、汚れを洗い流せずに残ってしまった場合は、頭皮環境を悪化させてしまい、逆に頭皮に雑菌が繁殖して皮膚が荒れてしまうこともありえます。オーガニックシャンプーはよい面もありますが、向いていない頭皮や髪質のタイプの人もいるので、注意しましょう。

植物アレルギーの人は使用できない

オーガニックシャンプーには、植物性成分を使用したものが多いですが、すべての植物アレルギーの人が使用してはいけないということではないのです。しかし、自分が特定の植物アレルギーがどれなのかを知らない人は、使用する前に必ずパッチテストを行い、十分に注意する必要があります。

価格が高い

価格が高いものには、高いなりの理由があります。オーガニックシャンプーは普通のシャンプーに比べると、1,000円以上するものが普通です。それには作る側の手間ひまや、薬品を使用しない分、天然の成分などを使用しているため、コストがかかってきます。 シャンプーは毎日使うものなので、お金のリスクを取るべきかどうか迷ってしまいます。しかし、自分に合うシャンプーが見つかれば、金額に見合って納得できるでしょう。

自分に合ったオーガニックシャンプーの選び方

配合成分にしっかりと注目する

日本では、オーガニックとうたっていても定義が明確ではないため、化学成分が入っている場合があります。オーガニック成分が一つ入っているだけで、オーガニックシャンプーと名称する商品があるのです。 たとえオーガニック植物をしようしていたとしても、天然成分を抽出する際に薬品が使われることもあります。購入の際は「オーガニック」という言葉だけで判断せずに、自分自身の目で成分を見極める必要があります。

好きな香りから選ぶ

今や、さまざまな香りのシャンプーが発売されています。その中でも天然アロマのものの場合、香りの持続性が続き、アロマの効果が身近に感じられます。 しかし、香りだけ重視のオーガニックシャンプーは、匂いに特化したシャンプーのため、抜け毛を防ぐ成分などが少なくなっている可能性があります。バランスをよくみて購入しましょう。

髪の悩みに合ったものを選ぶ

最初に自分がどのような髪質なのかを知り、そこから選んでいきましょう。ダメージケア用、保湿性重視、低刺激などシャンプーによって得られる効能が異なります。 まずは、髪や地肌のステータスに着眼していくことも一つの手です。成分表をしっかり見ることができれば、購入するときにも楽に選べます。

購入はオーガニックシャンプーのよさを理解した上で

オーガニックシャンプーにはさまざまなメリットがあります。男性にとってシャンプーは、そもそもあまり重点におかないこともあるでしょう。意外に肌が弱い人も多いのですが、気付かずにいつものシャンプーを使用しているのです。 もしも、抜け毛が増えてフケやかゆみなどといった症状が気になる場合、思いきってオーガニックシャンプーを購入してみてもよいのではないでしょうか。

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