FXは月のトータルで収益がプラスになる事が大事 FXはとても魅力的な投資です。少額の資金でもレバレッジを利かせることで通常最大で資金の20倍までの取引ができます。その反面、安定的に稼ぐことは困難になりがちです。レバレッジを利かせれば利かせるほど、資金がショートする確率は高くなるので、強制的に市場より退場させられてしまいます。 そこで、FXで生き残るためには他の投資商品よりもより一層安定感が重要になるのです。そこでまずは「月単位でプラスの収益を安定的に継続すること」が大事になってきます。 FXで勝つコツ 相場は生き物と考える 為替市場というものをどうとらえていくかが、FX攻略の足掛かりになります。プロのFXトレーダーはなぜコンスタントに実績を出すことができるのでしょうか。「素人よりも知識が豊富なため、相場を読み、一度の上がり下がりを精密に読むことができる」と思われがちですが、実はこれが大きな間違いです。 為替相場が上に行くか下に行くかなんて誰にも分かりません。まるで生き物のように予想に反して動くなんてことは日常茶飯事です。例えば、「アメリカ大統領選のときにトランプ氏が大統領に就任したら、ドルは急落する」といわれたのですが、実際のところはドル高になってしまったという事例です。 これは誰も読めなかった動きであり、プロであっても同じです。プロと素人の違いはチャートの動きは読めないと理解しているか、チャートの動きを何とか読もうとしているかという点では大きく違います。 FXで勝つには負けないことを考える FXで連戦連勝ということはまずあり得ません。というのも、チャートの動きは読めないためです。勝つために必要なことは、負けを最小限におさえるということ。その方法として、「損切」があげられます。実は、損切するポイントを決めることは、FX相場の中で数少ないコントロールできるポイントでもあるのです。 「資金の1%以上の負けで損切る」、「抵抗線を3pips下回ったら損切る」、こうやって自分で損切のポイントは自由自在です。地味な手法ですが、負けを最小限におさえることこそが常勝トレーダーへの第一歩となります。 エントリーとエクジットのコツをつかむ 損切のルールは自分でコントロールすることができますが、実はこれはエントリーや利食いにも当てはめたいためです。個人が行うのは裁量トレード、すなわち、自分でポジションを持ち、自分で決済する方がほとんどではないでしょうか。 「裁量トレード」といえば聞こえはよいですが、ほとんどの素人は行き当たりばったりでトレードしているのが現状。しかし、コンスタントに収益を上げたいなら、ルールを作る必要があります。 そうしないと、その場しのぎでエントリーとエグジットをルールもなく自分の感覚で行ってしまい、常にポジションを持とうとする、いわゆる「ポジポジ病」を発症させる可能性が高いのです。 しかし、エントリーとエグジットのルールを作り、忠実に守るれば自然とポジポジ病は解消されます。さらに、収益を伸ばすにはそのルールをアップデートしていくことが安定したトレードを実現するのに不可欠な要素の1つです。 大勝はいらない理由 小さく勝つことが大負けしないコツ FXといえば、小資金でも始められ、大金を稼ぐ可能性のある投資の1つとして有名です。そのせいか、多くの初心者トレーダーは1回のトレードでの大勝を夢見ます。しかし、これを現実に当てはめると悲惨です。 確かに、ポンド・円などは1日で4円動いたりすることも少なくないため、大勝の可能性を秘めています。ただ、その他の場合は1日見ていても平坦な場合がほとんど。ビッグウェーブを待ち続けるより、どちらを攻略するのが戦略として正しいのかを考えることが大切です。 細かく稼いで確実に収益を上げることがキーポイント 平坦にみえる相場の中で、確実に細かく収益を上げていくことこそが安定的な収益につながります。派手な1回の勝ちを狙うより、「細かく稼いで、より細かく損切りし、確実に収益を上げる」のが正しい手法なのです。 とても地味に思えるかもしれませんが、これが現実です。このことは、デイトレードだろうが、スイングトレードだろうが同じことです。とにかく1回のトレードで欲張らずに細かく稼ぐことを心がけましょう。 大勝を狙うと必ず負ける FXには主要な指標といわれるものがいくつかあります。アメリカの雇用統計や消費者物価指数などです。特に雇用統計はその結果が発表されるたびに為替に大きく影響することが多いことも。そのため、トレーダーたちの中には、雇用統計の発表を待ってポジションを取ろうとする者も少なくありません。 しかし、常勝トレーダーでないのなら、この雇用統計を指標にすることはおすすめできません。なぜなら、この雇用統計が結局為替にどう影響するかはそのときどきで違うことの方が多いからです。少なくとも素人にはそう見えます。ただ、雇用統計発表直後の値動きは目立つので、ついポジションを持ちたくなるのが実情。 しかし、どちらに動くか読めない人がこの動きについていくと、動きに振り回された挙句、大損するパターンの方がほとんどです。そもそも、普段と違う動きになるので、経験値が少なすぎると勝つ可能性は低いといわざるを得ません。 やはり、このような大勝を狙うと負けてしまうことが多いので、普段の値動きで勝負するのが賢い戦略といえます。 上位足を見て大局観を掴む トレードするにあたって注意すべきことがあります。これはどんな人であっても、トレードスタイルがデイトレード、またはスイングトレードであろうとも同じように注意することです。それは、「大局をつかむ必要がある」ということ。つまり、為替はどのような動きの中にあるのかを把握する必要があるということです。 そこで、自身が使っているチャートよりも、長い時間軸のチャートの動きを把握したうえでトレードしましょう。具体的には、トレードする足が5分足なら1時間足で大局観を掴み、1時間足でトレードするなら日足を見て大局観を掴むということです。 1時間足で上昇トレンドにある相場では5分足でもロングにとる方が、有利になりやすい傾向があります。簡単なことですが、この基本を押さえていないとつい無理なポジションを取ってしまう可能性があるのです。 FXも腹八分が大事 腹八分目。健康のためにはお腹いっぱいになるまでご飯を食べることは避けたほうがよいですよね。実はFXでも、「腹八分」が当てはまります。 トレード中でうまくポジションを取れると、利益が上がり始めることによって人は欲をかいてもっと利益が上がるはずだと妄想し始めます。すると、利益が出ていたはずが、あれよあれよと逆に動き出し、結局ほとんど利益にならないということが日常茶飯事的におこるのです。 もうひと伸びなんて欲をかいていると利益がのびませんが、腹八分だと意外にうまくいくものです。そういう意味でも、利食いのポイントも明確に腹八分でルール付けをすることが大事になります。 コツコツドカンにならないために コツコツドカンはなぜ起きるのか コツコツドカンもポジポジ病と同じく初心者が発症しやすい病気の1つです。少しずつ利益をあげてきたのに、一回のトレードで大きく負けてしまい、今までの利益が吹っ飛んでしまうことがあります。 理由は、損切りと利食いのバランスの悪さです。利食いも損切もせずにズルズルとポジションを持ち続けることで、結果的により大きなマイナスを出してしまうことにつながります。 相場観が違ったらポジションを引っ張らない コツコツドカンの解消法は、ポジションをもったときに、見込んでいた状況と違うとわかったら、たとえ多少の損が出るとしても、すぐにポジションを閉じて新しいチャンスを待つことで被害を最小限に抑えることができます。 相場観の違いがあることがわかっているにも関わらず、ポジションを持ち続けることは、思い通りのエントリーではなく、運に任せたトレードになってしまいます。 これでは、安定したトレードとはいえず、たとえそのときに利益を出したところで安定性に欠けるため、長続きはしません。そして大抵負けるのです。相場観が違うならその逆行は激しくなるので、安定的な収益を上げるためにはポジションをできるだけ早く閉じましょう。 ナンピンはコツコツドカンの始まり FXに慣れてくると、「自分の相場観は絶対に正しい」と考えがちになります。ナンピンもその1つで、為替の基本は順張りなのに、なぜかナンピンを狙い始める人が出てきます。 その頃には自分の情報網を持つようになり、ナンピンできそうだと考えると、同じ考えのコメントをFXトレーダーの掲示板などで見つけ、ナンピンを正当化するのです。 しかし、こういった行為がコツコツドカンを助長してしまいます。この行動を、冷静に判断できればよいですが、いざ当事者となると忘れてしまい、同じ行動をしがちに。ナンピンしようと考えだしたときは、一旦冷静になって考えなおしましょう。 無理にエントリーをしない ポジポジ病はいつでも発生します。チャートを見ているとついポジションを持ちたくなるのです。エントリーに慣れてくると、無理やり自分を正当化してエントリーしてしまう病気です。トレードは基本的にルールに沿って行うのがベスト。 自分の中のルールがどんな方法であっても、そのルールを守れなければ大損街道まっしぐらです。もし、そのルールの中に1つでもそぐわない動きがあれば、エントリーを見送る勇気を持ちましょう。これが、常勝トレーダーに自分を導くための「最初のルール」となるのです。 損切の重要性 損切ができて初めて勝てる 損切は地味です。そして、みんなが好きではないこと。にもかかわらず、プロのトレーダーがこぞって最初に話をするのも損切です。損切が上手になると他のトレードでの勝ちを伸ばすことにつながります。 例えば、自分で決めたルールとして損切10、利食い20だとします。それが勝率50%なら、2回で10の利益が確保できる計算です。しかし、損切が5で利食いが同じ20なら、15に利益が伸びます。 FXは100%勝つのは不可能なので、トータルでプラスにすることこそが重要なポイント。よって、利食いと同じぐらい損切が上手になる必要があるのです。 損切ポイントを励行する 損切で重要なことは、「損切ポイントを固定すること」です。損切は、損失を確定しなければならないので、本心としてはできれば避けたい行為。よって、損切ポイントに来たにも関わらず、ポジションを降りることができず、ズルズルポジションを持ち続けがちです。 こうなると、損失が雪だるま式に増えていきます。そうならないためにも、損切ポイントは明確にして、あらかじめ決めた損切ポジションで機械的に降りるよう設定し、決して動かさないことが大切です。 エントリーはすべて違う 手法は十人十色 FXに限らず、「投資の手法は人の数だけある」といっても過言ではないぐらいたくさんあります。ライントレード、鞘どり、一目均衡表など、どの手法・やり方をすれば正解ということは決してありません。 よって、もし同じポイントでポジションを取ったとしても、それぞれの考え方でたまたまポジションが同じだっただけで勝てるとは限りません。 したがって、誰がどういうポジションを持っているということを真似たとしても、それは勝ちにはつながらないのです。たとえ、そのときに勝ったとしてもです。結局は自分の手法は自分自身で確立していくのが一番の近道になります。 手法を探すより一つの手法を極める FXには、さまざまなノウハウや情報が溢れています。利益を出していない段階でこれらの手法を目にすると、魔法の道具箱のように魅力的にみえて、1つの方法がダメだったから、こっちの方法なんてことになる人が多いのです。 しかし、これではいつまでたっても自分自身のスキルは向上せずに、負け組トレーダーになり、最終的に資金ショートで退場という道を辿ることになりかねません。 結論からいえば、昔からある方法はどれも正しいといえます。ただ、使う人がその手法を自分にどれだけ落とし込めているかの方が重要。 もし、この手法が正しい、かつ自分に合っていると思える手法に出会ったのであれば、その手法をとことん極める覚悟を持ちましょう。そうすることにより、ルールを確立しやすく、より精度の高いトレードを最も早く実現できます。 FXは損小利大が大切 FXで勝つコツ、それは損小利大です。FXは誰にも読めません。よって、読めないこと前提にトレードを継続することが勝利につながります。勝ち負けを繰り返す中でどうすれば損を減らすことができるか、どうすれば利益を増やすことができるかを常に考え、ルールをもって取り組みましょう。 FXで勝ち続け、為替市場の中で輝きたいのなら、損小利大を確立するために、ルールを常にブラッシュアップして取り組みつづけることをおすすめします。 RELATED POSTS 関連記事一覧 筋トレ効果が出始める期間を知ろう|筋トレの目的別効果も大公開 | 2020.04.06 人気の「ダンベルスクワット」で鍛えよう。正しいフォームや効果とは | 2020.04.06 男性用の白髪染め初めての方は必見|どこから見ても隙のない男へ | 2019.09.05