タープ泊するために必要なものは?大自然を肌で感じる屋外泊の方法

タープ泊するために必要なものは?大自然を肌で感じる屋外泊の方法

2018.07.07

キャンプの泊まり方の中でも、より大自然を肌で感じることができるのが「タープ泊」。テント泊よりも荷物が少なく設営も簡単なタープ泊に必要なものは、季節によっても異なります。必要最低限の荷物をそろえ、自然を思い切り満喫しにでかけましょう。

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タープで野外にリビングスペースを作ろう

キャンプというと、テントなどたくさんの荷物を車に積んで出かけるイメージを持つ人も多いでしょう。しかしキャンプにはテント泊よりも荷物が少なく、それでいて大自然を肌でダイレクトに感じることができる「タープ泊」という宿泊方法があります。 タープ泊の場合、タープと呼ばれる大きな布を屋根として張り、リビングのようにくつろげるスペースを作るだけなので設営や撤収も簡単。軽量のためパッキングもしやすいので、荷物をあまり積むことができないバイクや自転車での移動にも適しています。 自然とダイレクトに触れ合うため、風や外気温、虫からの攻撃などの影響を受けますが、それをデメリットと感じるか、自然とのコミュニケーションと捉えるかは自分次第。いつものキャンプとは一味違うタープ泊で、自然に溶け込んでみましょう。

タープ泊に必要なのは大きめなタープ

タープ泊をするために、必要不可欠なのは「タープ」。タープは屋外の日差しや飴を防ぐために設置する大きな布のことです。タープのなかで泊まるためには、その下に眠るスペースを確保できるくらい大きなサイズのものが必要です。タープ泊におすすめのタープをピックアップしました。

テンマクデザイン ムササビウイング13ft.TC “焚き火”version

「焚き火の小さな炎の揺らめきを眺めながら、満天の星空の下眠りたい」 という自然のなかで、キャンプの楽しみを最大限に味わうために最適なウィングタープです。 キャンプなので、タープ付近で焚き火をすることを想定した作りになっており、舞った火の粉でタープに穴があくのを防ぐため、本体素材にポリエステル×コットンの混紡生地を使用しています。少し重量は増しますが、耐久性を高めたことで火の近くにも安心して張ることができます。

モンベル ミニタープHX

居住空間が広く確保でき、風に強い六角形デザインの小型タープです。軽量かつコンパクトに収納できるので、バイクでのキャンプツーリングなどに最適。ポールを使わず、強度に優れた張り綱を張って使用することも可能。本来は別売りのポールをセット購入することで、屋根の高さを出すこともできます。 宿泊を伴わないバーベキューや釣りなどのアウトドアにもちょうどいいサイズなので、さまざまな場面で活躍してくれるタープです。

Unigear 防水タープ

高耐水加工が施された生地は、なんと3,000㎜以上の耐水圧。ほとんどの雨に対応できる防水仕様のタープです。生地の裏側には紫外線から守るシルバーコーディングが施されており、雨だけでなく真夏の暑さや紫外線からも守ってくれます。 複雑なフレームの組み立てがないので、キャンプ初心者や女性だけのグループでも簡単に組み立てることができます。あらゆるレジャーシーンで活躍すること間違いなしです。

夏と冬の装備

タープ泊の場合、自然とダイレクトに肌で感じられる反面、外気温や風、虫からの攻撃といった自然の影響を直に受けます。そのため気温や環境が異なる夏と冬では必要な装備が異なってきます。それぞれに必要な装備について確認していきましょう。

虫よけにメッシュタイプのインナーテント

夏のキャンプで対策しなければいけないのが「虫よけ」。キャンプ場には、蚊や蜂、ブヨなど、刺されないように注意しなければいけない虫がたくさんいます。タープ泊はテント泊と違い、布で覆われた状態で寝ることができません。 自然の風を感じながらも虫に刺されないよう対策をとりたいときにおすすめなのが、メッシュタイプのインナーテント。風通しは保ったまま虫のみをシャットアウトすることができます。冬はそれほど虫に刺されることはありませんが、ライトなどの光に向かって虫が集まることがあります。冬のキャンプでもインナーテントで対策をとったほうがいいでしょう。

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) テント タープ サンシェルター 虫よけ

耐風性に優れたヘキサゴン型のメッシュタープは、UV-PROTECTIONコーティング生地を使用していて、紫外線を95%カットします。全面に装備された1mmのメッシュが通気性を保ちながらも、虫の侵入を防いでくれます。

コットを利用して寝る

タープ泊の場合、屋根となる生地はありますが、床部分に布がありません。寝るときには何かを下に敷く必要があります。そんなときおすすめなのが「コット」。コットは、キャンプの就寝時などに用いられることの多い折りたたみ式の簡易ベッドです。 特に秋から冬にかけてのキャンプでは、地面からくる底冷えにより、体が冷え切ってしまいます。コットのうえに寝ることで、地面からくる冷えを避けることが重要です。地面からの冷えを感じない夏の時期にも、地面から距離を置いて寝ることで、地面に潜む虫からの被害を未然に防ぐことができます。タープ泊の必須アイテムといえるでしょう。

FlyCreat 折り畳みベッド

180kgまでの荷重に耐えられる強度の高い折り畳みベッドです。簡単に折り畳むことができ、折り畳んだときには105x26x17cmにまで小さくなります。コンパクトなので持ち運びだけでなく、収納にも困ることはありません。

慣れると気持ちいいハンモック

大自然を体で感じることができるアイテムとして外せないのが、自然の風に体を委ねる「ハンモック」。慣れるまでは安定して乗るのに苦労するかもしれませんが、すっぽり体を収めることができるようになると、自然と一体化してリラックスタイムを過ごせることでしょう。 寒い季節にハンモックで眠ってしまうと体が冷えてしまう恐れがあります。体を冷やさないよう防寒対策をしてから乗ることをおすすめします。夏の場合には、日焼け対策をしてから利用しましょう。

Eppinn パラシュートハンモック

サラサラした肌触りのよい素材で作られたハンモックは、薄いのに強度が高いので、300kgまでの荷重に耐えられます。速乾性に優れているので、子どもたちが汚れたまま乗っても安心。すぐに手洗いして乾かすことができます。

シュラフは季節にあったものを

キャンプの夜の必需品といえば「シュラフ」。寝袋といったほうがなじみがある人のいるでしょう。屋外泊の場合、天候の急な変化や気温の低下、地面からの底冷えや地面の凹凸など、厳しい環境を強いられることもしばしばです。疲れた体を休めるための快適な眠りには、シュラフは必要不可欠です。 シュラフには、使用しる季節に応じてさまざまな種類があります。とはいえ、キャンプに行くたびに季節に応じたシュラフを購入するのはもったいないですよね。冬のキャンプには保温性に優れた冬用が必須アイテムですが、その他の季節については3シーズン用のタイプがおすすめ。季節に合ったシュラフで快適な夜を過ごしましょう。

YOTECE シュラフ

頭まですっぽり覆うことのできるフードが付いた封筒型のシュラフです。ファスナーでフルオープンできるので、暑い時期には敷き布団やブランケットとしても活躍する万能アイテムです。

タープの張り方

タープをしっかりと張ることができるかどうかで、タープ泊のキャンプを快適に過ごせるかどうかが決まります。タープの種類によって張り方に違いはありますが、基本となる張り方を押さえておきましょう。

タープを広げてどこにペグを打つか決める

タープを張る場所を決めます。だいたいの位置が決まったらタープを広げて置いてみましょう。タープの位置が決まったら、ペグを打つ位置を決めます。ペグの位置に障害物がある場合には、位置を少しずらしてください。

ポールを立てる

ポールを自立させます。一方のポールが設置できたら、もう一方のポールも自立させます。両側が自立したら、ポールを20cm程度内側にずらしましょう。

ペグを指してタープを固定する

タープの中心から45度の角度でロープを張ります。ペグを深く打ったらタープの設置は完了です。 風が強い場合などは、、少し低めに設営したほうが空気抵抗を抑えることができて安全です。そのときの天候や自然環境に応じて、高さを自由に変えることができるところがタープの魅力です。

タープ泊で大自然を肌で感じる

タープ泊は、大自然をダイレクトに肌で感じることができるキャンプの宿泊方法です。屋外泊なので当然、雨や風、虫などによる攻撃を受けることもあります。ただそれらも含めて自然のなかで過ごすことがアウトドア最大の魅力といえます。 避けられる被害はそれぞれに適したアイテムを使って避けながら、自然とのコミュニケーションを深めてみてください。アウトドアにトラブルはつきもの。しかしトラブルは、また一つ経験値を上げてくれます。臨機応変に対応する力をつけるチャンスでもあります。自然のなかでのタープ泊で、ワンランク上の大人を目指しましょう。

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