ランボルギーニレヴェントンの人気の理由と魅力に迫ろう

ランボルギーニレヴェントンの人気の理由と魅力に迫ろう

2018.07.08

男性なら一度はスーパーカーに憧れたのではないでしょうか。レヴェントンとは、ランボルギーニの車で、限定20台しかない希少価値の高いスーパーカーです。ではそのレヴェントンという車は、どのような車なのでしょうか。またその人気の理由とはなんでしょうか。

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レヴェントンの魅力や価格を紹介

イタリアの名車ブランドのランボルギーニから、世界最高峰のスーパーカーのレヴェントンがあります。この車はとても希少価値の高い車で、またその価値に納得するほどの魅力と性能スペックを持ち合わせています。そしてレヴェントンの人気もとても高く、ファンもたくさんいます。ではなぜそこまでランボルギーニレヴェントンは人気があるのでしょうか

レヴェントンについて

ランボルギーニレヴェントンについて詳しく紹介していきます。ランボルギーニレヴェントンとは、一体どのような車なのか、またどのような製品スペックを持っているのかを、さまざまな角度からレヴェントンの魅力を深く知っていきましょう。

20台限定のスーパーカー

レヴェントンは、イタリアの自動車メーカーのランボルギーニが、フランクフルトショーで発表された「ムルシエラゴLP640」をベースに製造されたスーパーカーです。 レヴェントンの車名の由来は、ドン・ロドリゲス家が所有していた闘牛の名前から取って名付けられました。 しかし、世界で展示用を含め21台目しかありません。販売されたのは20台のみの生産の特別なモデルで、21台目はランボルギーニミュージアムに展示されています。

レヴェントンの魅力はボディカラー

レヴェントンのボディカラーは、ステルス戦闘機と同じボディカラーとなっています。 これはマットなカラーに見える色合いとして、半透明のグリーングレーを採用し、さらにメタリックコート加工を施しています。なので、実際に見ると光沢があるように見え、そして光があたるとグリーンに見えるように作られており、まさしくステルスを連想できる仕上がりになっています。 そしてレヴェントンのボディカラーは「レヴェントン」と言われるこの専用色の一色のみ。 ちなみにレヴェントンは、実際のステルス戦闘機に使用される塗料と同じものを使用しています。これだけこだわりのあるボディカラーは、レヴェントンの魅力の一つと言えるでしょう。

たった1年で開発

これだけのスーパーカーですが、開発期間はわずか1年。 開発が始まったのが2006年7月で、発表されたのが2007年なので、約1年で開発し完成までに至ったのです。中でもカーボンコンポジットのボディパネル、新設計の前後ライト類など、エンジンの冷却機能などに手間や苦労がかかったそうです。

トルネード戦闘機と加速勝負をした

フランクフルトショーの発表後、イタリアのブレシアの空軍専用の空港であるイベントが開催されました。それはなんと、発表されたレヴェントンとイタリア空軍のトルネード戦闘機で競う、距離3kmの前代未聞のレースイベントです。 結果としては、スタート時は、レヴェントンが先行し、戦闘機を離していくのですが、スタート時は少し遅れていた戦闘機が3km直前でレヴェントンをかわし、そのまま離陸しました。その時のレヴェントンが出した速度は時速340km/hオーバーだったそうです。

レヴェントンにはロードスターモデルもある

補足ではありますが、レヴェントンは世界で20台しかありません。そしてそのデビューして2年後に出たレヴェントンのロードスターモデルは、世界で限定15台しかないのです。ただでさえ、レヴェントンでも希少価値が高いのですが、ロードスターモデルはそれ以上の希少価値と言われます。 ロードスターはオープンカーにもなるので、ルーフは手動で外しフロントのトランクスペースに収納できます。しかしルーフ専用の収納スペースがなく、ルーフを入れると荷物がほとんど入らないデメリットがありますが、レヴェントンのオープンカーということで、こちらも人気が高いモデルです。

レヴェントンの製品スペック

ランボルギーニレヴェントンの魅力や、名前の由来、また希少価値の高い限定車ということが分かりましたが、レヴェントンの製品スペックはスーパーカーとしての申し分がありません。ではそれは一体どのような性能なのでしょうか。ベースのムルシエラゴと比較してみましょう。

エンジンはV12を搭載

レヴェントンのエンジンは、ムルシエラゴLP640に搭載されている6.2L アルミ製のV型12気筒エンジンに、10psアップのチューンを施した650ps仕様になり、またミッションは6速ロボタイズドeギヤで、そして工藤タイプは、フルタイムの4WDです。また最大出力は650hp/8000rpmで、最大トルクは660Nm/6000rpmです。

出力は650馬力

ランボルギーニレヴェントンは、650馬力というかなりのハイパワーなエンジンを搭載しています。また最高速度は340km/hスピードです。これは100km/h程度の速度を出すのに、3.4秒で到達できるハイスペックエンジンです。ですからアクセルペダルを軽く踏み込むだけでパワフルな加速が体感できます。

レヴェントンとムルシエラゴとの比較

レヴェントンとムルシエラゴと比較すると、ベースになっているムルシエラゴ車体の大きさは、約90mm程レヴェントンの方が、ムルシエラゴより大きくなっていますが、総重量は同じになります、これはレヴェントンのボディが、複合カーボン繊維を使っているので軽量化されているからです。

レヴェントンの価格

ランボルギーニレヴェントンは。正しくスーパーカーの中のスーパーカーと言えることがわかったのではないでしょうか。しかしそれだけのハイスペックの車となると、価格がどのくらいになるのかが気になるのではないでしょうか。ここでは気になるレヴェントンの価格を知っていきましょう。

新車価格は約1億6000万円

ランボルギーニレヴェントンの新車価格は、なんと100万ユーロです。これは日本円に換算すると1億6000万円です。これは高級車のランボルギーニの中でも、特に20台限定と希少価値が高いため、スーパーカーの中でも超高級車になります。 このレヴェントンの価格設定には、とてつもなく衝撃があり、例えばベースとなるムルシエラゴLP640は、約3500万円なので、4倍以上も高い価格です。 また、2007年に発表されたときに、レヴェントンが販売前に即完売したという伝説を作りました。購入された人たちは、1億6000万円もする車を、実物を見ずに購入しているので、とてつもない財力があるオーナー達が買われていると噂になりました。

中古価格は2億を超える

レヴェントンの中古ですが、残念ながら、現在日本でレヴェントンの中古車は流通していません。またネットで「レヴェントン 中古価格」で調べたときに、全くと言っていいほど検索にかかりません。その中でも、以前世界限定発売された20台の内の3番目のランボルギーニレヴェントンの中古車が、約2億9800万円で販売されていました。しかし今はもうありませんので、日本では手に入れることができません。 新車価格の1億6000万円よりも中古車の方が高くなるということは、それだけレヴェントンの希少価値が高く、人気も高いことが裏付けられていることがわかります。 また、現在は日本での販売はしていませんが、こまめにネットなどの情報をチェックしていれば、もしかしたら中古車で販売する可能性もあります。購入できる財力もさることながら運も重要となるので、こまめにチェックしましょう。

選ばれた顧客のみに購入オファーがある

レヴェントンは、ランボルギーニから販売前に優良なオーナーに向けて、直々に購入オファーがありました。ランボルギーニから指名ということは、今までランボルギーニのオーナーか、コレクターであることが推測できます。 しかも、かなりの資金や余裕がある人に、ランボルギーニから直接コンタクトを取ってオファーをしたそうです。購入者もまさに選ばれし者たちなのです。

レヴェントンが人気の理由

ランボルギーニレヴェントンが、いかにハイスペックで、世界最高峰のスーパーカーなのかわかっていただけたと思いますが、なぜそれほどまでに人気になったのでしょうか。

ステルス戦闘機をモチーフに製造

ランボルギーニレヴェントンのデザインは、F-22というステルス戦闘機をモチーフに製造されています。これはランボルギーニが航空工学のインスピレーションを元にデザインをしているからです。外観は直線的な部分が多く、鋭いイメージを持っています。 ランボルギーニの哲学に基づき、ドア下のサイドシルが実は左右非対称になっています。これは、オイルクーラーへの流入気量を高めるために、運転側を大きくし、フロア下のエアフローを確保するのが目的です。この設計により340km/h走行時でも安定性を保つことができます。

伝統的な「スペースフレーム製法」

またレヴェントンは、スーパーカーとして代表的な製法で作られています。これはランボルギーニのカウンタックから受け継がれている、「スチール製スペースフレーム製法」採用しています。あの有名な車フェラーリでも利用された製法です。ですがこのランボルギーニレヴェントンが、最後のスペースフレーム製法になりました。 さらに、ボディは複合カーボン繊維を採用し、レヴェントンのフロントとリアは、後に発表されるレヴェントンの後継機とも言える「ランボルギーニアヴェンタドール」に引き継がれました。

戦闘機を操縦しているイメージのインテリア

レヴェントンのインテリアは、ベースのムルシエラゴとは違い、戦闘機をイメージして設計されました。 特にTFT液晶ディスプレイを採用したメーターパネルは、表示モードを切り替えることができ、メーターのデザインも変更することができます。デジタルの画面ではありますが、アナログのメーターにも設定ができ、デジタルでありながら画面上で針が振れるようになっています。まるで、航空機のコクピットの中で、空を飛んでいる雰囲気が味わえる内装となっています。 そしてシートは、レヴェントンのエクステリアにマッチした専用のカーボンバケットを採用しています。形状は、ムルシエラゴLP640のオプションリストに載っている物と同じですが、アルカンターラとレザーを組み合わせた色使いはレヴェントンのみです。さらにシートバックには、矢印のモチーフが入っており、レヴェントンならではのデザインです。ただし、リクライニング機能には対応していません。

販売台数が限られている

ランボルギーニレヴェントンは、全世界に20台しかありません。新しい車でまだ販売されていないという事ではなく、発売当初から20台しか生産しないと宣言していた車なのです。なので、各部品も20台分しか用意されておらず、ワンオフに近い生産なので、一台一台がすべて手作りであるといえます。 そのため、全世界に20台しか存在しない希少価値の高い車となっています。これは独特な内外装のデザインと、細部までこだわった機関部のチューニングや、そして選ばれた20人の限られた人しか、手にできない希少価値の高いものだからこそ、1億6000万円という破格の金額でも、発売前にもかかわらず即完売になったのです。

日本国内では唯一1台のみ

ランボルギーニレヴェントンは、世界に20台と先ほども触れましたが、実は日本国内にもレヴェントンの所有者となっている人が1人いると言われています。発売当時は日本でも販売されていたので、その時に日本でレヴェントンを購入し、限られた20台の所有者の一人が日本人となっています。 では、なぜ日本国内で所有ができたのでしょうか。ランボルギーニレヴェントンは、事前に各国にそれぞれデリバリーが決まっていました。20台限定になっているので、購入することができる国を、ランボルギーニが決めていたのです。レヴェントンのデリバリーはアメリカが10台、ヨーロッパが9台ですが、アジアで唯一のデリバリーで日本が1台選ばれました。ですから日本でもレヴェントンを購入することができたのです。

レヴェントンの納車方法は一味違う

レヴェントンの納車方法は変わっていると言われています。なぜならレヴェントンは超高級車になるので、納車もとても慎重になっているからです。納車方法はトレーラーで運ばれてくる木箱に、レヴェントンがそのまま入れられて納車するのではなく、レヴェントンのボディがカバーやクッションでしっかり丁寧に保護されて入っています。またこの納車方法はアメリカのラスベガスの配達方法と言われていますので、他の国ではまた別の納車方法になることもあるようです。

模型でも価値のあるレヴェントン

ランボルギーニレヴェントンの人気はとどまることがありません。それは実車だけではなく、プラモデルやトミカホビーなどの模型やモデルカーなどでも人気がとても高く、希少価値が高い車です。では実際にプラモデルやトミカなどは、どのようなものが発売されているのでしょうか。いくつかピックアップしていきます。

レヴェントンのプラモデル

レヴェントンのプラモデルは、いくつかありますがここでは2種類のプラモデルをピックアップしていきます。

43分の1 童友社「エクセレントプラモ」シリーズ

童友社とはプラモデルでも古い製品を販売したり、マニアックなラインナップでおなじみのメーカーです。プラモデルのボディはABS樹脂で整形されており、リアルな作りでとてもシャープな仕上げになっています。またエンジンや内装などのもしっかりと再現をしており、所々にクリアパーツを使っていて、ボディとの相性もとても良く、再現度の高いプラモデルです。価格は800円程度です。

24分の1 フジミ ランボルギーニ・レヴェントン

フジミ模型は、リアルな再現度の高さには定評のあるメーカーです。プラモデルは実車同様左右のドアが開閉選択式で、リアルを追求しているので別パーツ化をされ、また特徴のガルウイングの開閉状態が選択可能です。そしてエンジンフードも透明パーツで、またドアが開いて内部が見えるだけにインテリアの再現性もとても高いです。 足回りはフジミ製カーモデル設計で、組み立てやすい簡単構造&ブレーキディスク回転が可能です。 そして接着跡が出ないので内側から見ても美しく仕上げられるようになっています。価格は3000円~5000円程ですが、買って損はないリアルで、高い再現性のあるプラモデルです。

タカラトミーのレヴェントン

ミニカーの王道のタカラトミー「トミカ」からも、ランボルギーニレヴェントンが販売されています。これはランボルギーニのトミカはムルシエラゴに続いて、現行ラインアップで2台目です。そしてレヴェントンのイメージのステルス戦闘機を思わせる迫力のデザインが、65分の1ですが、とてもリアルに再現されました。 そして内装のインテリアや、エンジンの形もしっかりと再現しており、その他にもエンブレムもプリントしていて、レヴェントンカラーのグリーングレーも見事に再現しています。また触った感触はザラザラ感で高級感をかもしだしています。

伝説のスーパーカーの魅力を感じよう

スーパーカーといわれるランボルギーニレヴェントンの魅力は優れた性能だけではありません。 魅力のあるボディカラー、またステルス戦闘機をイメージさせるエクステリアや、戦闘機のコクピットのようなインテリアなどさまざまな角度から見ることで理解できたのではないでしょうか。 ランボルギーニレヴェントンは、車好きな方なら一度は見てみたい世界最高峰のスーパーカー。まだ全世界に20台しかなく、伝説のスーパーカーではありますが、見るだけではなく乗ってみたいと夢見る方も多いランボルギーニレヴェントンいつまでも人々を、魅了し続ける車なのです。

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