車が好きなあなたへ
車好きな人であれば知っておきたいのが、世界的に有名な名車。この記事で紹介していくランボルギーニ エスパーダも、世界的に有名な名車の1つです。世界的に評価されてきた車の世界観を知れば、大人の男性としてのセンスに磨きがかかります。 車が好きでありながら世界の名車について知らない、語れないとなれば、カッコ悪い印象を持たれてしまう可能性もあるでしょう。そこでこの記事では、ランボルギーニ エスパーダについて、歴史や構造、乗り心地などについて紹介していきます。ぜひ参考にし、車好きな自分の魅力アップに繋げていきましょう。エスパーダ(ランボルギーニ)とは
まずは、エスパーダとはどんな車なのか、その背景から見ていくことにしましょう。エスパーダは、ランボルギーニによって生産された車です。ランボルギーニは自動車メーカーとして有名ですが、どのような歴史があるのか、創業者はどんな人物か知らない人も多いでしょう。まずはそこから見ていきます。ランボルギーニの歴史
ランボルギーニはイタリアの自動車メーカー。1963年にフェルッチオ・ランボルギーニによって創業されました。もともと創業者の「フェラーリに対抗するスーパーカーを作る」という宣言からスタートしていますが、当時は「無謀だ」「狂っている」という悲観的な見方をされていました。しかし、創業翌年の1964年に生産したデビュー作350GTは傑作と評価され、その後も次々と進化した車が生産されていきます。 ランボルギーニは現在、世界的なスーパースポーツカーの名ブランドとして知られていますが、実は創業から55年ほどしか経っていません。この55年の間に350GTから始まり400GT、ミウラ、エスパーダ、ディアブロ、ヴェネーノなど革新的な車種を多く生み出し、その地位を築いてきたのです。このような歴史を歩んできた背景には、創業者の車に対する凄まじい情熱がうかがえます。大の車好きのフェルッチオ・ランボルギーニ
ランボルギーニの創業者、フェルッチオ・ランボルギーニは大の車好きでした。彼の夢は「完璧な自動車を作る」だったと言われています。第二次世界大戦後にトラクター製造工場を創業しましたが、彼は有能で情熱的、とても激しい性格で知られていました。しかし、そんな彼であっても、スーパーカーを作ろうと考えた際には、世間から悲観的な目で見られていました。 大の車好きな彼は、自分自身で車をいじることにもとても意欲的でした。倉庫をオフィスのすぐ近くに作り、いつでも現場をのぞくことができるようにし、納得のいかないことがあれば自ら動いたとされます。満足できる車を自分で作ったのが彼でした。 彼は雄牛座生まれでしたが、ランボルギーニのトレードマークも「牛」。ランボルギーニの車種名は、ほとんどが闘牛の名前になっています。この伝統も、創業者からスタートしているのです。気になるエスパーダについて
ランボルギーニについて知れば、次はいよいよエスパーダについて知っていきましょう。エスパーダがどのように発売されたのかについて、まずは見ていきたいと思います。いつ発売されたのか
エスパーダが発売されたのは1968年のことでした。生産は1968年から1978年の10年間続きましたが、その中で3回のモデルチェンジを経ています。ボディ自体は基本そのままでしたが、エンジンやインテリア・デザインは何度もリニューアルされました。 エスパーダは生産開始から10年間、ベストセラーの座を守っていました。10年という期間はランボルギーニの全歴史の約1/5に当たる期間です。このような長い期間生産され、売れ続けたということはランボルギーニの歴史の中でもとても重要なこと。 もちろん車名の「エスパーダ」も闘牛と関連があります。エスパーダとはスペイン語で「剣」という意味。剣と言えば、闘牛においては牛にとどめを刺す武器です。このようなアグレッシブな名称を用いていることからも、エスパーダが大きな希望や革新的な野心のもとに世に送り出されてきたことが想像できるでしょう。グランツーリスモとして発売
グランツーリスモはイタリア語。英語ではグランドーツーリング。元来は快適な居住性を備え、高速での長距離走行に適しした高性能乗用車をいう。実用車の範疇に入るクルマにもグランドツーリングのイニシャルをとってGTと名付けた高性能モデルがある。──weblio「大車林」よりエスパーダは「グランスツーリスモ」として発売されました。グランスツーリスモとは自動車カテゴリーの一種であり、GTと略されることもあります。上記の解説によれば、快適さ・高速・長距離走行可能という3つを兼ね備えた高性能の車。 エスパーダが発売されたのはランボルギーニの歴史の中では初期に当たります。しかし、ランボルギーニは初期からこのような高性能な車作りに果敢に取り組んでいたのです。そしてエスパーダは実際に高いパフォーマンスを持つ車として完成し、歴史に名を残すことになりました。